プラバンピアスの作り方とは?手作りのデザイン集も紹介

手軽に作れるプラバン。子どもの頃、プラバンで遊んだ人も多いのではないでしょうか。でも、プラバンは子どもの遊びと思っていませんか?プラバンは、素敵なアクセサリーにもなります。プラバンで、おしゃれなピアスを手作りしましょう。ピアスの作り方やデザインをご紹介します。

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目次

  1. 1プラバンでピアスを作ろう!
  2. 2そもそもプラバンとは?
  3. 3プラバンアクセサリーの魅力
  4. 4プラバンピアスに必要な材料・画材
  5. 5プラバンピアスの作り方・手順
  6. 6手作りプラバンピアスのデザイン集
  7. 7プラバンピアスをグレードアップ
  8. 8プラバンの可能性は無限

プラバンでピアスを作ろう!

プラバンが大流行したのは、20年~30年くらい前のことです。手軽に工作気分も味わえるプラバンは、小学生から人気に火が付き、小さい子どもを持つクラフト好き、手作り好きのママたちの間でも話題になりました。

手作りの流行は、ビーズ、スィーツデコ、レジン、アクアリウムと次々と移っていきますが、作り方が簡単で、少ない材料でパパッとできるプラバンは、かつてほどの爆発的な人気はないものの、まだまだ愛好者も多いです。

プラバンは小学生くらいの小さな子どもがやるものと、思っている人もいるかもしれませんが、プラバンで作るアクセサリーやインテリアはとても素敵です。とくに、プラバンピアスは、大人ならではのプラバンの利用方法です。

子どもの頃やったっきり、何年もプラバンには触っていないという人も、プラバン遊びはやったことがないという人も、プラバンで素敵なピアスを作ってみませんか?

そもそもプラバンとは?

「プラバン」とは、プラスティックの板に、絵を描いたり色を塗ったりしてオーブンやオーブントースターで加熱し、硬く加工したもののことです。プラスティックの板は、加熱すると縮むので、元の形の四分の一から五分の一くらいの大きさになります。

どんな絵を描くのか、どんな形にするのかは自由で、好きなアニメのキャラクターを描いて、自分だけのキャラクターグッズが作れるのが、子どもにうけた理由の一つです。

ペラペラのプラスティック板が、みるみる縮んで硬くなるのも、子どもたちの好奇心を刺激しました。加熱と言っても、火を使うわけではない点も、子どもたちにとっては魅力的でした。

流行り始めのプラバンは、透明なプラスティックの板に油性マーカーで絵を描いて切り抜き、加熱して硬化させるだけのシンプルなものでしたが、最近ではどんどん進化して、大人の趣味としてひそかに人気を集めています。

プラバンに付けるパーツもいろいろあるので、キーホルダーやしおりだけでなく、指輪やイヤリング、もちろんピアスにも、簡単に加工できます。

プラバンアクセサリーの魅力

ビーズ、スィーツデコ、レジンと、大抵の手作りクラフトは、アクセサリーに活用できます。もちろんプラバンも、おしゃれで素敵なアクセサリーとして、人気があります。

手作りのアクセサリーはどれも素敵ですが、プラバンアクセサリーには、プラバンアクセサリーにしかない魅力があります。

プラバン人気を支える、プラバンアクセサリーの魅力をご紹介します。きっと、プラバンアクセサリーを作ってみたくなりますよ。

工作感覚で簡単に作れる

プラバンアクセサリーの魅力の一つは、作り方が簡単なことです。多少不器用でも、センスに自信がなくても、失敗なく作れるので、初心者でも安心です。使う道具も、プラスティックの板以外は、基本的にははさみと油性マーカーなので、使い慣れています。

加熱もオーブンやオーブントースターなので、火傷にさえ気をつければ、危ないこともありません。折り紙を折るのと同じくらい簡単で手軽に、素敵な手作りアクセサリーが作れますから、時間がない人、せっかちな人にもおすすめです。

材料は100均でも揃えられる

いくら手作り好きとは言っても、材料費がかかり過ぎると、そうそう頻繁にアクセサリー作りをするわけにもいきません。プラバンが人気があるのは、材料費が安いことも理由の一つです。それこそ、子どものお小遣いでも何とかなるくらいです。

プラスティック板は、ホームセンターや文房具屋でも買えますが、100均なら、プラスティック板の他、アクセサリーパーツや、プラバンアクセサリー用のイラストなども揃えられるので、便利です。

素敵なオリジナル作品も作れる

世界で一つだけのオリジナル作品が作れるのが、手作りのいいところです。プラバンは、アイディア次第でどんな色や形にでも加工することができます。

透明なプラスティック板以外にも、色付きのプラスティック板を使ったり、マーカーの種類にこだわったりすることもできます。

既存のデザインを組み合わせてもいいですし、自分でデザインすることも可能です。自分のセンスをいかんなく発揮できるのが、手作り好きにはたまらない魅力です。

プラバンピアスに必要な材料・画材

プラバンを作る基本的な材料は、プラスティックの板と油性マーカー、はさみ、オーブントースターですが、オリジナルのプラバンピアスを作るには、もう少し材料が必要です。

プラバンピアスを手作りするときに必要な材料をあげておきます。わざわざクラフトショップに行かなくても、どれも100均で手に入ります。

必要な材料

プラバンピアス作りに必要な材料は、まず基本のプラスティック板、油性マーカーなどの画材、はさみ、そして加熱用のオーブントースター、アルミホイル、プラバンをきれいに平らにするための板や本、それとクッキングペーパーです。

熱したプラバンをオーブントースターから取り出すために、耐熱の手袋か軍手、なければ割り箸も用意しましょう。きれいに仕上げたいなら、目が細かいやすりもあるといいです。

ピアスを作るなら、ピアスのパーツ、必要なら接着剤、穴あけパンチ。ピアスパーツの種類によって、接着剤か、穴あけパンチか、どちらかが必要になります。ピンタイプのピアス台なら接着剤、フィッシュフックタイプなら穴あけパンチが必要です。

画材

画材でポピュラーなのは油性マーカーです。プラバン用のマーカーもありますが、100均では手に入りません。そこまでこだわりがなければ、普通の油性マーカーで大丈夫です。

油性マーカーの他にも、ポスターカラー、色鉛筆、アクリル絵の具などでも絵付け、色付けをすることができます。それぞれ特徴があり、好みやデザインに応じて使い分けます。

ポスターカラーはポップに、色鉛筆はソフトに、アクリル絵の具は鮮やかに仕上がります。油性マーカー、色鉛筆は、プラバンに絵付け、色付けをしてから加熱しますが、ポスターカラーやアクリル絵の具は、加熱して形を整えてから絵や色を付けます。

加熱してから色を付けるのは、繊細な作業なので、細かい作業が好きな、手先が器用な人に向いています。絵を描くのが苦手という人は、多目的インクとスタンプを使うと簡単です。いくつも同じものを作りたいときにも、スタンプはおすすめです。

あまり流通はしていませんが、プリンター用プラバンなら、写真やイラストを、家庭用インクジェットプリンターで、印刷することもできます。

縮んで形を整えたプラバンに、マスキングテープを張ったり、ネイルカラーを塗ったりするのも素敵です。マスキングテープは、剥がれ防止にマニキュアのトップコートかレジンを塗ります。

プラバンピアスの作り方・手順

プラバンの作り方は難しくありません。小学生でもできるくらいです。でも、きれいに作るにはコツが要ります。プラバンピアスの作り方をご紹介します。さっそく、プラバンピアスを作ってみましょう。

①プラバンにデザインを描いて切る

プラバンに油性マーカーで好きな絵を描いたり、アウトラインを引いたりして、はさみで切り取ります。プラバンは、焼くと縮みますが、プラスティック板によって縮尺率が異なります。どのくらい縮むのか、最初によく確かめておきましょう。

色を塗る場合は、型抜きをしてから塗る場合と、先に色を塗ってから切り取る場合と2通りのやり方があります。色鉛筆で塗る場合は、そのままでは滑ってしまって色が乗らないので、表面をサンドペーパーでこすってから塗ります。

フィッシュフックタイプのピアスパーツを付ける場合は、ここで、パンチを使ってプラバンに穴を空けておきます。穴が小さすぎると加熱したとき埋まってしまうので、プラバンの縮尺を考えて穴を空けましょう。

②オーブントースターで焼く

アルミホイルをくしゃっとま丸めてから軽く広げ、切り取ったプラバンを重ならないように乗せます。加熱むらができると縮み方に差ができ、歪みの原因になるので、なるべく真ん中あたりにプラバンを並べます。

タイマーを回し、様子を見ながら加熱します。しばらくするとプラバンがよれたり波打ったりし始めますが、そのまま待ちます。くるっと丸まって、再び平らになり、縮んでやがて動かなくなります。動かなくなったら、素早く取り出し、重しを乗せて平らに整えます。

オーブンを使う場合は、160℃に予熱してからプラバンをセットした天板を入れてください。オーブントースターから出したプラバンは、とても熱いので、絶対に素手で触らないでください。

③絵や模様の仕上げ

プラバンが完全に冷めたら、絵や模様の仕上げをします。パスターカラーやアクリル絵の具はここで使います。アクリル絵の具は、ほんの少し水を加えて溶きのばしてから使います。

まず、プラバンの縁を、目の細かいやすりで削って滑らかにします。好みに色付けしますが、裏側から塗ったり、表と裏で色を変えたりと、工夫してみてください。

絵具は乾いてからレジンを塗って紫外線で硬化させると、表面がつるんと膨らんで、可愛らしい仕上がりになります。時間はかかりますが、プラバンの透明感も生かせるし、高級感も出るので、おすすめです。

④ピアスパーツを付ける

ピアスパーツは2種類ありますが、ピアスのデザインや大きさによって合うほうを使ってください。大きいピアスはピンタイプのピアス台では支えきれないので、フィッシュフックタイプがおすすめです。

初めからフィッシュフックタイプにすると決めているなら、プラバンを熱加工する前に穴を開けておきましょう。後からでも開けられますが割れやすいので、最初に開けておくほうが賢明です。ただし、穴も縮むので、それを計算に入れておきましょう。

ピンタイプのピアス台は、台座に接着剤を塗り、乾くまでおいておきます。このままでもいいですが、ピアスの裏に、マニキュアのトップコートか、レジンを塗っておくと取れにくくなります。

プラバンの歪みをなくすコツ

プラバン作りで唯一失敗するのが、加熱後のプラバンの歪みです。プラバンを取り出すときにぐずぐずしてプラバンが冷めてしまうと、プラバンが歪んでしまいます。だからといって、焦って乱暴に扱っても歪みの原因になります。

冷ますときは、クッキングシートに挟んでから板や本で平らにすると、表面がつるつるになります。歪みをなくすコツは、プラバンの過熱を始めたら目を離さず、プラバンをタイミングよく取り出して手早く重しをかけることです。

加熱し過ぎるとプラバンの表面に気泡ができます。加熱時間は、機種にもよりますが、1分~1分半です。一度に大量のプラバンを加熱すると、取り出してプレスするの手間取り失敗します。慣れないうちは、一度に作るのは4つぐらいにしておきましょう。

手作りプラバンピアスのデザイン集

手作りプラバンは、アイディア次第でいかようにもデザインできます。センス抜群の手作りプラバンピアスをご紹介します。ぜひ、プラバンピアス作りの参考にしてみてください。手が込んでいるように見えますが、作り方は基本と同じでとても簡単です。

1.布

マスキングテープと同様、焼き縮めたプラバンに、お気に入りの布を貼ってレジンで固めたピアスです。布を張ったプラバンピアスの作り方は、難しくありませんが、布の貼り方にコツがあります。

布は、絵柄の表にデコパージュ液を使って、プラバンの裏面貼ります。つまり、プラバンの表から、布の柄が透けて見えるように張ります。貼った布の上から、さらデコパージュ液を塗って乾かします。

完全に乾いたら、はみ出した布をカットし、プラバンの表にデコパージュ液を塗り広げ、紫外線を当てて硬化させます。

2.蝶

蝶のモチーフを使ったプラバンピアス。フィッシュフックタイプのピアスパーツにチェーンをつなげて揺れるデザインに。ひらひらと舞うように揺れる紫の蝶がとてもエレガントで素敵です。

モチーフを使った作り方は、センスや絵に自信がないぶきっちょさんにもおすすめです。

3.球体

プラバンは平らなものだと思っていたら、驚かされます。加熱してまだ柔らかいプラバンを、立体的に加工すれば、半円球の傘や、花びらなどのモチーフも簡単に作れます。プラバンは、歪まないように平らにして作るという既定概念の、裏をかいた作り方です。

ガーベラのような花びらの多いモチーフをプラバンに写し取って切り取り、切り込みを深めに入れて加熱します。加熱して縮んだところで取り出し、優しく丸めれば、球体のアイテムができます。中に、鈴やビーズを包み込むこともできます。

立体デザインのプラバンは、熱いうちに整形する必要があるので軍手が必需品です。作り方は慣れるまでは難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば普通のプラバンと変わりません。立体が作れるようになると、デザインの幅がぐっと広がります。

プラバンピアスをグレードアップ

プラバンは簡単ですが、一歩間違うと安っぽく見えてしまいます。そこで役に立つのが、レジンです。レジンを塗ると立体感と光沢が出るので、チープさは消えます。

さらに、レジンは、中にいろいろなものを閉じ込められるので、売り物のような豪華さやセンスの良さも演出できます。ラメやスパンコール、小さなチャームなどを入れてもいいですね。

プラバンと、ビーズやレザーなど質感の違うモチーフを繫いでも素敵です。

プラバンの可能性は無限

焼いて縮めるだけのプラバンですが、子どもの遊びと甘く見ていると驚かされます。平面だったプラバンが、立体まで表現できるなんて、プラバンの世界はどこまで広がっていくのでしょう。

プラバンは、作り方が簡単なこと、材料費が安く手軽の手に入ること、オリジナリティが発揮できることに加えて、軽いという特徴があります。この軽さが、アクセサリーにはぴったり。とくにピアスにはおすすめです。

懐かしいプラバン、久しぶりに作ってみたくなりませんか?あのころとは違う大人のプラバンクラフトを楽しんでみてください。

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