飲み込みが早い人・遅い人の特徴!物覚えが早い人って?
飲み込みが早い人と遅い人の特徴とは?飲み込みが早い人はどのような特徴があるのか「性格」と「行動」から確認してみましょう。また飲み込みが早い人と比べるために飲み込みが遅い人の特徴もご紹介しています。飲み込みが早い人になる方法も解説しているので確認してください。
目次
物覚えが良くて飲み込みが早い人が羨ましい!
物覚えが良くて飲み込みが早い人がいる一方で、物覚えが悪く飲み込みが遅い人もいます。そのような人からすると飲み込みが早い人は羨ましく思えるでしょう。
ただ、飲み込みが早い人というのは「もともと自然とできていた」というケースも多いですが、日頃の生活から少しずつ培ったもので飲み込みが早い人になっているケースも少なくありません。
つまり、「飲み込みが早い人の特徴」を知り、参考にして真似ていくことで飲み込みが早い人になることはできるのです。そのために役立つ情報をお伝えするので、チェックしてみてください。
飲み込みが早いの意味とは?
そもそも「飲み込みが早い」の意味とはどのようなものでしょうか。これは食べ物を飲むのが早いという意味ではなく、物覚えがいい、物分りいい、要領がいいなどと言い換えることができるものです。
つまり、趣味や勉強などの習い事、会社などで新しいものに触れたときに、それを理解するのが早かったり、できるようになるのが早いような状況を「飲み込みが早い」と表現します。
比喩表現的なものになりますが、物事のやり方や意味などを「飲み込んで」自分のものにするのが早いというところから、この「飲み込みが早い」という言葉を使います。
飲み込みが早い人の特徴【性格編】
飲み込みが早い人にはどのような特徴があるのでしょうか。多くの特徴が見られますので、理解しやすいように「性格編」と「行動編」に分けてご紹介します。
もちろんここに挙げているものの他にも飲み込みが早い人に見られる特徴はたくさんあります。ですが、ここに挙げている特徴だけでも理解して、少しずつでも自分に取り入れることで飲み込みが早い人に近づくことができます。
人によっては「簡単ではない」ものもありますが、自分ができそうなものから少しずつ取り入れるようにしましょう。
素直な性格
まず、飲み込みが早い人の性格として挙げられるのは、「素直な性格」というものです。言われたことを疑ったり、裏があるのかと探ったり、「ひねくれた解釈」をすると、それだけ飲み込むのに時間がかかります。
何でも素直に受け入れて、人を疑うことを知らないというのも「自己防衛」としては不安が残りますが、覚えるべきところ、学ぶべきところでは素直な性格を発揮して、そこに集中することが大切です。
言われたことを素直に受け取ることができる。言われたことを素直に実行することができる。これができるだけでも「できない人」よりは相当に飲み込みが早い人に感じられます。
理性的で落ち着いている
飲み込みが早い人の特徴に挙げられる性格には、「理性的で落ち着いている」というものがあります。理性的で落ち着いている状態で、物事を学んだり、教えてもらったりしたほうが理解が早いのは当然と言えます。
すぐに感情的になってしまって、「なんだよ!こんなの分からねぇよ!」と怒ったり、「こんなことも分からないなんて、私はほんとダメな人間」と悲観したりするようでは、余計に理解が進みません。
飲み込みが早い人もすべてのことをすぐに理解できるわけではなく、つまづくこともあります。ですが、そこで感情的にならず、理性的に落ち着いて学ぶ姿勢を貫くので、結果的に飲み込みが早い状況になるのです。
集中力がある
飲み込みが早い人に見られる特徴的な性格には、「集中力がある」ということも挙げられるでしょう。何か新しいことを学んだり、挑戦したりするときに、そのことに集中して取り組むことができます。
もちろんどんな人にも「他にやること」があります。ただ、その時点では、集中すべきことに全神経を集中して行なうことができるので、それだけ飲み込みが早いのです。
今はそれをやるしかない、やるべき、学ぶべきという状況であっても、「別のこと」が気になってしまったり、他のことを考えているようでは、飲み込みが遅くなるのも当然と言えるでしょう。
飲み込みが早い人の特徴【行動編】
飲み込みが早い人の「性格」部分に見られる特徴を確認しましたので、次は「行動」に見られる特徴を確認しましょう。普段どんな行動を取っているのか、どのような意識で行動しているのか、その部分をご紹介します。
周りをよく観察している
飲み込みが早い人の特徴には、「周りをよく観察している」という行動が見られます。これは「周りをキョロキョロして集中していない」という意味ではなく、必要な観察をしている、ということです。
たとえば、何か新しいことを覚えるときに、「すでにできている人」を観察するのは覚えるために有効です。直接的に教えてくれている人だけではなく、周りからの情報も「観察」から入手して、より自分にとって分かりやすく理解しようとします。
周りからの情報も得ようと自然と観察できるのは、飲み込みが早い人の特徴とも言えますが、もちろん飲み込みが早い理由とも言えるので、周りからの情報にも目を向けましょう。
即行動に移せる
飲み込みが早い人の特徴的な行動といえば、「即行動に移せる」ことでしょう。飲み込みが早い人に見えるのは、すぐに行動に移して、行動しながら理解を深めていくから、というケースもあります。
つまり、行動に移した時点では理解が「70%」程度というケースも少なくないのです。ただ、行動に移せる段階までの理解はできていると判断して、「あとは現場で理解する」という考えのもと行動に移しているのです。
実際に現場での理解のほうが本質を理解できますし、現場でなければ分からないものもあります。ですから、ある程度のところまで理解したら、即行動に移せるのも飲み込みが早い人の特徴と言えるのです。
要領よく行動できる
飲み込みが早い人というのは、「要領よく行動できる」という特徴も持っています。作業や仕事の順序などもしっかりできていて、どの順序でやるのが効率が良いかを理解して行動しています。
つまり、要領が良い人というのは、悪くても3歩進んで1歩下がる程度ですが、要領が悪く飲み込みが遅い人は、3歩進んで2歩下がるという作業の仕方をしてしまいます。
たとえば、トイレに行って席に戻って、また席を立ってコーヒーを入れるよりも、トイレに行った帰りにコーヒーを入れたほうが要領がいいです。簡単な例ですが、このようなことが他の作業や仕事でもたくさんあるのです。
要点を切り分けて覚えることができる
飲み込みが早い人というのは、「要点を切り分けて覚えることができる」という特徴があります。飲み込みが早い人が全てのことをすぐに覚えられると勘違いしている人もいますが、そうではありません。
飲み込みが早い人というのは、「必要な部分」つまり要点だけを切り分けてそこだけを効率良く覚えることができるのです。
たとえば、「コピー機のところに行ってコピーを取る」と教えられても、「コピーを取る」だけでも問題ありません。このようなことが、たくさんの会話や説明の中に多くあれば、要点だけを切り分けられたほうが理解しやすいのは明白でしょう。
飲み込みが遅い人の特徴
飲み込みが早い人の特徴として挙げられるものを確認してきましたが、それに対して「飲み込みが遅い人」にはどのような特徴が見られるでしょうか。
基本的には、飲み込みが早い人の特徴に見られるものが「当てはまらない」という否定形で特徴を挙げることができます。そういった部分も含めて、代表的な特徴を確認していきましょう。
集中力が続かない・低い
飲み込みが遅い人の特徴として挙げられるのは、「集中力が続かない」ことや、「集中力が低い」ということです。新しいことを学ぶシーンでそのことに集中できていなければ、理解が遅いのは当然と言えるでしょう。
大事なところを教えてもらっているときに、頭の中では「今日の夕飯は何食べようかな」などと考えていれば理解ができず、他の人よりも遅れてしまって当然です。
そして、頭で理解するのと身体で理解するのは違いますが、集中力があれば、作業にも集中し、どんどん身体にも染み込んでいきます。ですが、集中力がない人はそれもできないので、身体での理解も遅くなるのです。
仕事ができない
飲み込みが遅い人の特徴として真っ先に挙げる人も多いのが、「仕事ができない」というものでしょう。飲み込みが遅い人はとにかく仕事ができません。
仕事というのは、一般的な意味でいう「会社に行って仕事をする」などの仕事についてももちろん当てはまります。そして、他にも「これやっといて」と言われたときに「やっといたよ」とすぐに終わらせると「仕事が早いね」と言われたります。
そういう意味での「仕事」についても飲み込みが遅い人はできません。飲み込みが遅いので、仕事の内容や流れを理解していないですし、「どうやればいいのか」の理解も遅いので、動き出しも遅くなります。
あれもこれも手をつけて中途半端になりがち
飲み込みが遅い人というのは、「あれもこれも手をつけて中途半端になりがち」な特徴もあります。これは集中力がないことにも起因していますが、中途半端に終わっているものが多いのです。
この中途半端になるものは、仕事でも遊びでも趣味でも習い事でもどんなものでも同じです。遊びや趣味ならまだしも、仕事であれもこれも手を出して中途半端にしておくのは、周りにも迷惑をかけます。
その仕事Aは自分がやると言ったのに、もう次の瞬間には別のことBをやっていて、仕方なく別の人がAをやっているときには、Cに手を出そうとしている。そしてAがまた気になり「それは自分がやると言ったでしょ?」と文句まで言うケースもあります。
なぜそれをするのか分かっていない
飲み込みが遅い人は、「なぜそれをするのか分かっていない」というケースも多く見られます。物事の目的や目標、やる理由などが理解できていない、知ろうとしていないというパターンが多いです。
なぜそれをするのかが分かっていると、もし計画通りにことが進まなくても、別のルートで目的にたどり着ければ良いと考えて機転を利かせることもできます。
ですが、それが分かっていないと、「あ、ここがダメだったからもう無理だ」と早々に諦めたり止めてしまったりします。
飲み込みが早く仕事がデキる人になる方法
飲み込みが早く仕事がデキる人になる方法にはどのようなものがあるでしょうか。飲み込みが早ければ仕事もできると言っても過言ではないので、とにかく飲み込みが早い人になることができれば良いのです。
そのために役立つ情報をいくつかご紹介しますので、それを参考にできるものから取り入れてみてください。
メモを取る癖をつける
飲み込みが早い人というのは、新しいものに取り組むときにその説明を受けていたら確実にメモを取ります。メモの取り方は人それぞれですが、何らかの形に残す人が多いです。
ですから、飲み込みが早い人になりたいのであれば、まずはメモを取る癖をつけるようにしましょう。最初はメモを取る要点も分からず、あとで見返しても「何を書いてるんだ?」となる可能性も高いです。
ですが、それは続けていくうちにキレイに「要点」を書けるようになりますし、それができると頭の中でも要点をまとめて理解するのが上手くなります。
分からないことを後回しにせず解消する
飲み込みが早い人になるためには、「分からないことを後回しにせず解消する」ということも重要です。その後回しにしてしまったことが、実は物事の本質だった場合に、後回しにすればするほど理解が遅れます。
一向に進まなかったパズルが1つのピースをはめると、今まで進まなかった部分がどんどん埋められて、あっという間に完成に近づくというような状態に似ています。
調べたり、質問するよりも圧倒的に大切なことがある場合には、「その後」にしても良いですが、「意味が分からないけど…まぁあとでいいや」という気軽な気持ちで後回しにしてしまうのはやめましょう。
取捨選択をして大事なことに集中する
飲み込みが早い人になりたいのであれば、「取捨選択をして大事なことに集中する」ということも大切です。あれもこれも手を出しているというほどではなくとも、せめて「優先順位」をつけて集中するようにします。
できることからやるのか、やるべきことからやるのかは、そのやることや周りの環境、周りへの影響も加味して考える必要がありますが、取捨選択はどのような場面でも必要になります。
それができないからこそ、情報を受け取るときに要点だけを切り分けることもできませんし、作業の効率も上がらないのです。
目的や目標を明確にする
飲み込みが早くなって仕事がデキる人になりたいのであれば、「目的や目標を明確にする」ことが重要です。これがなければ、飲み込みが早くなることは難しいでしょう。
目的や目標と「手段」が入れ替わってしまっている、ゴチャゴチャになってしまっているということがよく見られます。本来の目的があるのに、手段にばかりこだわってしまって物事が進まないというのはよくある例です。
目的や目標を明確にしておくことで、視界がクリアになります。その状態であれば、頭の中や視界が混み合っている状況よりも理解が進みやすいのは当然と言えるでしょう。
あらゆることでの経験値も重要になる
飲み込みが早い、遅いというのは、その人の特徴によっても変わってくるものです。ですがそれはその人の「経験値」によって大きく左右されていることが多いです。
知っているか知らないか、経験しているかしていないかで、説明されていることへの理解スピードというのは大きく変わります。関連することを知っているか、似たようなことを経験したことがあるか、などで変わるのです。
ですから、飲み込みが早い人になりたいのであれば、何事にも積極的に挑戦して、自分自身の「経験値を上げる」ことも重要だということは覚えておきましょう。
飲み込みが早い人になって充実した人生を楽しもう
飲み込みが早い人は仕事ができます。ですが、仕事だけではなく、遊びや趣味、習い事などどんな場面でも飲み込みが早いというのは有利に働くものです。
そして、それによって遊びや趣味は充実しますし、習い事もぐんぐん上達して楽しめます。そして、飲み込みが早くすぐに行動できれば、それだけ時間も有効に活用することができるのです。
物事を目一杯楽しむことができ、時間も有効に使える。これは人生を充実させるためにも必要な要素と言えるので、飲み込みが早い人にはって充実した人生を楽しみましょう。