日本人の目の色の茶色の割合は?珍しい瞳の色も紹介!
今回は日本人の目の色についてまとめていきます。日本人目の色茶色が多いのでしょうか。それとも茶色以外の色の方が多いのでしょうか。日本人目の色茶色の他にはどんな瞳の色があるのかもまとめていきます。あなたの目の色とも比べてみてください。
目次
あなたの目の色は何色?
あなたの瞳の色は何色でしょうか。「黒色」だと思っている人も多いようですが、よくよくみると真っ黒ではないことが分かると思います。
あなたの瞳の色も、真っ黒ではなく茶色やこげ茶色であるかもしれません。もっとよくみたら別の色である可能性もあります。
全体的にみた時には、日本人の目は黒色とは言えないのかもしれません。今回は日本人の目の色にはどんな色があるのかを紹介させていただきます。あなたの瞳の色が何色になるのかも確認しながらみていきましょう。
目の色の決まり方とは?
日本人の目の色は黒色とは限らないと言われていますが、そもそも瞳の色とはどうやって決まっていくものなのでしょうか。まずはどうやって目の色が決まっていくのか、瞳の色の決まり方を確認しておきましょう。
遺伝子
瞳の色の決まり方には、遺伝子が関係していると言われています。人の遺伝子には、色を決める遺伝子がたくさんあります。目の色だけではなく、髪の毛の色や肌の色も遺伝子が関係しています。
色を決める遺伝子はたくさんあると言われていますが、たくさんある染色体の中でも瞳の色を決める染色体は2つなのだそうです。2つの染色体がどうなるかによって、瞳の色が変わるのだそうです。
遺伝なので、ゲームのアバターのように瞳の色をコロコロと変えることはできません。人間の体の不思議な部分でもあります。
メラニンの量
目の色の決まり方には、遺伝子だけではなくメラニンの量も関係していると言われています。メラニンとは、太陽光線に含まれている色素で、肌が焼ける焼けないという問題の時に出てくる言葉です。
メラニンというのは、メラニン色素というものがあることで、紫外線から守ってくれる働きがあります。このメラニンが多いと瞳の色は濃くなり、少ないと瞳の色が薄くなります。
茶色の目であっても、濃い茶色の目と薄い茶色の目の色があるのは、メラニンの量が多いか少ないかということが関係しているのです。
日本人に多い目の色・瞳の色と割合
瞳の色は遺伝子やメラニンの量によって変わるようです。それでは日本人に多い目の色や瞳の色の割合はどうなっているのでしょうか。日本人に特に多い茶色とこげ茶色、黒色の3色を紹介していきます。
茶色
日本人に多い目の色には茶色があります。茶色はライトブラウンやヘーゼルとも呼ばれる目の色になります。
茶色の目の色は、憧れている人も多い目の色になるそうです。茶色の目の色になるためには、メラニンの色素量が中程度になるといいと言われています。
茶色の目をしているというのは、人形をイメージする人も多いのではないでしょうか。可愛いイメージがある瞳の色になります。
茶色い目の割合
茶色い目の色の人の割合は、日本人ではとても珍しいと言われています。なんとなく多い目の色のイメージでしたが、ほとんどいないと言われています。日本人の中では数パーセントの割合なのだそうです。
茶色い目が多い地域
日本で茶色の目の色が多い地域は、九州の山陰地方になるそうです。日本では少ない茶色い目の色ですが、世界的にみると、ヨーロッパやイラン、イラクなどの国の人が茶色い目の色をしているそうです。
こげ茶色
茶色よりもメジャーな瞳の色になるのが、こげ茶色になります。日本だけではなく、世界的にみても最も多い目の色がこげ茶色の瞳の色です。
こげ茶色の目の色のことは、黒褐色とかダークブラウンと言われるカラーになります。日本でこげ茶色の目の色の人が多いのは、日光が強い地域だからなのだそうです。メラニン色素量が多いことで、茶色がこげ茶色になったと考えられています。
こげ茶色の目の割合
日本人のこげ茶色の目の割合は、先ほども説明したように最も多いと考えられています。90%以上の人が、こげ茶色の目の色をしていると言われます。
こげ茶の中でも、茶色に近い薄い色の瞳をしている人もいれば、室内でみるとほとんど黒い目の色にみえるというこげ茶色の目の色の人もいるようです。
こげ茶色の目が多い地域
こげ茶色の目の色の日本人は、日本全国にたくさんいます。世界的にみると、日本に近いアジアやアフリカ、フィンランドやエストニアにもこげ茶色の目の色の人が多いと言われています。
黒色
日本人の目の色は黒色だと思っている人もたくさんいますが、実際に黒色の目の色をしている人はとても珍しいようです。瞳孔の部分は黒色でも、瞳の色はこげ茶色という日本人が多いのです。
真っ黒というと、犬などの動物の瞳が近い色になるかもしれません。瞳孔がわからないくらい真っ黒な目の色のことを、黒色の目と言います。
黒い目の割合
日本人と言えば、黒髪と黒い瞳というイメージがありますが、実際には日本人の黒い目の割合は、1%にもなりません。真っ黒の目の色をしている日本人というのは珍しい人ということになります。
黒い目が多い地域
黒い目の人が多いと言われているのは、日本人では珍しい色となるため地域を限定することができません。世界的にみても、真っ黒な目は珍しいようです。
室内など暗いところでみると、黒い目をしているように見えても、こげ茶色であることがほとんどだと言われています。
珍しい日本人の目の色・瞳の色
黒い目の色をしている人は珍しいと言われますが、黒い目意外にも珍しい目の色があります。世界的にみると普通の目の色であっても、日本人がこの色だと珍しいと感じる目の色にはどんな瞳があるのでしょうか。
青い目
日本人がこの色の目の色だと珍しいと感じるのは青い色の目です。青い色の目というのは、日本人の場合は遺伝子的に劣性だと考えられています。劣性というのは劣っているという意味ではなく、珍しいという意味です。
日本で青い目の人がいるのは、秋田や青森などの東北方面の地域にいるようです。両親ともにこげ茶色の目の色であっても、15%ほどの人が青い目の色で生まれてくるのだそうです。
世界的には北ヨーロッパやインド、中央アジアなどにも青い目の色をしている人がいるそうです。日本では珍しい青い目も世界的にみるとそれほど珍しい目の色ではありません。
琥珀色の目
イエローとも言われる琥珀色の目の色も、日本人では珍しい目の色になります。琥珀色の目の色は、色素沈殿によってできると考えられています。
日本人ではとても珍しい色ですが、琥珀色の目は茶色の目の色のメラニン色素がさらに薄くなったようなカラーであることから、九州の山陰地方で稀にみられる目の色のようです。ただしとても珍しいことです。
世界的にみてもヨーロッパやイランなどでみられることがあるようですが、ほとんどが茶色の目の色と判断されるようです。
ヘーゼルの目
ヘーゼルの目の色というのは、茶色にちょっと緑を足したような色になります。淡褐色とも呼ばれる色で、ぱっとみるとこげ茶色だと思ってしまうような色です。みる角度によって、やや緑色にみえることから、ミステリアスな雰囲気になります。
日本人では、九州地方や西日本の人にわずかにみられるそうです。世界的にみるとアメリカやヨーロッパでみられることがあります。
日本でも世界でもとても珍しい目の色で、ミステリアスな雰囲気が出せることから人気のある目の色だとも言われています。
緑の目
緑色の目というのも日本人では珍しい目の色になります。日本ではほとんど緑色の目をみることはできませんが、世界的にみるとそれほど珍しい色でもありません。
北欧の人は多くの人が緑色の目をしています。アイスランドの人は、人口の8割以上の人が緑の目の色をしているのです。
日本人の中には東北地方にごく稀に、緑色の目の人をみつけることができるようですが、青い目がやや茶色っぽいような色にもみえるようです。
日本人に人気の茶色い目!でも悩みがいっぱい?
こげ茶色の目の人が多い日本人ですが、色素が薄い茶色の目は人気があるそうです。カラーコンタクトでも、茶色のカラーコンタクトは人気の色だと言われています。
人気の茶色の目ですが、茶色の目の人は茶色であることでデメリットに感じていることもあるようです。どんな悩みがあるのでしょうか。
眩しさを感じやすい
茶色の目というのは、こげ茶色の目の色に比べてメラニン色素が薄い状態になります。メラニン色素には紫外線を吸収して、目を保護するという役割があります。茶色の目の人はメラニン色素が薄いことで、紫外線から守ることが難しいことがあります。
紫外線を感じやすくなることで、こげ茶色の目の人よりも茶色の目の人のほうが光を眩しいと感じやすくなると言われています。
それほど太陽の光が強くない時でも、目に光をあびやすくなるので、目を開けていられずに車の運転などが危険になるという場合もあります。
目が疲れやすい
目が疲れやすいというのも茶色の目の人の悩みです。現代の人は、パソコンなどをみていることで目が疲れやすいということがあります。
そんな状態が、茶色の目の人には常につきまといます。目に直接光を感じることから、こげ茶色の目の色の人にとって弱い光でも、まるでパソコンの画面を直視しているような光が常に目の中に入ってくるのです。
眩しいと感じることから目を細めることも多くなります。目を細めることで、目のまわりの筋肉を使うために、目のまわりの筋肉も疲れてしまうということもあるようです。
写真を撮ると赤目に
写真を撮ると赤目になりやすいというのも茶色の目の人の悩みです。強い光を浴びた時に、目が光を通してしまうことで赤めになってしまうのだそうです。
メラニン色素が薄い茶色の目の色の人は、フラッシュの光を目に通してしまうことで赤目になりやすくなるそうです。
茶色の目の人が赤目にならないようにするためには、強い光をみてから写真を撮るようにするといいのだそうです。目に強い光を慣れさせてからフラッシュの光をみることで、光が通りにくくなると言われています。
目の色は食生活で変えられる?
目の色の決まり方は遺伝やメラニン色素の量だという説明をしましたが、目の色を食生活で変えることができるかもしれないと言われています。
体の栄養となる食べ物は、筋肉になったりするものもあります。整腸作用があるものや、脳の働きにいい栄養もあります。そうであれば、目の色を変えるものもあるのではないだろうかという理論です。ただし、科学的に実証されているわけではありません。
実証はされていないものの目の色を食生活で変えるためには、どんな食べ物や飲み物を摂取するといいのでしょうか。効果があると考えられているものをまとめていきます。
目の色を変える可能性がある食べ物・飲み物
それでは目の色を変える可能性がある食べ物や飲み物をまとめてみましょう。目の色を変えると言われるものの中で、最も有名なものがショウガです。冬にはちみつジンジャーにして楽しむという人がいるかもしれません。
ショウガは、虹彩の色を変える効果が期待できると言われています。目の色を変化させたいという時にはピッタリの食べ物になりそうです。
またハーブにも目の色が変わったようにみせる効果があると言われています。ハーブにはホルモンバランスを整える効果があることから、目の色の変化も期待できるそうです。
その他、栄養価が高い食べ物には、瞳の色を変化させる効果が期待できると言われています。例えば野菜です。実際に海外では、野菜ばかりを食べ続けて瞳の色が変わったという動画をアップした人もいたようです。
しかしそれが、野菜のおかげだったかどうかという検証はされていません。子供から大人に変わるタイミングで目の色が変わったという可能性もあるようです。
番外編!オッドアイとは?
珍しい瞳の色の中に、オッドアイと呼ばれるものがあります。オッドアイとは左右の目の色や瞳の色が違うことです。日本人ではオッドアイで生まれてくる確率は1/10000なのだそうです。とても珍しい目の色になります。
オッドアイとは、左右の目の色が違えば全てがオッドアイになります。青色と緑色でも、茶色とこげ茶色であってもオッドアイということになります。
日本人の有名人では、女優の奥菜恵さんが茶色とこげ茶色のオッドアイなのだそうです。茶色とこげ茶色なので、ぱっとみただけではあまりわからないかもしれませんが、とても珍しい目の色になります。
日本人の目の色はほとんどがこげ茶色
今回は日本人の目の色について紹介させていただきました。日本人と言えば、黒い髪に黒い瞳だと思われていますが、実際には髪の毛も真っ黒というわけではなく、瞳も黒いわけではないようです。
少し前であれば、珍しい目の色をしていると、「悪魔」などと言われてしまう時代もありましたが、今では珍しい目の色になりたいと思っている人の方が多いようです。
あなたの瞳の色は何色だったでしょうか。日本人にとっては珍しい目の色であっても、世界的にみるとそれほど珍しい目の色ではないという瞳の色もあるようです。どんな目であっても、あなたの個性だと思って受け入れていきましょう。