床屋や美容院でのツーブロックの頼み方!刈り上げの注文・オーダーの仕方
いま流行りのツーブロックとは聞いたことがあるものの、そもそもツーブロックがどんな髪型で、どのような頼み方をすればよいのか分からないという方のために、ここではツーブロックの特徴や魅力、カットの頼み方、おすすめのスタイルを紹介します。
目次
床屋や美容院でツーブロックにしてもらうには?
男性のヘアスタイルとして流行りの「ツーブロック」スタイル。このヘアスタイルにするには、美容院や床屋でどのように注文すればよいのでしょうか。
ここでは、そもそもツーブロックとはどのようなヘアスタイルなのか、イメージ通りのツーブロックスタイルにカットしてもらうための頼み方のポイント、さらに、おすすめのツーブロックのスタイルを紹介します。
そもそも「ツーブロック」とは?
「ツーブロック」とは、髪の長さの違うブロックが2ヶ所ある髪型のことを言います。たとえば、サイドの髪だけ刈り上げ、トップやバックの髪はある程度長さを残しているヘアスタイルです。
ツーブロックと刈り上げの違い
「一部の髪を刈り上げる」と聞くと、「それは刈り上げではないのか?」という疑問が生まれます。しかし「ツーブロック」と「刈り上げ」では、明らかな違いがあります。
「ツーブロック」と「刈り上げ」の違いとは、上述の、髪の長さの違う二つのブロックの境界線がハッキリしている、ということです。
「ツーブロックで、ブロックの境界線が分かりにくいようにカットしてください」と頼んでしまうと、「刈り上げにしてください」と頼んでいることと同じになります。
ツーブロックの魅力
テレビや雑誌を見ていても、ツーブロックのかっこいい男性をよく見かけますが、「刈り上げる」という発想自体が初めての男性には、なかなかハードルが高いものです。一度挑戦してみたいけど、勇気が出ない…という方も多いのではないでしょうか。
ここからは、流行りのツーブロックの魅力について紹介します。これだけの魅力があれば、勇気を出してツーブロックに挑戦してみたい!と考えるようになるかもしれません。
なんといっても清潔感がある
ツーブロックの魅力、1つ目は、なんといっても清潔感です。サイドの髪をグッと刈り上げるため、顔にかかる髪はほぼなくなると言ってよいでしょう。
ワックスやジェルでスタイリングされた髪が顔にかかっているのは、見ていてあまり気持ちの良いものではありません。特にビジネスシーンでは様々な年代の方にお会いする機会が多いので、「誰から見ても清潔」というのは重要なポイントです。
テレビや雑誌で、イケメン俳優やアイドルが長髪でも爽やかに見えるのは、髪型以外の要素が大きいと肝に銘じましょう。
難しいサイドの髪のスタイリングが無用
ツーブロックの魅力、2つ目は、スタイリングの手軽さです。髪を切った後、初めて自分でスタイリングしようとしたら、美容院でスタイリングしてもらったときと何か違う…という戸惑いを持たれたことのある方は、少なくないと思います。
この「何か違う」という違和感のほとんどは、サイドの髪のスタイリングが原因です。サイドの髪というのは、意外とどうしてやればいいのか難しいもの。イメージははっきり持っていても、その通りにスタイリングするのも難しいこともあります。
その点ツーブロックでは、そもそもサイドの髪は刈り上げて存在しませんので、スタイリングに悩まされることはないのです。
男らしい印象になれる
ツーブロックの魅力、3つ目は男らしさです。サイドの髪を刈り上げにすることで、ほぼ360度どこから見ても刈り上げているブロックが見えます。
一部を刈り上げているというのは、カッコよく強いイメージを印象付けます。女性が髪を耳にかけたときに、耳の上あたりを刈り上げているのが見えた時のことを想像してみてください。「かっこいい!」「強そう!」と思いませんか。
男性でも同じことが言えます。優し気な顔やファッションをしていても、刈り上げが見えることで急にイメージを変えることができます。そのギャップも魅力になることでしょう。
床屋や美容院でのツーブロックの頼み方
ツーブロックと一言で言っても、様々なスタイルがあります。自分のイメージ通りの髪型にしてもらうには、美容院や床屋でどのように注文すればよいのでしょうか。
ここからは、イメージ通りの髪型にしてもらうための頼み方のポイントを紹介します。せっかく新しいヘアスタイルに挑戦するのですから、ぜひイメージ通りのかっこいい髪型にしてもらいましょう。
前髪の長さ
具体的に、自分がなりたい髪型の頼み方のコツは、パーツパーツのポイントをしっかりと言葉にして伝えることです。
まずは前髪の長さについて注文しましょう。前髪は男女問わず、顔の印象を決めるうえで重要なポイントです。スタイリングしたときに、前髪は上げたいのか、サイドに流したいのか、どのあたりで分けたいのか、などを伝えて注文すればよいでしょう。
そうすれば、美容院や床屋で、こちらの伝えたようにセットしやすく、カットしてくれるはずです。
耳にかかる髪の長さ
続いて、耳にかかる髪の長さを具体的に注文しましょう。これも、ツーブロックの大切なポイントです。横顔がどのように見えるかに大きく関わってきます。
頼み方のコツは、刈り上げるブロックと、長く残すブロックとの境界線をどのあたりにしたいかということ中心に依頼することです。
境界線を上げれば上げるほど、つまり刈り上げる面積を大きくすればするほど、男らしい印象が強くなりますが、強すぎるとインパクトが強くなりすぎる可能性もあります。自分のなりたい姿をしっかりイメージして依頼するようにしましょう。
襟足の長さ
次に、襟足の長さについての頼み方について紹介します。ツーブロックには、バックもサイドと同様に刈り上げるスタイルもありますし、バックは刈り上げずに残すスタイルもあります。
襟足だけをしっかり長く残すと、ひと昔前の印象になることもありますので注意しましょう。また、バックスタイルは自分では確認しにくいポイントですので、少し伸びたときにどのように見えるかも想像して依頼しましょう。
髪が伸びた後の見え方については、美容師さんにその場で相談する頼み方も良いかもしれません。
トップの長さ
最後に、トップの長さを注文しましょう。トップの長さが、一番個性を出せるポイントかもしれません。
長く残すと、アレンジの幅が広がり、日々違ったスタイリングを楽しむことができます。シーンによっては、刈り上げ部分を隠すこともできます。ただし、アレンジが難しかったり、ツーブロックの魅力である「男らしさ」の点が活かしきれないかもしれません。
短くカットすると、日々のスタイリングは簡単ですが、毎日変わり映えしない髪型になってしまう可能性が高いです。一方で男らしさは存分に満喫できるスタイルでもあります。
雑誌の切り抜きでイメージを伝える
ここまで、自分がなりたいイメージを言葉で注文することを紹介してきましたが、言葉で上手く注文できる自信がないという人も多いはず。そのような場合は、雑誌の切り抜きや、スマートフォンで画像を見せるという頼み方もあります。
その際に注意したいのが、「このスタイルのここがポイント」であることを伝えることです。漠然と「こんな感じで」というだけの頼み方では、イメージ通りのスタイルに仕上がらないことがあります。
この前髪の長さで、サイドはこのくらいの長さ、トップの長さはこれくらいで…と、写真を見ながらも先に挙げたポイントを伝えることを忘れないように頼んでください。
また、事前に自分で検索しておいた画像を、床屋や美容院で再び検索して美容師さんに見せようとするのも危険な場合があります。
その画像が削除されていたり、同じ検索ワードを使っても場合によっては同じ検索結果が出ないこともあるためです。スマートフォンで画像を見てもらおうと考えている場合は、その画像をスクリーンショットなどで保存しておくことをお勧めします。
1000円カットでツーブロックは注文できる?
ツーブロックに挑戦したいものの、美容院でカットしてもらうにはお金がかかる…。としり込みしてしまう人もいるかもしれません。男性に人気の1000円カットの床屋で、ツーブロックは注文できるのでしょうか。
答えは、少し難しい、といったところです。まず、1000円カットの床屋とは、スピード重視である店舗がほとんどです。ツーブロックは上述の通り、具体的に注文したいポイントがたくさんありますので、担当の美容師さんとじっくり話をしてからカットを進めてもらいたいものです。
「ツーブロックにしてください」とだけ依頼して、そのままカットが始まってしまったら、自分がイメージしている髪型にはならないと覚悟していた方がよいでしょう。ですので、少なくとも初めてのツーブロックに挑戦するときは、1000円カットの床屋ではなく、美容院に行くことをお勧めします。
ただし、限定された場合は1000円カットの床屋でも対応できます。それは、カット後に伸びてきた刈り上げ部分のメンテナンスを依頼したい場合です。
もとからほかの部分と髪の長さが違うので、刈り上げ部分の境界線は明確です。その部分を指定した長さにカットするだけですので、伝える時間も長くはかかりません。
ですので、1000円カットの床屋はツーブロックのメンテナンスに利用するのも賢いやり方と言えるでしょう。
ツーブロックおすすめメンズヘアスタイル集
ここまで、ツーブロックの定義やその魅力、美容院での頼み方について見てきました。ここからはより具体的に、ツーブロックのおすすめスタイルを紹介します。
一言で「ツーブロック」と言っても、様々なスタイルがあります。ぜひ自分がなりたいスタイルを見つけて挑戦してください。
①ツーブロック×ショート
初めてのツーブロックスタイルにおすすめのショートスタイルです。サイドが膨らんで見えない程度に、ハチ下まで入れずに刈り上げます。
額をしっかり出すことで清潔さや誠実さも印象付けられますので、ビジネスシーンにもおすすめのスタイルです。
②ツーブロック×七三
ツーブロックに、ビジネスシーンに王道の七三スタイルを加えたスタイルです。トップの髪は少し長めに残し、キープ力のあるスタイリング剤で立体感を出していきましょう。直毛の方の場合は、ゆるいパーマを当てるのもおすすめです。
ファッション業界やデザイン業界などで働いている場合は、インパクトのある眼鏡とヒゲとの相性も抜群です。
③ツーブロック×パーマ
続いては、トップの髪にパーマを与えて動きを出すスタイルをおすすめします。アレンジの幅も広く、毎日を楽しめるヘアスタイルです。
ビジネスシーンにも相性が良く、また、30代以上の男性の、大人の色気を存分に引き出すスタイルとも言えます。
④ツーブロック×アシンメトリー
続いて、ツーブロックにアシンメトリーで個性を出したスタイルをおすすめします。
全体をアシンメトリー、つまり左右対称にすることが難しいという方には、前髪アシンメトリーを提案します。このヘアスタイルは、どちらかというと若い男性におすすめのスタイルですが、大人のビジネスシーンにも対応できます。
特に前髪アシンメトリーは、額をきれいに出すことで信頼感アップにつながります。
⑤ツーブロック×オールバック
最後に、オールバックでスタイリングしたツーブロックスタイルを提案します。
ツーブロックスタイルはそもそもサイドがスッキリしているうえに、前髪をオールバックにスタイリングして額もスッキリさせることで、潔さや誠実さが現れます。
ビジネスシーンにもピッタリのスタイリングで、若い方からベテランの方まで似合うスタイルです。なにも隠すものがなくなりますので、眉毛のケアも怠らないようにしましょう。
ツーブロックのデメリットとは?
ここまで、ツーブロックの魅力や美容院での頼み方のコツ、おすすめのスタイルについて紹介してきました。しかし、ツーブロックにするデメリットはないのでしょうか。
ここでは、デメリットを2点紹介します。
髪型をキープできる期間が短い
1点目は、美容院でカットしてもらった通りの髪型をキープできる期間が短いということです。それは髪が伸びてしまう以上は仕方のないことですが、ツーブロックでは髪が伸びる影響が顕著です。
そもそもツーブロックとは、刈り上げる部分と髪が長い部分がハッキリしていることが特徴なのに、刈り上げた部分の髪が伸びて地肌が見えなくなってしまうと、ツーブロックの良さが半減してしまいます。
髪がある程度長ければ、髪が伸びてきたことによる影響は少ないのですが、残念ながらツーブロックではそうはいきません。
年配の方にインパクトが強すぎる場合がある
2点目は、ツーブロックは少し奇抜な髪型であることに起因します。一部をしっかりと刈り上げてしまうので、特にビジネスシーンにおいて、年配の方には好印象を持たれない可能性があります。
社風を踏まえて、少しでも危険を感じるのであれば、トップの髪を長めに残して刈り上げ部分を隠す「隠しツーブロック」スタイルがおすすめです。オンとオフの髪型を変えて、週末はグッと男らしさが増しますので、女性にモテるヘアスタイルとも言えます。
流行りのアシンメトリースタイルで新しい自分に出会おう!
ここまで、流行りのアシンメトリースタイルについて、その魅力や美容院での頼み方、おすすめのヘアスタイルについて見てきました。
刈り上げるという大胆な部分がありますので、初めて挑戦するには勇気がいるかもしれませんが、自分の頭の形や髪質にあったツーブロックスタイルがあるはずです。
美容師さんとも相談しながら、自分に似合ったヘアスタイルの頼み方を見つけてください。