子煩悩の意味とは?子煩悩な父親やパパの特徴を解説!

スーパーや公園で、赤ちゃんを抱っこしたパパを見かけることも多くなってきました。「イクメン」という言葉が浸透して久しいですが、子煩悩という言葉があるのを知っていますか?イクメンと子煩悩とはどこが違うのでしょうか。子煩悩の意味と、子煩悩な父親の特徴を解説します。

子煩悩の意味とは?子煩悩な父親やパパの特徴を解説!のイメージ

目次

  1. 1子煩悩なパパは結構多い?
  2. 2そもそも「子煩悩」の意味とは?
  3. 3子煩悩な父親の特徴《行動編》
  4. 4子煩悩な父親の特徴《性格編》
  5. 5子煩悩とイクメンの違い
  6. 6子煩悩な父親の良い点と悪い点
  7. 7子煩悩なのに浮気や離婚をする理由とは?
  8. 8子煩悩な男性芸能人を紹介
  9. 9子煩悩なイクメンが素敵

子煩悩なパパは結構多い?

休日に家族で出かける人は多いですが、父親と子どもだけで遊んでいる姿を見かけることもよくあります。休日ぐらい、育児から母親を解放してあげようという気遣いもあるでしょうが、子どもと一緒に過ごしたいという父親の希望もあるようです。

子どものことは母親にはかなわないと思っている人もいるかもしれませんが、母親と同じくらい、もしかしたら母親以上に子煩悩な父親もたくさんいます。

定期入れに子どもの写真を入れていたり、スマホや携帯の待ち受けが、子どもの画像という人も少なくないでしょう。

「寡黙」が美徳だった時代は、男性は、どれほど家族や子どもを大事にしていても、家庭のことや子どものことをべらべらしゃべったりできませんでした。家族や子どもの写真を持ち歩いたりしたら、上司や同僚にからかわれて大変だったなんて、信じられないかもしれません。

でも、今ほどあけっぴろげにしていなかっただけで、昔から子煩悩な父親はたくさんいました。あなたの周りにも、仕事を休んで子どもの行事に参加したり、子どもの写真を撮るために高価なカメラを買ったりする、子煩悩な父親がきっといるはずです。

子煩悩な父親は、決して珍しくないのです。

そもそも「子煩悩」の意味とは?

「子煩悩」とは、自分の子どものことを、とても気にかけてかわいがること、または、そうする人のことです。「子煩悩な父親」「彼は子煩悩だ」といった使い方をします。

「煩悩」とは、人を悩ます欲望のことですが、「煩」には、「ひどく気にかける」という意味があり、「子煩悩」とは、悩ましいほどに子どものことを気にかけるという意味になり、そこから派生して、子どもをかわいがるという意味になりました。

親が子どもの様子を気にかけるのは当たり前ですが、「子煩悩な父親」「子煩悩な母親」とは、自分の子どもを、気にかけると同時に、非常にかわいがるという意味を含んでいます。

子煩悩な父親の特徴《行動編》

自分の子どもを気にかけない父親はいないでしょうが、それだけでは子煩悩な父親とは言えません。子煩悩な父親かどうかは、その行動を見ていればわかります。子煩悩な父親の行動の特徴を見てみましょう。

休日は子どもと遊ぶ

子煩悩な父親は、子どもと過ごす時間が至福です。仕事が終わったら寄り道をしたり、飲みに行ったりせず、まっすぐに家に帰ります。帰宅したときに子どもが眠ってしまっていたりすると、がっかりします。

もしかしたら、仕事なんか行かずに一日中子どもと一緒にいたいと思っているのかもしれません。休日となれば、子どもが起きる時間を待つのももどかしく、一緒に遊ぼうとそわそわしています。

子煩悩な父親とは、子どもが遊んでいるのを見守るだけの父親とは違います。子煩悩な父親の特徴は、子どもと一緒になって楽しむことです。休日は、子煩悩な父親にとって、ずっと子供と一緒に過ごせる、待ちに待った幸せの時間です。

ラインやメールがマメ

子煩悩な父親は、子どもの些細な変化にも敏感です。子どもの元気がなかったり、具合が悪そうだったりしたら、気が気ではありません。反対に、子どもの機嫌がよかったり、嬉しそうにしていたりすると、自分も元気になります。

子煩悩な父親は、朝は食欲がないとか、眠くなると耳を触るとか、子どもの癖や習慣も、ちゃんと把握しています。背が伸びた、体重が増えたなどの成長の変化も見逃しません。

子煩悩な父親は、子どものことは何から何まで知っておきたいので、母親への連絡もマメです。とくに子どもが病気のときなどは、うるさいくらい頻繁に様子を知りたがります。

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子どもの写真や画像を持ち歩く

スマホや携帯電話の待ち受けが子どもの画像なのは当たり前、フォルダーには容量いっぱいまで画像や動画が保存されていることもあります。外国人のように、デスクに子どもの写真を飾っている人もいるかもしれません。

子どもが描いた拙い絵や、父親に宛てた手紙、子どもが作った作品などを、大切に持ち歩いている人もいます。

​​​​​​​子煩悩な父親は、かわいい我が子の画像や動画を、同僚や友だちに見せびらかすのも大好きです。SNSに投稿する人も少なくありません。

子どもの記念日を忘れない

これはもう絶対と言い切ってしまってもいいかもしれません。子煩悩な父親は、奥さんの誕生日は忘れても、子どもの誕生日やお節句を祝うことを忘れたりはしません。

初めて寝返りをした日、初めてお座りをした日、初めて立った日、初めて歩いた日、初めてしゃべった日、初めて離乳食を食べた日など、記念日は数限りなくありますが、子煩悩な父親は、その多くを、もしかしたら全部を、覚えています。

抜けた乳歯や、切った髪を大事にとっているかもしれません。子煩悩な父親にとって、子どもの成長はすべて忘れがたいイベントです。毎日が記念日と言っても過言ではないぐらいです。

子煩悩な父親の特徴《性格編》

パートナーに選ぶなら、将来子煩悩な父親になってくれる男性がいいと思う人も多いでしょう。どんな性格の男性が、子煩悩な父親になるのでしょうか。子煩悩な父親の性格的特徴を見てみましょう。

責任感が強い

子煩悩な男性の性格で最も顕著な特徴は、責任感が強いことです。子どもは大人の庇護がなくては生きていけません。責任感が強い男性は、父親となったからには、我が子を危険から守り、健康で、幸福な毎日を過ごさせる義務があると自覚します。

責任感の強さが、子どもへの関心の強さとなり、子どもを、家庭を守ろうとする意志につながります。責任感が強い男性は、子どもをきちんとしつけ、よりよい人生を送れるように導くことを忘れません。

反対に、責任感がない男性は、どれほど子どもが好きでも、子煩悩な父親にはなりません。子ども好きの無責任男がなるのは、子煩悩ではなく、親ばかです。

家庭的で優しい

仕事をバリバリこなしたり、一人で出歩いたり、趣味に没頭したりするより、家族で一緒に過ごすことが好きな男性は、子煩悩な父親になる可能性が高いです。

家族を大事にする男性に、冷たい人はいません。心優しい人は、子どものような、弱い存在に献身的です。家庭的で優しい男性は、子どものこともあれこれと世話を焼く子煩悩な父親の特徴と重なります。

人任せにできない

子煩悩な父親の特徴は、何でも自分でやりたがる、自立心の強い性格です。「何でも自分でやりたがる」というのは、人任せにすると安心できないタイプの男性に多い特徴でもあります。心配性ということもできるかもしれません。

奥さんやベビーシッターなど、子どもの世話をする自分以外の人を、信頼していなわけではないのですが、任せっきりでは心配で仕方がないので、自分で手を出します。

好奇心いっぱい

子煩悩な父親の多くは、ただ心配性なだけではありません。子煩悩な父親の特徴は、何でも知りたがる好奇心の強い性格にもあります。

育児という未知の体験に、ワクワクが止まらず、子どもと一緒にいることが楽しくてたまらないのです。子どもと過ごす時間は、驚きと発見の連続です。それを心の底から楽しめるのが、子煩悩な父親の一番の特徴と言えるかもしれません。

子煩悩とイクメンの違い

今は「子煩悩」より、「イクメン」のほうが一般的かもしれません。子どもをかわいがるという意味では、同じですが、子煩悩な父親と、イクメンでは、子どもとの接し方に違いがあります

イクメンは、「育児をする男性」のことです。極端に言うと、子煩悩ではないイクメンというのも存在します。世の中には子ども嫌いな母親もいますが、それでも、育児はできるからです。

子煩悩な父親は、子どものことを気にかけてかわいがりはしますが、必ずしも育児に積極的なわけではありません。むしろ、子煩悩ではあるけれど、面倒な育児は一切手を出さないという父親もいます。古い時代の子煩悩な父親は、ほとんどがこのタイプです。

子煩悩な父親の良い点と悪い点

子煩悩な父親というと、良いことばかりのような気がしますが、実は子どもに悪い影響を与えてしまうこともあります。子煩悩な父親の、良い点と悪い点を見てみましょう。

良い点①子どもが父親になつく

父親が子煩悩だと、子どもは自然と父親になつきます。子育てをしていて何が大変かと言って、子どもが母親以外にはなつかないことが一番です。食事も遊びも入浴も睡眠も、何から何まで母親がやらなくてはならないとなると、母親の負担は計り知れません。

せめて遊びくらいは、父親が分担してくれると、母親はその間に他の家事や仕事ができるので、とても助かります。病気のときや、寝ぐずったときも、父親になついてくれていると、交代できるので肉体的にも精神的にもずっと楽です。

子煩悩な父親は、母親にとってもありがたい存在です。

良い点②家庭に笑顔が絶えない

明るい家庭は、お金持ちの家庭よりずっと幸せです。子煩悩な父親は、子どもと遊ぶのが大好きです。子煩悩な父親のいる家庭は、笑顔が絶えず、幸せいっぱいです。

仕事で疲れて休日は一日中眠っている父親より、全力で遊んでくれる父親のほうが子どもに好かれやすいのは当然です。子どもはそんな父親のことをいつまでも忘れません。子煩悩な父親は、子どもが大きくなっても子どもと仲良しです。

子煩悩な父親の一番のいい点は、子どもとの絆が強くなることかもしれません。

悪い点①子どもに甘い

子煩悩な父親は、はっきり言って子どもに甘いです。会社帰りに、毎日のようにおもちゃを買ってきたり、スーパーで欲しがったらすぐにお菓子やジュースを買ってしまったり、しつけにはいまいち非協力的になりがちなのも、子煩悩な父親の特徴です。

子煩悩な父親は、子どもに好かれたいあまり、ついつい子どもを甘やかしてしまいます。子どもがかわいいあまり、叱ることができない子煩悩な父親もいます。

子どもをかわいがるのも、度が過ぎると、子どもがわがままでこらえ性がない性格に育ってしまい問題です。子煩悩は悪いことではありませんが、しつけの面では、厳しさも必要です。

悪い点②奥さんは損な役回り

子煩悩な父親は、言わば育児に関してはいいとこ取りです。子どもは、優しくて叱ったりしない、甘い父親にべったりで、しつけのために叱ったり、厳しく注意したりする母親は、泣かれたり、嫌われたりして損な役回りを押し付けられることが多いです。

「なんで私ばっかり」「パパはずるい」と、母親に不満が溜まると、家庭内の雰囲気は一気に悪くなるので注意が必要です。

「イクメン」ではない、子煩悩なだけな父親は、母親の思惑や都合を無視して、自分のやりたいように子どもを振り回すことがあるのも問題です。

子煩悩なのに浮気や離婚をする理由とは?

親の離婚は、子どもにとっては大きな衝撃で、多くの場合不幸な出来事です。子どもをかわいがる、子煩悩な父親なら、家庭を大切にすると思われがちですが、子煩悩な父親でも、浮気や離婚をすることがあります。

なぜ、子どものことがかわいいにもかかわらず、浮気や離婚をしてしまうのでしょうか。子煩悩なのに、浮気や離婚をしてしまう理由を考えてみましょう。

子煩悩でもストレスは溜まる

子育て中は、多かれ少なかれストレスが溜まります。それは子煩悩な父親でも同じことです。浮気や離婚の原因は、育児に一生懸命になるあまり、父親をないがしろにしがちな母親にあるのかもしれません。

でも、もしかしたら、父親は子どもに甘いばかりで、面倒な家事や育児、しつけは母親に丸投げで、母親はそんな父親にうんざりしているのかもしれません。

子煩悩な父親は、家庭を大切にするイメージがありますが、場合によっては夫婦の関係をギクシャクさせるきっかけになることもあります。

子煩悩と妻への愛情は関係ない

子煩悩なことと、妻への愛情の深さが必ずしも正比例するとは限りません。子どもはかわいいけれど妻のことは愛していないということも十分に考えられます。

子煩悩な人にとって、子どもは離婚の抑止力にはなりますが、完全なストッパーにはなりません。

子煩悩な男性芸能人を紹介

芸能界には、お手本にしたい素敵な子煩悩パパがたくさんいます。子煩悩で有名な男性芸能人をご紹介します。

1.つるの剛士(タレント)

イクメンと言えばこの人と言うくらい、子煩悩で有名なつるの剛士さん。5人の子どもに恵まれ、その成長をSNSに度々アップしています。

子育てにおいて重要なことは、夫婦が向き合うことと言うつるの剛士さんは、子煩悩であるとともに、夫としても理想的な良き家庭人です。

2.杉浦太陽(タレント)

元モーニング娘。の辻希美さんとの間に第4子が誕生して間もない杉浦太陽さんは、子煩悩なイクメンパパとしてつとに有名です。

長女の誕生を機に始めたブログでは、その子煩悩ぶりをつぶさに感じることができます。夫婦仲の良さでも有名で、女子中高生が選ぶ理想の夫婦ナンバーワンに輝いたほか、いい夫婦の日・パートナー・オブ・ザ・イヤーの受賞経験もあります。

3.薬丸裕英(タレント)

ジャニーズのアイドルグループ元シブガキ隊のメンバーで、現在はタレントとして活躍しているヤックンこと、薬丸裕英さんは、元アイドルの石川秀美さんとの間に、5人の子どもがいます。

長女は現在芸能界で活動していますが、ハワイに留学していたときには、毎週末に訪ねて行ったほどの子煩悩ぶりです。末っ子はまだ小学生で、運動会や発表会など、忙しい仕事の合間を縫って、学校行事にも熱心に参加し、子煩悩ぶりは顕在です。

子煩悩なイクメンが素敵

我が子にまったく興味のない人など、いるでしょうか。子煩悩は当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。でも、ただかわいいかわいいと、甘やかすだけでは良い父親とは言えません。

子煩悩で、かつ育児もしつけも分担する、イクメンになって初めて、理想の父親と言えます。子煩悩なイクメンがどんどん増えて、「イクメン」が当たり前になると、少子化は止まるかもしれません。

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