職場内でのいじめの対処法!会社で嫌がらせされたら?
会社や職場のいじめは陰湿だと言われますが、どんないじめがあるのかご存じでしょうか。今回や職場嫌がらせや職場いじめがあった時の対処法を紹介します。職場いじめの原因にはどんなものがあるのか、職場嫌がらせする人の特徴などもチェックしてみましょう。
目次
会社で嫌がらせを受けたらどうしたらいいの?
社会問題にもなっているいじめや嫌がらせですが、社会人になってから会社でいじめや嫌がらせを受けているという人は少なくありません。
会社や職場で嫌がらせを受けているという人は、どうしたらいいのでしょうか。今回は会社や職場でのいじめや嫌がらせの対処法について紹介します。あまりにもヒドイ時には、必ず誰かに相談するようにしましょう。
職場でいじめや嫌がらせをされる原因
そもそもどうして、会社や職場でいじめや嫌がらせがあるのでしょうか。会社や職場でいじめや嫌がらせがある原因についてみていきましょう。いじめられている人にも思い当たるところがあるかもしれません。
目立っている
出る杭は打たれるといいますが、会社や職場で目立っている人というのは、いじめや嫌がらせをされる原因になることがあります。
仕事がとてもできる人で毎月表彰されている人や、よく上司から仕事を任されるような人、名前をよく呼ばれる人など、他の人よりも目立っているというだけでいじめや嫌がらせをされる原因になってしまうことがあります。
そんな理由でと思うような理由でいじめや嫌がらせをされるのが、大人のいじめが陰湿だと言われる理由でもあります。
贔屓されていると思われている
会社や職場で贔屓されていると勘違いをされていじめや嫌がらせをされてしまうという人もいます。例えば毎回上司からお土産を貰っていると思われている人です。
上司はみんなにお土産を渡しているのに、「みんなに配っておいて」と渡すのがいつもその人だから、その人にだけにお土産を渡していると勘違いをしてしまう人もいるようです。
この場合もそんなことでという理由ですが、同じように働いているはずなのに、誰かだけが贔屓されているかもしれないというのは面白くないものなのです。
太っているor痩せすぎている
会社や職場でいじめや嫌がらせをされる原因には、体型が関係しているという場合もあります。とても太っている人やあまりにも痩せすぎているという人も、いじめられたり嫌がらせをされる原因になることがあります。
最初は冗談で「太っている」とか「ガイコツみたいだ」と言っていたものが、だんだんといじめや嫌がらせにエスカレートしていくというタイプです。
冗談がいじめや嫌がらせにエスカレートしてしまうのは、仕事でのストレスを発散したいという気持ちからや「誰かがやっているから自分も言っていいだろう」というような軽い気持ちであることが多いようです。
要領が悪い
要領が悪い人というのも会社や職場でいじめや嫌がらせを受ける原因になります。要領が悪い人というのは、なぜか見ていてイライラすることがあります。仕事ができる人からすると「どうしてこんなこともできないのか」と感じることもあるでしょう。
同じミスを繰り返すような人や、なかなか仕事の段取りを覚えない人というのも、周りの人から煙たがられていじめや嫌がらせの対象になってしまうことがあります。
要領が悪い人が嫌がらせをされるのは、その人と仕事をしたくないという気持ちが表われてしまうことが原因です。
価値観が違う
人間なので価値観が違うのは当然のことだと思いますが、価値観が違うことでいじめの原因になってしまうこともあります。
自分としては提案をしているだけのつもりだったのに、相手が否定をされたと勘違いしてしまうこともあります。目下の人が目上の人の仕事のやり方について意見をしたり、経験が浅い人が経験者に提案をすることで、価値観を否定されたように勘違いして嫌がらせになることもあります。
「だったらあなたのやり方でやれば?」とか「教える必要もないみたいだから」と指導自体を放棄されるという嫌がらせを受けることがあります。
職場でのいじめ・嫌がらせの事例内容
会社や職場でのいじめや嫌がらせとは、具体的にはどんなことをされるのでしょうか。職場でのいじめや嫌がらせの内容をみていきましょう。職場だけではなく、会社からのいじめもあるようです。
①無視される
学生のいじめでもよくある嫌がらせが、無視をするといういじめです。無視されるくらい気にしないという人もいるかもしれませんが、職場で無視されると困るのは仕事の段取りがわからないという時です。
仕事の説明をしてほしいのに無視をされてしまうと、仕事をすること自体ができません。挨拶を無視されるとか、会話を無視される程度なら我慢できても、業務内でも無視をされるというのが嫌がらせの怖いところです。
しかもみんなが無視をして仕事のことを教えてくれなかったから納期が遅れたのに、その人の効率が悪いからだと評価をされてしまうということもあるのです。
②仕事を押しつけられるor仕事がない
1人では終わらない量の仕事を押しつけられたり、全く仕事をもらえないといういじめや嫌がらせもあります。1人では終わらない量の仕事は、1度にたくさんの量を押しつけられるのではなく、ちょこちょこと仕事を持ってくるという陰湿なことが多いようです。
「これくらいできるだろう」と、相手が反論する前にどんどん仕事をふっていくのです。みんなが返ってしまっても1人で残業することになってしまうことも多くなります。また仕事が多いので、単純なミスをしてしまうこともあります。
逆に仕事が全くもらえないという場合は、周りの人が忙しそうにしているのに、何もすることがないという状態です。忙しいのも大変ですが、暇すぎるというのも辛いところがあります。
③給料が上がらない
みんなと同じように仕事をしているのに、場合によっては誰よりも頑張っているのに、給料が上がらないといういじめや嫌がらせをされるということもあります。
この場合は会社の嫌がらせであったり、直属の上司からの嫌がらせであることがあります。どんなに頑張っても、上司や会社が嫌がらせで評価をしてくれないのです。
正しく仕事の評価をされないことで、仕事へのモチベーションが下がってしまうこともあります。仕事へのモチベーションが下がることで、仕事の効率が悪くなったりミスが多くなることもあるようです。
職場でいじめられる人のタイプとは?
職場や会社のいじめや嫌がらせは陰湿なものが多いですが、どんな人が職場でいじめられやすいのでしょうか。いじめられるタイプについてみていきましょう。あなたがこんなタイプではないかも確認してください。
気が弱い
職場でいじめられる人のタイプには、気が弱いという人がいます。気が弱い人は、何かをされても言い返すことができません。言い返せないとわかっているので、いじめる人はもっといじめるということがあります。
いじめや嫌がらせをするという人は、強い人には弱く、弱い人には強い態度になるという特徴があります。自分よりも弱い態度しか取ることができない人だとわかると、嫌がらせのターゲットにされやすくなってしまうのです。
気が弱い人がターゲットにされやすいので、ターゲットにされないためには、はっきりと自分の意見を言えるということも大切になります。
真面目すぎる
真面目すぎるというタイプも、職場でいじめられる人のタイプです。真面目な人というのは仕事にぴったりの性格です。しかしイチイチ人の言うことを真に受けてしまうという特徴もあります。
聞き流せばいい冗談を真剣にとらえて、向きになって反論してしまったり、相手の図星を当ててしまったり、プライドを傷つけてしまうことで、相手が仕返しのつもりで嫌がらせをしてくることもあるのです。
人の言うことにイチイチ反応してしまうような、真面目すぎる人というのも職場でいじめられやすいタイプになります。
1人でいることが多い
1人でいることが多いという人も、職場でいじめや嫌がらせをされやすいタイプです。職場で嫌がらせをしてくるような人は、相手に味方が多いという人には嫌がらせをすることがありません。
自分が嫌がらせをしても、相手の味方になってくれる人なんていないはずという人に嫌がらせをしたりいじめたりするのです。
味方をする人が多くいる人は、逆に自分が嫌がらせをされたりいじめられたりするのではないかと思って、嫌がらせをしてくることはないでしょう。
職場でいじめ・嫌がらせをされた時の対処法
万が一、職場でいじめや嫌がらせをされた時には、どんな対処法をとるといいのでしょうか。職場でいじめや嫌がらせを受けた時には覚えておきたい対処法をまとめていきましょう。仲間を作るというのもいい方法です。
1.気にしない
会社や職場でいじめや嫌がらせをされた時の対処法には、気にしないという方法があります。いじめや嫌がらせでも、暴力的なことをされているわけではない場合や、給料などに影響が出ていないという場合、無視をされたり悪口を言われるという内容なら気にしないという方法もあります。
暴力を振るわれるとか、給与が上がらないというように、肉体的にも金銭的にも影響が出ているいじめや嫌がらせの場合は気にしないというわけにはいきません。
しかし仕事自体はスムーズに行うことができているという場合は、仕事は仕事としてとらえて、プライベートを充実させるという方法もあります。
2.内容を記録する
職場でのいじめがひどいという時には、どんないじめをされたのかを記録しておくようにしましょう。悪口を言われたという場合は、具体的に誰に何と言われたのかを記録することです。
自分で書いたメモなんて証拠にならないのではないかと思う人もいるかもしれませんが、メモでも十分な証拠となる場合もあるようです。
どれくらいの頻度で、職場でいじめや嫌がらせを受けていたのかという証拠にもなります。手帳などに誰に何をどんな時に言われたというようなことを記録していきましょう。
3.録画・録音する
職場で日常的にいじめを受けているとか嫌がらせが絶えないという場合には、録画や録音をするという方法もあります。ボイスレコーダーであればそれほど高くない金額で購入することができます。
最近のスマホには録画も録音もできる機能がついているので、スマホで録画や録音をしておくという方法もあるでしょう。
暴力を受けているとか、暴言を吐かれているという場合には、動画や音声は動かぬ証拠になります。相談をする時に具体的に「こういうことをされている」と訴えることもできるというメリットもあります。
4.やめてほしいと伝える
職場でいじめてくる人や嫌がらせをしてくる人というのは、弱い人が多いという特徴があります。はっきりと「やめてほしい」と伝えることが対処法になることもあります。
職場や会社でのいじめや嫌がらせが、複数人から受けているという場合には難しいですが、特定の1人から嫌がらせやいじめを受けているという場合には、直接その人にやめて欲しいと伝えると改善されることがあります。
2人きりの時でもいいですが、周りに誰かがいるところで話をしたほうがいい場合もあります。暴力的な嫌がらせを受けている時は、2人きりの時よりも周りに誰かいる時のほうが安全です。
5.改善できるところはないか考える
まだ職場でのいじめや嫌がらせが始まったばかりのタイミングなら、自分が改善できるところはないかを考えてみるという方法もあります。
例えば仕事の要領が悪いという人は、仕事の説明をされた時にはメモを取るようにして、同じ質問をしないように心掛けるという方法があります。
体型でいじられるという人はダイエットに挑戦したり、服のコーディネートやメイクなどで体型をカバーしてみるのもいいかもしれません。
6.社内の相談窓口で相談
会社や職場でのいじめや嫌がらせというのは陰湿な場合が多いものです。辛いと思った時には、上司に相談をしたり社内にある相談窓口に相談をしてみましょう。
大きな会社であれば、部署を変えてもらうことで職場でのいじめや嫌がらせがなくなるかもしれません。もしかしたらいじめや嫌がらせをしている人は、その自覚がないだけで、会社から注意をされることで嫌がらせがなくなるかもしれません。
まずは上司や相談窓口に相談をして、対応を仰ぎましょう。その時に、いじめられていた記録や録画などがある人は、コピーを渡すといいかもしれません。原本や元データは自分で持っておくようにしましょう。
いじめや嫌がらせをされた時にしてはいけない行動
会社や職場でいじめや嫌がらせをされた時には対処法がありますが、逆にしてはいけないこととはどんなことなのでしょうか。職場でいじめや嫌がらせをされた時にしないほうがいいことをまとめてみましょう。
1.いじめ相手への仕返し
職場でいじめや嫌がらせをされた時にしてはいけないのは、いじめた相手への私的な仕返しです。例えば悪口を言われていじめられたという人が、仕返しにいじめた相手の悪口を言いふらすというようなことです。
悪口を言った時はすっきりとするかもしれませんが、あなたが悪口を言ったことがわかれば、さらにあなたがいじめられることになるかもしれません。仕返しをした後に「職場でいじめられている」と訴えても、「あなたも同じ事をしているではないか」と言われてしまうこともあるでしょう。
いじめた相手に仕返しをしたいという時には、いじめた相手がいじめることができないくらい目上の立場になるように出世してやるという方法がおすすめです。
2.衝動的な退職
衝動的に退職をしてしまうというのも、職場でいじめや嫌がらせをされた時にやらない方がいいことになります。嫌がらせをされているストレスがたまってくると「もうこんな会社辞めてやる!」と言って辞めてしまいたくなるものです。
気持ちはよくわかりますが、それこそ嫌がらせをしている相手の思うつぼです。もしも辞めるのであれば、今よりも条件のいい会社への転職が決まってから辞めてやりましょう。
どうしても絶えきれないという場合には、転職が決まる前に辞めるという方法もありますが、その時にはしっかりと「いじめられた」ということを伝えて辞めるようにするといいでしょう。退職日を調整してくれたりする可能性があります。
3.自分を卑下する
職場でいじめられた時にしてはいけないことには、自分を卑下するということがあります。自分の仕事の考え方を反省することは大切ですが、自分で自分を貶める必要は全くありません。
もしかしたら仕事の要領が悪いからいじめられているのかもしれない、体型のためにいじめられているのかもしれないという場合でも自分を卑下する必要はありません。悪いところは改善すればいいのです。
仕事の要領が悪いことや体型は、いじめの原因ではありますが、いじめる相手からすればそれが重要なわけではないこともあります。いじめるターゲットを選ぶ1つの理由だったというだけかもしれないのです。
4.1人でなんとかしようとする
職場でいじめや嫌がらせをされた時に、してはいけない行動には1人でなんとかしようとするということです。いじめられる人というのは、まじめな人が多いというのも特徴です。職場でいじめられているなんてわかったら、家族が心配するのではないかなど考えがちです。
心配をかけたくないから、我慢しようとか、1人でなんとかしようと思うのは間違いです。1人でなんとかできることではなくなっていることに気がつきましょう。
職場でいじめや嫌がらせを受けているなら、まずは誰かにSOSを出すようにしましょう。その後で、いじめている人にはっきりと言ったり、証拠を集めていくという方法を取り入れてください。
いじめや嫌がらせをするのはどんなタイプ?
職場や会社では陰湿ないじめがあると言われています。陰湿ないじめや嫌がらせをするというのはどんなタイプの人なのでしょうか。職場にこんな人がいたら注意をしたほうがいいかもしれません。
表向きにはいい人
いじめや嫌がらせをするのは、表向きにはいい人というタイプが多いようです。比較的友達も多くて、職場では目立つ方の存在であるというタイプです。
外見に気を使っていたり、仕事のやり方にこだわりがあるというタイプでもあります。外見や仕事のやり方にこだわりがあるのは、プライドが高い性格であるということでもあります。
表向きにはとてもいい人で、普段付き合うには悪い人ではありません。しかしあなたがいじめのターゲットになると態度が激変します。ターゲットにされてしまう理由は、プライドを傷つけられたりした時であることが多いようです。
上司と同僚で評価が違う人
いじめや嫌がらせをする人というのは、上司と同僚で評価が違うというタイプであることもあります。目上の人からの評価はとても高いけれど、同僚や後輩からはあまりよく思われていないという人は、裏表がある人であることが多いようです。
目上の人からは仕事がよくできて気も効くと思われていることが多いのですが、同僚や後輩からは気分や感情に波があって、付き合いにくいと思われていることがあります。
友達は多い方ですが、友達とそうではない人とでは態度が明らかに違うというタイプです。気が強いので同僚や後輩は言い返すことができないということもあるようです。
コンプレックスがある
職場で陰湿な嫌がらせをしてくるのは、コンプレックスがある人もいます。例えばいい年をしているのに、役職が低い人や、上司が自分よりも年下の先輩などです。
自分は仕事ができないと思っていたり、自分は会社に正しく評価されていないと思っているタイプの人は、目下の人に嫌がらせやいじめをするということがあるようです。
いじめや嫌がらせをされた時にはSOSを!
今回は職場や会社で、いじめや嫌がらせを受けた時の対処法を紹介しました。職場でいじめや嫌がらせをされる原因は、本当に些細なことが多いようです。いじめる方はターゲットになりそうな人がいればいいのです。
そんなターゲットにされてしまわないように、はっきりと自分の意見を言えるような人になることも大切です。それでも職場や会社でいじめや嫌がらせをされたという時には、自分だけでなんとかしようとしないで、SOSを出しましょう。
職場や会社のいじめは陰湿です。あなたが声を上げなければ、あなたがいじめられていることに気がつかれないこともあります。SOSを発信することは恥ずかしいことではありません。自分を守る方法を覚えておきましょう。