赤さんの現在は？まさに外道の元ネタ・画像で有名な赤さんの今に迫る！

可愛く無邪気な顔をした赤ちゃんながら、毒舌キャラで「まさに外道」なセリフを吐く「赤さん」。

2001年に電子掲示板「ふたば☆ちゃんねる」に颯爽と登場し、有名になっていった「赤さん」についてまとめました。

赤さんは「まさに外道」の面白画像・コラージュ画像として多用されたことから広く知られ、有名になっていきました。

しかし、それは何が元ネタだったのか、何から発想を得たものだったのか、始まりは、ふたば☆ちゃんねるに投稿された一枚の画像から始まりました。

もともと、赤さんは日本の電子掲示板「ふたば☆ちゃんねる」を発祥とするコラージュ画像から二次的に創作された「まさに外道」という作品の一つでした。

赤さんの元ネタはコラージュ画像に登場する白人の赤ちゃんの画像を基にして作成されたものです。

無垢な赤ちゃんが他人の不遇に追い打ちをかけるような発言をしたり、親切を装っているけど、実はとんでもない嫌がらせをしたことを激白する「まさに外道」ような作品です。

発言の内容は程度こそ異なるものの悪質な大人の悪ふざけですが、元ネタとなったの画像の赤ちゃんが悪意を全く感じさせないような天使のような笑顔なので、悪い気分を感じない、シュールな笑いを誘います。

2001年にふたば☆ちゃんねるが解説して間もない時期に投稿されたものと思われ、一番最初に投稿された作品は、赤ちゃんが「赤ちゃんではなく赤さんと呼べ」と尊大に宣言する作品だったようです。

コラージュ画像に登場する赤ちゃん個人を指して、畏敬の念をこめて「赤さん」と呼ばれ、他の呼び名では「外道ベイビー」と呼ばれることもあったそうです。

その後も、「まさに外道」でたくさんの作品が生み出され、「バトンは受け取ったが、誰にも回さない」とか「子供の頃に遊んだ森に、新しくビルを建てる」など傍から聞いていたらなかなかヒドい発言をしています。

しかし、前途の通り、元ネタの画像の赤ちゃんが悪意を全く感じさせない天使の笑顔で発言しているため、初期に投稿された画像を今現在で見ても笑いを誘います。

天使の笑顔で「まさに外道」な発言をして見る人を笑わせる赤さんですが、今現在は何をしているのでしょうか？

赤さんは画像の世界を飛び越え、今や多くの人が知っている有名な動画サイトへ進出しています。

現在の赤さんは有名な動画投稿サイト、ニコニコ動画に登場して活動の幅を広げています。

「まさに外道」での画像コンテンツから、動画コンテンツの世界へと、活動のフィールドを広げ、今現在でも多くの人々に笑いを提供しています。

そして2017年12月25日に投稿された「国際的男尻祭2017」のCMに元ネタの画像の男性が現在の姿で登場したのです。

赤さんはニコニコ動画に上がっているガチムチパンツレスリング に登場しており、後述する俳優ビリー・ヘリントンとも共演しています。

知らない単語がいくつか出てきたので、ここからは単語の紹介もしていきます。

ガチムチとはゲイ用語でガッチリした筋肉質ではあるけれども、同時に贅肉もついていてムチムチした体型の男性のことを指し、ちょうど一昔前の日本人の中年レスラーのような体型のことをいいます。

ガチムチパンツレスリング とは、ニコニコ動画などのインターネット上の動画サイトで流行した、ガチムチの男たちがレスリングを行い、パンツを取られたら負けという特殊なルールのレスリングです。

しかし、パンツを取られてしまっても、性的な意味で試合が続行される事があるため、明確に勝ち負けのルールが存在するかは怪しいものです。

また登場するレスラーは上記のような、ガッチリな体系ではありますが、ムチムチ要素がないため、厳密に言えばタタのガッチリのはずですが、今現在では動画の影響もあってか、一般的に使用される単語になり、単にガッチリでもガチムチと言われるようです。

赤さんはニコニコ動画に上がっているガチムチパンツレスリング の股間隠しとして活躍しています。

シュールな笑いを提供していた赤さんですが、動画の世界に進出した後も別の方向で笑いを提供しています。

MADとは、既存の音声や画像・動画などを個人が編集、再構成した作品でMADムービー、もしくは単に「MAD」と呼ばれることも多く、ネットコミュニティーなどではこの呼称が主流となっているようです。

赤さんはMADでガチムチ兄貴ことビリー・ヘリントンの局部隠しのモザイクがわりに使用されていたこともありました。

ビリー・ヘリントンはアメリカ合衆国の元ゲイポルノ俳優で、ニコニコ動画関連のサービスでは名誉コモンを勤めていましたが、2018年3月2日に交通事故のため48歳で他界しています。

彼はニコニコ動画では「兄貴」や「森の妖精」と呼ばれる人気キャラクターで、彼に関する4000を超えるMAD作品が投稿されています。

ガチムチ兄貴とはニコニコ動画において、主にビリー・ヘリントンを指す言葉である場合が多いです。

そして赤さんの最新の情報では2017年12月25日に投稿された「国際的男尻祭2017」のCMに、赤さんの元ネタに使われた男児が今現在の成長した姿で登場したのです。

ちなみに、数年前の同じ日の日本では、とある「伝説の校長」に対する裁判の判決が下された日でもあるので、よろしければこちらも読んでみてください。

今現在、赤さんの正体は判明しているのですが、まだ赤さんの正体が不明だった頃、「まさに外道」の元ネタになった画像の赤ちゃんは「誰なのか」「その後どうなっているのか」などの話題が持ち上がっていました。

「赤ちゃんは今はもう亡くなっている」とか「有名子役みたいに画像が原因でいじめられている」などいろいろな噂が流れましたが、その中で「赤さんは美少女に成長している」という噂が出始め、その成長後の姿と目される美少女の画像が流れ出しました。

「あの赤さんがこんな美少女に成長しているのか」「元ネタの赤ちゃんがすごく可愛く成長していて驚いた」と話題になり釣られる人が続出しましたが、後にその情報はガセだとわかり、多くの人が落胆しました。

ちなみにその時の美少女の画像に写っていた人物は「Nycolle」ちゃんというモデルさんだったそうで、全くの別人です。

今現在では、その「Nycolle」ちゃんが、赤さんの正体と間違われたことを題材にして、騙された人たちを茶化したコラージュ画像も作成され、こちらも有名になり出回っています。

「赤さん」の画像は長いこと出処が不明でしたが、2010年になってアメリカ合衆国フロリダ州在住の男性が開設している個人のサイトに、2000年に掲載された、彼と夫人の間に生まれた男児、スティーブン・ロバート・ルート君の写真である事が判明しました。

元ネタとなった画像の赤ちゃんは、スティーブン・ロバート・ルート君の母親が、彼が生まれて5ヶ月のころに撮影したもののようです。

そして上記の通り2017年12月25日に投稿された「国際的男尻祭2017」のCMにて、かなりのイケメンな男性に成長したスティーブン・ロバート・ルート君が登場しました。

本人も、「まさに外道」で元ネタとしてここまで有名になっている理由についてははっきりとわかっていないようですが、「自由に楽しんでください」というような寛容なコメントをしています。

彼の父親は現地メディアの取材に対して、自分の息子の写真が日本で「まさに外道」の元ネタ画像に無断で使用されて、さらに有名になるほど広まっていることについては、取材を受ける以前から認識していたそうです。

最初のうちは困惑していたようですが、現在は問題視する気はないとコメントしており、「まさに外道」のコラージュの素材に自分の息子の写真が選ばれ、有名になったことに対しては、好意的に受け止めているようです。

ちなみに2009年にガチムチパンツレスリング の時の絡みから、マックスファクトリーがビリー・ヘリントンのアクションフィギュアに付属品として赤さんをつけてほしいとの要望があったそうです。

しかし、元ネタ画像の肖像権がどうなっているのかわからないという理由からボツになったという話があります。

スティーブン・ロバート・ルート君も、彼に間違われた「Nycolle」ちゃんも、おそらくは自分が知らないうちに、自分の知らないところでコラージュ画像の元ネタにされ、有名になったのだと思います。

今後も「まさに外道」のネタとしてインターネット上に残り続け、たくさんのネットユーザーにシュールな笑いを提供し続けるだろうし、ニコニコ動画のように、ほかの動画媒体に登場してくるかもしれません。

しかし、これは一度インターネット上に公開されたら、情報を公開した人の意図とは関係ない方向に広まっていき、そのまま一人歩きしてしまった一例だと思います。

もともとスティーブン・ロバート・ルート君の両親は息子の画像をコラージュ画像の元ネタとして提供するために画像を上げたわけではないでしょう。

今現在まで残り続け、ここまで有名になり、さらには性的なコンテンツの題材に使われるなんて想像すらしていなかったはずです。

今回の場合は、笑いの題材で有名になった話ですが、もしかしたら違った方向に一人歩きしていた危険性だってあったはずです。

みなさんもSNS気軽に投稿できる媒体に関しては特にですが、インターネット上にあげる際には注意の上に注意を重ねて投稿してください。

一度投稿したら、今後も永遠に残り続け、自分のコントロールを失って一人歩きすることも十分あり得るということを知っておいてください。