話が長い人の心理や特徴!話の長い人って?
話が長い人の話を聞いているとイライラしてしまうことがあります。話が長い人はどうして長くなるのでしょうか。今回は話が長い人の特徴から、話が長い人への対処法を紹介させていただきます。またあなたが話が長い人にならないように、話を簡潔にするコツも解説します。
目次
話が長い人にイライラする!
学生の時には校長先生の話が長いと感じた事がある人もいるでしょう。社会人になったら上司が話が長い人だったなんて人もいるかもしれません。
話が長い人というのは、どうして話が長くなってしまうのでしょうか。今回は話が長い人の心理や、話が長い人にみられる特徴をまとめていきます。
あなたが話が長い人だと思われることがないように、話をコンパクトにすることができる方法なども紹介します。
話が長い人の心理状態とは?
まずは話が長い人の心理の特徴をみていきましょう。話が長い人とはどんな心理から話が長くなってしまうのでしょうか。
自信がない
話が長い人の心理には自分に自信がないという特徴があります。自分に自信がないので、話す内容にも自信を持つことができないという特徴があります。
自分の話すことに自信がないので、話している時に言い訳がプラスされます。「誰かがこう言っていた」「こういうようなことを聞いたような気がする」「本当かどうかはわからないけれど」というように、無くても言い情報がプラスされていきます。
自信がないので補っている情報のつもりなのですが、聞いている人にとっては必要な情報なので、「結局、何の話?」ということになってしまうのです。
申し訳ない
話が長い人の心理には、相手に対して申し訳ないという心理が働いている場合もあります。自分に自信を持つことができなくて、自分なんかが話して申し訳ないということもあれば、何かをミスしてしまったことで謝罪の気持ちがあるという場合もあります。
人は謝る時に、素直に「ごめんなさい」というのが苦手であるという傾向にあるようです。そのため言い訳が多くなってしまうということがあるのだそうです。
例えば約束の時間に間に合わないという場合、「遅れてしまう」と連絡をすればいいだけなのに「電車が遅れてしまって」「道路が渋滞していて」と付け加えてしまうのがその心理になります。
自分が正しいと思っている
話が長い人の心理の特徴には、自分に自信がないという特徴がありますが、逆に自分に自信があって自分が正しいと思っているからこそ話が長くなるという場合もあります。
自分が正しいと思って話が長い人は、自分の意見の正当性を相手に伝えるために色々な言葉を使おうとするのです。自分の知っている情報や知識を使って、相手を納得させようとして話が長くなってしまうのです。
話が長い人のタイプ
話が長い人というのはタイプがあります。あなたの周りにいる話が長い人にはどんな特徴があるでしょうか。タイプに分類してみましょう。
話す時間を守れない
話が長い人で、「5分で話を終わらせてください」というような約束を守れないというタイプの人は、時間の大切さを理解できていない、自分に自信を持っている人になります。
話す時間を守れないという人は、時間を守ることよりも、自分の話を聞いているほうが、相手にとっては利益になると信じているのです。相手の都合などはお構いなしで、自分が話したいと思うことを話したいと思うだけ語ってしまうという特徴があります。
脱線しすぎて要領を得ない
話が長い人の中には、話始めた時の内容と、最後の着地点が変わってしまうというタイプもいます。話の脱線を繰り返した結果、何の話をしていたのか、聞いている人だけではなく話している本人もわからなくなってしまうのが特徴です。
脱線しすぎて要領を得ないという人は、相手に喜んで欲しくて、相手が興味を持ちそうな方へと話題を変えていってしまうという特徴があります。
話が長い人の特徴
それでは話が長い人にはどんな特徴があるのかをみていきましょう。あなたにはこんな特徴がないかも含めて、話が長い人の特徴をチェックしてみてください。
話すことが好き
話が長い人の特徴には、話すことが好きという特徴があります。特に女性はこの特徴がある人が多いようです。女性が2人集まれば、コーヒー1杯で3時間は話し続けることができるというのは、女性が話し好きである人が多いからです。
話すことが好きな人というのは、自分のことをもっと知って欲しいという欲求が高い人であるとも言えます。自分のことが好きだからこそ、話したいと思う内容がたくさんあるのです。
相手が多少迷惑そうにしていても、それに気がつかないくらい話すことが好きなのです。話すことが好きなので、1つの話題は短い内容であっても、長時間色々な話題の話をすることができるという特徴もあります。
オチを考えていない
オチを考えていないというのも、話が長い人の特徴です。見切り発車で話始めた結果、どこで話を終わらせたらいいのかわからなくなってしまって、オチがあるところまで話を続けてしまうというタイプです。
結果的に話している本人も、相手に何を伝えたかったのかを途中で見失ってしまうことも多いという特徴です。もしくは伝えたいことを言ってしまったけれど、そこで話を終えるとなんとなく座りが悪くなって話を続けてしまうということもあるようです。
自分の話に自信がなくなって、話を付け足したけれど、付け足した部分が蛇足になってしまったということがあるのが特徴です。
自分のことが大好き
自分のことが大好きというのも話が長い人の特徴です。自分のことが大好きな人は、話をしている間に自分に酔っていってしまいます。「自分はなんていいことを言うんだ」という状態です。
自分の言葉や話に酔っているので、相手のことが見えていません。相手が興味なさそうにしていようが関係なく話を続けるので、相手に「話が長い人だな」と思われてしまうのです。
相手のことを信じていない
話が長い人の特徴には、相手のことを信じていないというところもあります。例えば仕事のことでわからないことがあって質問をしたとします。通常であれば、聞かれたところだけを答えればいいのですが、相手のことを信じていないのでそれだけでは不安になります。
「これを聞いてきたということは、こっちも理解していないかもしれない」と不安になって、聞かれていないのに「こっちは・・・」と説明を始めてしまいます。
質問をした人は「そこまで聞いていない」と思いながらも、質問をした手前、話を遮ることができずに困ってしまいます。
話が長い人への上手な対処法
「この人、話が長い人だな」と思った時には、どう対処するのがいいのでしょうか。話が長い人への上手な対処法をチェックしてみましょう。
会話を切り上げる
話が長い人への上手な対処法には、会話を切り上げるという方法があります。ちょっと勇気がいることですが、何かのタイミングで会話が切れたら「ではそろそろ」と話を切り上げます。
もしくはあえて言葉を遮って会話を切り上げるという方法もあります。わざと相手の言葉にかぶせて話をして「あ、すみません」なんてわざとらしく謝罪して、相手の話す気持ちをなくすという方法になります。
友達や同僚であれば、あえて会話を遮ったほうが会話は切り上げやすいかもしれません。
相手を気遣うフリをする
話が長い人が上司や目上の人の場合には、なかなか話を遮ることはできません。そんな時には相手を気遣うフリをするという方法もおすすめです。
例えばこれ見よがしに時計をみて「すみません。もう2時間も話し込んでいました。お忙しいのに貴重なお話をうかがうことができてよかったです」なんて言ってその場を去るという方法があります。
相手の飲み物がなくなっていたら「新しい飲み物をお持ちしますね」なんて言って席を外すのもいいでしょう。
忙しそうにする
仕事関係の人の話が長いという時には、とても忙しそうにするというのも話が長い人への対処法になります。
質問にいったらとても長い話をされてしまったという時にはもう切り上げたいという時に「すみません。ありがとうございました。あと○分でこの仕事を提出しなくてはいけなくて。もう少しうかがいたいのですが、またの機会にうかがわせてください」と切り上げるという方法がいいでしょう。
仕事の納期に間に合わないというのは上司も困るところです。「お客様からすぐ送るように言われている」という言い訳もおすすめです。
話を簡潔に伝えるメリットとは?
話が長い人の特徴や対処法をまとめてきましたが、そもそも話が長いというのは悪いことなのでしょうか。話を簡潔に短く伝えることのメリットとは何なのかをみていきましょう。
相手に伝わりやすい
話を簡潔に伝えるメリットには、相手に伝わりやすいというものがあります。簡潔に伝えているので、相手には伝わりやすいのです。
人は話を聞く時、集中力が働いている時間は10分程度だと言われています。そこからどんどん集中力がさがっていくので、最後の方に聞いた話というのはメモをとって聞いていなければほとんどが頭に残っていません。
あまりダラダラと話してしまい、その上1番伝えたいことを最後に話した時には相手に伝えたいことの半分も残っていないことがあるのです。
自分も理解しやすい
話が長い人あるあるに「そんなこと言ったっけ?」というのはないでしょうか。「部長に言われた通り、企画書を書き直しました」と企画書を提出しても「こんなことは言っていない」なんて言われてしまうというものです。
話が長い人というのは、自分でも何を話したのかを忘れてしまうという特徴もあります。話したいことを決めて話をしていない人、オチを考えずに話始めてしまった場合によくあることのようです。
簡潔に話をするというのは、あらかじめ自分が相手に何を伝えたいのかを考えることでもあります。そのため相手に伝わりやすいだけでなく、自分自身も話した内容を理解しやすいのです。
もう少し聞きたいと思ってもらえる
話を簡潔に伝えるメリットには、相手にもう少し聞きたいと思ってもらえるということもあります。簡潔に話をすることで、相手は理解がしやすくなります。
すると新しい疑問が出てきたり、「ではここはどうなるのだろう」と自分で考えて聞いてみたいと思うところが出てきます。
わかりやすく話をすることができることで、相手の方からもっと話をして欲しいと思ってもらえるようになるのです。
話が長くならないようにする話し方のコツ
話を簡潔にすることで、逆にあなたの話を聞いてもらえる機会が増えるようです。それでは話が長くならないようにするためにはどんな風に話をするといいのでしょうか。話し方のコツをみていきましょう。
結論から話す
話が長くならないようにするためには、結論から話すという方法があります。話が脱線しやすい人や、オチを考えずに話始めてしまうという人は、まず相手に伝えたいことから話を始めます。
例えば「明日○○さんが来るから、13時までにこの書類をまとめておいて欲しい。」と最初に用件を言います。その後で、「書類の内容はこういう内容で、こういう風なイメージでまとめて欲しいと思っているけどできるだろうか」というような話をしていくというイメージです。
やり方や説明は後にして、まずは相手に何をどれくらいの期間でやって欲しいのかを伝えることで、相手はメモをとる必要があるのかどうかなどを考えることができるのです。
聞かれたことだけに答える
聞かれたことだけに答えるというのも、話が長くならないようにするコツになります。相手のことが心配で、ついつい色々と教えたくなってしまうかもしれませんが、その気持ちをぐっと抑えましょう。
どうしても我慢できない人は「○○の件は大丈夫?」なんて聞いてみるのはいいかもしれません。相手が「大丈夫です」と言ったら、それ以上は我慢をしてください。人を育てるというのは、時には我慢も必要になるのです。
無駄な言葉は除いていく
話を簡潔に、長くならないようにするためには、無駄だと思う言葉は使わないようにするという方法もあります。「あの~」とか「え~」というような言葉を最初に必ずつけてしまうという人がいます。
プライベートな会話の時には構いませんが、相手に説明をしなければいけないとか、来賓などの挨拶の時にはその一言があるだけで長く感じることがあります。簡潔に話をしたい時には、無駄な言葉は使わないように意識していきましょう。
話が長い人は病気の可能性もある
話が長い人というのは、性格的な特徴が大きく影響していますが、中には病気のために話がながくなってしまうという人もいます。
話が長い人の病気には、うつ病があります。気持ちが落ち込んでしまうといううつ病と話が長いのは関係ないようにみえるかもしれません。しかしうつ病というのは、ネガティブな状態になることで、脳の働きが低下してしまう病気です。
脳の働きが低下してしまうので、自分の考えを上手にまとめることができなかったり、何を話しているのか途中でわからなくなってしまったりすることがあるようです。考えがまとまらないことが増えたと感じた時には、専門機関を受診してみましょう。
話が長い人だと思われないように注意しよう!
今回は話が長い人の心理や特徴について紹介させていただきました。あなたは話が長い人の特徴には当てはまっていなかったでしょうか。話が長い人というのは、周りの人から面倒くさい人だと思われることが多いようです。
話が長い人だと思われないように、話をわかりやすく簡潔にすることができるコツを身につけておきましょう。