2019年04月09日公開
2019年04月09日更新
執着を手放す方法!恋愛で執着心を捨てるには?
皆さんは執着を手放すということを意識したことはあるでしょうか?恋愛では特に恋人への執着が強くなると、不毛な恋愛を続けやすくなってしまいます。そこで、今回は恋愛における執着を手放す方法について、詳しく解説していきましょう。
目次
執着を手放すと幸せを引き寄せられる!
このままではダメだと思っていても、執着を手放すことができず、いつまでも苦しん恋愛をしてしまう人は意外と多いのではないでしょうか?執着を手放すということは簡単そうですが、実際にやってみようとすると難しいものです。
しかし、執着を手放すことには自分自身を前向きに変化させ、幸せをもたらす良い出会いを引き寄せやすくなるという大きなメリットがあります。そこで、今回は恋愛における執着を手放す方法について、詳しく解説していきましょう。
執着を手放すことができず、苦しい恋愛を続けてしまっている人は、ぜひ参考にしてみてください。
執着を手放すとは?
執着を手放すとは、そもそもどのようなことを指すのでしょうか?執着を手放すということは、特定の人や物への過度な依存心やこだわりを自覚し、それらを捨てるということを意味します。
執着心が強いと自己中心的になったり、正常な判断ができなくなったりしやすくなるのです。恋愛においては、執着心が強すぎると相手に理想像を押し付けたり、相手から酷い扱いを受けていてもつい我慢して耐えてしまったりしがちでしょう。
しかし、ほとんどの人は何かに執着していますし、その執着がその人らしさを形作っていることもあるのです。そのため、時々自分の内面に目を向けて、物や人への執着が強くなりすぎていないか確認するようにしましょう。
執着してしまう原因は?
どうしても執着を手放すことができず、幸せにつながらない恋愛を続けてしまう人は、その原因が特に気になるでしょう。そこで、以下では恋愛において執着を手放すことができなくなる原因を、いくつか取り上げていきたいと思います。
執着が手放せない原因を知りたい人は、ぜひ注目してみてください。
また1から恋愛する勇気がない
恋愛において執着を手放すことができない原因には、再び始めから恋愛をする勇気が無いことが挙げられます。恋人への執着が手放せないと、不毛な恋愛関係を続けてしまいがちでしょう。
苦しいと感じながらも、その不毛な恋愛に依存し安心感を抱いてしまうのです。
その結果、付き合っている機関が長くなればなるほど、新しい恋愛を始める勇気が出にくくなり、また不毛な恋愛に執着してしまうという悪循環になってしまいます。
相手を独り占めしたい
相手への独占欲の強さが、恋愛における執着の原因にあることもよくあります。相手への独占欲が強すぎると、相手を完璧に操作したくなってしまいがちです。次第に相手に過剰に執着するようになり、常に相手を管理するような言動をとってしまいやすいでしょう。
このような場合、執着心と愛情を混同してしまうようになると、愛情が無くなっていても相手を支配しようとしてしまうため、ストーカーやDVといった問題に繋がることもあります。
楽しかった過去を捨てられない
楽しかった過去を捨てることができず、恋人への執着を手放せなくなることもよくあるでしょう。このような場合は、恋人本人よりも楽しかった過去に対して執着しているので、相手との関係が悪くなっていてもなかなか別れる決意ができなくなりがちです。
付き合いたての頃はお互いに恋愛感情が盛り上がっているため、楽しい思い出が多くなりがちでしょう。その頃の幸せな気持ちを忘れることができず、苦しい恋愛を継続してしまいやすいのです。
必要とされる状況を崩したくない
誰かに必要とされている状況を崩したくないという気持ちが、執着の原因になってしまうことも多々あるでしょう。恋人に利用されていると分かっていても、相手から必要とされていることに充足感を抱いて、不幸な恋愛を続けてしまう人もいるのです。
特に承認欲求が強い人は、誰かから必要とされたいという気持ちが強くなりがちでしょう。その気持ちを満たしてくれる相手が現れると、過度にその相手に執着してしまうのです。
しかし、その必要とされている満足感から相手のことを冷静に見極めることができなくなり、相手から利用されてしまうこともあります。また、恋人が誰かに強烈に依存するタイプであると、お互いに苦しい共依存の関係になってしまう危険性が高いのです。
愛情と執着を区別する基準
執着と愛情の区別がつかず、執着を深い愛情と思い込んでしまうと、恋人を苦しめてしまいやすいでしょう。そのため、愛情と執着を区別する基準をしっかり把握しておくことをおすすめします。
例えば、相手に自分の愛情に対する見返りを要求してしまう場合は、相手に執着していると言えるでしょう。
また、相手を操作したいという気持ちが強かったり、相手と離れているだけで大きな不安に襲われてしまったりする場合も、執着に振り回されている可能性が高いと言えます。
愛情と執着を区別する基準は、相手を尊重する気持ちの有無とされるのです。相手を尊重する気持ちがあれば、過度に相手を管理しようとしたり、相手に何かを強制しようとしたりすることは無いでしょう。
また、相手が負担に思うほど、相手に依存しきってしまうこともないのです。
執着を手放すことのメリット
執着を手放すことには様々なメリットがあります。以下では、そのメリットについて詳しく取り上げていきましょう。執着を手放すことができず悩んでいる人は、ぜひ以下のメリットをしっかり確認して、自分の本心と向き合ってみてください。
自分と他人を比べなくなる
恋人への執着を手放せない人は、こだわりの強さから冷静な判断ができなくなりがちです。そのため、他人の見てわかる表面的な部分と自分を比べて、優越感に浸ったり落ち込んだりしてしまいやすくなります。
執着を手放すことで、客観的にかつ多角的に他人や自分を見ることができるようになるので、比較することが少なくなるのです。人と人は単純に比較できるものではないことが意識できるようになると、心に余裕が生まれ生きやすくもなります。
苦しい日々から解放される
執着を手放すことができないまま、不毛な恋愛を継続してしまうと、毎日が苦しいものになってしまいがちです。別れるべきと分かっていても、どうしても別れを切り出せないことで、強い自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。
執着を手放すことで、自然に不毛な恋愛を終わらせやすくなる上に、今までの苦しい日々から解放されるのです。苦しみから解放されることで、人生をより充実させていく意欲も高まるでしょう。
素敵な男性に出会える
執着を手放すことには、自分自身の内面が磨かれ、良縁を引き寄せやすくなるというメリットもあります。
執着を手放すには、自分の欠点に冷静に向き合わなくてはいけないため、苦しいと感じるでしょう。しかし、自分の欠点を改善して執着を手放すことができれば、その分精神的に成長することができるのです。
そのため、恋愛を終わらせた後には、自分と同じように精神的に成熟している素敵な男性と出会える確率が上がるでしょう。
執着を手放すおすすめの方法
執着を手放すべきと言われても、具体的にどのようにすれば執着を手放すことができるのか分からないという人がほとんどでしょう。そこで、以下では執着を手放すおすすめの方法をいくつか紹介していきたいと思います。
恋人への執着を手放すことができず悩んでいる人は、ぜひ以下の方法を実践してみてください。
潜在意識を変える
恋人への執着を手放すには、自分の潜在意識から大きく変えるという方法がおすすめです。常識や平均値といった情報に影響されて、偏った感覚の潜在意識が恋人への執着の根本的な原因になっていることがよくあります。
そのため、まずは自分自身の内面に冷静に目を向けて、自分の潜在意識を探ってみましょう。1人になって静かな環境で考えてみると、集中しやすいのです。
潜在意識に問題があると思った後は、今まで影響を受けてきた常識や周囲の人の意見を冷静に捉え直し、潜在意識を変えていきましょう。
過去の思い出にすがらない
恋人との過去の思い出が忘れられず執着を手放せない人には、過去の思い出にすがらず現在に目を向けるという方法がおすすめです。過去の思い出にすがっていると、現在の幸せに気付きにくくなってしまいます。
また、恋人というよりも過去の思い出に強く執着している場合は、すでに現在の恋人への恋愛感情が薄れている可能性が高いでしょう。
そのため、しばらく過去の思い出は考えず、現在の自分の状態や相手への気持ちを冷静に見極めるようにすると、執着を手放す意思が固まりやすくなります。
自分を責めすぎない
恋愛における執着を手放す方法の1つには、執着している自分を否定しすぎないという方法も挙げられます。執着を手放そうとして、自分の内面の問題に気付くとつい自分を責めてしまいがちです。
しかし、自己嫌悪で落ち込んだり、執着を手放せない自分自身を強く責めたりすると、精神的なエネルギーを消耗してより執着が手放しにくくなってしまいます。
執着を手放せない自分を責めたり過度に焦ったりしないようにすることで、心に余裕が生まれ冷静に執着の原因を改善しやすくなるでしょう。自分自身を肯定できるようになることで、自信も生まれやすくなります。
恋愛のことを忘れる
恋人への執着を手放すには、恋愛からしばらく遠ざかってみるという方法もおすすめです。恋人に執着することで、視野が狭くなり恋愛だけに集中してしまいやすいでしょう。
恋愛だけに意識を向けていると、どうしても恋人の存在が心を占める割合が多くなり、より恋人に執着しやすくなってしまうのです。そのため、しばらく恋愛のことを考えず他のことに意識を向けることで、視野が広がり執着が和らぎやすくなります。
また、恋愛における執着は恋人としばらく会わないだけでも、落ち着きやすくなるでしょう。そのため、恋人と離れている不安に負けず、恋人としばらく離れて暮らしてみるだけでも、執着を手放しやすくなるのです。
部屋を整理する
物が多すぎて散らかっている空間で生活していると、物事や人間関係の整理も苦手になる傾向が強まるとされています。そのため、部屋が散らかっている場合は、しっかり部屋を生理整頓してみるということも、恋人への執着を手放す方法になるのです。
不要なものを処分して、すっきりした部屋の中で生活できるようになると、自然と人間関係の整理もスムーズになり、恋人との関係も冷静に捉えやすくなります。心に余裕ができるので、自分の執着の原因も冷静に見極めやすくなるでしょう。
人は周囲の環境から受ける影響が大きいので、意外にも整理整頓という方法が執着を手放す良い方法になるのです。そのため、恋人への執着が手放せないという人は、部屋に不要なものが多くないか確認してみてください。
執着を手放すために読んでほしい本2選
執着を手放すには、自分の根本的な考え方における問題点を改善することが重要です。読書によって他の人の考え方を深く知ることで、自分の考え方の問題点を自覚しやすくなるでしょう。
そこで、以下では執着を手放したい人におすすめの本を、2冊紹介していきたいと思います。執着を手放す方法を実践する合間に、ぜひ以下の本を読んでみてください。
「執着の捨て方」
スリランカの上座仏教の長老アルボムッレ・スマナサーラ著の「執着の捨て方」という本では、仏教の視点から執着そのものを詳しく解説しています。
人の執着は欲への執着と見解への執着、儀式・儀礼への執着と我論への執着に分かれると説く著者は、優しくかつ分かりやすく過度な執着から解放される方法を教えてくれるのです。強い執着心で苦しんでいる人にとって、救いにもなる一冊と言えるでしょう。
スリランカで長く仏教のリーダーとして活躍している著者の言葉には、強い説得力と柔らかさがあります。そのため、仏教に詳しくない人でも楽しんで読むことができるでしょう。
「いま死んでもいいように執着を手放す36の智慧」
曹洞宗の僧侶である小池龍之介著の「いま、死んでもいいように 執着を手放す36の智慧」も、執着を手放したい人にぴったりの本でしょう。山口県でお寺とカフェを運営している著者は、公共施設で座禅指導を行っています。
そんな著者は自分の現代的な生活や恋愛などをさらけ出しつつ、自然体な文体で分かりやすく執着を手放す方法を解説しているのです。
現代の人でもイメージしやすいように文章が工夫されているので、難しい仏教の話が苦手な人でも、抵抗感なく読み進めることができるでしょう。
焦らず執着を手放す努力を重ねていこう
今回は恋愛における執着の手放し方について、取り上げていきました。執着で不幸な恋愛を継続させてしまうと、精神的に追い詰められやすくなってしまいます。
しかし、執着の根本的な原因は根深いことが多いので、簡単に執着が手放せず苦しい思いをしている人は多いでしょう。
しかし、執着を手放すことは難しい分、執着を手放すことができた時に得られるメリットは多いのです。恋愛における執着を手放したい人は、ぜひ今回の内容をしっかり確認し、自分のペースで執着を手放す方法を試してみてください。