立春大吉の意味とは?お札を貼る場所や貼り方を解説!
立春大吉の意味について紹介します。立春大吉とはお札で見たことがあるという人が多いでしょう。お札の貼り方や、貼る場所などについてもチェックしましょう。立春大吉は、人々が大事にしていることなので、どうして大事にするのかについても見ていきましょう。
目次
よく目にする「立春大吉」
立春大吉という言葉は、よく目にしませんか?神社で見たことがあるとか、お店で見たことがある、親戚の家で見たことがあるなどのように、色んなところで目にするものです。
しかし、よく目にする割には、「立春大吉ってどんな意味があるの?」と聞かれたとしても「分からない。」と言う人がほとんどでしょう。
そこで、立春大吉とはどんな意味があるのか、お札はの貼り方などについて見ていきましょう。立春大吉のお札については、意外と知らなかったと思うことばかりになるので、ここで学んだら実践してみてください。
「立春大吉」の意味とは?
立春大吉の意味とは、「新年の始まりに人々や社会の幸せを祈る」というものになります。昔は、1月1日ではなく、2月4日の立春を新年としていたのです。その風習から、立春大吉という言葉があるのです。
さらに、立春大吉とは、除災招福の意味もあります。悪いことを寄せ付けずに、良いものを寄せ付けるという意味ですが、非常に演技のいいものとされています。
占いが好きな人は、よく「今年の運気は2月3日まで。2月4日からは来年の運気になるから!」と言われることがありませんか?それも、立春を目処にしているからこその言葉でしょう。
立春大吉はがき
立春大吉のはがきをご存知でしょうか。立春大吉のはがきとは、年賀状のあとに出すものになります。事情があって年賀状を出せなかった場合に、立春大吉のはがきを出すことがあります。
立春大吉のはがきには、一緒に「家内安全」や「無病息災」、「商売繁盛」などの文字が書かれることもあります。家内安全は家庭円満になること、無病息災は病気をしないこと、商売繁盛はお金で困らないことです。
どれもとても大事なことになるため、立春大吉のはがきとともに書かれていたら、もらった人はかなり嬉しいのではないでしょうか。おそらく、はがきを出す相手の幸せを願うのが、立春大吉のはがきではないでしょうか。
立春大吉のお札の意味とは?
立春大吉でよく見るのが、やはりお札ではないでしょうか。立春大吉のお札とは、どんな意味があるのでしょうか。
実は、立春大吉のお札には、悪いものが入ってこないようにするという意味があります。つまりは、魔除けのような役割をしているということです。
立春大吉のお札をしていたら、まるでその場所が守られているような感覚になることもあるでしょう。立春大吉のお札を見かけただけでラッキーと思う人もいるはずです。
「立春大吉」は左右対称の文字
立春大吉という文字は、実は左右対称の文字になります。この左右対称というのが実はとても大事になってきます。実はその昔、鬼が「立春大吉」と書いているお札がある家に入ります。
鬼は家に入ったあとにふとお札のほうに目をやると、まだ立春大吉のお札があることに気づきます。このときに「あ、まだこの家入ってないや。」と思った鬼は間違えてドアから出て行くということがあったのです。
実はこれは、立春大吉の文字が左右対称のために、裏から見ても表から見ても鬼にとっては同じだったのです。入ってきたのにまだ入っていないと勘違いした鬼は自分から出ていったため、立春大吉は魔除けとして使われるようになったのです。
立春大吉のお札の貼り方
立春大吉とは、とてもいい意味が含まれていて、人々の幸せを願う言葉であることが分かりました。しかし、どうやって立春大吉のお札を貼ったらいいのかな?と思いませんか?
貼る場所とか、貼り方とかがあるのなら、その通りにしないとご利益がないのではないかという不安を抱いてしまうこともあるでしょう。
立春大吉のお札の貼り方を紹介するので、正しい貼り方をして、益々のご利益を受け取りましょう。貼り方は難しいものではありません。1度覚えると、ずっと使っていくことができるものです。しっかりとマスターしておきましょう!
お札を貼る時期
立春大吉のお札を貼る時期とは、立春の期間内になります。立春の期間というのは、2019年の場合は2月4日~2月18日になります。
2月といったら真冬ではないかと思う人もいるでしょうが、2月は暦の上では春になります。まさに立春の季節になるのです。
ちなみに、毎年2月4日が立春のことが多いのですが、年によっては2月3日になることもあれば2月5日になることもあります。だいたい2月4日頃と覚えていたほうがいいでしょう。
お札を貼る場所
立春大吉のお札を貼る場所は、家の入り口になります。つまりは、玄関です。門があるという人は門に貼るのもおすすめです。さらには、家の中の鬼門にあたる場所に貼るのもいいでしょう。
家の中の鬼門とは、北東にあたる位置です。ここから悪い運気が入ってきやすくなるため、入らないように立春大吉のお札で阻止するのです。
また、他の場所となると、神棚や仏壇もおすすめになります。神様や仏様がますますのご利益を与えてくれる可能性もあるでしょう。
お札の貼り方
立春大吉のお札の貼り方ですが、まずは貼る位置をなんとなく決めてください。その位置に、テープやのりを使って貼っていきます。お札に穴をあけるのはよくないので、お札に直接画鋲をささないようにしてください。
万が一、貼る場所がテープやのりでは弱いというときは、別の紙を準備して、その紙にお札を貼り、紙に画鋲をさしてください。お札以外の部分に画鋲がささるのは問題ないのです。貼るときは、目線よりも上に貼ります。
玄関に貼る場合は、向かって右側に貼り外側に向けて貼るようにしましょう。斜めになったりしないように、ピシっと真っ直ぐにお札を貼っていくことも大事になります。
お札はいつまで貼るの?
立春の時期に貼ったお札ですが、1年間はそのままで大丈夫です。そのため、1年間は貼りっぱなしにしておくということになります。その後、1年たったら神社などでお清めをして、処分してもらいましょう。
そしてまた、立春の時期に新しい立春大吉のお札を同じように貼っていってください。1度貼ったらはがれるまで貼っていいという人もいますが、それは違うので気をつけてください。
また、立春の期間にだけしか貼ってはいけないと思っている人もたまにいます。その時期に貼ってしまえば、その後1年間は有効なので、1年間しっかりと貼ったままにしてください。
立春大吉のお札をいただける神社・寺院
立春大吉のお札をいただける神社や寺院について紹介します。立春大吉のお札がそんなにいいのなら、是非自分の家にも貼りたいという気持ちになる人がいるでしょう。
しかし、どこに立春大吉のお札があるのか分からない人も多いはずです。立春大吉のお札は、神社や寺院にあるのですが、確実にいただきたいという人には、ここにいくといい!という場所を紹介します。
是非、神社や寺院を参拝して、お札をゲットしてください。ただ、神社では、お寺よりも置いてあることが少ないといわれています。神社でも取り扱いがある神社に行かないとゲットできないでしょう。
①出雲大社相模分祀
出雲大社相模分祀では、立春大吉のお札をゲットすることができます。ただ、1年中いつでも受け取れるわけではありません。
こちらでは1月1日~2月19日までの期間で授与しているのです。1つ800円での授与になります。遠くていけないと言う人もいるでしょうが、郵送で受け取ることもできるので、是非ご利用ください。
出雲大社は、かなり人が多い場所でもあります。恋愛成就の神様で、たくさんの祈願者たちが訪れます。そのため、立春大吉のお札もあっという間になくなる可能性があるので、早めに参拝したほうがいいでしょう。
②浅草寺
浅草寺でも、1月1日~立春の期間に立春大吉のお札を授与しています。浅草寺のお札も、出雲大社のお札もきっとご利益があるので、是非ゲットしてください。
浅草寺も、人が多くなります。特に海外の人が多いため、海外の人で立春大吉のことを知っている人がいたら、お札を購入しにくることが考えられるでしょう。
そうなったら、浅草寺でも早めに購入しないといけません。しっかりとゲットするためにも、早めに参拝して、参拝したときに見かけたらすぐに買っておきましょう。
立春大吉は自分で書いても良い
立春大吉のお札を購入することができなかったという人も大丈夫です。実は、自分で書いてもいいと言われているのが立春大吉なのです。
自分で書いても意味がないのでは?という人もいますが、ちゃんとご利益があるので、自分で書く方法をとってもいいでしょう。
書き方
立春大吉の書き方ですが、裏が透けるような紙に、縦に書いてください。縦に書くことで、左右対称の意味があるので、縦に書いたほうがいいでしょう。
また、透けることで、鬼を寄せ付けない効果があるので、透ける紙のほうがおすすめです。半紙を使って筆で書くのが1番いいでしょう。
書くときは、適当に書いていくのではなく、一文字ごとに願いをこめて、丁寧に書いていきましょう。
立春開始時間に書く
立春大吉を核時間ですが、立春開始時間がおすすめになります。立春の日の0時~7時22分の間に書くといいのです。
立春の日に書くというのが、とてもご利益がありそうなものですが、立春の日を大事にしているように感じられる行為そのものが素晴らしいものではないでしょうか。
古いお札の処分の仕方は?
古いお札の処分の仕方ですが、どんと焼やお焚き上げに持っていくのがおすすめです。古くなったのをそのまま貼りっぱなしにするとか、古いからゴミ箱に捨てるなどはやめましょう。
守ってくれたお札に感謝をして、正しい処分の仕方をしてください。取りかえる時期がきたら、「1年間ありがとう。」とお札に言葉をかけてあげてください。
お札が守ってくれているものはたくさんあります。きっとお札のおかげでまた、新しいお札に貼りかえることができる日が来ていると思うといいでしょう。
立春大吉に食べる縁起の良い食べ物
立春大吉というのは、実は縁起の良い食べ物を食べる日でもあります。自分の好きな食べ物が縁起が一番いいと思う人もいるでしょうが、立春大吉にとっていい食べ物があるのです。
是非、立春大吉のお札を貼るとともに、立春大吉のときに縁起の良い食べ物を食べて、1年間の幸せを祈ってください。
縁起のいい食べ物というのは、体に幸せを直接取り入れるということにもなります。どんどん取り入れて、自分自身が縁起のいい人になれるようにしておくといいでしょう!
立春大吉餅
立春大吉餅というのは、福を招き、災いを払いのけるという意味がある食べ物になります。赤福と同じ会社が出しているもので、評判がいいものです。
お餅は、お正月にも食べる縁起の良い食べ物になります。立春にも、立春大吉餅を食べてどんどん良いものを自分の中に取り入れていってください。
立春大吉餅は、黒大豆とこしあんの餅と、きな粉の餅がセットになっています。見るからにおいしそうな餅なので、是非お試しください。
立春大吉豆腐
立春大吉豆腐も立春に食べるといいものとして有名です。これは、立春大吉豆腐というものがあるのではなく、豆腐ならなんでもいいことになっています。立春大吉に食べるから、立春大吉豆腐なのです。
豆腐は、色がとても白いため、その清らかさで邪気を払って魔を寄せ付けないところがあるとされています。立春大吉のお札とともに取り入れることで、ますます幸運になるのではないでしょうか。
立春大吉には、是非豆腐を食べて、その年一年の幸せを家族みんなで願う時間にするといいでしょう。豆腐は、スルっと食べられるものなので食卓に並べやすいというメリットもあります。
立春は何かをスタートさせるのにいい時期
立春というのは、とても前向きな気持ちになれるときです。立春は、物事をスタートさせるのにもいい時期なので、何かをしたいと思ったときは立春を狙ってみてはいかがでしょうか?
立春からスタートさせたことは、「立春大吉でいいじゃない!」と周りから言われることもあるはずです。小さなことでは、立春から気持ちを入れ替えるとか、立春から本気を出すなどのように自分の中で決めるというのもおすすめです。
立春大吉という言葉があるように、立春には、いい運気の流れや波動が漂っていると毎年感じることができるでしょう。
立春大吉はおめでたいこと!
立春大吉について見ていきました。立春大吉というのは、ただお札を貼ればいいと思っていた人もいるでしょうが、実は立春大吉のお札には貼り方があります。貼り方を間違えないようにして、しっかりとお札に家ごと守ってもらいましょう。
また、貼る場所にもこだわって、本当に運気をあげてくれるような場所になる鬼門や玄関、仏壇、神棚などを選んでください。立春大吉は、とてもおめでたいことです。そのおめでたい気持ちを持ってお札を貼るとよりいいでしょう。
立春となると、みんなどこか心がウキウキして、春の暖かい雰囲気を楽しめるのが待ち遠しいときにもなります。新しい気持ちを持つことができるときでもあるので、全ての流れが良い方向に進むようにしてください。