出世する人の特徴!会社で昇格できる人になるには?
出世する人の特徴とは?会社で同僚よりも早く昇格・出世する人になるにはどうすれば良いでしょうか。出世する人の特徴として「性格」「行動・態度」「仕事」とそれぞれをご紹介しています。また、出世する人としない人の違いなども取り上げていますので確認してください。
目次
同僚よりも早く出世・昇格したい!
会社に入ると最初のうちは仕事を覚えたり、覚えた仕事を要領よくこなすことが目標となりますが、仕事を覚えてしばらく経つと「出世」や「昇格」ということが頭をよぎるようになります。
会社に入った以上は「給料をもらう」のも1つの大きな目的ですし、その給料額に影響してくる出世・昇格をしたいと思うのもごく自然なことです。
できるなら「同僚よりも早く出世・昇格したい」と思うものですし、そのためにはどうすれば良いかというのは興味深いところでしょう。ここでは、そんな「出世・昇格」に役立つ情報をお伝えしていきますので、チェックしてみてください。
出世する人の特徴【性格編】
出世するために必要なものを考えるにあたって、理解・把握しておくべき事柄としては、「出世する人の特徴」があります。会社で出世する人というのはどんな人なのか?ということです。
出世する人、昇格しやすい人がどんな人なのかを理解しておけば、「そういう人を目指せばいい」という比較的明確な目標を持つことができます。
「出世するにはこういう人を目指せばいいんだ」ということが分かっていれば会社での立ち振舞の指針を得ることができるので、行動しやすいです。まずは「性格編」ということで出世する人の性格的特徴を確認していきます。
ポジティブで元気な性格
出世する人、昇格しやすい人の特徴には、「ポジティブで元気な性格」というものが挙げられます。ポジティブな人が側にいるとその周囲にいる人にもそのポジティブさが影響していきます。
会社内に良い影響を与えることができるので、そのような人は出世しやすいです。もし、同じくらいに仕事ができて、成績など数字に見えるものも同じであれば、「ネガティブな人よりもポジティブな人のほうが出世しやすい」のは当然です。
また、出世したり昇格するということは「部下」ができるケースが多いので、部下にも良い影響を与えそうなポジティブで元気な人を会社が「次の昇格者」に選ぶのも自然な流れでしょう。
協調性が高くリーダーシップがある
出世する人、昇格しやすい人の特徴としては、「協調性が高くリーダーシップがある」というものも挙げられます。周りと打ち解け足並みを揃えて行動できる「協調性」は会社という組織の中で働くなら必要不可欠な特徴です。
そして、その協調性を持ちつつも、周りをまとめリーダーシップを発揮できる人間が出世する人として会社から選ばれるのは、これも自然な流れと言えるでしょう。
会社が人を出世させるのは「給料を上げるため」ではありません。上司として部下をまとめたり育てたりして、さらに会社に利益をもたらしてくれるであろう人間を出世させるのです。それには協調性がありリーダーシップもある人が最適でしょう。
忍耐力がある
出世する人、昇格しやすい人の特徴には、「忍耐力がある」ということも挙げられるでしょう。忍耐力というのは、耐え抜く力、我慢する力、継続する力などのことを指します。
会社が求めているのは、与えた仕事がたとえ辛いものだったとしても、辛抱強く耐え抜き、やり遂げる力を持った人間です。途中で諦めて投げ出すような人間を必要としている会社は「無い」と言っても良いでしょう。
もちろん、「最低限の基準」というものがあり、何でも耐え抜けとは言いませんが、それをより多く耐えられる人、耐えつつもより良い結果を残す人が会社という組織の中では出世する人として選ばれる人材です。
出世する人の特徴【行動・態度編】
出世する人の特徴として「性格」の部分を挙げていきましたが、他にも必要な特徴として「行動・態度」という部分も挙げることができます。
会社内でどんな行動ができるのか、どんな態度で仕事に臨めるのか、という部分が出世する人として選ばれるかどうかに深く影響してきます。その部分の特徴も確認していきましょう。
人の話を聞くのが上手
出世する人の特徴には、「人の話を聞くのが上手」というものがあります。人の話を聞くのが上手い人というのは、その人からたくさんの情報を聞き出すことができます。
話をしている本人が「こんなに話そうと思っていなかった」とか、「自分でも驚くくらい話したいことがスラスラと出てきた」というように、『つい』話してしまうのが話を聞くのが上手い人です。
それは会社内では上司が「気持ちよく話ができます」し、社外でも取引先などからの評判がよくなりますので、当然、そういった部分は出世に影響してきます。もちろん、聞き上手は同僚や部下からも色々な話を持ちかけられます。
ちゃんと「ありがとう」を言える
行動や態度に見られる出世する人の特徴には、ちゃんと「ありがとう」を言えるというものがあります。つまり「感謝の気持ちを忘れない」ということです。そしてその気持ちがあるだけではなく、それを言葉に出せるのが重要です。
感謝の気持ちというのは思っているだけでも相手に伝わることももちろんあります。ですが、言葉にしないと伝わらないことも多いのです。
上司に「ありがとうございます」はもちろん、同僚や部下にも「ありがとう」がちゃんと言えるかどうかで、周りからの信頼が大きく変わってきます。そしてそれはもちろん出世する人の特徴として重要な部分です。
周囲への気配りを忘れない
出世する人が見せる行動や態度の中には、「周囲への気配りを忘れない」という特徴もあります。出世に貪欲なのは悪いことではないのですが、それしか見えなくなって周りへの気配りを忘れてしまう人がいます。
「とにかく自分が!」となってしまい、その行ないが周囲からの不満を集めていることにさえ気づかない人もいます。周囲からの不満や反感を集めているような「人望がない」人は出世する人のレースから外されることも少なくありません。
先にも挙げたように、出世する人には人をまとめる力や教育する能力も求めているので、人望がなくてはそれが叶えられません。つまり会社が思う出世する人、つまり上司になるに値しないと考えられてしまうのです。
出世する人の特徴【仕事編】
出世する人の特徴として、「性格」や「行動・態度」も大切ですが、もちろん「仕事」をする姿勢についても重要な要素になります。出世する人の「仕事」での特徴にはどのようなものがあるのか、確認していきましょう。
上司から信頼される
出世する人の特徴としては、「上司から信頼されている」というものがあります。出世を決めたり、出世の基準になる評価を下すのは上司の仕事であることが多いです。
つまり、上司から信頼されることが出世への近道であることは間違いないでしょう。上司から「こいつなら心配ないな」と思わせるような仕事ぶりを見せていくことが大切です。
1番乗り出社している
出世する人の特徴としては、「一番乗り出社している」というものもよく挙げられるものです。特に「上司よりも30分以上早い出社」を心がけると良いと言われています。
一番乗り出社をしていれば、今日の仕事の準備を色々と済ませた状態で上司の出社を迎えることができます。そこには「やる気」が見られますし、実際にスタートダッシュが早いことで結果も残しやすくなります。
結果が残れば「やる気だけではない」実力も認められるので、それはもちろん出世する人に必要な要素となります。
人事評価を気にせずやるべきことをやる
出世する人の特徴としては、「人事評価を気にせずやるべきことをやる」というものも挙げられます。出世は多くの人が意識してしまうので、人事評価を気にしてしまうのも仕方ありません。
ですが、本当に出世する人というのは、人事評価のために仕事をせずに、「やるべきことをやる」という姿勢があります。そのように言っているだけではなく、それが実際の行動に表れているのです。
人事評価を気にして、その評価をする人の顔色ばかり伺って「さぐりさぐり」仕事をしているような人間と、ひとまず評価は置いといて、一心不乱に仕事をする人間では、見栄えも仕事の結果も大きく違ってくるでしょう。
出世する人としない人の違い
出世する人の特徴をここまでたくさん挙げてきましたが、ここに出世する人としない人の違いがあります。つまり、ここまでに挙げた特徴を「持っていない人」が出世しない人と言えるでしょう。
ここでは、その比較ということで特に比較されやすい部分をいくつか取り上げていきますので、どのような違いがあるかチェックしてみてください。
上司と良い人間関係を作れるかどうか
出世する人は「上司から信頼される」という特徴を挙げましたが、それはつまり上司と良い人間関係を作れるということです。それができない人は出世から遠ざかってしまうケースが多いです。
この人間関係というのは、仕事ができるできないを超えてくるケースもあり、仕事はBさんのほうができるけれど、上司と良好な関係を築くことができたAさんのほうが先に出世するなんていうのはよくある話です。
社内だけではなく社外にも人脈を作れるかどうか
出世する人としない人の違いには、「社内だけではなく社外にも人脈を作れるかどうか」という部分があります。これも非常に大きな違いとなるでしょう。
社内での人脈ももちろん大切です。部署をまたいで厚い人脈がある人間は、社内での仕事をスムーズに行なうことができます。その人が同じチームにいるだけで、社内のみんなが協力してくれるような感覚になれば、「力強い味方」と感じるでしょう。
そして、社外にも同じように人脈があれば、それは会社にとっても大きな利益となります。そしてそんな大きな利益をもたらす人間は「人財」となりますので、会社としても昇格させるのは望むところでしょう。
負けず嫌いかどうか
「負けず嫌い」というとネガティブな印象を持つ人もいますが、出世競争の中では負けず嫌いというのは必要不可欠と言えるような要素です。
やはり、競争を嫌わず、そして人に負けるのを嫌う人間が、「負けるもんか」と力を発揮しやすいです。それは社内の出生に関するライバルだけではなく、ライバル会社に対しても同じなので、会社としても求める特徴なのです。
会社で出世できる人になる方法
会社で出世できる人になる方法にはどのようなものがあるでしょうか。ここまでに挙げた特徴を参考に、自分もそのように振る舞うのが大切ですが、特に「なる方法」にフォーカスを当ててご紹介します。
上司からも部下からも信頼されるようにする
ここまでに何度も「上司からの信頼」ということは挙げてきましたが、実は出世できる人になるためには、「上司だけではなく部下からも信頼されるように」ならなくてはいけません。
それは、部下がその人の評価を下すときに、「部下からの信頼があるか」という部分も見ているからです。部下から信頼されている人は協調性がありリーダーシップもあるということです。
また、そもそもの人間性が良いということになるので、社外に対してもその人間性で人脈や味方を作りやすいという評価ができます。「上司に媚びへつらう」だけでは出世できる人になれないので注意しましょう。
人の足を引っ張らず自分が頑張る
時に出世に目がくらんで「ライバルを蹴落として」自分の評価を上げようとする人がいます。確かにそれを「バレないように」上手くやれば自分の評価が上がることもあります。
ですが、それは実際には「相対的に評価が上がっている」だけであって、自分自身の実力が上がったわけでもなければ、会社全体の力が上がったわけでもありません。
「バレなければ」というのも、「実は誰かには必ずバレている」のがほとんどですし、卑怯な手を使って蹴落とされた人間にはバレている可能性も高いです。人の恨みをかうような人はいずれ「ボロ」がでますので、『自分が頑張』りましょう。
自分の評価を正しく行なう
出世できる人になるためには、「自分の評価を正しく行なう」ということが大切です。自分はどの程度の実力なのか、どの程度できるのか、という部分を自分自身がしっかりと把握しておくのです。
人事部に自分の評価を丸投げするのではなく、自分でも評価しておくということです。もし少し理想が入ったとしても、「自分はそれだけできる」という評価を下したのであれば、「そこまでは必ずやる」と頑張ることもできます。
自分中心ではなく会社の利益を考える
会社に入って仕事をする目的は「給料をもらう」というものが大きなものとしてあります。それは特に間違ってはいません。
ですが、そればかりでは「出世できる人」にはなれないのです。会社が出世させるのは「会社に利益をもたらす人間」です。どのような形でも利益をもたらしてくれる人間を評価するのです。
ですから、「自分がどれだけ会社に対して利益貢献できているか」という部分を考え、そこを優先に動くことで出世できる人になっていくことができます。
「運の良さ」も出世には影響する
「運の良さ」というのも出世には多かれ少なかれ影響を与えます。運が良いというのは「タイミングが良い」ということでもあり、「ちょうどいいところに」というタイミングができる人が会社で出世しやすいです。
ただ、この運の形であれば、日頃からの行ないによってカバーすることもできます。「あいつは運がいい」と周りから思われるような出来事でも、実は日頃からの行ないによって生み出されるものもあるのです。
常に色々なことに「準備」を行ない、幅広いことに対応できるようにしておくことで、「それならちょうど自分ができます」ということが増えていきます。これも運が良いように見えますが、日頃からの積み重ねが生んだものと言えます。
出世する人に選んでもらえる人財になろう
出世というのは基本的には給料が上がります。それはつまり会社が支払う経費が増えるということです。それをしっかり考えることで、「どうすれば出世できるのか」が分かります。
経費を増やしてでもさらに動いてもらいたい人に対して出世という道を用意するということです。そのことをしっかりと理解して、ここに挙げた「特徴」も理解し、参考にしてみてください。「選ばれる人財」になりましょう。