説得力の意味とは?説得力のある話し方をする方法やコツ!

人望を集め、仕事をバリバリこなすには、説得力は不可欠です。説得力があれば、多くの事柄は自分の思い通りに運べます。どうすれば説得力のある人になれるでしょうか。説得力のある話し方や、説得力のある文章を書くコツをご紹介します。あなたも、説得力のある人になりましょう。

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目次

  1. 1説得力を強くする方法を学ぼう!
  2. 2説得力の意味とは?
  3. 3説得力のある人の特徴
  4. 4説得力のある話し方をする方法
  5. 5説得力のある話し方をするコツ
  6. 6説得力のある話し方のNGワード
  7. 7説得力のある文章が書けるライティング技術
  8. 8説得力は人生を切り開く鍵

説得力を強くする方法を学ぼう!

「あの人の言うことなら」と、なぜかみんながうなづいてしまう、説得力のある人っていませんか?どんな面倒なことや厄介なことでも、「なるほどその通り」と思わせてしまう話術は、羨望の的です。

説得力がある人は、話し上手やおしゃべりとはちょっと違います。説得力があれば、人間関係も仕事も、思いのままです。説得力を身につける方法をご紹介します。

説得力の意味とは?

「説得力のある人」とか、「説得力に優れている」とか言いますが、説得力とは、どういう意味でしょうか。

説得力とは、「説得」する能力のことです。では、「説得」とは、どのような意味でしょうか。「説得」とは、言葉を使って、人に自分の意見や考え方を納得させたり、受け入れさせたりすることです。

「説得」とは、心からの賛同を得ることで、無理矢理自分の意見や考えを押し付けることではありません。つまり、「説得力」とは、相手をねじ伏せる力ではなく、相手にわかりやすく説明して、納得させる、承知させる能力のことです。

説得力のある人の特徴

話しを聞くと、なぜだか納得してしまう、説得力のある人。誰の周りにも1人や2人はいるのではないでしょうか。説得力のある人が話し出すと、絶対に無理だと思っていたことでも、やればできるように思われてくるから不思議です。

そんな魔法使いのような説得力のある人とは、どのような人なのでしょうか?説得力のある人の特徴を見てみましょう。

いつも堂々としている

もしあなたが、おどおどして自信なさげな人に何かを勧められたり、提案されたりしたら、どう感じますか?「本当に大丈夫か?」と不安になるのではないでしょうか。相手を説得しようと思ったら、自分がまず一番に、自分の言葉を信じなくてはなりません。

説得力がある人は、ほぼ間違いなく全員が自信家です。疑問や不安を跳ね返すほどの堂々とした態度が、信頼感を生み、言葉にも説得力を与えます。

たとえ何も間違っていなくても、挙動不審は猜疑心を掻き立てます。逆に、多少怪しいことでも、自信満々に胸を張っていれば、人は「そうかも」と思うものです。

緻密で計画的

説得力のある人は、自信満々に見えますが、はったりをかましているわけではありません。人を納得させるには、納得させられるだけの根拠が必要です。天性の大ぼら吹きは別ですが、説得力がある人は、行き当たりばったりの行動はとりません。

豊富な知識や経験に基づいた、緻密な計画や計算があるからこそ、説得力が生まれるのです。説得力のある人は押しなべて真面目で努力家と言う特徴があります。何もせず指をくわえているだけでは説得力はどこからも生まれません。

頭の回転が速い

説得力のある人は、相手の地位や立場、心情など、場合によって話し方、接し方、態度のパターンを使い分けることができます。つまり、それだけ頭の回転が速く、物事に柔軟に対処できるということです。

説得力のある人は、相手のことや周りの状況をよく観察しています。気持ちや、雰囲気の変化に敏感なので、その場その場に応じて相応しい対処ができ、それが説得力につながります。

押すべきなのか、引くべきなのか、言葉を臨機応変に使い分ける巧みなテクニックが、説得力のある人の最大の特徴と言えるでしょう。

頼りがいがある

説得力があるということは、簡単に言ってしまえば、信頼されるということです。「この人の言うことに間違いはない」という信頼感が、説得力のある人にはつきまといます。

人に信頼されてこそ、その言葉は威力を発揮します。約束を守る、つまらない嘘をつかない、誠意をもって謝罪ができるなど、人としての基本がしっかりしているのが、説得力のあるひとの特徴です。

もっともらしい嘘をついて人をだます、特殊詐欺の犯人なんかはどうなんだという人もいるかもしれませんが、説得力のある詐欺師は、頼りがいのある人間を演じ切っているのです。説得力のあることが、人間の善悪とは無関係なのは残念なことです。

説得力のある話し方をする方法

話し方に説得力がないと、どんなに良いことを言っても、誰も聞いてくれません。自分の言いたいことや考えが相手にうまく伝わらず、悔しい思いをしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。

同じことを言っても、説得力があるはなしかたをするのとしないのとでは、人に与える影響は、雲泥の差があります。説得力のある話し方をする方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

相手の目を見て話す

相手を説得したいなら、目を見て話すのは基本中の基本です。「目は口程に物をいい」と言いますが、誠意ある眼差しは、それだけで説得力をアップさせます。

逆に、話している途中で目をそらすと、「嘘をついているのでは?やましいことがあるのでは?」と勘繰られます。だからといって、にらみつけるようにガン見したのでは、喧嘩を売っているようで、説得というより脅迫ととられてしまう危険性があります。

説得力のある話し方をしたいなら、相手の心に訴えかけるような、真剣な眼差しで相手の目を見て話しましょう。

大きな声で話す

説得力のある話し方に欠かせないのが、声の大きさです。自信に満ちた声というのは、朗々と響く大きな声のことです。自信がないと説得力のある話し方はできません。

​​​​​​​声が大きいと、それだけでずいぶん自信があるように聞こえます。反対に、声が小さいと、いかにも自信がないように聞こえてしまいます。

蚊の鳴くような小さな声で何か言われても、説得力はありません。がなり立てる必要はありませんが、最低限その場にいる人全員に自然に届くぐらいの声量は保ちましょう。

姿勢は正しく

説得力のある話し方は、見た目も大事です。猫背でうつむき加減の人と、背筋を伸ばして胸を張った人とでは、どちらが堂々として見えますか?姿勢が悪いと、なぜが信用度が下がります。それに、姿勢が悪いと、相手の目を真っすぐに見ることができません。

背中を丸めて下から上目遣いにのぞき込む相手を、信用する人はそうはいないでしょう。大きな声を出すためには、大きく息を吸う必要がありますが、歪んだ姿勢では深い呼吸もできません。大きな声で話すためにも、姿勢は正しておきましょう。

相手の話を聞く

説得力のある話し方をするために、相手の目を見るのは、嘘偽りのない真心や誠意を示すためですが、相手の気持ちを敏感にくみ取るためでもあります。説得力とは、とりもなおさず他人に受け入れてもらうためのスキルです。

相手の気持ちが今どこにあるのか、自分の意見に共感しているのか反発しているのか、いち早く察知して対応をするのも、説得力のある話し方には欠かせない能力の一つです。

そしてそのために最も有効なのが、相手の意見に耳を傾けるということです。一方的に自説をまくしたてるだけでは、本当に相手を納得させることはできません。積極的に相手の言葉に耳を傾ける姿勢も、説得力のある話し方をする基本です。

自分を信じる

自信満々に話すなんて、ずいぶんな己惚れ屋さんだと思うかもしれませんが、誰よりもまず最初に、自分を納得させられなければ、他人を説得などできるはずがありません。

「自分は絶対に間違っていない」というくらいの強い自信を持って話さなければ、人の心は動かせません。自分自身を信じている人だけが、本当に説得力のある話し方ができるのです。

自分の言葉部自信を持つということは、自分の言葉に責任を持つということでもあります。無責任でいい加減な人間に、説得力のある話し方などできるはずがありません。自分を信じ、胸を張って、堂々とした態度でいましょう。

説得力のある話し方をするコツ

同じ内容の話でも、説得力のある話と、まったく説得力のない話とがあります。基本情報は同じなのに、何が違うのでしょうか。その秘密は、話し方にあります。

ちょっとしたコツで、誰でも説得力のある話し方をすることができるようになります。説得力のある話し方をするコツをご紹介します。

例え話を入れる

説得力がある話というのは、「わかりやすい」です。誰が聞いてもよくわかる、論理的で簡潔な話ほど、強い説得力を持ちます。最悪なのは、何のことを言っているのかさっぱりわからないことです。

話し上手な人は、例え話が上手です。例え話を入れると、具体的にイメージしやすくなるからです。複雑難解な内容でも、わかりやすい例え話を入れることで、誰にでも理解しやすい話になります。

例えば、見たことも聞いたこともない国の話をするとき、「北海道見たいな」と言えば、広くて寒いとイメージできますし、「沖縄みたいな」と言えば、青い海に囲まれた熱帯の島をイメージできます。

説得力のある人の話し方の真似をする

スキルアップの第一歩は、いつだって物真似です。何のモデルもなく、一足飛びに説得力は身につきません。最初は、説得力があると評判の高い人の真似をすることから始めてみましょう。聴衆の関心の集め方、話の構成、誘導、学ぶべきことはたくさんあります。

真似をしているうちに、自分らしいスタイルが見についてくるはずです。立ち居振る舞い、声の出し方、話のリズムなど、説得力のある話し方に、唯一無二のスタイルはありません。真似をして、試行錯誤し、自分らしいスタイルを確立することが説得力向上の一番の早道です。

最初に結論を述べる

「この話はいったいどこへ行くのだろう?」と期待を持たせ、最後にアッと言わせる説得方法もありますが、相当高度なテクニックです。話術がよほど巧みでないと、聞き手は途中で飽きてしまいます。「それで何が言いたいの?」と思われたら、失敗です。

説得力がある話し方のコツは、最初に結論を言ってしまうことです。ゴールが先に見えていれば、聞き手は話の道筋が予測できるので、理解もしやすくなり、関心も高まります。

説明をするときは、「ポイントは3つ」「メリットとデメリットがある」など、次にどんな話が来るのかを、印象づけてから始めるとより効果的です。「説得力のある話し方のコツは4つです。1つ目は」という具合です。

数字や引用を使う

話に説得力を持たせるためには、「なぜそうなのか」という根拠を示す必要があります。「こうなんじゃないか」と漠然と話すより、数字やデータを示して明確に説明するほうが、聞き手は納得しやすいです。

出典を明確にしての引用で、権威の裏付けを得る方法もあります。有名人や偉人の言葉や文章を引用すれば、権威を借りることになり、信憑性が高まります。

さらに、自分以外の第三者の意見を引用することで、この話が私見ではないと、聞き手に印象づけることができます。

説得力のある話し方のNGワード

説得力のある話し方をするときに、使ってはいけない、極力使わないほうがいい言葉があります。それは、「~らしい」「たぶん~」という、憶測をあらわす言葉です。

伝聞や推測など、根拠のない話は、信憑性を疑われます。「私は~思います」というのも、独りよがりな主張ととられかねないので、場合によっては使わないほうがいいでしょう。

説得力のある文章が書けるライティング技術

説得力が必要なのは、話術だけではありません。調べサイトを閲覧していて、「この文章は信用できない」「この内容は信用できる」と分別することはありませんか?いかにも胡散臭いサイトやとんでもない内容は別として、文章力だけで、区別されるのはなぜでしょう。

説得力のある文章が書けないと、始めの数行を読んだだけで、「つまらない」「嘘くさい」と切り捨てられてしまいます。最後まで読んで、納得してもらえるような、説得力のある文章を書くコツをご紹介します。

センテンスは短く

ダラダラと長い文章は、話を迷走させます。簡潔でわかりやすい話が説得力を持つのは、話術と同じです。一つ一つのセンテンスは、どんなに長くても3行以内が原則です。

一つの文章の中に、主語がいくつも出てきたり、時系列がバラバラだったりすると、読み手は混乱しますし、「また」を連発して話が重なると、ポイントがぼやけます。

誤字脱字に注意

説得力は、信頼と切り離すことができません。内容云々以前に、信じられるかどうかを判断されてしまうのが、誤字や脱字の多さです。誤字や脱字があると、信頼度が下がります。誤字や脱字があるいうことは、内容を見返していないということです。

話し言葉と違い、文章にはじっくりと考える時間が与えられています。読み手にわかってもらうために、言葉を吟味し、組み立てるのが文章です。おざなりな文章では、誠意は伝わりません。

信憑性を持たせる

説得力のある話術は、声の大きさや表情で、聞き手を引きつけることができますが、文章ではそれはできません。しかし、書き手に時間が与えられるように、読み手にも時間が与えられるのが、文章のいいところです。

細かいデータや、数字をいくつも示し、信憑性を高めることができるのは、文章ならではです。話術では、あまりたくさん数字を出すと、数字が苦手な聴衆は、関心を失ってしまうからです。ところが、文章の中に、根拠のある数字がたくさん並べられていると、信頼性高くなります。

権威ある第三者の意見を盛り込み、権威の後ろ盾を利用すると効果的なのは、話すときと同じです。引用だらけの文章は読みにくいですが、ここぞというポイントで、的確な引用を用いるのは、説得力なある文章を書く、重要なテクニックです。

説得力は人生を切り開く鍵

説得力があれば、何でも自分の思い通りになるかと言えば、そうではありませんが、自分の人生を自分の望む方向に向けさせる力の一部にはなります。

説得力は、相手を言い負かしたり、言いくるめたりするためにあるのではありません。あくまで納得させて、認めさせるためにあります。納得して認めてもらえれば、その人はあなたの味方になります。味方が多ければ多いほど、望みが叶う可能性は高くなります。

説得力は、人生を豊かにする鍵のようなものです。あなたも、説得力を身につけて、豊かな人生を切り開いてみませんか?

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