いい体とは?女性と男性が考える良い身体の基準を解説!
いい体とはどんな体なのか?について解説します。男性、女性と問わず誰もが「いい体になりたい!」と願うでしょう。では一体「いい体」とはどんな体のことを言うのでしょうか。いい体になるトレーニングや、女性と男性が考える良い身体の基準まで説明をします。
目次
いい体とはどんな体のこと?
「いい体になりたい!」男性、女性と問わず誰もがそう願うでしょう。では一体「いい体」とはどんな体のことを言うのでしょうか。
いい体の基準は人それぞれです。痩せ型が「いい体」と思う人もいれば豊満な胸やお尻が「いい体」と思う人もいます。また、国によっても「いい体」の基準は違います。日本人女性は痩せ型の人が多いのに「もっと痩せたい」と思っています。
いい体の大前提になるのが「健康」なことです。自分の考える「いい体」が不健康な体だった時には、本当の意味での「いい体」とは言えないでしょう。今回は「いい体」になるトレーニングや、女性と男性が考えるいい身体の基準まで説明をします。
女性は痩せすぎに注意!
日本人女性、特に若い人は痩せているにも関わらず「私太っているから痩せなきゃ」と感じています。女性の標準体重より、もっと痩せたいと思っている人が多いため、無理な食事制限で体調を壊したり生理が止まる人もいます。
BMI(ボディーマスインデックス)という、体重と身長の関係から肥満度を測る指数があります。BMIの計算式は、体重(㎏)÷身長(m)÷身長(m)で、22前後が標準とされています。日本女性ではBMI 19~24の間で一番死亡率が低いという研究もあります。
しかし、ダイエットを目指す女性のほとんどは「BMIが18」のモデル体重を目指しています。これは、明らかに健康的なダイエットとは言えない事が分かります。痩せたい信仰の女性は痩せすぎに注意しましょう。
【男女別】いい体の基準
ではここで、いい体の基準を男女別に見ていきましょう。いい体とは健康な体が前提なので、「肥満体型や痩せすぎの体型ではない」ことが条件です。また、40代から増え始める「メタボリックシンドローム」の人も、いい体とは言えません。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪が溜まることが引き金になり、心臓や脳や血管に様々な病気を引き起こす状態を言います。たとえ体重が標準内であっても内臓脂肪が溜まっていれば、病気の予備軍となるのでいい体とは言えません。
男性のいい体の基準
男性のいい体の基準とは主に三つです。「適正な内臓脂肪や体脂肪」「適正な体重」「筋肉がついて引き締まっている」以上の条件を満たしていれば「いい体」と言えるでしょう。
体脂肪も内臓脂肪も同じ脂肪ですが、内臓脂肪は胃や腸や肝臓などの周りに付く脂肪で、体脂肪は皮下にある脂肪です。内臓脂肪の簡単な測定法はお腹周りを測定することです。他にも医療機関で検査する方法もあります。
体脂肪率とは体重を占める体脂肪の割合のことです。男性の適正体重と体脂肪の基準を表にしましたので参考にしてください。内臓脂肪に関しては血液検査の結果も併せて判断するので、基準を超えていても即メタボとはなりません。
痩せすぎ | 標準 | 肥満 | |
BMI | 18.5未満 | 18.5~25未満 | 25以上 |
体脂肪率 | 10%未満 | 11~21% | 22%以上 |
内臓脂肪 | 腹囲(おへその周り) | 85cm以上 |
女性のいい体の基準
女性のいい体の基準は三つで「適正な内臓脂肪や体脂肪」「適正な体重」「適度な筋肉があり丸みを帯びたいる」ことです。以上の条件を満たしていれば「いい体」と言えるでしょう。女性は皮下脂肪が男性より多くなっています。
これは、赤ちゃんを妊娠する大切な生殖器を守るためと言われています。男性はテストステロンという男性ホルモンの働きで筋肉がつきやすくなっていますが、女性は筋肉がつきにくいとされています。
痩せすぎ | 標準 | 肥満 | |
BMI | 18.5未満 | 18.5~25未満 | 25以上 |
体脂肪率 | 20%未満 | 21~34% | 35%以上 |
内臓脂肪 | 腹囲(おへその周り) | 90cm以上 |
女性から見ていい体の男性
次は異性から見た「いい体」の条件について、見てみましょう。一般的に女性は男性に対しては「たくましさ」に魅力を感じ、男性は「性的な魅力」を感じる女性の身体を「いい体」と感じるようです。まずは、女性から見て「いい体」の男性について説明します。
1.割れて引き締まった腹筋
女性から見て「いい体」の男性は、例外なく筋肉がついて引き締まっています。太っていてぶよぶよの体は「いい体」とはみなされません。では、それらの男性の筋肉の中で、どのパーツに魅力を感じるのかと言えば、まずは「割れて引き締まった腹筋」でしょう。
筋肉をつける方法の中でも、「割れて引き締まった筋肉にするのは一番難しい」と言われています。そこまでの腹筋になるには、継続的なトレーニングや食事管理をする必要があります。
したがって「割れて引き締まった腹筋」は「自己管理が出来ている証拠」でもあり「いい体している」と思われるのです。
2.筋肉のついた腕
女性から見て「いい体」の男性は、「筋肉の付いた腕」もしています。たくましい腕の男性は、重い荷物を楽々と持ち上げる力持ちのイメージがあります。女性は頼りがいのある男性に惹かれるので、筋肉のついた男性を見ると「いい体だ」と思います。
3.がっちり厚い肩や胸板
女性から見て「いい体」の男性は、「がっちり厚い肩や胸板」があります。胸板は裸にならないと直接的には見る事が出来ませんが、胸板や厚い方には性的な魅力を感じる女性が多いようです。
4.引き締まったお尻
引き締まったお尻も女性に「いい体」と思われます。お尻の筋肉も、鍛えるのが難しいところです。単にお尻を鍛えるのではなく、太ももの裏側なども鍛えることで、キュッと上がったお尻になると言われています。
男性は、女性のようにスカートでお尻を隠せません。ジーンズを履いた後ろ姿がカッコいいと、それだけで惹かれる女性もいるようです。
5.背筋が伸びて綺麗な姿勢
背筋が伸びて綺麗な姿勢の男性も「いい体」と思われます。背筋が伸びている人は、「行動力があり、仕事ができる人」というイメージがあります。
猫背の人は「自信がないのかな」と思われますが、背筋の伸びた人は、自信に満ち溢れて見えることも「いい体」と思われる要因のようです。
男性から見ていい体の女性
続いては「男性から見ていい体の女性」です。男性が女性を見るときには「性的な魅力があるかどうか」で判断します。
したがって、男性の好みによりどんな体の女性が「いい体」と思われるのかは、違います。やせ型の女性に性的な魅力を感じる男性もいれば、ぽっちゃり体型の女性に性的な魅力を感じる男性もいるのです。今回は一般的な条件を紹介します。
1.形の良いボリュームのある胸
男性は往々にして「大きな胸」の女性が大好きです。ただ大きければいいのではなく「形の良いボリュームのある胸」に惹かれるようです。大きくて豊かな胸は、母親の象徴です。
男性は、社会人になってからも、母親に甘えたい気持ちが心のどこかにあるようです。そのため、大きな胸の女性に惹かれるようです。
2.上向きのふっくらしたお尻
上向きのふっくらしたお尻をした女性も、男性に「いい体」と見られます。大きなお尻は、女性の象徴です。しかし、大きくても垂れ下がったお尻では、「いい体」とは思ってもらえません。また、貧弱なお尻でも「いい体」とは思われません。
適度にふっくらとした、丸みを帯びたお尻で、垂れ下がってなく「きゅっと」上に引き締まっているお尻に魅力を覚えるようです。
3.引き締まったウエスト
引き締まったウエストにも、魅力を覚える男性が多いようです。胸とお尻が大きくても、ウエストだけ引き締まった体型は女性の憧れでもあります。
また引き締まったウエストは、古代から魅力的と思われる傾向があり、ヨーロッパではコルセットをして、細く見せるようにしていました。
4.程良い太さでスラリとした手足
程良い太さでスラリとした手足の女性も「いい体」と見られます。細すぎてガリガリでは魅力的には思われず、太くても「いい体」とはみなされません。また、短い腕や足より、もすらっと伸びた手足に性的な魅力を感じる男性は、多いようです。
5.ハリがあり綺麗な肌
女性の場合は「ハリがあり綺麗な肌」も「いい体」の条件に入ります。多少ふくよかでも、ズングリむっくりの体でも、この条件さえ満たせば、「いい体」と思われる可能性は大です。
色白や長い髪の毛は、他の欠点を隠すと言われます。長い手足や、豊満な胸はどうにもなりませんが、美肌なら何とかなる、と思った女性は、こちらで頑張るようにしてみましょう。
いい体の作り方《筋トレ・男性編》
いい体の、女性と男性の条件を見てきました。では、どうやったら、今まで説明してきたような「いい体」になれるのでしょうか。次は、いい体のつくり方についてです。まずは男性編です。自宅で出来る筋トレなどについて紹介します。
1.二の腕を鍛える筋トレ
はじめは「二の腕を鍛える筋トレ」です。紹介する動画は強度が低いので、初めて筋トレをする男性や、中年の男性に向いています。デスクを使って自重するトレーニング法なので、自宅でもオフィスでもできるでしょう。
2.胸板を厚くする筋トレ
次は「胸板を厚くする筋トレ」です。こちらも器具などを使わず自宅でおこなえます。筋トレの方法は、腕立て伏せのような体制でおこないますが、腕を置く位置が違います。3分間6種類とメニューは大きいですが、やってみる価値はあるでしょう。
3.腹筋を鍛える筋トレ
続いては「腹筋を鍛える筋トレ」です。腹筋を鍛える方法は自重で出来るものが、ほとんどですが、首に力が入ったり、腰を痛めやすい欠点があるので注意しましょう。
動画で紹介させていただいた、男性トレーナーは軽々とおこなっていますが、普段腹筋をしていなかった人にとってはかなりキツと思われます。
いい体の作り方《筋トレ・女性編》
いい体の作り方、続いては「女性編」です。女性は「いい体」と思われやすい「ウエスト周りの引き締め」「バストアップ」「美脚」について紹介します。
1.ウエスト周りを引き締める筋トレ
はじめに「ウエスト周りを引き締める筋トレ」を紹介します。紹介する動画は中級から上級者向けとなっています。床に横たわった状態で、腰を浮かせキープしたり、足を上にあげる方法があります。正しい姿勢で行うとかなりキツいので無理せずおこないましょう。
2.バストアップする筋トレ
次は「バストアップのための筋トレ」です。これは座った状態で行います。手と手を合わせてひじを横に張るようにします。手を合わせた状態で、腕を前方にしたり戻したりしていきます。比較的簡単に、どこでもできる方法なのでおすすめです。
3.美脚を作る筋トレ
最後は「美脚エクササイズ」です。手と膝を床についた状態から、足を横や上にあげる方法や、立った姿勢で足を広げてお尻をゆっくりと下に下げる方法があります。こちらは、やり慣れていない女性にはきついかもしれませんが筋肉痛になるぐらい頑張りましょう。
男女共通いい体の作り方《食事編》
いい体を作るには「食事管理」も大切です。マッチョな男性は例外なくプロテインなどを活用しながら、筋トレに励んでいます。今回は一般的な食事の注意点に、ついて説明をしていきます。
バランスの良い食事
男女共通いい体の作り方で一番大切なのは「バランスの良い食事」です。特に体の元となる「タンパク質」は、意識して取るようにします。タンパク質の必要量は、体重1㎏あたり、1gです。
食品の重さと、たんぱく質の量は一緒ではありません。食材により違いがありますが、お肉100gには20g程度の蛋白質が卵1個には約7gのたんぱく質が含まれています。
また、たんぱく質の利用を促すようなミネラルやビタミンも必要です。野菜や大豆製品もバランスよく食べるようにしましょう。カロリーが不足するとたんぱく質が、エネルギーに使われてしまい勿体ないので炭水化物も適度に食べるようにします。
食べ方も大事
いい体の作り方では「食べ方」も大事です。早食いや、一度に大量に食べるのは消化や吸収が上手く出来なかったり、消費ができる太る原因になるので注意します。
また、筋トレをおこなった時には、なるべく早く蛋白質食材を取ると回復が早くなると言われています。すぐに食事に出来ない場合は、プロテインなどを活用していくのも、おすすめです。
いい体の芸能人を紹介
最後に、いい体の芸能人を紹介します。女性が憧れるスレンダー美人のタレントさんは、沢山いますが、今回は健康的な体で、筋肉もしっかりついている芸能人を紹介していきます。
①西島秀俊(俳優)
西島秀俊さんは、ベテランの俳優さんで端正な顔立ちもさることながら、引き締まった体に惹かれるファンも多数います。パーソナルトレーナーを付けて、徹底的に筋肉を鍛えているそうで、たゆまぬ努力の姿勢が俳優としての成功と人気の秘密なのでしょう。
②GACKT(ミュージシャン)
GACKTさんは、シンガーソングライターで、俳優業やエンターテイメント番組にも多く出ています。実業家としても優秀な才能を発揮されています。
GACKTさんは、徹底した糖質制限と、食事管理をしていることでも有名で、筋トレも欠かさないので引き締まった体をしています。
③ローラ(モデル)
ローラさんは、モデルをされているだけあって、スタイルの良さと、バランスの取れた体が美しい女性です。ローラさんは、スレンダーな女性ですが徹底的な筋トレも欠かさず行う事でも有名で、最近はワークアウト専用のインスタも開設しています。
④土屋太鳳(女優)
土屋太鳳さんは女優さんとして活躍されています。土屋太鳳さんも、筋トレを欠かさずおこなっており、その鍛え方がすごい、と話題になっています。また、土屋太鳳さんは食事の管理も徹底しており、健康にも気を配っていることも知られています。
いい体は一日にして成らず
「いい体とは何なのか」「いい体になるための方法」について、説明しました。顔の手入れや洋服のコーデも大切ですが、健康的な「いい体」を作るのも大切です。いい体は一日では作れませんが、簡単にできる事から無理せずにおこなっていきましょう!