川越美和の現在！死因は孤独死？相棒に出ていた元アイドルの今に迫る

川越美和とはどのような女性だったのでしょうか？若くしてこの世を去られた川越美和さんの死因や現在を見ていきましょう。

1988年にアイドル歌手としてデビューした川越美和さん。彼女の経歴を振り返ってみたいと思います。アイドル歌手としてだけでなく、女優としても大活躍し、記憶に残ってる人も多いかもしれません。果たして彼女はどんな芸能生活を送ってきたのでしょうか？

川越美和さんがデビューしたのは1988年。日本経済はバブル期に突入していましたが、アイドル業界の景気はあまり良くなかったと言います。

デビューしたのは1988年10月26日『Looking at you』という曲になります。デビュー曲はさほど売れた訳ではないようですが、そのあどけない笑顔の虜になった人も多いでしょう。

同期には、中山忍さん、島崎和歌子さん、田村英里子さんなどがいます。

アイドル歌手としてデビューした翌年には、女優として『時間ですよ 平成元年』へのレギュラー出演が決まります。そこからは、アイドル歌手としてだけでなく、女優としてもテレビで見かける機会が増えていきました。

さほどヒット曲に恵まれなかった川越美和さんですが、実は日本レコード大賞を受賞したことがあると言います。デビューして4枚目のシングルとなる『夢だけ見てる』で、第31回日本レコード大賞・新人賞に輝きます。

日本レコード大賞・新人賞を受賞した川越美和さんですが、そこからもさほどヒット曲に恵まれることなく、芸能生活を過ごしていたようです。なんと2007年には、芸能界引退を発表。ファンの人たちからすると、悲しい事実だったに違いありません。

引退の翌年、2008年自宅で亡くなってるところが発見されました。まだ35歳、これから人生の再スタートを切り、頑張っていこうとしてた矢先のことでした。

死因については後程詳しくお話ししていきますが、自殺ではありません。孤独死だった、と言われているようです。

ここからは、彼女の活動を振り返っていきたいと思います。デビューしてから引退にいたるまで、どのような活動をしてきたのでしょうか？アイドル歌手として、女優として色々な作品に関わってきました。それらの作品を簡単に見ていきましょう。

『相棒』は、高視聴率を誇るテレビ朝日・東映の制作で2000年から放送されている、大人気テレビドラマシリーズです。『相棒』に川越美和さんが出演したのは、2004年に放送された2nd seasonの第18話でした。

湊杏子という役で出演し、彼女らしい演技でしっかり爪痕を残したようです。

『ゲゲゲの鬼太郎』は、水木しげるの同名漫画作品の映画化になります。映画が公開されたのは2007年ですが、川越美和さんは三浦実花・健太の母親役を演じたと言います。しかし、彼女が引退を発表したのは2007年のことです。

川越美和さんは、この映画を途中で降板し、そこから引退したと言われています。

川越美和さんは、アイドルとして活動されていましたので、その可憐な笑顔で数々のCMにも出演されています。グリコ商品のCMにも何個か出てまして、アップルアメリカの他にも、マイアミパンチ、いちごキディなどの出演されています。

懐かしのCM映像がYouTubeにありましたので、貼っておきます。

川越美和さんの一番のヒット曲は、自身が出演した『天までとどけ』の主題歌になっていた『涙くんさよなら』です。長期間に渡って曲が使われ、ヒットにつながったようです。

ご存じのとおりこの曲は坂本九さんのカバーになりますが、川越美和さんらしい繊細な歌声が印象的な曲でした。

『ココロの鍵』は、先ほど紹介したグリコアメリカアップルをはじめ、那須高原牛乳、NEC『PC98』、『スパークス3』などで使われていた楽曲です。その分聞き覚えのある人も多いと思います。

発売されたのは1990年3月21日で、5thシングルになります。ちょうど日本レコード大賞・新人賞を受賞した『夢だけ見てる』の次に発表された曲なので、話題にもなりました。

ちなみに『涙くんさよなら』は1991年2月27日に発売され、7枚目のシングルになります。

川越美和さんはさほどヒット曲に恵まれた訳ではありませんが、ドラマではバイプレイヤーとして、数々の作品に出演されました。その柔らかな声を活かしたナレーションにも挑戦され、その笑顔と温かみのある声に魅了された人も少なくないでしょう。

そんな彼女ですが、2007年映画『ゲゲゲの鬼太郎』の撮影中に降板し、そのまま引退したと言います。なぜ引退してしまったのでしょうか？まだ、これからの活動が十分に期待できる頃でした。ここからは、引退の謎に迫っていきましょう。

川越美和さんの柔らかな表情から察することができる人もいるかもしれませんが、彼女はとても繊細な性格の持ち主だったようです。芸能界という厳しい世界で生き抜くにはあまり向いてない性格だったのかもしれません。

仕事の疲労もあったでしょう。当時から精神状態は安定せず、薬を大量に摂取していたと言われています。

引退した原因はヌードを披露した映画にある！？なんて噂が飛び交っているようなので、そちらについて調べてみました。彼女がヌードを披露した映画は、2007年に公開された『松ヶ根乱射事件』という映画になります。

そのタイトルから実在の事件！？と勘違いされることが多い作品ですが、実はフィクション映画で、度々性描写が挿入されていると言います。川越美和さんは、この作品でヌードを披露したと言いますが、さほど話題にもならなかったようです。

ちまたでは「脱ぎ損」とまで言われてたと言います。彼女のヌードは作品の冒頭で使われていたため、「汚れ役？」などと噂にもなったようです。川越さん引退の直接の原因ではありませんが、精神バランスを崩す理由の1つだったのかもしれません。

精神が不安定だった川越美和さん。最後の作品となった映画『ゲゲゲの鬼太郎』ですが、彼女は三浦実花・健太の母親役として出演されています。映画関係者の話によると、撮影中から様子がおかしく、突然泣き出したり、上の空だったりしたそうです。

ヘアメイクさんが川越美和さんにどうしたのか聞くと、『裸にもされて、ボロボロなんです』と泣いていたとか。もちろん、ヌードになったことだけが原因ではありませんが、仕事の疲労やストレスなどから、精神的に追い詰められていたようです。

さらには、『辞める』と言いだし、事務所の人も連絡が取れなくなったと言います。そのため、彼女の出演シーンを大幅にカットすることで作品を仕上げるしかありませんでした。

繊細な性格だった川越美和さんですが、支えてくれる人はいなかったのでしょうか？彼氏や結婚は？彼女の男関係を探ってみると、どうやら結婚はしていなかったようです。

彼女は結婚もしておらず、お子さんもいませんでしたが、ある人物との交際が噂されていたようです。それはスキャダラパーのBOSEさんです。

今も現役で日本のラップ界を引っ張るスキャダラパーですが、当時はヒット曲をたくさん出しており、女性からの人気も高かったようです。中には、2人は結婚してるとか、同棲してる。なんて噂もありました。

しかし、2人は結婚にはいたっておりませんし、子供もいません。ちなみに、BOSEさんは別の方と結婚されています。

映画『ゲゲゲの鬼太郎』を撮影してたことには、すでにBOSEさんとは破局してたと言います。業界関係者に話を聞くと、「スキャダラパーのBOSEと破局して精神を病んでた」と語っていたようです。

BOSEさんと付き合っていた！？というのも本当なのかわかりません。しかし、信ぴょう性はかなり高いのではないでしょうか。

また、彼と別れたのであれば、精神不安定になっていってもおかしくはないでしょう。それも1つの原因と考えられます。

川越美和さんは2007年の『ゲゲゲの鬼太郎』撮影中に降板し、引退されました。精神状態が不安定だった！？と言われていますが、引退後はどのような生活を送っていたのでしょうか？

さて、引退後の川越美和さんですが、不動産会社でテレホンアポインターの仕事に就いたと言います。当時は知名度もあった川越さんですので、同僚はさぞかし驚かれたことでしょう。

この仕事は、時給1,400円＋歩合制だったと言います。契約が1本取れたらなんと5万円のキャッシュバック。さらに社宅マンションも用意されていたと言いますから、かなり割りのいい仕事だったのではないでしょうか。

成績もいたって優秀で、安定してたように思われましたが、その仕事も半年で終了し、行く場所を失ったと言います。

実は、彼女の引退原因は、金融トラブルにあった！？などという噂も出回っています。なんと、芸能関係者に騙され、多額の借金を背負わされたと言います。当時住んでいた広尾のマンションやミニクーパーまで売るはめになったとか。

芸能界を引退してテレアポの仕事を始めましたが、職場に借金取りが来ることもあったそうです。

芸能界時代に稼いだお金で買ったブランド品をオークションで売ったり、美容室に行って「お金のかわりになんでも手伝いますから」と言って髪を切ってもらっていたとか！？あくまでも噂に過ぎませんが、引退後お金がなく苦しんでいたのは間違いないようです。

生活が苦しかったのであれば、家族に助けを求めれば良かったのでは？と思う人もいるかもしれません。鹿児島出身の川越美和さんですが、家族とは絶縁状態だったと言います。

その理由に関しては憶測でしかありませんが、金銭トラブルに家族を巻き込んでしまったからかもしれません。姉と妹がいるようですが、姉妹との仲も良くなく、家族を頼ることはできなかったようです。

そんな彼女の支えになったのは2匹のフレンチドッグだったのでしょう。お金はありませんでしたが、フレンチドッグの『キミ』『ボク』のことは大事にしていたようです。

彼女が飼っていた2匹の犬が、テレアポ時代に住んでた社宅の壁をめちゃくちゃにしてしまい、社宅を追い出されるはめに。なんと請求額は80万だったと言います。金銭トラブルを抱えてた彼女にとって、80万は痛すぎる出費でしょう。

そこから精神的に追い詰められていったのは言う間でもありません。元々繊細な女性でしたが、度重なる金銭トラブルにより、錦糸町のクリニックで多量の精神安定剤を処方されていたと言います。

その量は、コンビニのビニール袋2つ分。種類にすると約10種類ほどたったそうです。彼女は、父親に助けを求めますが「勘当だ」と冷たくあしらわれ、益々精神を病んでいきました。

川越美和さんは、金銭トラブルなどを抱え精神的にも病んでいたようです。そのような状態から、自殺なのでは！？と考える人もいるかもしれませんが、実は孤独死だったのでは？と言われています。ここからは、死因に迫っていきましょう。

川越美和さんは、家賃滞納などの理由から引っ越しを2度ほどし、羽田空港の近くのアパートに落ち着きました。テレアポ時代の元上司には「これから裸一貫、一から頑張る」と話してたと言います。

新たな一歩を踏み出そうと頑張っていた川越美和さんですが、その希望はかないませんでした。それから約1週間後、大家さんが異変に気付き、警察に連絡しました。

警察とともに彼女の部屋に入ってみると、1人で亡くなっていたと言います。死後3～4日経った状態だったようです。

不動産会社を辞めた後、最終的に落ち着いたのは羽田空港近くの木造アパートです。そこで一からのスタートを切った彼女ですが、その時点でがりがりに痩せてやつれていたと言います。

たくさんの精神安定剤を摂取していた彼女ですから、食事もろくに食べていなかったのかもしれません。有り金は薬代に充てていたのでしょう。

川越美和さんが孤独死状態で発見されたのは、木造アパートに引っ越ししてきて、わずか1週間後だと言います。部屋には愛犬のエサ袋が積んでおり、中が割けて散乱していたと言います。愛犬がお腹を空かしてエサを自分で探したのでしょうか。

彼女の直接の死因は心不全でした。薬漬けの日々で、がりがりに痩せてた川越さん。不動産会社の元同僚によると、かろうじて話せるぐらいの状態だったと言います。

精神的にはなんとか頑張ろうとしていましたが、体がついていけなかったのかもしれません。そのような状態から考えると、衰弱死に近いのでは！？と考えられます。

孤独死状態で発見された川越美和さん。家族とも絶縁状態だったと言いますが、お墓などはどこにあるのでしょうか？

川越美和さんの死後、福祉関係の人から不動産会社の元上司に「亡くなったので犬を引き取って欲しい」と連絡が入りますが、そこから鹿児島の両親に連絡を取り、遺体と愛犬を引き取ってくれることになりました。

葬式などは行わず、親族のみで四十九日をすませたと言います。絶縁になっていた家族ですが、やはりかわいい娘さんです。亡くなったショックは大きかったでしょう。父親は、娘の死後3年後に亡くなっています。

お墓はどこにあるのでしょうか？お墓は、実家のあった鹿児島県錦江町にある川越家の菩提寺にあるようです。父親が亡くなり、姉妹も嫁いでいるため、現在は誰も住んでいません。

噂によると実家は解体されて売りに出されてると言います。お墓のお世話は近所に住んでる親戚の人が行っており、お墓はいつもきれいにされてるようです。そこで川越美和さんも安心して眠ってるのではないでしょうか。

川越美和さんの経歴、引退・死因の謎を追求してきましたが、いかがでしたか？川越美和さんはさほど知名度が高かった訳ではありませんが、独特の柔らかな表情と包み込むような歌声に癒された人も少なくないでしょう。

孤独死されたことを知らなかった人も多いかもしれません。今できることは、彼女のご冥福をお祈りだすることだけです。そして、孤独死を繰り返さないように、それぞれができることを考えてみましょう。