紅茶の香りのする香水！アールグレイ･レモンティー･ダージリンなど

いい香りがすることは、「いい女」の条件であるように、昔から言われています。貴族達はこぞって香りを身につけましたし、現代の洗濯洗剤などもいかに良い香りがするか、それが長続きするかを宣伝しています。

では、香水は好きですか？控えめな花の香りならいいけれど、化学調味料のような香りはどうしてもきつくて苦手、という方もいるでしょう。

世界には様々な香りの香水がありますが、紅茶の香りがする香水もあります。落ち着くティータイムを連想させる、あの良い香りなら、手に入れてみたいと思うでしょう。では、紅茶の香りがする香水を紹介していきます。

紅茶の香りがするおすすめの香水を紹介する前に、紅茶の香りが周囲に与える印象を紹介しておきます。

道ですれ違ったとき、会社で前の席に人が座ったとき、電車で隣合わせたとき、紅茶の香りがすれば、多くの人は一体どういう印象を持つでしょうか。

紅茶を好きな方は多く、紅茶の香りはいわゆる「慣れている香り」です。

そして紅茶を飲むシーンではリラックスを求めていたり、ゆったりした気持ちで好きなことをしていることが多いので、香りを嗅ぐことで自動的に「リラックス」を思い出します。

香りを嗅ぐことでお茶の温かさ、家庭の温かい雰囲気、好きな喫茶店の雰囲気や親しみなどを連想し、気持ちがほぐれてくるのです。つまり、紅茶の香りをさせているだけで相手をリラックスさせることが出来ます。

香水の中には香りを主張するあまり、人によっては不快感を持ってしまうものがあります。その中で、お茶である紅茶の香りは自然な香りで、香水くささを主張しません。

相手にぐいぐいといかない香りですから、大人としての落ち着き感を与えることが出来るのです。ゆったりと構え、リラックスしている人、というイメージです。

紅茶の香水が相手に与える印象を紹介しました。とにかく紅茶の香りには、相手に不快感を与えることが非常に少ないということなのです。

では、順番に人気の紅茶の香りがする香水を紹介していきましょう。まずは、女性にファンが多い紅茶、アールグレイの香りがする商品からです。

アールグレイはベルガモットの落ち着きがある香りが大きな特徴であり、柑橘系の香りもする紅茶です。「アールグレイ」は「グレイ公爵」の意味で、1830年にイギリスの首相をつとめた「チャーチル・グレイ」が由来です。

これはユニセックスで男女とも使用できる香水です。少し高価ですが、アールグレイとキュウリをイメージしたいかにもイギリスな香りです。生き生きと洗練されたフレッシュな香りで、温かさと優しさを演出しています。

トップノートはりんごとベルガモット、ジャスミン、アクアノートの香り、ミドルノートはきゅうりとアンジェリカ、そしてダバナで、ベースにはバニラと蜜蝋、セダーとムスクが使われています。

こちらはアメリカはニューヨークで人気の紅茶の香水で、1996年にブランドが立ち上げられました。香水に詳しい方の間でブームになっている香水ブランドです。

香りはアールグレイそのものの香りで、アロマな感じがしますがフレッシュさもしっかりと出しています。お部屋のフレグランスとしても愛用している人が多い商品です。

特にレディース用香水としてプレゼントなどにも人気です。

日本で人気のタレント、ローラさんが宣伝したことでも有名な香水がこちらです。「ハッピー」をテーマにしたオリジナルブランドの3弾目の商品で、紅茶をベースにした香りにホワイトフローラルが合わさっています。

優しく柔らかく香り立つ香水で、ラストには清潔感溢れる香りが残る、春向けの商品です。可愛らしく優しい女性、というイメージを印象付けたいときには大活躍するでしょう。

トップはチェリーとレモン、ベルガモット、アールグレイ、ミドルではミュゲ、リリー、ホワイトフラワーズ、そしてラストではアンバー、ムスク、パチョリの香りが楽しめます。

爽やかでフレッシュ、そして口の中をさっぱりとしてくれることで人気なのがレモンティーです。紅茶にレモンを入れるレモンティーはアメリカがルーツとされていて、レモンの香りが口の中に広がります。

そんなレモンティーの香りを香水にした商品を紹介していきましょう。女子ウケ抜群な香水がたくさんあります。

エリザベスアーデンの「グリーンティー」は12種類もの自然の素材をブレンドした香水です。緑茶の持つエネルギーを満たし、気分を高めてくれる紅茶の香りを閉じ込めました。

嫌味のないすっきりとした爽やかな香りが、若い女性を中心に大変人気です。爽やかさが前面に出ますので、男女問わず使えますが香りはさほど長く続きません。

トップがレモンとオレンジ、ベルガモットです。ミドルはセロリシードとキャラウェイ、グリーンティーで、ラストにオークモスです。大変人気があるレモンティーの香水です。

輝く太陽、子供たちの笑い声をイメージして作られた香りが「アニックグダタールルシェブルフイユ」です。爽やかさと同時に甘さも漂う、特に春におすすめの香水です。

野生のスイセンの香り、そしてジャスミン、蜂蜜などの甘い香りが集まって、最高のレモンティーの香水となりました。トップがレモンとプチグレイン、ミドルがワイルド、ナルシル、ジャスミンで、ラストがフローラルとシトラスです。

ボトルがフェミニンですから、部屋に飾ってインテリアとして活用している女性もたくさんいます。

ゲスが出している紅茶の香水で「ゲスフォーウーマン」です。こちらはフルーティーでフローラル、とても女性らしい香りの商品です。フェミニンな中にレモンティーの爽やかさもあります。

時間が経つとフェミニンからセクシーな香りになり、移り変わる女性らしさを表現しています。癒しと同時にリラックス効果が期待できる香水でもあるのです。

トップがタンジェリン、グリーンアップルで、ミドルがフリージアとピンクピオニー、ミュゲ、そしてラストにはスキンムスクとシダーウッド、アンバーです。プレゼントにも最適な香水です。

ダージリンはインド北東部のダージリン地方で生産される紅茶の総称で、数ある紅茶の中でも特に香りを重視される種類です。香りを楽しむため、ミルクを入れたりレモンを入れたりはせず、ストレートで味わいます。

「紅茶のシャンパン」とも異名を持ちますが、そんな香りで有名な紅茶、ダージリンの香りがする香水を紹介していきましょう。

男女問わず大変人気がある香水で、特にメンズ香水ではトップに君臨しています。どんなファッション、どんなスタイルにも合う香水と言われていて、シルバーのデザインパッケージも格好良いと評判です。

エレガントで透明感溢れる洗練された香り、繊細かつ個性的な香りが楽しめる、ダージリン紅茶の香水です。

トップノートはシトラスとダージリン、ミドルではペッパーとローズウッド、グァヤックウッド、そしてラストノートはムスクです。心地よいフレッシュさとさりげないスパイスを楽しみましょう。

ダージリンの紅茶の香りの香水といえば、赤いパッケージが有名なブルガリの「ブルガリ オ パフメ オーテルージュ」です。とても上品な印象を受ける香りで、甘くて温かみのある香りが特徴的です。

爽やかさと甘さが絶妙なバランスで作られた紅茶の香水であり、瑞々しく洗練された香りはセクシーな印象を持たせます。

トップはピンクペッパー、オレンジ、ベルガモットで、ミドルはルイボスティーとイチジク、ラストノートではウォールナッツとムスクになっています。

こちらの商品はプチプラな香水ブランドであるエンジェルハートから出ている香水です。真っ黒なハート型のパッケージが特徴であるビューティー＆ビーストは、キレ味のあるすっきりした香りが楽しめる、ダージリンとシトラスの香りです。

男女ともに使えるユニセックスの香水で、ダージリンの上品な香りだけでなく、シトラスの爽やかさも手に入れることが出来ます。

お茶と言えば、アールグレイやダージリンなどの種類のほかに、ジャスミン茶も人気があります。ふわっと香るジャスミンに、温かいお茶を飲みながら自然とリラックスできるからでしょう。

紅茶の一種には数えられませんが、ジャスミン茶の香水も人気です。レモンティーと同じく人気の香りがあるジャスミンティーの香りがする香水を、いくつか紹介していきます。

ブルガリが出しているジャスミンの香水は「ブルガリ モン ジャスミン ノワール オー エキスキーズ」です。こちらは初夏の新緑の喜びを表現したフレグランスで、非常に爽やかな輝く太陽を連想する香りです。

透明感溢れる軽やかな香りが心地よい気分へと連れていってくれると人気です。気分をリフレッシュしたい時に使うのも良いでしょう。

ランバンが出している香水にもジャスミンの香りのものがあります。この「メリー・ミー！」は「結婚して！」の意味で、思わず笑顔になってしまうハッピーシアーフローラルです。

ビターオレンジにジャスミンが効き、香りに気付くと振り返ってしまうでしょう。

トップはビターオレンジ、ホワイトピーチ、フリージアブーケ、そしてミドルノートにサンバックジャスミンアブソリュート、マグノリアブリーズ、ドーズぺタルが、ラストにはホワイトしだーとビブタントアンバー、ムスクベールです。

「ジャンパトゥ ジョイ オードトワレ」は何と「世界一高い香水」と言われているもので、フランスのジャン・パトゥの銘香です。アメリカ大統領夫人で今でも人気があるジャクリーン・ケネディの愛用香水であったことでも有名です。

30ミリリットルの香水を作る際に使用したジャスミンの花は何と焼く10600個だそうで、贅沢三昧で調香し、完成させたそうです。蓋を開けた瞬間から広がるジャスミンとローズの香りに、多くの女性がうっとりとなりました。

「世界一高い香水」でもありますが「世界で2番目に売れた香水」でもあります。本気のプロポーズの時などにプレゼントをするのも良いでしょう。

香りを嗅ぐだけで使う人、周囲の人に安らぎを与えてくれる紅茶の香りですが、肌が弱くて香水はちょっと、という方もいます。そんな方におすすめなのが紅茶の香りがするボディクリームです。

毎晩のボディケアに使って、全身からほんのりと紅茶の癒しの香りを漂わせましょう。

石鹸で有名なラッシュには、全身のケアに使えるマッサージバーという商品があります。その中で「ラッシュレジェンド」に入っている限定アイテムに「シェイズオブアールグレイ」があります。

使用方法は簡単で、マッサージバーを手で包んで温め、溶かした後で素肌になじませてマッサージしましょう。甘く洗練されたアールグレイとシトラスの香りが心と体のこわばりを解きほぐしてくれます。

ローラアシュレイからもティーローズの香りのボディクリームです。ティーローズとは紅茶と香りが似ていることから名づけられたバラで、とてもゴージャスな香りです。

柔らかで温かい紅茶の香りに包まれながら、全身をケアしてみてください。きっと辛いことがあった一日も笑顔で終えることが出来るでしょう。

こちらの商品はカミツレ花エキスと米ぬかエキスの天然保湿成分が配合され、美肌へとぐぐっと近づくことが出来る商品です。適量と手に取り全身に馴染ませるだけで、しっとりモチモチの肌になります。

まるでホイップクリームのよう、といわれる柔らかいボディバターは、肌馴染みがよく少量でかなりのびます。アイスオレンジティーの爽やかな香りのヴェールに包まれることが出来ます。

香りは強すぎるということはありませんので、寝る前に全身に使えば布団の中でほのかに香ります。睡眠の質を上げるにもおすすめの商品です。

アールグレイやレモンティー、ダージリンなど香り高い紅茶の香りがする香水を紹介してきましたが、「ミルクティーの香りがする紅茶はないの？」と思う方もいるでしょう。

数は少ないのですが、中にはミルクティーの香りがする商品もあります。折角ですので、紹介しましょう。

牛乳を入れた紅茶のことを日本ではミルクティーといいますが、海外では「ホワイトティー」とも呼ばれることをご存知でしたか？サンタールエボーテでは、ホワイトティーの香りの香水があります。

紅茶の香りが中心で、ミルクティーというよりもレモンティーの香りが最初は強いのですが、徐々に柑橘系からミルクティー風へと香りが変化していきます。

様々な紅茶系の香りが楽しめ、ストレート、レモン、ミルクと楽しめる香水ですので、気分を変えたいときなどにおすすめです。

こちらもミルクティーの香りがする香水です。トップノートはオレンジペコの香りで、ミルクティーでありながらシトラスのような爽やかさを感じることも出来ます。

ローズやジャスミンなどのフローラル系にココナッツミルクの甘さも感じることができる、女性らしい香水です。

香りには色々なものがありますが、紅茶の香りが苦手、という方は滅多にいません。それは日常でよく接する香りであること、紅茶を飲むシチュエーションがリラックスする場であることなどから癒しを連想するからです。

紅茶の香りがする香水は、いずれもさほど強く香りを主張しません。すれ違ったときにふと香る程度で、嫌味なく消えていくものが多いので、香水が苦手という方でも挑戦できるでしょう。

アールグレイやダージリン、レモンティーなど紅茶の爽やかかつ温かみのある香りを身にまとい、周囲からの印象をアップさせましょう。