ヤマギシ会の有名人や芸能人は?カルト村として有名な宗教な実態

ヤマギシ会というカルト村として有名な宗教をご存知でしょうか?ヤマギシ会は人々が幸せに暮らせる社会を目的としていますが実態はカルトと言われるほど不気味です。有名人も入っていたという噂があります。今回はヤマギシ会の活動と関係のある有名人などについてご紹介します。

ヤマギシ会の有名人や芸能人は?カルト村として有名な宗教な実態のイメージ

目次

  1. 1ヤマギシ会に有名人や芸能人がいる?
  2. 2ヤマギシ会とは?
  3. 3ヤマギシ会は宗教団体なの?
  4. 4ヤマギシ会に入っていた有名人
  5. 5ヤマギシ会に入っていると噂された芸能人
  6. 6カルト村と呼ばれるヤマギシ村の実態
  7. 7ヤマギシズム学園の辛さ
  8. 8ヤマギシ会の現在は?
  9. 9様々な問題があるヤマギシ会

ヤマギシ会に有名人や芸能人がいる?

ヤマギシ会を聞いたことがあるでしょうか?農業などを基盤とした活動を行っているのですが、実態が少々不気味に感じる活動内容で謎めいています。フランスや韓国、アメリカなどでも活動拠点を置いており、会員数も多いようです。

一見、世の中のために活動されている団体のようにも思えますが、特定の集団や個人に対して否定的な考えを持っていたり1000人以上が共同生活をしているのですが、その生活は普通では無くマインドコントロールされてたような生活をしています。その中にはもちろん親子もいます。

今回はそんな謎めいた団体「ヤマギシ会」についてご紹介します。ヤマギシ会には有名人や芸能人がいるのか、どんな生活をしているのか詳しく見ていきましょう。

ヤマギシ会とは?

ヤマギシ会とは、ヤマギシ会の独特の思想や考えを持っており、社会が幸せに暮らせる「ユートピア」を実現すべく活動している団体です。山岸巳代蔵によりヤマギシ会は創設され、現在に至るまで彼らが持つべき理想や思想を目的として、活動しています。無所有一体という考えも持ち、自由にものを使用することを否定しています。

ヤマギシ会では自分たちの活動や考えを「すべての人々が幸せに暮らせる社会」などと言っており、無所有での共同生活をする理念「ヤマギシズム」も持っています。欲する感情、怒りなどは許されず、全てが共用、共同で決定事や問題は話し合いで解決します。

ヤマギシ会の活動

ヤマギシ会の活動は主に、農業活動や牧畜など。生産したものや加工品などは全国で販売されています。現在ではかなり大規模の農産業が行われており、それらは全てヤマギシ会の会員が行っています。彼らの生活は、自分自身の欲を捨てて物はすべて共有、共同して朝から夜まで労働しています。

彼らの活動によって、年収はかなり多くなり100億以上も収入があると言われています。ヤマギシ会が作られた当時は豊かな生活は一切できず、今のように盛り上がりはありませんでしたが村の人々が農産業を必死に取り組み、今のように年収が上がったと言います。

ヤマギシ会は宗教団体なの?

ヤマギシ会は宗教団体ではなく、あくまでユートピアを目指すべく活動している団体とされていますが、実際の生活などを見てみるとまさに宗教そのもので、人にあるべき自由な姿が見ることが出来ません。幸福な生活とはあまり言えない状況です。

現代の情報社会から外れて自然の恩恵を素直に受けて村で生活するという点では素晴らしいようにも思えますが、完全な自給自足で給料などは無く大人から小さな子供まで洗脳する、勧誘、暴力などのようなこともあり、ただの団体とは言えません。宗教団体だと思えるのも仕方ありません。

ヤマギシ会に入っていた有名人

少し怪しく不気味なヤマギシ会ですが、そこに入っていた有名人はいるのでしょうか?調べてみると、二人ほどの有名人が入っていたということがわかりました。1人1人詳しくご紹介します。2人の有名人はどんな活動をしていたのか、現在はどうしているのか見てみましょう。

宗教学者・島田博巳

日本の宗教学者で大学教授でもある「島田博巳」さんは、ヤマギシ会の会員になっていた時期がありました。宗教学者の柳川啓一さんに強く関心を示し、自ら社会の幸福を目指すヤマギシ会の会員の一員になり、この生活をして生きていくと決心しますが、少しづつヤマギシ会での日々が窮屈に感じるようになっていき、結局辞めてしまいます。

こういったことから島田博巳さんは自分が経験したヤマギシ会での生活や体験を考えるようになり、宗教学者として進んでいきます。それから、オウム真理教を肯定したり評価するようになり批判されるようになったりオウム真理教に利用され殺されかけるなどの出来事が起こります。現在はYouTube活動をしているようです。

元早稲田大学教授・新島淳良

2人目は元早稲田大学教授の「新島涼良」さんです。新島涼良さんはヤマギシ会の広告塔という立場でヤマギシズム学園を設立します。ヤマギシズム学園とは5歳ほどを対象とした幼年部~大学部まで5つほどの部からなり、会員の子などでなければ入学できません。このヤマギシズム学園を新島涼良さんが提唱したことから設立されました。

新島涼良さんは以前に一度、ヤマギシ会から離脱していましたが再び会員となり広告塔として働きました。また、ヤマギシ会の村で本来の妻とは別の新しい女性を妻に迎え、ヤマギシ会の村で亡くなりました。

ヤマギシ会に入っていると噂された芸能人

ヤマギシ会に入っているのではと噂された芸能人も数人いるようで、次はその噂をされた芸能人を詳しくご紹介します。実際の事実はよく分かってはいません。

松任谷由実

ユーミンの愛称で親しみられている有名女性歌手の「松任谷由実」さんがヤマギシ会の会員なのではないかと噂された時があったようです。こういった方が宗教信者であればネットでもかなりの噂になりそうなのですがネットでもそういった記事は全くありません。

松任谷由実さんは、天河大弁財天社という芸能の神とされる市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を主祭神とされる宗教に入っていることが確実だとされているようなので、松任谷由実さんはヤマギシ会には入っていないようです。また、以前に入っていたこともないでしょう。

ヤマギシ会に入っていると結婚相手は自分の意思では決められず勝手に決められてしまうというので、こういったことからも松任谷由実さんが会員だというのは嘘だと言えるでしょう。

大仁田厚

有名なプロレスラーの「大仁田厚」さんもヤマギシ会に入っているのではないかと噂されていたようです。なぜ、大仁田厚さんがヤマギシ会の会員だと噂されたかはよく分かっていませんが、最近ではこの噂はほぼ嘘だとされていて、大仁田厚さんはヤマギシ会に入っておらず、違う宗教の三穂の会に入っていると噂されています。

ただ、この美穂の会も「日本の半分が天変地異や飢饉が起きてしまう時が来るが、三穂の郷に住めば安全」と予言し、土地などを購入するなどこわい宗教だとも言われています。

にしきのあきら

紅白に6回も出場された有名な歌手でタレントの「にしきのあきら」さんもヤマギシ会に入っているとひそかに噂されていました。にしきのあきらさんがなぜヤマギシ会の会員だと噂れたのかは分かりませんが、一時期噂されていたようです。

しかし、にしきのあきらさんも約70万人ほどいるとされる「日蓮正宗」という仏教の宗教に入っていることが分かっているので、にしきのあきらさんもヤマギシ会には入っていないことが分かります。ヤマギシ会での生活はかなり厳しいとされているので芸能活動を行うのは困難です。なので、ヤマギシ会には入っていないことが分かります。

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カルト村と呼ばれるヤマギシ村の実態

それでは、本題のカルト村と呼ばれるヤマギシ村の実態についてご紹介します。ヤマギシ村とはヤマギシ会に入っている人々が集団で暮らす村のことです。ここでの生活はかなり厳しく、社会の幸福を目的としていながらも、人間としての自由や権限はほとんど無いと言っても良いでしょう。そんなヤマギシ村についてみてみましょう。

入村すると全財産没収

ヤマギシ村に入ると、自分が持っている全財産を完全に放棄しヤマギシ会に委任しなければなりません。これを聞いただけでも、宗教的なこわさを感じるのではないでしょうか。また、財産を委任する際には念書を書かなければならないなどの徹底ぶりです。

ヤマギシ村では共有や共同が約束なので自分だけが持つ財産は許されないのでしょうが、ヤマギシ会に委任した場合、もう財産は戻ってこないと思っていいでしょう。また、ヤマギシ村ではどれだけ労働したとしても給料などの収入は全くなく「ただ働き」状態になります。

放棄した全財産が離脱したとしても帰ってくることが無いので、一度ヤマギシ村に入った人のほとんどは生活に困ることになります。また、ヤマギシ会を離脱した女性が入村した際に没収された全財産の返却を求める裁判を起こすなど、かなり問題になっています。全財産が戻ってこないということから離れないようにしているようです。

朝6時~18時まで労働

ヤマギシ村に入ると、労働は絶対です。朝6時~18時まで労働しなければなりません。朝から夜まで働かなければなりませんが、財産や収入を許されていないヤマギシ村ですから、そこに給料は一切発生しませんしどれだけ労働しても収入は得られません。

また、労働は自分たちが生きていくためにも必要な手段なので苦痛だとか面倒だとか感じて労働を放棄してしまうと、食べるものなどに困って生活が苦しくなってしまいます。また、大人だけでなく子供も親と離れて朝から夜まで働かなければならず「虐待」ではないかとも言われています。

財産も没収されてどれだけ働いても収入が得られないわけですから、少しづつ苦痛に感じてしまうでしょう。実際に離脱する人はかなり多く、会員の半分以上は離脱するそうです。幼い子供にすら強制的に働かせるのも問題になっています。

子供は親と離れて集団生活

先ほども少し触れましたが、ヤマギシ村では子供は親と一緒に過ごすことが出来ません。どれだけ幼くても親と離れて他の子供と共同生活を強いられます。子供は年齢や性別で分けて集団で過ごすことになり、朝早くから遊ぶことも出来ず労働をさせられてしまいます。トイレ掃除から農業作業、動物のお世話まで大人と同じように働きます。

また、子供にとって娯楽も禁止されていたり、幼いころから「マインドコントロール」のようなものをされるため自分自身の生活やまわりの考えに疑問を持つことが出来ないようです。ましてや、大人に思ったことを言えば最悪の場合、体罰を受けることもあるんだとか。

親に甘えることもまわりの大人に甘えることも出来ずに、楽しい事をすることも出来ずに労働をして過ごす日々に苦痛を感じる子は離脱することもあるそうですが、疑問を持たず育つ子もいるそうです。そういった子がまた子供を産むと同じ事が繰り返される、という、まさに悪循環となってしまうようです。

ヤマギシズム学園の辛さ

ヤマギシズム学園での生活はとてもひどく、辛いものになっています。普通の子供が通うような学校ではなく友達などと遊んで楽しむ生活はそこになく、精神的にも体力的もとても大変です。

楽しみがない

新島涼良さんの提唱によって作られたヤマギシズム学園は、決して幸福なものとは言えません。ヤマギシズム学園は幼年部から、初等部、中等部、高等部、大学部の計5部が存在します。ここに入学できるのは会員の子供であるか、特別講習に参加したことがある人だけです。しかし、ここでの生活は子供にとって苦痛になることばかり。

親とは幼いころから離れて暮らし、10人ほどと同じ部屋に住んで一つの布団に2人が入って寝なければならないそう。また、子供にとっての楽しみであるお菓子や漫画、アニメ、ゲーム、非会員である友達との交流などは一切禁じられています。親と合えるのは月に1,2回ほどだけ。

また、子供達に必要な教養の勉強も中等部のみで、それ以降の高等部からは進学などに大事な勉強は一切されないそうです。高等部に入ってしまえば一生ヤマギシ村で過ごすことになるそうなので、必死にヤマギシ会から抜ける人もいるそうです。

外出や恋愛が出来ない

幼年部と高等部の子供達は外に出ることは決して許されず、初等部と中等部は教育だけのために外出することが可能になるそうです。また、子供達は朝から労働基準法に関わるような労働を強制的に行わされ、お小遣いや収入はもちろん発生しませんし、時には体罰などもあるそうです。

ヤマギシ村の人たちは自由な恋愛が出来ず、ほとんどの女性は高等部卒業後に30代~40代の男性と無理やり結婚を決められ「嫌だ」と言うことも許されないのです。また、女性ですら村の共有物となってしまったり、子供も「誰かの子供」という意識が全くないようです。

ヤマギシ会の現在は?

ヤマギシ会では色々な問題があり例えば、ヤマギシ会を離脱した女性が財産の返還を求める裁判や、子供に対する虐待と思える出来事や決まり事、無償の強制労働、マインドコントロール、自分の結婚相手などを決めることが出来ない事、欲することへの否定、などの問題があります。

社会の幸福を目的としていながら、1人1人の思いや考え、欲しいと思う感情は一切否定され、報酬も発生しない労働を行わなければならなかったり、親と過ごすことも許されない苦痛の生活を強いられるヤマギシ会は現在も存在しており、活動しています。

前よりも生活が楽になり、一日2食だった食事が3食になったり小遣い程度の収入などがあるようです。しかし、それでも人間としての生きがいや権限が全くないのは変わっていないようで、問題は解決していないまま。

様々な問題があるヤマギシ会

今回は、謎の団体「ヤマギシ会」に入っていた有名人や実態などについてご紹介しました。ヤマギシ会は表向きには「ユートピア」や「社会が幸せに暮らせる」といったプラスなことを見せていますが実態そのものは不気味でこわく、人間としての自由や考え、権限が全くないようです。

ヤマギシ会では子供や女性が苦痛に感じやすい生活や決まり事ばかりで、さらに、「嫌だ」と言うことが出来ません。洗脳状態に陥ってしまい考えることが出来なくなるのです。信念や理想に向かって頑張ることは素晴らしいですが、人の自由な考えや思いを認めないのは、おかしな話ではないでしょうか。

また、私たちには分からない様々な問題もたくさんあるでしょう。嫌なことも欲しいと思うことも許されないヤマギシ会、これからどうなっていくのでしょうか。

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