重曹足湯のやり方や効果！足の臭いを消す方法とは？

一日働いて、あるいは勉強をして帰宅し、まず靴を脱いだ瞬間に「うっ・・・！」と顔をしかめたことはありませんか？自分の足と靴から漂う、なんとも言えない臭い匂いに閉口したことがある方も多いでしょう。

女性は仕事で年中ストッキングや靴下をはきますし、冬はブーツを履くことも多いです。そのために足は非常に蒸れやすい状態になっています。実は足の匂いに悩んでいる女性はたくさんいるのです。

では、そんな足の匂いに悩む全ての人に、自宅にあるもので簡単かつ徹底的に足の匂いを消すことが出来る方法を紹介していきましょう。自宅にあるもの、それは、重曹です。

足湯や温泉が好きな日本人は多いですが、重曹足湯というのを聞いたことがあるでしょうか。掃除や洗濯に大活躍する便利なものである重曹は、足湯にして使うことで足の嫌な臭いを消すことが出来るのです。

そのやり方はとても簡単です。用意するものも少なければ手間もさほどかからない上に、アロマなどをプラスすれば自分好みの香りを付けることも出来ます。つまり自分次第で工夫も出来るので、自分流を楽しむことも出来ます。

ではまず、重曹足湯にすることで、どんなメリット・効果があるのかを紹介していきましょう。実は重曹足湯には、これだけの良いこと・効果がありました。

重曹足湯のやり方の紹介の前に、最初の効果を紹介しましょう。一番のメリットは、足の臭いを消してくれることです。それには化学反応を利用していきましょう。

そもそも足が匂うのは、イソ吉草酸とイソ吉草酸アルデヒドが原因で、足の汗とそれら雑菌、そして角質が混ざり合うことで臭いが発生するのです。

重曹はアルカリ性で体臭の多くは酸性なので、それに時間をかけて足を漬け込むことで酸を中和して臭いを消してくれます。

重曹には雑菌の繁殖を防ぐという「静菌作用」があります。雑菌は皮脂汚れを餌にして繁殖するのですが、重曹はまず皮脂汚れを落として菌の繁殖を弱めます。

インフルエンザなどと同じで、菌の繁殖を食い止めることが出来れば、あとは自分の免疫力などを使って簡単になるのです。

重曹は日本人が大好きな温泉の成分でもありますので、血管を広げて血流をよくする効果があります。ですから冷え性の女性が血行促進のために足湯を行うのは、冷え対策として有効です。

足湯をすることで足先が温まり、全身の血行がよくなるのがメリットの1つです。血行が良くなれば便秘解消やむくみ解消、肩こりや頭痛にもよく効果があるといいこと尽くしです。

女性にとって冷えは大敵ですので、冷えを取るためだけでも重曹足湯をする必要があるといえるでしょう。足湯はリラックスにも効果がありますので、夜の睡眠の質を上げるためにも利用してください。

人間のかかとには元々皮脂腺がありませんので、乾燥しがちな場所です。更に靴などで抑えてしまうため、どうしても皮脂がたまってしまいます。たまった皮脂はがちがちに固まり、乾燥してひび割れます。

女性で冬にストッキングがかかとに引っかかって破れてしまう、伝線してしまう、という羽目になったことがある方は多いと思いますが、あれをなくすためにもかかとはツルツルでいたいものです。

重曹には肌の角質を柔らかくする作用があり、重曹足湯に入ることで乾燥してひび割れを起こしたかかとの状態を改善することが出来ます。文字通りにツルツルのかかとが手に入ります。

物事には何事も、陰陽、つまりメリットがあればデメリットがあるものです。重曹足湯を使うことでのメリットや効果は確認しました。では、重曹足湯を使うことによるデメリットとは何でしょうか。

順番にデメリットの紹介していきましょう。

足の臭いの元であるイソ吉草酸が発生する過程と、水虫が出来やすい環境というのは実はとても似ています。しかし、イソ吉草酸の場合には重曹で繁殖を抑えることが出来ますし、かかとの状態も良くなります。

しかし、水虫は皮膚疾患ですので、薬ではない重曹で治療することは出来ません。水虫菌は臭いはないのですが、皮膚が荒れて雑菌が入り込み、強い臭いを発生するようになります。

つまり、水虫は重曹足湯では改善しませんので、臭いもジュクジュクした足先も改善しません。重曹足湯で臭いを取ることも出来ませんので、まずは皮膚科で水虫の治療をする必要があります。

確かに足は臭うけれど、重曹足湯を入れて毎日入っても臭いのが消えない、と悩んでいる方は、もしかしたら臭いの種類がアンモニア臭であるからかもしれません。

重曹はアルカリ性で、アンモニアもアルカリ性です。同じアルカリ性なので重曹では中和することは出来ません。疲労やホルモンバランスの乱れなどが原因のアンモニア臭は、内側からのケアも必要になります。

この場合には、重曹ではなくミョウバンの方が効果がありますので、ミョウバン水を作って試してみましょう。そして、疲れをとって睡眠をきっちりと取ることが大切です。

重曹足湯を利用することによってどれだけのメリットがあるか、また注意点、デメリットとしては何があるかを紹介しました。しかし、メリットの方が圧倒的に多い結果です。

では、女性に嬉しいメリットがたくさんある重曹足湯の作り方を紹介していきます。本当に簡単ですから、材料があるという方は今晩から是非試してみましょう。

重曹は、医療用、食用、掃除用があります。医療用が一番純度が高く、不純物もありません。食用は掃除にも使えますが、掃除用は食用には使えないのは、純度が違うからです。

重曹足湯に使う場合には、掃除用で大丈夫です。食用はやはり少し値段があがりますので、掃除用を購入して足湯に使ってください。掃除用重曹は100均ショップでも販売されています。

市販ではお風呂用の重曹というのも出ていますので、それがあれば購入しても良いでしょう。お風呂に入れて重曹浴をすれば、かかとだけでなくついでに全身が綺麗になります。

洗面器は自宅のお風呂場にあるもので良いです。その中に40度くらいのお湯をはり、重曹を大匙一杯入れてかき混ぜましょう。もし洗面器が家にない、という方は鍋でもバケツでも大丈夫です。足湯に使えそうな容器を探してください。

重曹足湯には15分くらいは入るのがおすすめですので、座るための椅子、暇つぶし用の本や汗を書いて喉が渇いたとき用の飲み物などを用意してください。

重曹足湯を作ったら、入ってみましょう。続いては重曹足湯のやり方を紹介します。

どんなことでも正しいやり方というものがあります。簡単なのですが、最初はやはりきちんとやり方をチェックしてから実践してください。特に後に記述する、注意事項は守るようにしましょう。

重曹足湯のやり方その1は、足を洗って利用せよ、です。より効果を感じたいのであれば、まず先に足を石鹸などで洗い、汚れを落としてから足湯をした方がよいです。

足の指の間、足の裏、ツメの間を丁寧に洗ってから重曹足湯に足を浸してください。お湯につけるのは15分から20分くらいを目安にし、お湯の中で更に足をゆっくりとこすると角質が面白いほどにとれます。

準備を予めしておけるのであれば、お風呂に入った最後に浴室内で足湯も済ませると色々と便利です。

重曹足湯をしたことで皮脂が落ちやすくなっていますので、足湯を終えたら足をシャワーなどで洗い流しましょう。柔らかくなった皮脂をそのままこそげ落とすことができます。

面白いほどポロポロとれますが、必死になってごしごししてしまうとかかとが荒れてしまうことがありますので、力の加減には注意しましょう。

更に汚れをしっかりと落としたい、ということであれば、炭酸足湯がおすすめです。重曹小さじ2に対してクエン酸を小さじ１、もしくはお酢を加え、炭酸ガスを発生させます。

炭酸ガスには角質を柔らかくし、皮脂・垢・汚れを取る効果があります。血流を良くして冷えを改善する効果もアップしますので、冷え性で悩んでいる、という方は炭酸足湯を試してください。

簡単な重曹足湯の作り方ややり方はOKだと思います。続いて、重曹足湯をする際に注意して欲しいことを紹介していきます。

作り方、やり方共にあまりに簡単なのでついつい毎日のようにやってしまい、後のことをよく考えてなかった、という人も結構いますので、この注意点は必ずチェックするようにしてください。

重曹足湯の適温は40度前後と言われています。たまにとても熱いお湯が好きだったり、殺菌したいからと60度くらいのお湯を使おうとする方がいますが、それはやめてください。

重曹風呂は重曹がアルカリ性であることを利用し、酸性である体臭などの臭いを中和して消すのです。ですからあまりにお湯の温度が高いと、弱アルカリ性が強アルカリ性になってしまい、肌へ悪影響があります。

また高温による火傷の可能性もありますので、重曹足湯をする時には適温を守るようにしてください。

重曹足湯はメリットが多いので、マメな女性であれば嬉しくて毎日しっかりやってしまうかもしれませんが、毎日するのはおすすめ出来ません。

なぜなら毎日重曹につけていると肌がアルカリ性になってしまい、今度はアルカリ性を好む菌がやってきてしまうことがあるからです。

また、重曹の角質をはがす力が強くて肌荒れを起こしてしまう方もいます。肌が荒れるとそこから雑菌が入り、水虫などになってしまうこともありますので、危険です。2日に1回や週に3回程度にしておきましょう。

重曹は料理に掃除にと大活躍で、化粧水などに使う人もいるほど便利なものです。ここでは重曹足湯以外の、おすすめの使い方を紹介していきます。

掃除用重曹であれば1キログラムが安く買えますので、購入して色んなことに使ってみて良いでしょう。

それぞれのやり方をメモにとって書き、目のつくところへ貼っておけば、必要な時にすぐに実践することが出来ます。

折角足を綺麗にして菌を抑えても、靴がそのままでは結局足はまた臭くなってしまいます。ですから靴のケアもマメにするようにしましょう。

要らなくなったストッキングがあれば、それに重曹をいれ、脱いだ後の靴の中に入れてください。これだけでかなり強力な消臭剤になります。

重曹は2ヶ月から3ヶ月ほど持ちますので、常にストッキングに重曹を入れたものを作っておいて靴に入れる習慣を持てば良いでしょう。簡単なのに効果は絶大で、きっと驚くはずです。

芳香剤は市販でもたくさん売られていますが、どれもあまり自分好みの香りではない、という方は重曹を利用して自分好みの芳香剤を作ってみましょう。

用意するのは口の大きな容器、重曹、アロマオイルです。容器に重曹を50グラムいれ、その中に好きなアロマオイルを10滴ほど垂らします。複数のオイルを混ぜたければ合計で10滴になるようにしてください。

よくかき混ぜたら出来上がりです。空いたガラス瓶などに入れて部屋の中においておけば、好きな香りの芳香剤になります。1ヶ月から2ヶ月ほどで香りがなくなりますので交換しましょう。捨てずに掃除に使ってください。

シルバーアクセサリーは基本的に、経年で黒ずんできてしまいます。この黒ずみは酸化してしまった証拠ですので、重曹を使って輝きを取り戻しましょう。

タッパーの中にアルミホイルを敷いて、その中にアクセサリーを入れます。重曹をふりかけて熱湯を注ぐと、じゅわ～っと泡が立ちだします。

お湯の色が変わってきて汚れが落ちたようであれば、水洗いしてください。以前の輝きを取り戻したアクセサリーに会えるでしょう。

血液は1度付着してしまえば、中々綺麗には落ちません。鼻血を出しやすい人や怪我で飛んだ血がお気に入りの服についてしまっている場合には、重曹を使えば取れます。

重曹を水にとかしてスプレーをし、乾いたタオルで血の汚れを叩き落しします。どんどん薄くなり、綺麗にすることが出来ます。

重曹足湯は簡単な手間で、足のどうしようもない臭い取りに効果的です。それだけではなく、足湯をすることによる血行促進や、かかとのケア、そしてリラックスを得られるなど嬉しい効果がたくさんあります。

臭いのないすべすべの足を手に入れることが出来れば、きっとテンションも上がって翌日が待ち遠しくなるでしょう。足取りも軽くなりますし、足のお洒落にも気を遣うようになるはずです。

すべすべで臭いのない足で、魅力的な女性になってください。