ナマケモノをペットとして飼う方法!ショップでの値段や価格を紹介

ゆっくりと動くナマケモノは動物園でもその愛くるしい姿を見せてくれます。動物が好きな人であればナマケモノを飼ってペットにしてみたいと考える人もいるのでは。今回はナマケモノをペットとして飼う方法や値段と飼う際の大事な注意点をご紹介します。

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目次

  1. 1ナマケモノはペットとして飼ってみたい!
  2. 2ナマケモノってどんな動物なの?
  3. 3ナマケモノの歴史
  4. 4ナマケモノはペットとして飼える?
  5. 5ナマケモノをペットとして飼う方法
  6. 6ナマケモノを飼育する際の注意点
  7. 7ナマケモノの赤ちゃんがかわいいと話題に!
  8. 8ナマケモノを飼う際は責任を持つ

ナマケモノはペットとして飼ってみたい!

ゆっくりと動く姿やおっとりとした表情が魅力的なナマケモノ。最近ではそんな愛くるしい姿や表情が海外でも人気があるようです。日本でもナマケモノは動物園でもその姿を見ることができ、動物園を訪れた人に癒しを与えてくれる存在です。

そんなナマケモノを一度でも良いからペットとして飼ってみたい、一緒に暮らして癒されたいと思う人は意外と多いのではないでしょうか。最近ではSNSでナマケモノの映像を気軽に見ることが出来るのでなおさら飼ってみたいと思うのでは。

しかし、ナマケモノをペットとして飼う方法を知らない人は多いでしょう。今回は、ナマケモノを飼う方法と値段や飼う際に注意する点などをご紹介します。

ナマケモノってどんな動物なの?

テレビなどでナマケモノを見る機会があっても、そのおっとりとした動きや読み取れない表情が原因でナマケモノはどんな動物なのか、どんな生態なのか、どんなものを食べるのかなど、よく分かっていない人は多いでしょう。まず、ナマケモノとは一体どんな動物なのか、ご説明します。

ナマケモノの生態

ナマケモノはそのゆっくりとした動きから、「怠け者」と呼ばれるようになりました。英語でも「sloth」と呼ばれており、意味も「遅い」「怠惰」というような意味になるそうです。そして、実はナマケモノはアリクイの仲間なんだそうです。

中央アメリカや南アメリカの熱帯林にナマケモノは生息しています。体長は約41cm~74cmほどで、四肢が長いです。ナマケモノの特徴的な部分でもある爪は鉤爪(かぎづめ)と呼ばれるもので、この鉤爪を木の枝部分に引っ掛けて生活をしています。なんと中には首が270度も回るナマケモノもいるようです。

主食は新芽や葉っぱなどで食事や睡眠、そして出産までも木にぶら下がった状態で行います。ただ、排尿や排便などは週に1度ほど地上に降りて済ませるようです。ナマケモノは首を270度も回すことが出来るそう。睡眠時間は一日15~20時間ほど。あまり想像が出来ませんが、ナマケモノは泳ぐことが得意なんだそうです。

ナマケモノの性格

ナマケモノの性格は、比較的おっとりとしていて穏やかな性格をしているようです。ジャングルに生息していますが、争いごとは好まず必要最低限で生活をしているようです。こういったナマケモノの性格もあり、ついつい魅力に惹かれるのかもしれません。

しかし、ナマケモノには2種類がありフタユビナマケモノ科のナマケモノはどちらかというと警戒心が強く気性も荒めなんだそうで、素早く動くこともあるんだそう。穏やかなナマケモノはミユビナマケモノと呼ばれるそうで見分け方は、爪の数。フタユビナマケモノは前足が二本で後ろ足は三本、ミユビナマケモノは前足も後ろ足も三本なんだそうです。

ナマケモノの寿命

ナマケモノの寿命は10~15年と言われているそうなのですが、ある動物園には30年生きたナマケモノも存在していたようです。生活状況などによって寿命も変わってくるのかもしれません。

ナマケモノの死因の理由として、餓死があるようです。エサは食べているのに餓死をするんだそうです。ナマケモノの消化には時間が掛かってしまって体内にエサが残ったまま死んでしまうこともあります。

そして変温動物であることが理由で満腹状態でも餓死してしまいます。ナマケモノがわずかなエサでも生きれるのは体の中にいる微生物のおかげなのですが、その微生物は気温が低いと生きられず、ナマケモノはその場の気温によって体温が変化するので体内にいる微生物もその影響を受けてしまい、エサを食べても気温が低いと死んでしまうのです。

ナマケモノの歴史

大昔には地上で過ごしていた「メガテリウム」と呼ばれる動物がナマケモノがの先祖であったとされています。そして、今では想像が出来ないほど超巨大動物であったとされています。しかし、絶滅をしてしまったようです。

とても大きな動物だったので、現在のナマケモノのように木にぶら下がることは出来なかったため、地上で生活をしていました。ゆっくりとした動きであったことから草食だと言われていますが、一方で肉食ではないかという声もあります。

現在では絶滅してしまったメガテリウムですが、その理由は人間が誕生したからではないかとも言われています。しかし、実際の理由はまだ分かっていません。

ナマケモノはペットとして飼える?

ナマケモノの生態や性格が分かったうえで、次はナマケモノはペットとして飼えるのか見ていきましょう。ナマケモノが買える場所や値段、そしてペットとして飼う方法などを知らない人がほとんどなので、詳しくご説明します。

ナマケモノが買える場所

まずナマケモノを買う方法として、ショップで買わなければなりません。日本ではフタユビナマケモノがペットとして販売されていますが、残念ながら普通のペットショップではナマケモノを買うことが出来ません。なので犬や猫がいるペットショップでナマケモノを見たという人はほとんど少ないでしょう。

ナマケモノを買うためには、珍しい動物を取り扱っている専門のショップでの購入やそういったお店のウェブサイトを利用しなければなりません。

希少価値が高いので、そういったお店に行かないとなかなかお目にも掛かれませんし、買うことも出来ないようです。しかし、専門店なので店員にナマケモノのことを詳しく聞けるのでそういった面では良いでしょうし、困ったことがあれば聞いてもらえるでしょう。

ナマケモノの販売価格

ナマケモノの販売価格はそのお店やネットによって異なるようですが、たいだいの相場としては60万~100万ほどで販売されています。とても高いイメージになってしまいますが、ナマケモノは希少価値がかなり高い動物とされているので、それなりの値段はしますしそのお店によって値段か変わってしまうのは仕方ないようです。

しかし、実際はこの他として、ナマケモノを飼うための大きなゲージや食料、ナマケモノが病気した際の病院代や万が一のためのペット保険料や光熱費などがかなり掛かってくるので、実際はこのお値段以上を見込まなければなりません。

ペットとしてなつくの?

ナマケモノをペットとして飼うなら、やはり飼い主にしっかりなついて欲しいと思うのが普通ですし、おっとりとした姿が癒されるので、なついてくれればなおさら嬉しいのではないでしょうか。

実はナマケモノは人間に対してもあまり警戒しません。比較的なついてくれるようです。人間が抱っこをしても威嚇したり嫌がらず、そのまま抱っこをさせてくれるのです。ペットとしては十分になついてくれるそうですし、嫌がらず抱っこさせてくれるのは飼い主にとってはとても嬉しいでしょう。

ナマケモノをペットとして飼う方法

それでは、ナマケモノをペットとして飼う方法をご紹介します。ナマケモノをきちんと飼育できるようにするために必要なものと、ナマケモノ食事はどんなものが良いのかをご紹介します。まずは飼う前にペットとして飼う方法を知っておきましょう。

飼育に必要なもの

ペットとして飼育する方法として、まずはナマケモノ入るくらいのゲージを用意しなくてはいけないのですがなるべく余裕がある大きめのゲージを用意したあげてください。もし出来るようであれば、部屋ひとつをナマケモノが住める状態にしてあげるととても良いでしょう。

そして、ナマケモノが登れる木も何本か用意しなくてはなりませんが、なるべく太いものが良いでしょう。また、排泄が出来る場所として、砂場も必要です。

そして、重要だと言えるものが温度調整が出来るエアコンと湿度管理が出来る加湿器が必要です。ナマケモノは温度にとても敏感で、低く過ぎると死んでしまうことがあるので注意しなくてはなりません。また、温度と湿度が変わりすぎても良くないので、保てるように気を付けなければなりません。

ナマケモノの食事(餌)

ナマケモノの食事は、一日8gほどしか食べません。なので、食費の面では飼い主にとって安心できるでしょう。あげるものは、バナナ、リンゴ、キャベツ、ニンジン、小松菜などで大丈夫のようです。ナマケモノ用のフードは無いのでこういったものをあげてください。

ナマケモノは食べる量は少ないですが、毎日あげるようにしてください。また、食べ物をあげても興味が無さそうにするときがあるので、そういった場合は口の中に入れてあげるとゆっくり食べだします。ナマケモノは消化がとても遅いので食事を一日でも忘れてしまったり、あまりにも少ない量だと負担がかかってしまうので注意してください。

ナマケモノを飼育する際の注意点

ただナマケモノを飼う際に必要なものを用意するだけではなく、注意をしなくてはならない点がいくつかあります。ナマケモノはペットとして可愛いですが、それだけでは飼育できません。ナマケモノと長く過ごすために必要な方法でもあるので、しっかり注意点を見ておきましょう。

気温や湿度に注意

ナマケモノをペットとして飼う際に、一番気を付けなければならない点が気温と湿度です。これを保てないとナマケモノは弱ってしまい、最悪の場合は死に至る可能性もあるので飼い主がきちんと見なくてはなりません。

温度設定は、ナマケモノが生息している熱帯林に合わせた温度で30度前後を保たなければなりません。そして、湿度は70%を保ちましょう。ナマケモノは高温多湿を好み、あまりにも低いと弱ってしまうので注意してください。

温度が30度なので人間にとっては辛いですが、部屋を別に出来ると良いでしょう。また、光熱費もかなり掛かりますがナマケモノのために我慢しなければなりません。

ゲージ内は清潔に保つ

ナマケモノを飼うためには、高温多湿にしなければなりませんがそうするとカビなどが発生してしまうので、ゲージや部屋はこまめに掃除しなくてはなりません。掃除は大変ですがナマケモノが気持ちよく過ごすためにはとても大事なことです。ゲージ内で飼っている場合はとくにゲージを常に清潔にしてください。

また、ナマケモノは毛の間などにダニが住んでいて、ナマケモノの糞を食べて過ごすので排便をしているようだったらすぐに片づけてあげてください。排便や排尿は週に一度程度なので始末は簡単に出来ますが、ほおっておくのはダメなので部屋を別にしている場合は、なるべく見に行ってください。

定期的にお風呂に入れる

ナマケモノはほとんどの時間を寝て過ごしますが、起きている隙をみてお風呂に入れてあげると良いでしょう。毛にダニが住んでいるのでそれをきれいにしてあげるためにも必要でしょう。

また、ナマケモノは意外に泳ぎが得意な生き物なので、お風呂場をプールのようにして泳がせてみても可愛らしい一面がみられるのではないでしょうか。

ただ、ナマケモノはあまり動きすぎるとエネルギーを消耗してしまって弱ってしまうこともあるので、長く泳がせたり遊ばせるのはやめましょう。ある程度泳いだら、体をふいてゲージや部屋に戻してあげましょう。

ペット保険や獣医を探しておく

これはナマケモノだけに関したことではないのですが、ペット保険に入ったり信頼できる獣医を探しておくと良いでしょう。ナマケモノは犬や猫と違って生態は珍しいものになるので全く分からない病気などがあります。その対策として、獣医をきちんと探して何かあったときに電話して聞いてみたり、病院に駆け込めるようにしておきましょう。

ナマケモノは珍しい生き物なので、犬や猫よりも高額な医療費がかかる可能性もあるのでしっかりペット保険には入っておきましょう。もちろん飼い主のためにもなるのですが、いざナマケモノが病気した際にしっかり対処ができるようにペット保険に入りましょう。

ナマケモノの赤ちゃんがかわいいと話題に!

最近ではナマケモノの赤ちゃんがとても可愛いと海外でも日本でも話題になっています。ナマケモノ特有のおっとりとした動きとあどけない表情が癒されるようです。ナマケモノの可愛い赤ちゃんの動画をご紹介します。ナマケモノに興味がなかった人でもその可愛さに魅了されるかもしれません。

ナマケモノの赤ちゃんが可愛すぎる

ナマケモノの赤ちゃんがとても眠たそうにあくびをしているところや、安心してミルクを飲んでいる姿がなんとも可愛らしい姿で癒されます。興味津々にカメラを見つめている目も丸くて愛らしいです。

この動画にうつっている赤ちゃんはコスタリカの保護施設保護施設で暮らしているそうです。ここででは赤ちゃんが大事にのびのびと育てられているようです。仕事などで疲れた時には、このナマケモノの赤ちゃんの動画を見ると癒されるかもしれません。動画は長くないので、寝る前や移動中など気軽に見ることが出来ます。

ナマケモノ赤ちゃんの生活

この動画は、コスタリカに保護されて育てられているナマケモノの赤ちゃんの生活を紹介しています。色々な問題で親に育ててもらうことが出来なくなったナマケモノの赤ちゃんを人間が育てているこの保護では、赤ちゃんの健康管理から一日が始まります。施設で働いている人たちは、ナマケモノの魅力を語ります。

ナマケモノの赤ちゃんがどう育てられているのか、どういった管理をしているのかを詳しく知りたい場合はこちらの動画を見てみると良いでしょう。たくさんの赤ちゃんの魅力がこの動画にはあるので、癒されるために見ても良いでしょう。

ナマケモノを飼う際は責任を持つ

ナマケモノの詳しい生態や性格、そしてペットとして飼う方法や必要なものと注意点をご紹介しました。ナマケモノは犬や猫と違って、ペットとして飼うには色々な準備やお金がかかってしまいますし、15~20年、もしくは30年ほど生きると思われているので、長く共に暮らさなければなりません。

動物が大好きでしっかりと育てられるという人であれば良いのですが、一時的な可愛いという思いで飼ってしまっては、途中でナマケモノを捨ててしまうということもありえるので、しっかり育て方や注意する点を知って責任をもってナマケモノを飼いましょう。

ナマケモノはペットとして癒しを与えてくれる存在になるので、飼い主も目いっぱいの愛情で育ててあげると良いでしょう。また、動物園で眺めてみても癒されるのではないでしょうか。

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