おみくじ待ち人の意味とは?待ち人来ずの意味も紹介【占い】

おみくじに書かれている「待ち人」の意味を知っていますか?おみくじには色々な運勢が書かれていますが、その中に「待ち人」という項目があります。そしてそこには「待ち人来ず 障りあり」など書かれていますが、これらも含め書かれている運勢の意味をご紹介します。

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目次

  1. 1おみくじの「待ち人」の意味を知っていますか?
  2. 2そもそも「おみくじ」とは?
  3. 3おみくじの「待ち人」の意味とは?
  4. 4「待ち人来ず」は悪い意味?
  5. 5その他「待ち人」の運勢の意味を紹介
  6. 6正しいおみくじの引き方
  7. 7おみくじに関するQ&A
  8. 8おみくじの結び方
  9. 9待ち人が来るように準備をしよう

おみくじの「待ち人」の意味を知っていますか?

神社やその他のところで目にするおみくじ。おみくじを引いたことがあるという人も多いですが、ここに書かれている意味をしっかりと把握している人は案外少ないものです。

おみくじには様々なものが書かれており、今より昔の言葉が使われていて少し理解しづらい言葉も混ざっています。その中でも今回は「待ち人」について取り上げていきます。

「待ち人来ず」、「待ち人来る」、「待ち人来ず 障りあり」など待ち人についてのみでも色々なことが書かれていますので、それぞれの意味も含めて確認していきましょう。

そもそも「おみくじ」とは?

そもそも「おみくじ」とはどんなものでしょうか。これは神社や仏閣で吉凶を占うためのくじのことを言います。吉凶というのは運勢のようなもので、「運勢を占うくじ」と言えるでしょう。

今後の運勢を占う上で、おみくじには様々なことが書かれています。ここで取り上げる「待ち人」を始めとして、健康、仕事、縁談、出産、学問、相場、転居などそれぞれについて細かく書かれているものが多いです。

中には、「大吉」や「小吉」、「凶」などの総合的な運勢が書かれているだけのものもありますが、近年では、みくじ箋(みくじ紙)と呼ばれる紙片を用いて、そこに様々な事柄への運勢が書かれているものが一般的です。

神様からのメッセージ

おみくじは運勢を占うくじですが、そこに書かれているものにはどのような意味があるのかご存知でしょうか。これは様々な説が言われていますが、1つには「神様からのメッセージ」とされています。

そしてこれは、「未来の運勢を占うもの」というよりは、「今後の指針」となるべきことが書かれていることが多いです。「○○せよ」というように、今後、どのような心持ちと行動をすべきか、ということが書かれています。

ですので、神様や仏様からの教えとして考えられていて、そうすることでより良い日々を過ごすことができるのが「おみくじ」の神様からのメッセージの意味となります。

潜在意識からのメッセージ

おみくじを「神様からのメッセージ」とする向きもあれば、「潜在意識からのメッセージ」だとする向きもあります。これはつまり、「自分自身からのメッセージ」です。

ただし、自分が意識できるような自分で考えつくようなところのメッセージではなく、深層心理、潜在意識からのメッセージです。

そしてそれは解釈次第でどうにでも取れるという意味でもあります。それぞれの状況に応じて、「ここに書かれているのはこういう意味」と判断したなら、それで良いとされています。ですのでなるべく「良い意味」で解釈するようにしましょう。

おみくじの目的

先にもお伝えしていますが、おみくじというのは運勢を占うくじです。なので、「未来予知」のように感じるものと言えるでしょう。そしてそういう意味でおみくじを引いている人が多いのも事実です。

ですが、おみくじの本来の意味は「今後の指針」であり、今後どのように行動すべきなのか、どのような考えを持つべきなのか、どのように振る舞っていくべきなのか、ということを教えてくれているものです。

ですから、おみくじの目的としては、おみくじを引いた人を導くことです。そして、おみくじを引く目的としては、今後の指針を知るためのものと考えるのが良いでしょう。

おみくじの「待ち人」の意味とは?

ここからは、おみくじに書かれている「待ち人」についての内容を取り上げていきます。まずは「待ち人」の意味です。これについては「昔」の意味と「現在」の意味がありますので、それぞれをご紹介します。

昔の「待ち人」

おみくじというのは江戸時代の後期あたりから庶民の間で定着したものと言われています。そしてその頃というのは、庶民の交通手段のほとんどが「徒歩」です。

商売などで遠くの街までいくと家族であっても次に会えるのはしばらく先の話でした。もちろんそれは友人や恋人でも同じです。

そういった人を「待ち焦がれている」状態での「待ち人」として考えられていたので、「帰りを待ちわびている人」の意味で「待ち人」と言いました。

現在の「待ち人」

現在で言うところの「待ち人」とは、昔の待ち人の意味の「待ち焦がれている人」という意味ももちろんあります。ただ、それだけではなく、やはり「恋愛」に関するもので、「恋人」という意味で捉えるところが大きいです。

そして、待ち人とはなっていますが、「待ち望んでいること」という意味でも捉えることができ、「人生の転機となるような出来事」なども待ち人の中に含まれると言われています。

また、「自分の人生を良い方に導いてくれる人」という意味もあるので、幸せを運んでくれるような人との出会いがあるかどうかも「待ち人」の欄で確認できるものとなります。

「待ち人来ず」は悪い意味?

「待ち人」の意味は先にお伝えしたような意味になっていますが、「待ち人来ず」とはどのような意味でしょうか。「来ず」なので悪い意味のように感じられますが、この意味を確認していきましょう。

「待ち人来ず」の意味

おみくじでは、「待ち人来ず」のあとに「障りあり」や「音信あり」などの言葉が付いていることも多いですが、まずは、「待ち人来ず」だけの意味を確認します。

「待ち人来ず」の意味とは、残念ながらそのままの意味で、「来ない」という意味になっています。「来ず」ではなく「来たらず」と書かれている場合もありますが、これも同じく「来ない」という意味です。

「待ち人来ず 障りあり」の意味

それでは、「待ち人来ず 障りあり」の意味とはどのようなものでしょうか。「障りあり」は「さわりあり」と読み、これは字のままに「何らかの障害」を表している言葉です。

ですので、「何らかの障害やトラブルがあって来ない、来られない」という意味になります。この障害をもたらすものは、自分側の可能性も、相手側の可能性もあります。

「待ち人来ず 音信あり」の意味

他にも「待ち人 音信あり」という表記があることもあります。これは「待ち人は来ないけれど、音信はありますよ」という意味です。

この「音信」は現代語の「おんしん」ではなく「おとづれ」と読みます。これは古語で、「前触れ」や「理由」、「情報」のことを指している言葉です。

また、同じような意味で、「待ち人来ず 便りあり」というものもあります。これは前触れという意味の音信とは少し違って「何らかの連絡がありますよ」という意味になります。ただし、音信を「連絡」という意味と捉えるのも間違いではありません。

「待ち人来ず」を引いてしまったら?

良い恋人がほしいと思っていたり、待ち焦がれている人がいる場合には「待ち人来ず」を引いてしまうと落ち込むこともあるでしょう。しかし、あまり悲観する必要もありません。

おみくじというのは、先にもお伝えしたとおり、今後の指針として使うものです。つまり「待ち人来ず」は今の状態を表していると捉えることができます。

ですから、「待ち人来ず」というのは、「今のままでは来ないよ」ということを伝えているのであって、「出会う努力」をすればそこからの未来には待ち人が来る可能性も十分にあるのです。

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その他「待ち人」の運勢の意味を紹介

「待ち人来ず」の意味とは?というところを主に確認してきましたが、その他の「待ち人」の運勢の意味をご紹介します。特に「待ち人来る」と、その追加文がある場合の運勢を取り上げていきますので確認してください。

「待ち人来る」の意味

「待ち人来る」の意味とはどのようなものでしょうか。これは「待ち人来ず」の反対の意味になるので、そのままに「待ち人が来ますよ」という意味の運勢になります。

ただし、これだけの内容だった場合には、待ち人は来るがいつくるかは分からない、という意味になるので、少し曖昧な部分も残されています。

「待ち人来るが遅い」の意味

「待ち人来るが遅い」の意味は、説明するまでもなく「待ち人は来るけれど遅くなります」という意味です。ただし、「来る」となっている内容なので、たとえ遅くなったとしても、「必ず来る」という意味になります。

何度もお伝えしているようにおみくじは「指針」なので、遅いというのであれば、その間に自分ができる最善の準備をして待つことができると前向きに捉えるようにしましょう。

「待ち人来る 驚くことあり」の意味

「待ち人来る 驚くことあり」の意味については、「来るけれどビックリするようなことも起こります」という意味です。この驚くこと、ビックリすることが何なのかはおみくじからは分かりません。

来たときに驚くような出来事があるのか、それとも驚くような出来事があったあとにくるのか、または、驚くようなものを持ってくるのか、色々なパターンが考えられます。

「待ち人来る つれあり」の意味

「待ち人来る つれあり」の意味は、「待ち人が来るときに、誰かが一緒に来る」という意味です。友達や仲間、一緒にいる人のことを「連れ」という言い方をしますが、その意味になります。

また、「連れ」という表現にはなりますが、「人」ではなく何かの出来事を連れてくるという意味である可能性もあるので、人かモノか出来事と一緒に「待ち人」が来るということです。

「待ち人便りなしに来る」の意味

「待ち人便りなしに来る」の意味は、「何の連絡もなしに来る」ということです。便りは昔でいうところの「手紙」のことですが、現在ではそのほかにも電話やメール、LINEなどがこれにあたります。

そういった連絡は特にないままに「待ち人が来る」という意味の運勢になります。新しく出会う人が「待ち人」なら連絡がないのは当然ですが、待ち焦がれている人であれば、連絡なくとも準備をして待ちましょう。

「待ち人音信なく来る」の意味

「待ち人音信なく来る」の意味は、さきほども「音信」の説明をしたとおり、これは「おとづれ」と読み「前触れ」などの意味になるので、「前触れなく突然来る」というような意味です。

そういった前情報や、待ち人にあたる人やモノが「来そう」という予感も雰囲気もないままに、急に来ることになります。

正しいおみくじの引き方

おみくじを引く時にどのように引くかをしっかりと理解している人は実は少ないです。せっかく自分の吉凶を占うのであれば、正しい引き方で、しっかりと運勢を占いましょう。そのための「正しいおみくじの引き方」をご紹介します。

おみくじを引く前に参拝

神社などに行っておみくじを引く人が多いですが、そのときに「先に参拝する」のが正しいおみくじの引き方となります。おみくじ目当てになっていて、慌てて引いてしまう人もいますが、それは誤った引き方になるので注意しましょう。

おみくじは潜在意識からのメッセージということもお伝えしましたが、神様からのメッセージとも言います。つまり、ご挨拶もせずに神様からのメッセージをもらおうというのは失礼にあたると考えましょう。

気持を静めて引く

おみくじを引く場合には、まずは参拝し、そして気持ちを静めてから引くようにしましょう。興奮したような状態や、「早く引きたい」と慌てたような気持ちで引くのはよくありません。

神様と対峙して、そこからメッセージをいただくのですから、気持ちを静めて心を落ち着かせた状態で「お言葉をいただく」という気持ちでおみくじを引きましょう。

また、自分の潜在意識からのメッセージだとしても、興奮したり焦っているような状態では潜在意識が混乱する可能性もあります。はやる気持ちがあったとしても、一呼吸してから引くようにしてください。

おみくじに関するQ&A

ここまでにお伝えした内容以外にも「おみくじについて気になること」というものはあるでしょう。その中でも特に多い疑問として「Q&A」でお伝えしますので、チェックしてみてください。

Q.おみくじは持ち帰ってはだめなの?

一般的には「良い結果=持ち帰る」、「悪い結果=持ち帰らない」ということが言われています。特に「大吉は持って帰ってもいいけどほかはダメ」ということも言われます。

良い結果のものは財布に入れて持ち歩くことで運気が上がる、そして悪い結果のものは境内の木に結ぶことで木のエネルギーで浄化されて運気が上がると言われます。これが一般的なのでそれに従っても良いのです。

ですが、実はどのような結果のおみくじでも持って帰ってもいいし、持って帰らなくてもいいのです。悪い結果ほどあとで読み返して気をつけたいと思うこともあります。どちらでも問題ないので、自身が望むような形で良いです。

Q.おみくじは引き直してもいいの?

おみくじは、引き直しても問題はありませんが、あまり連続で引き続けるのはよろしくないと言われています。神様からのメッセージを「すぐに否定する」ことになりますし、連続は「否定し続ける」ことになります。

それが「あまりよろしくない」というのは誰もが理解できるところでしょう。ただし、その悪い結果に引きづられるくらいであれば、新しいものを引いて良い指針を得るほうが良いケースもあります。

もし、神様に失礼にならないか気になるようなら1週間後など期間を空けて再度参拝してからおみくじを引き直すようにしましょう。

Q.おみくじの有効期限は?

おみくじの有効期限については、色々な解釈がありますが、基本的には「書かれている内容が叶うまで」とされています。たとえば「待ち人来る」と書かれていたのなら、「待ち人がきた時点で有効期限切れ」ということになります。

ただ、ここもおみくじを引いた本人の解釈次第なので、「1年」と決めれば1年でも良いということです。「今、現時点で即終了」というような考えでなければ良いのです。

おみくじの結び方

おみくじを持って帰らずに境内の木などに結んで帰るという人も多いでしょう。そのときの「結び方」は知っていますでしょうか。これには正しい結び方が存在しています。

特に「凶」などの悪いものが出たときは、利き手とは逆の手でおみくじを三つ折りにして結ぶと「凶→吉」になると言われています。

「厄が吉へと転じる」という言われ方をするので、特に「凶」ほど悪くなくても、あまり良くない運勢が良いものに転じるという意味なので、この結び方を試してみてください。

待ち人が来るように準備をしよう

おみくじが「指針」ということをご紹介しました。つまり「待ち人来る」の場合も、「待ち人来ず」の場合も、どちらにしても今後の自分次第という考え方もできます。

ですので、「待ち人が来るそのとき」に備えて自分自身はただ待つだけではなく、色々な準備をして待ちましょう。「最愛の人」を待つのであれば、その人に見合うような自分であるために自分磨きをするのも良いでしょう。

たとえ「待ち人来ず」だったとしても、その後の自分次第では「来ず」の運勢が終わって、「来る」の運勢が始まることもあるのです。そのための準備をしっかりとしておきましょう。

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