アルビノの日本人の芸能人･有名人！美人なモデルなども紹介【画像】

「アルビノ」という言葉を知っていますでしょうか。アルビノというのは身体の特徴を表すもので、その「症状」あるいや、「病状」にも特徴があります。

アルビノの方、本人にとっては「病気」と思っているのか、「特徴」と思っているのかはそれぞれでしょうし、「病気」と言ってしまうのははばかれますが、生まれつきの症状であることには間違いありません。

そんな、特徴的な「アルビノ」について今回は、そもそもアルビノとは？というところから、日本人のアルビノの有名人・芸能人、外国のアルビノモデルなどについてご紹介していきます。

そもそも「アルビノ」とはどのようなものでしょうか。アルビノは日本名にすると「先天性白皮症」と言います。先天性というのは「生まれつき」という意味で、白皮症は「皮が白い」つまり肌や髪、体毛などが白いという意味です。

この「白い」というのは、人間が本来持っている「色素」の元のメラニンが欠乏しているために起こるものです。ですので、皮だけではなく、髪や体毛、さらに目の色素も薄いことが多いです。

また、アルビノは人間だけではなく他の動物にも見られるもので、トラやワニ、蛇、ウサギ、ゴリラなどあらゆる生物にその特徴・症状が見られます。

アルビノという言葉を初めて知ったという人や、詳しくは知らなかったという人もいるように、アルビノはそれほど多く表れる症状ではなく、非常に確率が低いです。

動物全般を考えると確率は変わってきますが、人間で考えると2万人に1人の割合だと言われています。日本人の人口は1億3000万弱なので日本人にも6000～6500人くらいはアルビノがいる計算になります。

また人種などでも変わる部分があり、日本人は平均的な割合に当てはまりますが、アフリカ大陸にあるタンザニアでは1400人に1人程度の割合でアルビノが生まれると言われています。日本人に比べると圧倒的に多いです。

アルビノというのは、2万人に1人程度の割合で生まれてくる珍しい症状ですが、このアルビノの人間が生まれる原因にはどのようなものがあるのでしょうか。

実はひとことに「アルビノ」といっても種類があるので、その原因も様々語られているところなのですが、ここでは挙げられることが多い2つの原因をご紹介します。

アルビノはメラニンという色素が無い、あるいは少ないということを先にもお伝えしましたが、このメラニンの生成にはチロシナーゼという酵素が深く関係していることが分かっています。

そしてアルビノの人間は、遺伝情報の欠損しているために、このチロシナーゼという酵素を生成できないか、チロシナーゼが不活性の状態のためにメラニンを生成することができません。

メラニンを生成することができないため本来の肌や髪、目の色にならず、たとえば「顔つきは日本人なのに肌や髪、目は外国人みたい」というような見た目になるのです。

アルビノが生まれる原因としては人間が持っているはずのメラニンを合成する酵素チロシナーゼの働きが弱い、もしくはそもそもチロシナーゼを生成できていないということをお伝えしました。

この原因以外にも、「遺伝子の変異」という理由も挙げられます。この遺伝子というのも「チロシナーゼ遺伝子」の変異で、全身に色素欠乏が起こるとされています。

これによって人間は、白っぽい皮膚になって、ブロンドやプラチナブロンドの髪に、そして目の虹彩は無色や青、紫などの色になります。

アルビノの日本人や芸能人・有名人をご紹介します。日本人にも6000～6500人ほどはいるとされているアルビノですが、身近には見かけないという人も多いことでしょう。

そんな中でも、日本人の芸能人・有名人にもアルビノの人がいます。日本人の芸能人・有名人ということなので、ある程度知名度はあるのですが、アルビノに関心を持ったことがなければ見かけたことはない可能性もあります。

日本人が目にするあらゆるメディアに出演、取材を受けていたりするので、「見たことがある」と感じる人もいることでしょう。

日本人アルビノの有名人・芸能人をご紹介しましたが、当然、日本人以外の海外の人間にもアルビノの人は存在しています。

そして、アルビノであることを活かし、またはアルビノであることとは関係なく精力的に活動をしているモデルや有名人の人もいます。そんな海外のアルビノモデル・有名人をご紹介しましょう。

アルビノの日本人、外国人の有名人・芸能人を挙げてきましたが、このようにアルビノの人間は特徴的な見た目をしていることが多いです。

そして、その特徴は見た目だけではなく体への影響もあります。その「影響」というのがどのようなものなのかをご紹介しますので、チェックしてみてください。

アルビノは様々な視覚障害が表れますが、それらを原因として「視力が弱い」ということが挙げられます。つまり、生まれながらにしてあまり目が見えないということになります。

ただ、まったく見えないわけではありませんので、様々な工夫を凝らして生活すれば、「不便」は感じるものの、生活できないほどではないケースが多いです。

アルビノの人間や動物は水平方向の眼球振盪があります。目が左右に揺れるような状態になるので、当然視界もズレますし、「モノが見づらい」ということがこれによっても起こります。

視界が左右に揺れるので「横向き」のもののほうが見やすいです。たとえば縦書きの文章は読んでる行が分からなくなる可能性がありますが、横書きの文章なら読みやすい、というような形です。

アルビノの人間や動物は光量の調整ができないという影響もあります。これにより視力の弱いということにも繋がります。

また、目の仕組みの話は割愛しますが、この影響により眼鏡やコンタクトレンズでの視力矯正に限界があるのです。ですからアルビノの人間は眼鏡やコンタクトレンズによって矯正できず「目が悪いまま」ということも多くなります。

アルビノはメラニンが欠乏していると先にお伝えしました。そしてこのメラニンというのは紫外線から身を護る役割を持っています。

ですので、日差しが強い日中などは、少しの時間でも強い日焼けをして肌が真っ赤になってしまったり、やけどのようになってしまうケースもあります。

また、メラニン量が少ないことで皮膚がん発症のリスクも高く、アルビノの人は他の人よりも「紫外線対策」というのをしっかりと行なう必要があるのです。

「アルビノの日本人は寿命が短いの？」という話題が挙げられることがあります。これは特に日本人ということではなく、アルビノの人全般に言えることですが、「寿命との関連性は証明されていない」とされています。

ただし、先にも挙げたように紫外線への耐性が弱いので、それが原因で皮膚疾患になりやすく、「病気で亡くなる」確率はアルビノではない人よりも多少高いとも言えるでしょう。

先にもお伝えしたようにタンザニアでは1400人に1人がアルビノとされており、世界的に見てもアルビノ人口が高いです。そんなタンザニアでは、国際社会からの批判が相次ぐ今でも「アルビノ狩り」というものが横行しています。

タンザニアではアルビノは「悪運をもたらす」とされています。またその一方で、アルビノの身体の一部を煮出したものは「幸運と繁栄を運ぶ秘薬」ともされています。

アルビノの人の体の一部がそういった目的で高値売買されたり、性行為をすることでエイズが治るなどという迷信も広まったことでレイプ事件も多発するなど、アルビノの人に対する残虐な行為があとを絶ちません。

過去も今も言われていることですが、アルビノの人は就活のときに大変な思いをすることが多いようです。特に「髪の色がブロンド」ですから、日本人の一般的な見方をすると「金髪に染めている」ような状態です。

「地毛である証明」はできるものの、「実際に就職したら染めてもらう」と面接の時点で言われてしまったり、そもそも「障がいがある」ということで、「障がい者雇用」に回されてしまったりという問題があります。

たとえば先に挙げた「ナスチャ・クマロヴァ」の「妖精」のようにポジティブな意味で特別視され、それを活かしているのであれば問題ありませんが、差別的な、偏見的な目で見られることもあります。

ですが、ここに挙げた影響以外にはほとんど他の普通の人と変わりありません。たとえば、「目が悪い」人も現代社会にはたくさんいます。

ですので、あまり特別視や気を使うようなことをせず、普通に接するのがおかしな偏見を生まない良い接し方と言えるでしょう。