ピーマンの賞味期限や冷蔵庫での保存期間や方法!日持ちする?
野菜の賞味期限を気にしたことはありますか?ピーマンは、葉物よりも長持ちしますが、日が経っても見た目が変わらないのでいまいち賞味期限が分からないです。そんなピーマンの賞味期限はだいたいどれくらいなのか、日持ちさせる保存法や保存できる期間を調べてみました。
目次
ピーマンの賞味期限(保存期間)を知っていますか?
野菜のピーマンを買うことはあるでしょうか?夏野菜であり、野菜炒めやピーマンの肉詰めにして食べる人が多いのではないでしょうか。
ピーマンは葉物と違って、長く日持ちするようなイメージもありますが、賞味期限(保存できる期間)は一体どれくらいなのでしょうか?冷蔵庫に入れて置くと日持ちする気もしますが、賞味期限や保存できる期間がどれくらいか知っている人は少ないようです。
今回は、ピーマンの保存期間や日持ちさせるための保存方法などについて、調べてみました。自炊をいつもしている人はもちろん、たまにしか自炊しないのでどれだけ日持ちするか知っておきたい人にも、おすすめの記事です。
ピーマンの賞味期限
ピーマンの賞味期限は、一体どれくらいなのでしょうか?ピーマンに限らず野菜は、常温保存・冷蔵庫での保存・冷凍保存などの、保存方法の違いによって、賞味期限が大きく異なります。
保存方法によって、ピーマンの賞味期限は約一週間から約1か月と、賞味期限に開きが出てきます。まずは、一般的な常温保存と冷蔵庫での保存方法を見てみましょう。
常温保存の場合
ピーマンは、冷暗所での常温保存では約1週間保存できます。一週間と聞くと、短いように感じますが、ピーマンは一袋に4個~5個くらい入っているので、毎日自炊する人なら、問題なく使いきれる期間でしょう。
冷蔵庫で保存の場合
ピーマンは冷蔵庫で保存する人も多いでしょう。冷蔵庫の野菜室では2週間ほど日持ちします。さらに、ピーマンを日光に干してから冷蔵庫で保存することも可能です。これだと、水分が抜けた分保存期間が長くなり、冷蔵庫でも約1ヵ月日持ちします。
切ったピーマンの保存方法と賞味期限
ピーマンは、丸ごとではなく、切った状態でも保存することができます。もちろん、切った状態で常温保存はできないので、切ってから保存する場合は、冷蔵庫で保存するか、冷凍保存の方法を選びましょう。
一人暮らしの人など、たまにしか料理をしない人は、あらかじめ切ってから保存しておくと、いざ使う時に料理の時間が短縮できて便利でしょう。
お湯に浸けると鮮度が保たれる
カットしたピーマンは、実はお湯を使うことで賞味期限が長くなるのです。切ったピーマンを、50℃のお湯に1〜3分ほど浸けます。ピーマンの水気を拭いて、タッパーやフリーザーバッグなどに入れます。
そのときに、湿らせたキッチンペーパーを一緒に入れるのを、忘れないようにしましょう。この状態で冷蔵庫の野菜室で保存すると、ただ切っただけのピーマンよりも長く日持ちします。ひと手間加えることで、賞味期限が長くなります。
切った状態のピーマンは、通常だと冷蔵庫でも2〜3日しか知餅しませんが、この方法で50℃のお湯に浸けると、5日間程度保存できるようになります。
ピーマンは冷凍保存できる?
ピーマンは、カットしておけば冷凍庫での保存も可能です。冷凍庫では約1ヵ月保存できます。冷凍保存なら、常温や冷蔵庫よりも長く保存できるため、実家から大量に送られてきて消費しきれないときや、ほとんど自炊しない人に向いている保存方法です。
また、ピーマンのきんぴらやおかか煮など、ピーマンを調理してから作り置きすることも、冷凍庫なら可能です。調理済みの冷凍保存であれば、約2週間日持ちします。
一人暮らしで、普段は料理をする時間が無いので、大量に作って作り置きしておきたい人などは、調理してから冷凍保存すれば、食べたいときに温めなおすだけで食べられて、便利でしょう。
状態良く保存する方法
ピーマンを冷凍保存した場合の賞味期限は、約1か月ですが、より良い状態で冷凍保存する方法はあるのでしょうか?ピーマンを良い状態のまま冷凍保存する方法を、ご紹介します。
大事なのは、しっかりと水気を切ることです。例えば洗ったときの水がついたまま冷凍保存してしまうと、まわりの水も一緒に凍り付いて、解凍したときも水びたしのようになってしまい、美味しさが損なわれてしまいます。
ピーマンを冷凍保存するには、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を取ってから冷凍すると、良いでしょう。
賞味期限を過ぎたピーマンの状態は?
賞味期限を過ぎてしまったら、ピーマンはどんな状態になるのでしょうか?賞味期限が過ぎたピーマンは、水気がなくなって、しわしわになってしまいます。しぼんだような見た目になってしまうのです。
野菜にとって水分は命です。賞味期限が切れると、水分がなくなって、ピーマン本来のシャキシャキした食感がなくなってしまいます。
しわしわの状態になったピーマンも、腐っていなければ食べることはできますが、しっかり火を通すように注意しましょう。
ピーマンの基本の保存方法
ピーマンの保存期間を方法別に色々見てきました。ではここで、ピーマンの基本的な保存方法を見てみましょう。基本をしっかり知ることが、あらゆる場面で大事になってきます。
水気の処理や、保存の時のひと手間を、手を抜かないようにすることで、良い状態で保存することができます。この作業をさぼってしまうと、賞味期限内でも風味が落ちたり、シャキシャキ感が損なわれることもあるので、気を付けましょう。
水気をしっかり取る
ピーマンに限らず、野菜の保存には大事なポイントです。洗ってから、水気はしっかり取るようにしましょう。ふきんなどで拭くか、キッチンペーパーを使うと良いでしょう。
ピーマンは、外側はしっかり水をはじきますが、内側は形も凸凹しているので、しっかり水気を取ってください。あまり躍起になる必要はありませんが、さっと水気を取るという作業は、忘れないようにしましょう。
新聞紙かラップに包んで保存
知っている人は少ないかもしれませんが、野菜を保存するときには、新聞紙やラップに包むのが良いとされています。新聞紙をすぐに捨ててしまっている人は、ある程度取り置いておくといいでしょう。
ピーマンはエチレンガスを出します。これは、他の野菜も熟すのを促してしまうガスです。本来、畑の中ではピーマンを美味しくしてくれる作用ですが、保存中の野菜にとっては賞味期限を早める元になってしまいます。
そのため、ひとつずつ分けて新聞紙に包むといいでしょう。新聞紙に包むことで、洗った後に取り切れなかった水分も、上手く吸ってくれるでしょう。
夏場以外は冷暗所で保存も可能
ピーマンは、夏場はやはり冷蔵庫に入れるべきです。しかし、夏場以外は冷蔵庫や冷凍庫に入れず、冷暗所で保存しても大丈夫です。ただ、冷蔵庫に入れるよりは賞味期限は早いでしょう。このときも、新聞紙に包むと鮮度が保たれて良いでしょう。
冷暗所で保存した場合は、賞味期限は一週間程度なので、毎日自炊している人は、夏場でなければ冷暗所で保存してもいいでしょう。
一人暮らしの人は、大きな冷蔵庫を持っていない人もいるでしょう。野菜室は意外とせまく、一週間分まとめ買いなどすると、すぐに満杯になってしまいます。野菜はなんでも冷蔵庫!ではなく、保存方法をしっかり知ったうえで上手く保存しましょう。
大量のピーマンを食べるなら無限ピーマン
「無限ピーマン」という料理を知っていますか?一時期ネットで流行った、ピーマンを使った美味しいレシピです。ピーマンを買ったけど、食べきれずにもうすぐ賞味期限が来そう!というときには、今から紹介する「無限ピーマン」を作ってみて下さい。
作り方は、とても簡単です。ピーマンを細切りにして、汁気を切ったツナと、ごま油小さじ1杯、鶏がらスープの素小さじ1杯、塩少々を一緒に耐熱容器に入れて、電子レンジで2~3分加熱するだけで完成です。お好みでコショウを振りかけても美味しいです。
こんなに簡単なレシピなのに、ついつい食べてしまう、やみつきになる味になります。ピーマンを大量に消費したいときに、おすすめのレシピです。独特の苦みも薄れるので、ピーマンが苦手な人やお子さんにも、おすすめの料理です。
ピーマンの賞味期限は1週間~1か月
ピーマンの賞味期限は、保存方法によって日持ちする期間が変わることが分かりました。常温保存では1週間の日持ちでも、冷蔵庫なら2週間、冷凍庫なら1か月日持ちします。どれくらいの期間で食べきれるかなども考えて、自分に合った保存方法を選びましょう。
保存するときの、新聞紙に包むひと手間や、水気をしっかり取ることも、気をつけて手抜きしないようにしましょう。しっかりとひと手間加えることによって、より場が持ちしたり、美味しいままピーマンを保存することができます。
野菜には、それぞれ合った保存方法や賞味期限があります。もちろん、感覚で「まだ食べられる」などの感性で判断するのもいいですが、美味しく長く食べるために、知識を知っておくことも重要です。