中国の胎児スープとは?赤ちゃん・胎児料理を食べるのは嘘?

胎児スープとは、赤ちゃんを煮て食べるスープのことです。日本人からしたらとんでもないスープですが、お隣中国の一部では胎児スープが滋養強壮や美容にいいと信じられているそうです。そんな日本では常識外れの胎児スープについてご紹介していきます。

中国の胎児スープとは?赤ちゃん・胎児料理を食べるのは嘘?のイメージ

目次

  1. 1中国では赤ちゃんを食べる料理がある!?
  2. 2中国の料理・胎児スープとは?
  3. 3なぜ中国人は胎児スープを飲むのか?
  4. 4嘘か本当か?胎児スープに絡む中国のお国事情
  5. 5今も胎児料理は作られている?
  6. 6日本でも食人歴史はあった?!
  7. 7文化の違いと言えど恐ろしい料理

中国では赤ちゃんを食べる料理がある!?

中国では胎児スープという日本で信じられないような料理があります。字のごとく本当に人間の胎児をスープにして食べていたというのです。現代の日本を含め多くの国ではカニバリズム文化がないので、とても信じられない料理ですが、なんとお隣の中国では人食文化がまだあるというのです。

都市伝説か何かかと思われる方も多いかもしれませんが、実際2009年には公安が動いて検挙されたニュースもあったのです。当時は公安により胎児スープのニュースは捏造だとされましたが、本当だったのでしょうか。実際食人文化のある中国だったので嘘ではないのかもしれません。想像もしたくない胎児スープとは一体何なのでしょうか。

中国の料理・胎児スープとは?

胎児スープとは、人間の女の子の胎児をスープにした料理です。想像しただけでもぞっとしますが、実際中国では実在するスープなのです。なぜそもそも胎児を食べるなんて発想になるのか現代の私たち日本人としてはまったく想像できません。

中国では何故胎児スープなる料理があるのか。お隣中国でそんな文化が一部に根付いているのはちょっと怖いものです。

食用の人間を使用したスープ

私たちからしたら人間に食用という表現を使うこと自体抵抗があるかもしれませんが、中国は古来から自分の体が悪い所と同じ人間の部位を食べるとよくなると信じられてきました。中国で赤ちゃんを食べるという行為は、老長寿と回春が目的だとされています。

恐ろしい胎児スープですが、ちゃんと中国では意味があるのです。胎児スープでの赤ちゃんは死産した赤ちゃんを有効利用しているので、可哀想とかそういうものではないという私たちでは理解できないところから生まれています。

使われるのは女の子の胎児

胎児スープで使われる赤ちゃんは女の子を食べるようです。なぜ女の子と言われるようになったのかは、中国での一人っ子政策の一環で子どもは1人までしか産めませんでした。なら男の子がいいとなり、女の子が生まれたら間引きや遺棄されたと言われています。真相はわかりませんが、噂では女の子を食べるようです。

なぜ中国人は胎児スープを飲むのか?

不老不死や美容のために赤ちゃんを食べるなんて我々からしたらとてもできる芸当ではありません。こんなの都市伝説で本当の話なわけがないと思われた方もおられるかもしれませんが、中国ではカニバリズム自体は嘘ではないのです。

古来から自分の子どもを位の高い人に食べさせて出世したなんて話は中国ではざらにあるのです。では、一体なぜ中国では胎児スープを飲むのでしょうか。

滋養強壮・美容にも効果?

嘘か真か定かではありませんが、胎児スープには滋養強壮と美容にいいとされてきました。実際に効果があったかどうかは定かではありません。ただ昔から漢方は中国の人食のおかげで発達してきたと言いても過言ではないほど、中国人は薬について研究してきました。

中国だけではなく、西洋でも人間の血を浴びると美容にいいと信じていた王族もいました。やはり禁忌とされているものに手を出したくなるのは人間の性なのでしょうか。

価格は?

胎児スープは価格にすると日本円で5万円程度で提供されているようです。高いのか安いのかは判断しかねますが、誰でも胎児スープを飲むことはできる価格でしょう。中国に行けば意外と簡単に旅行でも提供している店に連れていってくれるらしいですが、勇気がいりますし、麻薬と同じく食べてしまったら大切なものを失いそうです。

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嘘か本当か?胎児スープに絡む中国のお国事情

先ほども胎児スープは一人っ子政策の弊害と説明してきました。中国では子どもが生まれすぎて国内で出産に規制がかかっていたというのは皆さん既知の事実ですが、何故一人っ子政策で子どもを間引くという発想になってしまったのか。

また食人文化は一体いつからお隣の国であったのか。近くの国で食人がまかり通っていると思うと少し怖いものがあります。一体中国の食人の歴史はどの程度長いのか。歴史についてもご紹介していきます。

一人っ子政策

一人っ子政策とは、1979年から2015年まで中国で続いた子どもを1人までしか産んではいけないという政策です。戦後中国では人口増加が著しく、人口増加を規制する必要があったので取られた政策でした。今では緩和してふたりっ子政策などに変わっているようです。

なぜ一人っ子政策で子どもを間引くようになったのかというと、まず厳しい罰金制度があったからです。一人っ子だと国から受けられる恩恵は大きかったのですが、二人目を産んでしまうと、罰金や家計にかかる負担を増やされました。ですから第一子で女の子が生まれると、人身売買などで売られてしまったという暗い歴史がありました。

ではなぜ女の子ではだめだったのか。やはり家督相続や労働力という面から女の子よりも男の子が重視されていたからです。しかし現在中国では、一人っ子政策の弊害で、将来結婚できない男の人が3,000万人も出るだろうと予想されています。

孔子の時代からあった食人分化?

中国の食人の歴史は、孔子が生きていた春秋戦国時代からはるか昔からあるとされてきました。中国の歴史ではないかもしれませんが、北京原人にも食人を行っていた形跡があったとされるほどです。中国大陸での食人の歴史はそれほどに長いのです。

徳のある孔子も人の肉を食べたことがあると史実に残っています。弟子の子路という人物がいたのですが、お家騒動に巻き込まれて殺されてしまいます。殺された子路はなんと切り刻まれて塩漬けにされ、孔子の元へ送られたそうです。それ以降孔子は大好きだった塩漬けの肉が食べられなくなったという話があります。

弟子や家族を殺されて調理された挙句、送り付けられるという話はよくある話です。殷王朝時代周の文王に息子の伯邑考を肉餅にして送り付けたなど某有名漫画のエピソードでもありました。実際に中国では怨恨など腹いせに相手に人肉を食べさせるなどよくあったのです。

今も胎児料理は作られている?

でも人肉文化なんて昔の話で今の話ではないのでしょう?実はそうではないのです。実は最近でも胎児スープが作られ中国国内でも大きく報道されたことがあったのです。現代に生きる我々にもカニバリズムとは全く関係のない文化ではないのです。一体どんなニュースだったのでしょうか。

2007年胎児料理を提供する店が報道される

2007年に赤ちゃんを食べることができるレストランがあると衝撃的なニュースが報道されました。真実は定かではないですが、中国ではこのような報道を躍起になって沈静化させようとする動きがあります。ネットで調べても過去のニュースはなかなか出てきません。

なぜかというと多民族国家である中国では、漢民族の他にもウイグル自治区やチベット自治区など多くの民族がいます。そのため思想の自由を掲げつつも、独立は許していない中国なので、カニバリズムを理由に自治区で大きな暴動や独立運動をさせたくないという理由があるようです。

病気の子供に人肉スープを飲ませる事件も

同じく2007年ころに病気の息子に胎児スープを食べさせたというニュース報道がありました。これは事実で食べさせた両親はその事実を認めており、遺体侮辱罪で懲役6ヶ月の刑が求刑されています。赤ん坊を食べさせたのに6ヶ月というのはあまりに短いような気がします。

事件の概要は、息子が脳腫瘍を患っている夫婦が昔死んだ赤ちゃんの肉を食べるとどんな病気でも治るという話を信じ、隣で死産になった赤ちゃんを煮て息子に胎児スープを食べさせたというニュースです。息子には鶏肉のスープだと言って食べさせたようです。

古代史に出てきそうな話ですが、実際2006年の年末に起きた事件です。中国全土を驚かせたニュースはまだ新しいものです。隣国ではいまだに一部で人間が滋養強壮剤として信じられているのです。

現在中国では食人は違法

中国では、食人は合法なの?!と思った方はご安心ください。もちろん食人は中国では、違法です。当然規制されているので、旅行に行っておいしそうと食べられることはありません。ただ一部の地方では、違法売買が行われているというだけです。長い歴史の中で未だに消えない食人文化なのです。

日本でも食人は違法ではありません。ただ殺人を犯せば殺人罪、死体を傷つければ死体損壊罪となります。中国と韓国では食人の文化がありますが、日本では国民性から食人の文化が根付かなかったという理由もあります。

日本でも食人歴史はあった?!

日本でも食人の歴史がなかったわけではありません。ただ中国のように日常茶飯事だったわけではなく、戦など日常を逸脱した状況下で行われたという史実が残っています。

1508年の羽柴秀吉の鳥取城の兵糧攻めの際、城内で凄まじい共食いがあったと残っています。日本ではかなり稀な人食の記録が残されている戦です。飢えから逃れるため柵から逃亡しようとすれば、鉄砲で撃たれその撃たれた死体に民衆が群がるという凄まじい状況でした。

文化の違いと言えど恐ろしい料理

赤ちゃんを煮て胎児スープを作るなんて日本では考えられません。胎児スープを想像しただけでも恐ろしすぎて口にできないでしょう。

しかし、中国では犬や猫を食べることも特に問題ではないとされています。人食も殺人を侵していなければ、有効利用という考えなのでしょうか。私たちには理解できませんが、日本でもイルカやクジラなどを食べる文化があります。西欧から全く理解を示されないのと同じでしょう。

胎児スープの事実をを文化の違いの一言で片づけるにはあまりに安直だと思わざるをえません。

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