じゃがいもの賞味期限や冷蔵庫での保存期間!いつまで日持ちする?
色々な料理に使えるじゃがいも。家に常備しているという人も多いのではないでしょうか?そんな便利なじゃがいもですが長く置いておくと賞味期限が心配になることも。そこで今回はじゃがいもの賞味期限や保存方法について調べてみました。
目次
じゃがいもの賞味期限を知っていますか?
カレーや肉じゃがなど日本の家庭料理には欠かせない食材であるじゃがいも。そんなじゃがいもの賞味期限はいつまでなのか知っていますか?
そこで今回は購入した後のじゃがいもは冷蔵庫で保存したほうがいいのか、どうすれば賞味期限が延ばせるかなど、じゃがいもについて調べてみました。購入した後に使い切れず傷んでしまうというぜひ参考にしてみてください。
美味しいじゃがいもの選び方
じゃがいもの賞味期限についてご紹介する前に、まず美味しくて新鮮なじゃがいもを選ぶ方法をご紹介します。新鮮なじゃがいもを目利きできるようになることによって、更に日もちさせることができるようになります。
スーパーなどで腹売りされているじゃがいもを選ぶときには「丸みがありふっくらとしているもの」「皮が薄くシワがないもの」「緑色になっておらず芽が出ていないもの」を選ぶようにしましょう。
特に緑色になっている・芽が出ているものは保存方法が悪く日が賞味期限が近い場合がほとんど。買った直後に傷んでしまったということがないように、新鮮なじゃがいもを選ぶよう心がけましょう。
じゃがいもの賞味期限
一般的にじゃがいもの賞味期限は1ヶ月程度だと言われています。葉物野菜などと比較するとかなり長持ちするので便利な食材だと言えるでしょう。
しかしこの賞味期限はじゃがいもを適切に保存できた場合です。間違った保存方法で保存しておくと味を損ねたり、もっと早くに傷んでしまうこともありますので正しい方法でじゃがいもを保存するようにしましょう。
冷蔵庫で保存の場合
賞味期限を延ばす為、じゃがいもを冷蔵庫で保存しているという家庭も多いのではないでしょうか?夏場など気温が上がる季節には常温で保存しておくとじゃがいもが痛いやすくなるので冷蔵庫での保存がおすすめです。
しかし冷蔵庫での保管の際には注意点があります。それは乾燥です。冷蔵庫は庫内の温度を低くするために常に冷気を放出しているため乾燥しています。そのためじゃがいもをそのまま入れてしまうと水分が抜けて硬くなったりシワシワになってしまうのです。
なので乾燥を防ぐためには、じゃがいもを新聞紙に包んで冷蔵庫に入れるようにしましょう。またこもった湿気も風味を損ねる原因になりますので、ラップやビニール袋などで密封しないようにも注意してください。
冬場の常温保存の場合
冬場の気温の低い時期であれば、じゃがいもを常温保存しても問題ありません。気温が5度前後であれば賞味期限を早めることもありませんので安心です。
しかしこの際には保存方法には注意が必要。じゃがいもは湿気に弱いので、冷蔵庫に入れた時と同様新聞紙に包んで保存するようにしましょう。余分な水分を新聞紙が吸い取ってくれます。新聞紙がしっとりとしてきたら新しいものに交換しましょう。
また光が当たると光合成が起こり発芽してしまうことも。保存する際には新聞紙をかぶせたり、黒ビニールをかぶせて光を当てないようにしましょう。この時にも湿気がこもらないように空気の通り道を作っておくのがポイントです。
手を加えたじゃがいもの保存方法と賞味期限
料理に使用したじゃがいもを使い切れなかったり、多く下ごしらえしすぎてしまうこともあるかもしれません。そんな時に捨ててしまうのはもったいない。手を加えたじゃがいもでも保存する方法があります。
調理した状態によって保存方法が変わってきますので、余ってしまったじゃがいもを適切に保存できるようチェックしてみてください。
切ったじゃがいも
切ってしまった後のじゃがいもは水につけて保存するようにしましょう。ボールやタッパーに水を張り、その上から水がこぼれないように封をすれば賞味期限は1週間ほど日持ちします。
カットしたじゃがいもをそのままラップして保存している人もいるかもしれませんが、冷蔵庫内の空気に触れ続けることでどんどん味が落ちていってしまいます。最後までおいしく食べるためにも、切ってしまったじゃがいもは水につけて保存するようにしましょう。
茹でたじゃがいも
ポテトサラダやマッシュポテトなどじゃがいもを茹でて調理する機会はたくさんありますが、作っている途中で「茹ですぎたかも…」と思うこともあります。そんな時にはラップをして冷蔵庫で保存するようにしましょう。
だいたい4日程度は日持ちすると言われていますが、保存期間が長ければ長いほど風味が損なわれていきます。出来るだけ早いうちに食べるようにしましょう。
じゃがいもは冷凍保存してはダメなの?
食材の賞味期限を長持ちさせるために冷凍するという人も多いかと思います。しかし、残念ながらじゃがいもは冷凍保存に向いていません。凍らせることによってじゃがいもの水分が抜けてしまい、食べた時にスカスカ・パサパサの状態になってしまうからです。
冷凍する場合はマッシュ状にする
しかし大量のじゃがいもがあってどうしても使い切れない、冷凍保存したいということもあると思います。そんな時にはマッシュポテトにして保存すると1ヶ月程度保存することができます。
マッシュポテトを作ったあと粗熱をとり、フリーザーパックなどの密封できる容器に入れます。その後急速に冷凍することによって、風味が損なわれるのを最大限抑えることができるでしょう。使用する時には冷蔵庫で自然解凍するか、レンジで解凍してください。
冷凍するまでに少し手間はかかりますが、一度マッシュポテトにしてしまえば付け合わせなどに簡単に利用できとても便利です。また赤ちゃんがいる家庭では離乳食などにも利用できるので、たくさんじゃがいもがある時に作り置きしておきましょう。
賞味期限を過ぎたじゃがいもの状態は?
1ヶ月も日持ちするじゃがいもですが、見た目がシワシワになってきたり、持った時に柔らかくなっているものは賞味期限切れだと判断して良いでしょう。カットした時に通常の断面なら、悪くなっている部分以外は食べられますが、心配な場合は控えた方が無難です。
また芽が出てきている場合や、腐臭がするとき、液体が出てきている時には賞味期限を大幅にすぎている可能性も。中身が黒い場合なども同様に腐っている可能性が高いですので、いさぎよく処分するようにしてください。
じゃがいもの基本の保存方法
では最後に基本的なじゃがいもの保存方法をおさらいしておきましょう。正しい知識を覚えておくことで、長期間じゃがいもを美味しく保存することができます。食材を無駄にしないためにも、どうすれば良いかチェックしてみてください。
湿気のない風通しの良い場所
まずじゃがいもを保管する場所は、湿気のない風通しの良い場所にしましょう。じゃがいもは湿気を嫌う野菜です。密封したり風通しの悪い場所に保管していると腐敗が進みやすくなり、通常の賞味期限よりも早い段階で傷んでしまいます。
日持ちさせるためにも紙袋や麻袋など湿気がこもらない袋に入れて、空気が触れる場所で保管するようにしましょう。
新聞紙に包んで保存
更に保管する時にはじゃがいもを一つずつ新聞紙に包んでおく方法がおすすめです。こうすることによってじゃがいもからでる余分な水分を新聞紙が吸収し、適切な湿度を保つことができるからです。
またじゃがいもは光を浴びることによって光合成し、芽を出してしまいます。芽には有害物質が含まれているため取り除く必要がありますし、発芽するのに栄養が使われるので風味が落ちることも。
美味しい状態で日持ちさせるためにも、面倒ですが新聞紙で包んでおく方法がおすすめです、
リンゴと一緒に保存
最後にオススメしたい方法は「りんごと一緒に保存する」という方法です。あまり知られていませんが、りんごとじゃがいもを一緒に保存することによって、更にじゃがいもが日持ちすると言われています。これはりんごから放出されている「エチレンガス」の効果です。
エチレンガスとはりんごの甘い匂いの元でもある物質で、じゃがいもが発芽するのを抑制させる効果があると言われています。しかしこのガスは葉物野菜などの成長を促す効果も持ち合わせているので、他の野菜の腐敗を進ませてしまうことも。
一緒に保管する場合には穴を開けた袋に一緒に入れて他の野菜に近づけないようにする、別の場所で保管するようにするなど一工夫必要になります。
美味しくじゃがいもを食べよう
今回はじゃがいもの賞味期限や保存方法についてご紹介してきました。あまり手をかけなくても長期間日持ちするじゃがいもですが、今回ご紹介した方法を利用することによって更に美味しく、長期間保存できるようになります。
様々な料理に使うことができるじゃがいも。正しい方法で保存し、最後まで美味しくいただけるようにぜひチャレンジしてみてください。