名刺入れの使い方や入れ方!自分の名刺を入れるポケットの場所は?
ビジネスシーンでは良く行われる名刺交換ですが、その際の名刺入れの正しい使い方を、皆さんはご存知でしょうか?ずっと名刺入れの使い方が自己流で、正しいかどうか不安な人もいると思います。そこで、今回は名刺入れの使い方や入れ方を、詳しく解説していきましょう。
目次
名刺入れの使い方や入れ方をおさらいしよう!
ビジネスの世界では、名刺のやり取りに必須の名刺入れの使い方や入れ方にもマナーがあります。名刺は本人の分身のようなものなので、間違った名刺入れの使い方をして、名刺を雑に扱ってしまうと、相手に対してかなり失礼になってしまうのです。
しかし、名刺入れの使い方や入れ方をよく理解しないまま、自分流で名刺入れを扱ってしまっている人もいるでしょう。そこで、今回は名刺入れの正しい使い方や入れ方を確認していきたいと思います。
ビジネスにおいて大切な人脈作りでは、マナーをしっかり守ることが重要になるでしょう。名刺入れの使い方に自信が無いビジネスパーソンは、ぜひ注目してみてください。
名刺入れの選び方のポイント
名刺入れを正しく使うには、自分にとって使いやすい名刺入れを選ぶことが重要になります。そこで、以下では意外と知らない名刺入れの選び方のポイントを紹介していきましょう。
使いやすい名刺入れを探している人は、ぜひ以下のポイントを参考にしながら、名刺入れを選んでみてください。
デザインはシンプルなもの
ビジネスシーンでは落ち着いた印象の強い、シンプルなデザインの名刺入れが適しています。ビジネスの場の雰囲気に合うように、なるべくシンプルな名刺入れを選びましょう。
また、名刺入れはスーツの内ポケットに入れることが多いので、立体的な装飾があるとポケットに引っかかって取り出しにくくなってしまう可能性もあるのです。スムーズに名刺交換するためにも、デザインはシンプルな名刺入れをおすすめします。
ステンレス製のシンプルでスタイリッシュな名刺入れもありますが、落とすと大きな音がしてしまうのです。また、ステンレスの名刺入れはビジネスの場では目立つので、ビジネス用の名刺入れには不向きでしょう。
革製の名刺入れを選ぶ
ビジネスの場面では、革製の名刺入れもぴったりです。革製の名刺入れは独特の重厚感と落ち着いた風合いがあるので、ビジネスの場にマッチします。
また、革製の名刺入れはビジネスパーソンに人気が高いので、取引先の社員や上司などとの、共通の話題になりやすいでしょう。
また、革製の名刺入れには、手入れをしながら使うことで、使用期間が長くなるほどに独特の魅力が増し、手に馴染んでいくというメリットもあるのです。
マチの形状を確認
名刺入れ選びでは、マチ部分の形や厚みをしっかり確認することも重要なポイントでしょう。名刺入れのマチ部分が厚いと、よりたくさんの名刺を収納できます。
また、マチ部分の形は様々で、蛇腹のような形であればより多くの名刺を収納しやすくなるのです。シンプルな形であれば、コンパクトで名刺入れがすっきりした見た目になります。
自分が普段持ち歩く名刺の枚数や、名刺入れを入れている場所の大きさなどを考慮しつつ、マチの形状をよく確認しましょう。
ブランド物は使わない
名刺入れをビジネスように用意する場合は、高級ブランド物は避けるようにしましょう。高級ブランドの名刺入れは、重厚感があり丈夫なのでぜひ使いたいという人もいると思います。
しかし、ビジネスの場では、高級ブランド物のアイテムは派手すぎると認識されてしまいやすいのです。人によっては、高級ブランド物をビジネスシーンで使っている人に不信感を抱くこともあります。
名刺入れは初対面の人に見られる可能性が高いアイテムでもあるので、高級ブランドの名刺入れは選ばないようにしましょう。
名刺入れの使い方や入れ方
名刺入れの正しい使い方や入れ方を聞かれると、詰まってしまう人は意外と多いのではないでしょうか?ビジネスパーソンとして活躍していても、名刺入れの使い方や入れ方に自信が無いという人もいると思います。
そこで、以下では名刺入れの正しい使い方や入れ方を、細かく確認していきましょう。
名刺の枚数は常に確認
名刺交換の機会は、思わぬ時に訪れることも多々あります。そんな時に自分の名刺が無いと、ビジネスの人脈を広げるチャンスを逃してしまうことになるのです。
また、名刺交換の場面で名刺入れに名刺が無いことが分かって焦ると、相手にいい加減な人だという印象を持たれてしまう可能性もあります。
そのため、自分が持っている名刺の枚数は定期的に確認して、常に把握しておきましょう。20枚ほどは常に持ち歩き、カバンやポケット、デスクの引き出しなどに予備の名刺と名刺入れを用意しておいてください。
また、名刺入れに名刺が入り過ぎていても、相手に不快感を与えるので、貰った名刺は定期的に名刺入れから出してファイルに保存しておきましょう。
ポケットには相手の名刺を入れる
名刺は本人の分身のようなものと意識し、貰った名刺は名刺入れのポケット部分に丁寧に入れましょう。直接ポケットに入れたりカバンに入れたりすることは、大きなマナー違反になります。相手を雑に扱っていることになるので、相手を不快にさせてしまうのです。
名刺を財布に入れるというという行為もマナー違反なので、注意してください。
名刺の下部から入れる
名刺入れに名刺を入れる際には、名刺の下の部分から入れるということもマナーとして覚えておきましょう。名刺を上部から押し込むようにいれてしまうと、相手に雑な印象を与えてしまいます。そのため、貰った名刺は下から名刺入れに入れるようにしましょう。
ちなみに、自分の名刺は相手に向けて両手で差し出すので、名刺入れに名刺を上側から入れておくと、名刺交換でまごつきにくくなります。
名刺入れを入れる場所は?
名刺入れの使い方や入れ方を確認した後は、名刺入れ自体の入れ場所も把握しておきましょう。以下では、名刺入れにふさわしい入れ場所をいくつか紹介していきます。名刺入れの入れ場所がよく分からない人は、ぜひ注目してみてください。
ジャケットの内ポケット
ジャケットの中の内ポケットは、名刺入れを入れる定番の場所でしょう。出したり入れたりする動作がスムーズにできるので、名刺交換を素早く行えます。また、必ずジャケットの内ポケットに入れておくことで、名刺入れを入れた場所を忘れにくくなるのです。
ただ、厚い名刺入れを内ポケットに入れると、不自然に胸元が厚くなってしまうので、名刺入れに入っている名刺の量には注意が必要です。
カバンの中
ズボンのポケットに名刺入れをしまってしまうと、中の名刺が歪んでしまいやすくなります。そのため、内ポケットが存在しないジャケットを着ることが多い場合は、カバンの中に名刺入れを入れておきましょう。
特に女性用のジャケットには、内ポケットが元から無いものが多いのです。そのため、女性はビジネス用のカバンに名刺入れを入れることがよくあるでしょう。
自分の名刺を入れるポケットの場所
名刺入れの収納スペースは細かく区切られているため、どの場所のポケットに自分の名刺を入れるべきか悩んでしまう人もいるでしょう。基本的に、自分の名刺は他の人の名刺と混ざらないように、一番深い大きな収納ポケットに入れます。
細かい収納ポケット部分には、受け取った名刺を入れる場所として使いましょう。
自分の名刺と他の人の名刺が混ざってしまうと、後から名刺交換でまごつく原因になってしまいます。そのため、しっかり自分の名刺と他の人の名刺の入れる場所は、分けるようにしましょう。
名刺を差し出す時の注意点
名刺を差し出す時には、名刺入れはどのような使い方をすべきなのでしょうか?以下では、名刺を差し出す時に気を付けるべきポイントをいくつか取り上げていきたいと思います。
名刺を差し出す時の名刺入れの使い方が曖昧な人は、ぜひ以下の注意点を意識してみてください。
名刺入れをお盆のように使う
名刺を差し出す時には、名刺入れは相手にお盆を向けるような使い方をします。お盆のように使うことで、より丁寧な印象が強くなるのです。まず、薬指と中指、小指を使って名刺入れの上に自分の名刺を置くようにして、差し出す準備しましょう。
会社名と名前を言いながら相手に自分の名刺をはっきり見せた後、相手の名刺入れの上に置くことをイメージして丁寧に渡します。差し出す時には指で名前や社名が隠れないようにしましょう。
また、相手に自分の名前の読み方を伝えるために、はっきり自分の名前を言うことも大切です。
相手の名刺より高い位置に差し出さない
基本的に、立場が上の人から行う名刺交換では、特に上下関係を意識する必要があります。自分の名刺を差し出す時には、相手に敬意を示すために、相手が差し出した名刺よりも低い位置で差し出すようにしましょう。
相手の名刺よりも高い位置に差し出してしまうと、マナー違反になるので注意してください。
面と向き合って差し出す
名刺を差し出す時には、相手としっかり向かい合って差し出すことも意識しましょう。名刺交換は自己紹介の場でもあるので、お互いの顔と名前を覚えるためにも真正面から向かい合って差し出します。
また、相手の顔をまっすぐに見て名刺を差し出すことで、相手に誠実な印象を残すことができるのです。
名刺を受け取る時の注意点
名刺交換では、名刺を受け取る時に一番緊張するという人が多いでしょう。名刺を受け取る時の名刺入れの使い方にも、実はいくつか注意点があるのです。以下では、その注意点も詳しく解説していきましょう。
名刺を受け取る時の名刺入れの使い方が怪しい人は、ぜひ以下の内容に集中してみてください。
相手が目上の場合は先に差し出す
名刺を交換する時には、自分から差し出すべきなのか、相手の名刺を先に受け取るべきなのか迷いがちでしょう。名刺を差し出す相手が自分にとって目上の人である場合は、基本的に自分から先に名刺を差し出します。
相手が名刺を差し出してきた時には、必ずお礼を言いながら両手で受け取り、相手の名前の読みを確認してから名刺入れの上に置きましょう。名刺交換の後会議や話し合いが続く場合は、自分の左側に置いた名刺入れの上に名刺を置いておきます。
相手と自分が同等の立場である場合は、ほぼ同時に名刺を片手で渡し合うことが多いでしょう。同時に交換する時には、必ず名刺入れをお盆代わりに使って丁寧な印象を残すことをおすすめします。
会社名やロゴの部分を触らない
名刺の会社名やロゴマークが記載されている部分は、所属先を示す大切な部分です。そのため、名刺を受け取る時には、名刺に記載されている会社名やロゴマークには、あまり触らないようにしましょう。
過度に指で触ると、皮脂で汚れたり摩擦によってインクが崩れたりして、会社名やロゴが読めなくなってしまいます。また、相手を不快にさせる可能性も高いので、名刺の会社名やロゴの部分は特にデリケートに扱うようにしましょう。
ビジネスシーンにおすすめの名刺入れを紹介
名刺入れの使い方や名刺入れを入れる場所などを確認すると、名刺入れを早速使いたくなってくるでしょう。以下では、ビジネスシーンにおすすめの名刺入れも、いくつか紹介していきたいと思います。
仕事用の名刺入れ選びで迷っている人や、初めて名刺入れを購入するという人は、ぜひ以下で紹介する名刺入れの購入を検討してみてください。
クラシカルかつシンプルな万双の名刺入れ
日本の革製品ブランド「万双」は、クラシカルかつシンプルなデザインの革製品で、多くのビジネスパーソンを魅了しているブランドです。万双の革製の名刺入れは、世界でトップレベルとされる技術と品質を誇っています。
目立つブランドマークは一切付いておらず、シンプルなデザインで色合いもシックなので、ビジネスシーンによく馴染むのです。丁寧な縫製が施されているので、長年使っても型崩れしにくく、愛着を持って使い続けることが可能でしょう。
価格は1万円ほどと手頃なので、初めて名刺入れを購入する人に特におすすめです。
美しい見た目が魅力的な土屋鞄製作所の名刺入れ
50年以上革製品を丁寧に製造販売してきた「土屋鞄製造所」の、革製名刺入れもビジネスシーンで映えるおすすめの名刺入れです。創業当初のランドセルの製造への情熱とこだわりを貫き続けている土屋鞄製作所では、革製名刺入れも手作業で丁寧に製造しています。
土屋鞄製造所の名刺入れはシンプルな色とデザインですが、滑らかなフォルムとステッチの美しさで、確かな重厚感を醸し出すのです。
価格は2万円ほどと少々高価ですが、一度その魅力を実感するとその価格がリーズナブルに感じられるでしょう。
ヒューゴボスの頑丈でシンプルな名刺入れ
ドイツの高級紳士服ブランド「HUGO BOSS」(ヒューゴボス)の名刺入れも、シンプルかつ丈夫でビジネスシーンによくマッチします。
ドイツでトップレベルの高品質な牛革を使った名刺入れは、ほどよいざらつき感があり、徐々に手にしっかり馴染んでいくのです。
また、ビジネスシーンでも違和感のないシンプルなデザインで、スーツに合う黒やネイビーと言った色から選べます。ちなみに、価格は約1万5,000円となっています。
名刺入れの使い方をマスターして人脈を広げるチャンスを掴もう
今回は名刺入れの入れ方や使い方、名刺を入れる場所などを確認しました。名刺交換はビジネスに必要な人脈作りのチャンスになります。そのチャンスを確実に活かせるように、名刺交換の時の名刺入れの使い方はしっかり覚えておきましょう。