生理中にプールは大丈夫?生理の時にプールに入る対策方法とは?

女性が避けて通れない生理ですが、プールや海、温泉旅行の約束があっても生理は容赦なくやってきます。生理になってしまうと気になってなかなか気のりしません。ですが、生理の時でもプールに入る人は結構います。プールに入る際に気を付けること、対策方法をご紹介します。

生理中にプールは大丈夫?生理の時にプールに入る対策方法とは?のイメージ

目次

  1. 1生理中でもプールに入りたい!
  2. 2そもそも生理中にプールに入って良いの?
  3. 3生理痛が辛いけどプールに入りたい
  4. 4生理中のプールがダメとされる理由
  5. 5生理中にプールに入る場合の対策方法
  6. 6生理何日目ならプールに入って安心?
  7. 7タンポンの吸収性の良さがトキシックショック症候群になりやすい
  8. 8生理痛がひどい時は学校のプールを見学したい
  9. 9生理痛を利用してずるをする人もいる
  10. 10生理中でもマナーを守ってプールに入ろう!

生理中でもプールに入りたい!

水泳の大会がある、プールの授業がある、友達や彼氏とプールに行く約束をしていたのに当日まさかの生理になってしまった、ということは女性ならよくあることです。ですが、生理でもプールに入りたい気持ちは変わりません。

最近では生理中でもプールに入るための方法が色々あります。生理中でもプールに入れる方法をご紹介します。

そもそも生理中にプールに入って良いの?

生理痛で気分が悪かったり体調が悪くなければ入っても大丈夫です。実際に入っている人は沢山います。ですが、そのまま入ることは、もちろんNGです。タンポンや経血カップなどの生理用品を利用してプールに入ることが可能です。

衛生面に気を付けたり、マナーを守って他の人の迷惑にならない方法をとれば、生理中でもプールに入ることはできます。

生理痛が辛いけどプールに入りたい

生理痛は、腹痛、頭痛、腰痛、吐き気、貧血など様々な症状を引き起こします。生理痛が辛いけどどうしてもプールに入りたいという人は下記の方法がおすすめです。

まず、産婦人科などで薬を処方してもらいましょう。薬局でも買うことはできます。生理痛を我慢しても意味はありません。なので、プールに入らない時でも痛みがひどい時は我慢せずに薬を服用しましょう。用量、用法は説明書や病院の指示に従ってください。

痛いからって沢山飲んでも効き目は変わりません。プールから出た後は体が冷えています。冷えると生理痛が悪化するので、お腹や腰を温めましょう。

生理中のプールがダメとされる理由

生理中にプールに入らない方が良い場合もあります。なぜ、生理中のプールは良くないのか、いくつか理由があるのでご説明します。

プールは雑菌がいっぱい

プールの中には雑菌がいます。普通であればなんてことないものでも、生理中は免疫力などが著しく低下します。普通であればならない病気になってしまう恐れがあるのです。

中には死に至る可能性のある病気もあるのでプールから出た後のケアをしっかりしましょう。正しい方法でプールに入ることで病気に感染する可能性をぐっと減らすことができます。

体を冷やしてしまう

生理中は体が冷えると生理痛がひどくなりやすいです。生理になると、なるべく腰やお腹を温めたりして生理痛を緩和させます。そのため、プールで体が冷えることはあまり良くありません。

特に、生理痛があって辛い人は入らない方が良いです。冷えると痛みは悪化してしまいます。自分の体調を相談しながら生理中のプールをどうするか考えましょう。

どうしても入る場合はなるべく体を冷やさないようにし、長時間水に浸からないようにしましょう。

他の人へのマナー

生理中は血が流れてしまうためもしプールに血が浮いていたりしたら他の人は良い気持ちにはなりません。生理中にどうしてもプールに入る場合はしっかりと漏れないような方法をとらないといけません。

よく「水圧がかかって血が出てこないから大丈夫」などと聞きます。確かに水圧で出にくくはなりますが、100%ではありませんし出るときはでます。また、生理中の酸化した血液は雑菌が繁殖しやすいです。

自分の衛生面のためにも、他の人のためにもそのまま入ることは絶対にやめましょう。

貧血に注意

生理中は貧血になりやすい女性が多いです。プールの中で気分が悪くなってしまうと大変です。もし倒れてしまったりすると重大な事故につながる可能性もあります。

貧血気味だと思ったらプールへ入ることをやめるのと、ご飯は抜かずにしっかり食べましょう。貧血がひどい場合は産婦人科などへ行くとお薬を処方してもらえます。

その日の体調や自分のいつもの生理の時の体調をよく考え、プールに入るべきかどうか考えましょう。

生理中にプールに入る場合の対策方法

生理中にもプールに入れる方法はあります。体調面などを考慮し、それでも入る場合はこれから紹介する方法を参考にしてプールを楽しんでください。

タンポン

生理中の海、プールといえばタンポンです。タンポンはナプキンとは違い、挿入して出血を止めるタイプの生理用品です。なので、水の中でも血が漏れる必要がありません。

水の中では水圧で血がでないから大丈夫という人がいますが、漏れることはあります。水圧で漏れないからガーゼを使用して止めておくという人もいますが、ガーゼが水などを吸い取り衛生的にもよくありません。

生理中にプールに入る場合はタンポンを使用することをおすすめします。生理中でなくても苦手でなければタンポンを使用するとナプキンのストレスを感じずに過ごすことができます。

経血カップ

タンポンの他に経血カップというものがあります。今までの生理用品は衛生面も考慮し、使い捨てのものしかありませんが、経血カップは繰り返し使うことができます。

タンポンと同じで、膣の中に入れ、経血をカップの中に留めます。血はカップの中に留まった状態なので外に漏れださないというものです。経血を捨てればまた使用できます。

正しく着用ができていないと漏れてしまったり、交換をちゃんとしないと血が溢れ出してしまうことがあるのでこまめに確認は必要です。タンポンと違い、紐が出ていないので付けていることがばれないのも利点です。

生理周期をピルで調整

一番やっている人が多い方法は、ピルでの調整ではないかと思います。ギリギリに飲んでも効果がないため、予定が決まり次第早めに産婦人科へ行き、医師の指示通りにピルを飲むことで生理予定日をずらすことができます。

ピルを初めて服用するときは副作用で気分が悪くなったりするため、よく考えてから使用しましょう。そのほかにも肌が荒れたりすることがあります。旅行先でも体調が悪くなったりしたら生理を止めた意味がなくなってしまいます。

体に合う合わないがありますので医師とよく相談しましょう。

生理何日目ならプールに入って安心?

何日目であっても出血がある以上、そのまま入ることはやめましょう。「自分が大丈夫」ではなく、他の人がどう思うかを考えてマナーを守りましょう。

タンポンなどを着用すれば生理初日から入ることは可能ですが、生理1日目~3日目くらいまでは出血量が多いこと、生理痛がでやすいこと、貧血になりやすいこと、体を冷やさないことを考え、なるべく入らないほうが良いでしょう。

4日目くらいからは出血が少量になり生理痛なども緩和されてくるため、入りやすくなります。5日目以降はほぼ出血が収まる人もいるため、個人差はありますが入っても大丈夫です。5日目以降でも出血していれば控えましょう。

ナプキンを付けて入らない

最低限のマナーですが、ナプキンを付けたまま水に入ることはやめましょう。衛生的ではありませんし、ナプキンが雑菌を含んだ水を吸い取るので病気に感染する恐れがあります。

また、ナプキンは水を吸収しやすいため大量に水を吸い込み膨張します。パンパンに膨れたナプキンは、破れると中から吸収材が漏れ出してしまうこともあります。子供などが誤飲すると危ないですし不衛生です。

ナプキンを付けて入ることは絶対にやめましょう。

プール前後でタンポンは取り替える

タンポンを使用して入る場合は、プールに入る直前に使用し、プールから上がった後は衛生面のことも考え、交換しましょう。

長時間着けられることがタンポンの良いところですが、一度水などに入った場合はやはり雑菌の繁殖など心配ですので、必ず新しい物に取り替えてください。プールに入る前も同じように、新しく着けてから入りましょう。

タンポンは合う、合わないがあります。体調が悪くなったり頭痛がする人もいます。家などで一度試しに使用してみて大丈夫かチェックしておくと良いです。使用中に気分が悪くなった場合は無理をせず、プールから上がって使用を中止しましょう。

トキシックショック症候群に注意

トキシックショック症候群とはタンポンを間違った方法で使用することで起きる症状です。高熱、嘔吐、下痢、その他のひどい体調不良を引き起こします。少しでも症状が現れた場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

タンポンを長時間使用したり、取り出し忘れ、不潔な手で着脱をすることで感染しやすくなります。特に産後は免疫力が著しく低下しているのでなるべく使用しない方が良いです。説明書をよく読んで正しい方法で使用しましょう。

トキシックショック症候群は時には死に至るほど恐ろしいものです。ですが、正しい方法で使用することで感染の可能性は大幅に減らせます。清潔に正しく、使用方法、使用時間はしっかり守りましょう。

トキシックショック症候群は誰でもなる

トキシックショック症候群は生理中の人やタンポンを使用していない人でもなることがあります。特に多いのが、タンポンを間違った方法で使用した女性ですが、火傷や傷の放置、虫刺されなどからも感染することがあります。

男性でも、子供でもかかる可能性はあるのです。ですが、非常にまれな病気でほとんどかかる人はいません。一番気をつけなくてはならないのが、タンポンを使用し、その後取り替えを忘れてしまうことです。

正しい使用方法を守っていればほとんど防ぐことができます。

症状はインフルエンザに似ているといわれている

急な発熱や体の痛みなども症状の一つです。ひどいと失神してしまうこともあります。

少しでもおかしいなと思った時、タンポンを使用していたら病院へ急いでください。トキシックショック症候群は珍しい病気ですが、早く治療を開始すれば完治することができます。

恥ずかしがらずに、タンポン使用中の急な発熱や湿疹、体の痛みや吐き気などを感じた方は病院へ行きましょう。年間、数人ですが死亡例もあります。

タンポンの吸収性の良さがトキシックショック症候群になりやすい

タンポンは出血量にあったものを選びましょう。少量の出血なのに多い日用などを使うのはあまりよくありません。その時の出血量にあったものを使うことをおすすめします。

また、絶対に時間を守って交換し、使用しなくて良い場合はなるべくナプキンを使用しましょう。生理が終わったら必ず取り出しましょう。経血カップなども同様です。トキシックショック症候群の原因になる黄色ブドウ球菌は体の中に存在しています。

タンポンに付着しているのではなく、私たちの体の中に元からあり、間違った方法で膣内にタンポンや他の物が侵入することで感染しやすくなるのです。

生理痛がひどい時は学校のプールを見学したい

生理痛にはかなりの個人差があります。ひどくて意識を失ってしまう人もいれば、何ともない人もいます。そのため生理痛はなかなか理解されていません。生理中は体もだるく腹痛、頭痛、腰痛があります。できれば授業のプールも見学したいですね。

生理中のプールを強制する学校が多い

生理中といえど学校からしたら授業の一環です。なので強制的にプールに入れようとする学校が多いです。授業の評価ができなくなってしまうこと、いつでもプールの授業ができるわけではないこと、プールの授業は泳ぎなどを教える大事な時間でもあります。

ですが、生理中は大量の血を失っているため、貧血を起こしやすいです。水の中で倒れたら危ないですし、体調が悪いまま水の中にいるのも危険です。また、体が冷えて症状が悪化することもあります。

ペナルティより自分の体を守ろう

授業を欠席することで、ペナルティをつけたりする学校もあります。ですが、プールの授業に無理矢理出席したせいでその後の授業を欠席することになるかもしれません。

ペナルティや成績ももちろん大事です。ですが、自分の体があってのことです。自分の体をしっかり守ることを優先しましょう。

分からず屋の学校には診断書を提出

生理痛が辛くてもなかなか理解してもらえない時、病院で診断書がもらえるので書いてもらい、学校に提出すると良いでしょう。また、普段の生理痛に悩んでいる場合でも病院で早めに見てもらうことをおすすめします。

学校も診断書を出せばそれ以上の強制はできません。生理痛は個人差もあります。それを利用してずる休みしようと考える人もいるため、学校側の気持ちも分かります。ですが、本当に辛い人に無理をさせることは正しいことではありません。

生理痛を利用してずるをする人もいる

生理痛は本人にしか分かりません。それを利用し、プール以外の部活や体育を休む人も実際にいます。でも、生理のたびに休んでいたら練習にも授業にもなりません。

逆に辛くても出席して頑張っている人もいます。個人差があることなので本人以外の人からは注意しづらい問題です。このようなことも、プールの授業を強制させる原因の一つになっています。

生理中でもマナーを守ってプールに入ろう!

生理中であっても、ピルを服用したり、正しいほうほうでタンポンを使用することでプールに入ることができます。ですが、無理矢理な方法はとらず、自分のこと、周りのことをしっかり考え、マナーを守ってプールに入りましょう。

タンポンを使用する際には説明書をよく読んで正しい方法で使用しましょう。初めてではない人でも、もう一度正しい使い方を再確認しましょう。

プールは楽しいものです。マナーをしっかり守ることで生理中でも不快な思いをせずにみんなと楽しくプールに入ることができます。自分の体調、周りへのマナーをしっかり考え、プールを楽しみましょう。

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