腕時計の付け方やつける位置や場所を男性・女性別に解説!つけかた
腕時計の正しい付け方や付ける位置をご存知でしょうか?腕時計の付け方には明確なルールはないのですが、ビジネスシーンや冠婚葬祭ではマナーが問われる場面があります。おシャレに見える腕時計の付け方を、男性、女性別、シーン別にご説明していきます。
目次
腕時計の正しい付け方がわからない…
腕時計をつける位置、付け方に決まりはあるかというと、厳密なルールは実はありません。使い勝手を考えて、自分の好きな位置につかればいいのです。
ただ、ビジネスシーンでスーツを着た時や、冠婚葬祭の時には相応しいマナーがあります。腕時計を付ける位置、付け方には、歴史やファッション史の背景や流れも背景にあります。
ここからは、腕時計の系統や、男性、女性別、また、シーン別に腕時計を付ける位置、付け方のおすすめを紹介していきます。マナーやファッションに合わせた相応しい付け方を学んでいきましょう。
一般的な腕時計の付け方・付ける位置
腕時計をつける位置に明確なルールはありませんが一般的にはつける位置は決まっているといっていいでしょう。
一般的には腕時計はどの場所につけるか見ていきましょう。
利き腕と反対の手首
腕時計をつける位置は、現在では利き腕の反対の腕の手首に付けるのが一般的です。これは、男性にも女性にも言えることです。
右利きの場合は左手の手首につけますが、理由としては、作業するときや字を書くときに邪魔にならないため、利き腕では活動率が高く、衝撃を受けやすいため、利き手でリューズの操作などを行うため、が理由となっています。
手首の骨の隆起部分より腕側
腕時計をつける位置は、手首の骨の隆起した部分より、やや、手の甲よりつけるという人が多いです。明確なルールはないのですが、一般的には、利き手でないほうの腕の手首の隆起した部分より、少し手の甲よりの位置に腕時計をつけるのが一般的です。
腕時計を利き腕の右手につけている人は
腕時計をつける位置を利き手である右腕につけている人もいます。それは何らかなメッセージを込めていたり、右腕のほうがその人にとっていいと言える理由があるのです。その理由をいくつか紹介します。
ひとつは平和へのメッセージを込めているということです。腕時計は戦時中に銃を持つ手と反対の手に付けて、瞬時に時間を見れるように考えられました。その為、利き手の位置に腕時計をつけるのは効率よく銃を構えることができない、つまり戦うのに不利な状況であることを平和の象徴として結び付けています。
また、相手の邪魔をしないようにする、というのもあります。人がすぐ隣にいるときに右側の人が左腕の位置に腕時計をしているとどうしても当たってしまいます。それを避けるため、あえて右腕に腕時計をつけるということです。
もちろん、利き腕のほうがしっくりくるとか、ファッションの理由で利き腕である右手につける人もいます。腕時計をつける場所は、人それぞれに理由や意味があるということです。
腕時計の正しい付け方【男女別編】
男性、女性別でも腕時計の付ける位置は違いがあります。行動による違いや衣服による違いによって腕時計をつける位置も変わってきます。
最近は、ユニセックスと言われる男性用、女性用の区別のあまりないデザインの物もあります。男性と女性の腕時計のつける位置の違い、付け方の違いは、立ち振る舞いによって左右されることが多いでしょう。
ここでは男性、女性の腕時計の付け方について見ていきましょう。
男性のつけ方
男性用の腕時計は機能性や実用性も含めた見栄えに格好の良さを求めた腕時計のデザインが多くあります。一般的に男性は、右手が利き腕だとすると、反対の左手の手首に腕時計をつけるのが一般的です。
文字盤は手の甲側に向くようにつけます。ただ、デザインによっては、プッシュボタンやリューズが手首に当たるのが気になる人は、あえて右腕に付けます。
男性に多い趣味として、車や腕時計があげられます。自動巻きで電池式ではない腕時計の場合は、動かすためにわざと利き腕につけます。マニュアル車にのっている場合はシフトレバーの操作の邪魔にならないように右手につけたりもします。
手首の骨の隆起した部分に引っ掛かるように腕時計をつけて、抜けたり、手先にずれたりしないようにします。シャツやジャケットの袖口から腕時計が少し見えるぐらいが腕時計をつける位置としておすすめです。
女性のつけ方
女性用の腕時計は文字盤も小さくベルトも細いものから、メンズ風に大き目の作りをしているものまで幅広くあります。
女性は男性と比べ、機能性や実用性より立ち振る舞いやファッション性を重視した腕時計の付け方となります。
現在では、女性も利き手の反対の腕に文字盤を外側につけます。しかし、以前は女性の腕時計の付け方は、文字盤を内側である手のひら側につけるのが一般的でした。それは衣服の機能やマナーと関係があります。
和服の場合、文字盤が外側だと脇を開くようにして腕時計を見るような格好になります。脇の部分が開いている着物は、腕時計を見るときに脇の素肌まで見せてしまうことになります。素肌を見せないために脇を閉めて腕時計を見るために、文字盤を内側につけるのがマナーでした。
見た目的にも脇を開いて腕時計を見るよりも、脇を閉めて、手首を返して腕時計を見る姿勢のほうが、エレガントに見えます。ジュエリーウオッチなど、繊細で細身の腕時計の場合は、文字盤を内側につけると、女性らしい美しい立ち振る舞いができるでしょう。
腕時計の種類別・ベルト別の付け方の対処法
ひとくちで腕時計と言ってもその種類は様々です、いろいろな腕時計があり、付け方も変わってきます。腕時計の種類別に見た付け方を見ていきましょう。
スライド式腕時計
金具をスライドさせて大きさを調整できるスライドバンド式腕時計のことを、スライド式と言います。スライド式腕時計のバンドは、片側に引っ掛けるための棒がついており、もう片側に爪がついてインスピレーションます。
付け方は、棒がある方に腕を置いてバンドを巻き付けて、棒の上から爪をひっかけてカバーの金属で上から押さえます。すると、パチンと音がして留まります。
観音開き式腕時計
バックルの接合部分が両側に開く観音開き式のタイプの腕時計は、片方ずつ留め具をはめていけばつけることができます。外すときは、プッシュボタンが付いているタイプなら押すだけで外れます。
プッシュボタンがついていない場合は、留め具の根元にひとさし指を入れてベルトを持ち、もう片方の金具の留め具を親指で押さえます。その状態でひとさし指を親指側に持ち上げると外すことができます。
皮ベルトの腕時計
皮ベルトの場合は、金具の中にベルトを通した後に、ピンをさすときは人差し指と中指でベルトを持ち上げ、親指でピン穴に金具を持っていきます。
親指でピンが動かないように固定してベルトをピンにかぶせるようなイメージでピン穴に入れるとうまく入ります。強くひっぱたり、折り曲げたりすると、皮が傷んでしまうので気をつけましょう。
腕時計はつけるときのサイズも重要なポイント
腕時計はサイズ選びも重要なポイントになります。腕時計のサイズ感には好みもありますが、腕時計をはめた時に指が一本入るぐらいのゆとりがあるといいです。あまりきつくすると手首を曲げた時に痛いし、見た目もよくありません。
金属のベルトの場合は、手首にぴったりくる付け方をすると、通気性の悪さが原因で、汗でベタベタしたり、錆びてしまったりします。皮ベルトの場合も痛みが早くなります。
腕時計をつけるときは、腕時計をケアして快適に過ごすためにも、適度なサイズ感で腕時計をつけるようにしましょう。
腕時計の正しい付け方【場面別編】
日常生活では様々な場面があります。ビジネスシーンや冠婚葬祭など場面別での腕時計の付け方のマナーを見ていきましょう。
ビジネス
腕時計の付け方は、ビジネスシーンにおいても明確な決まりはありません。しかし、実用面やマナーから考えると腕時計の付け方にはほぼ決まりがあるのです。やはりビジネスシーンなので、仕事の邪魔にならないことを一番に考えます。
作業をしたり、文字を書いたりを考えると、利き手の反対の腕に腕時計をつけるのが一般的です。作業をしながらサッと時間を見たりするためには、文字盤は外側がいいということになります、腕時計も重さがあるので、利き腕につけると、重さで疲れやすいということもあります。
スーツの時はジャケットやシャツの袖口から、腕時計が覗くくらいの位置につけるのがおすすめです。袖をまくることなく文字盤が見えると、サッと時間が確認できますし、動作もスマートに見えます。
冠婚葬祭
冠婚葬祭などで腕時計をつけるときは、文字盤がはっきり見えないようにつけるのがおすすめです、頻繁に時計を見ていなくても、時間を気にしているとされ、弔事や慶事の席ではマナーとして相応しくありません。
袖口から腕時計が顔を出さないように、普段より上部につけるといいでしょう。腕時計を見るときは、さりげなく袖をあげて見るようにします。女性で細身のベルトの腕時計なら、文字盤を内側につけるといいでしょう。
女性のフォーマルな衣装で、手首や腕が衣服に隠れない場合は、顔の小さい華奢な時計で、文字盤を内側にしてつけるか、腕時計をあえてつけないようにします。弔事の席にはふさわしくありませんが、ブレスレットやバングル風の物であれば、慶事の席にはアクセサリーとしてつけるといいでしょう。
腕時計の正しい付け方【機能別編】
腕時計には様々な機能があるものが多くあります。機能別に見た腕時計の正しい付け方について見ていきたいと思います。
潜水向きの時計
腕時計は機能によってつける位置を変える必要がある場合があります。ダイバーズウォッチは潜水性能の機能の高い多機能な腕時計です。ダイバーはコンパスを左手につけるので、腕時計をつける位置は、必然的に右腕となります。
腕時計のリューズは文字盤の右側についています。ダイバーズウォッチだけでなく、文字盤の大きな腕時計はリューズが手の甲に当たります。そのわずらわしさから腕時計を右手につける人もいます。
自動巻きの腕時計は利き手の手首につけたほうが、運動量が多く、確実に巻くために利き手につけたほうがいいとも言われています。潜水機能の付いたダイバーズウォッチは右手の手首につけるのが基本になります。
見せる時計
ブレスレットやバングル風のアクセサリー感覚でつける腕時計の付け方は、見せる位置での付け方がおすすめです。実用性というよりも、実用性を兼ねたファッション感覚でつけましょう。その腕時計をどう見せたいかでつける位置も変わります。
アクセサリーの一部として腕時計をブレスレットやリングなどとバランスを考えた付け方をします。その場合は、利き手関係なく、おシャレに見える側につけるのが正解でしょう。文字盤の向きもその付け方によって変わってきます。
デザイン性の優れた文字盤を見せたいのであれば、身体の外側である手の甲側に腕時計をつけます。腕時計なのだけどブレスレットのように見せたいのなら、身体の内側である手のひら側に文字盤が来るような付け方をします。
見せる腕時計の付け方としては、長袖の衣服の上に腕時計をつけることもあります。腕時計は手首に直接まくのが基本的な付け方ですが、見せるためにわざと衣服の上につける付け方が見せる付け方です。
おしゃれな腕時計の付け方
もはや腕時計もファッションの一部です。アクセサリーや小物の中でも大きなを持つ腕時計をおシャレにつけて他の人と差をつけましょう。
現在腕時計は機能性なものからファッショナブルなものまでいろいろな種類の物があります。腕時計はもはやおシャレには欠かせないアイテムのひとつなのです。
男性も女性もおしゃれのワンポイントとして腕時計で差をつけましょう。
ブレスレットとの重ね付け
かわいい感じに見せたい人におすすめなのが、フェイスの小さい腕時計とブレスレットとを一緒につける重ねつけです。
手元を華やかに見せるだけでなく、手首をほっそりと見せてくれます。腕時計のベルトは、金属の物か、ベージュなどの淡い色合いのものがより女性らしく見えるのでおすすめです。
腕時計自体がブレスレットのようなデザインの物を選んで、緩めにはめる付け方もエレガントに見せることができます。
凝ったデザインの腕時計を付ける
凝ったデザインの腕時計はつけるだけで存在感を放ち非常に目立ちます。人とは違う凝ったデザインの時計はそれだけでおしゃれに見えます。
フランクミュラーのクレイジーアワーズのように文字盤にインパクトがあったり、周りの人より一味違うデザイン残った時計はそれだけでインパクト抜群、おシャレに見えます。
また、凝ったデザインの時計には機能の充実したものも多く、機能美を追求したようなデザインもおしゃれに見えます。
腕時計でおしゃれを楽しもう
腕時計の付け方を、男性、女性別に見てきましたが、腕時計の付け方に明確な決まりはありません。いろいろな付け方を楽しむこともできます。
時計のデザインや付け心地の好み、どのようにおしゃれに見せたいかなど、いろいろな付け方があります。その中で自分にしっくりくる付け方が、最適な付け方と言えるでしょう。
今までの付け方とは違う腕時計の付け方にチャレンジしておしゃれを楽しみましょう。