自分の中のもう一人の自分の作り方!もう一人の自分がいるって?
自分の中のもう一人の自分の作り方!潜在意識にようるもう一人の自分とはどのようなものか、また分離意識によるもう一人の自分についてもご紹介します。さらに自分で作れるもう一人の自分や「ドッペルゲンガー」についても取り上げていますのでご確認ください。
目次
もう一人の自分を感じたことはありますか?
「もう一人の自分」の存在を感じたことはあるでしょうか。普段の自分とはどこか違うもう一人の自分。そして、自分の認識しないところで存在しているもう一人の自分など、何かしらの「もう一人の自分」の存在です。
ここでは、その「もう一人の自分」について様々な角度からご紹介していきます。特に「もう一人の自分」を大きく分けると3種類に分けることができますので、その3種類のもう一人の自分について取り上げています。
さらに、この3種類のもう一人の自分とは違った観点の「もう一人の自分」も存在しています。こちらは多くの人が出会ったことはないけれど存在は耳にしたことがあるというものです。
これらの大きく分けて3種類のもう一人の自分と、さらに観点の違うもう一人の自分。合わせると4種類のもう一人の自分がいることになります。
少しでも「もう一人の自分」の存在を感じたことがあり、その存在を詳しく知りたいと思ったことがある、まだ感じたことはないけれど、自分にも「もう一人の自分」がいるのかを知りたいという人はぜひチェックしてみてください。
もう一人の自分とは?
そもそも「もう一人の自分」とはどのようなものなのでしょうか。これはさきにもお伝えしたとおり大きく分けると3種類のもう一人の自分がいますので、一概に「これがもう一人の自分である」とは言い切れません。
ただ、いつもの自分、普段の自分とは違った存在で考え方や価値観、さらには表情の出し方などあらゆるところに違いが見られる存在です。
ですが、あらゆるところに違いが見られながらも、「それも自分である」のがもう一人の自分という存在です。この自分であるようで自分ではない、自分ではないようで自分である「もう一人の自分」についてさらに詳しく見ていきましょう。
潜在意識によるもう一人の自分
まず最初に挙げられるもう一人の自分には、「潜在意識によるもう一人の自分」の存在があります。潜在意識というのは、自分では強く意識できない部分の意識でありながら、確実に自分に影響を与えている意識と言えます。
とても身近な言葉でいうと「無意識」という部分にとても近いものがあり、自分ではそう思っていないつもりでも、その無意識の部分に影響されて行動や言葉を選んでしまっているという場面を経験したことがあるでしょう。
もしくは、他人から指摘されて「え?そんなことしてた?無意識だったよ」ということを話したり言ったりしたことがあるはずです。そういった部分が無意識、つまり潜在意識によるものです。
そして、その無意識、潜在意識の部分をもとに行動してしまっている普段とは違う自分が「潜在意識によるもう一人の自分」という存在です。
自分の表面上の意識とは違っているので、自分で作り上げているというわけではなく、自然発生的に生まれているもう一人の自分ということです。
ただし、潜在意識というのはさらに砕けた言葉で表すと「自分の本質」とも言えるものなので、もう一人の自分というよりは、「それが本当の自分である」とも言える存在です。
潜在意識によるもう一人の自分の例
潜在意識によるもう一人の自分というのは、多くの人がその存在を感じたことがあるものと言えます。むしろ存在を感じたことがない人のほうが少ないと言えるでしょう。
たとえば、部屋の片付けをしなければいけないときに、過去のアルバムを見つけて見続けてしまっていた、漫画を見つけて読み続けてしまっていた、というのも意識的なものではなく、無意識、潜在意識によるものでしょう。
他にもダイエットをしている最中なのに、気づいたらテレビを見ながらお菓子を食べてしまっていたというのも、潜在意識によるもう一人の自分が行動を起こしてしまった例と言えるでしょう。
さきに挙げた例のような行動も「こうすべきだけど自らこちらを選んだ」という状況は「もう一人の自分」の存在は無関係ですが、「気づいたら」、「いつの間にか」というような状況は潜在意識によるもう一人の自分によるものです。
たとえば、ダイエットによると顕在意識の部分は「痩せたい」と考えていますが、潜在意識は「痩せたくない」ではなく、「食べたい」という意識が潜在意識ということです。
ゆっくり付き合うことが大事
この「潜在意識によるもう一人の自分」というのは、一見すると自分の表面上にある意識とは裏腹に勝手に動いてしまう「良くないもの」にも見えてしまいます。
ですが、さきにもお伝えしたように「痩せたい」の反対の意識である「痩せたくない」というのが潜在意識ではありません。単に「食べたい」というもう一人の自分がいるだけなのです。
自分の「痩せたい」という意識を否定するような「痩せたくない」という意識を持っている存在ではないということを知っておきましょう。
自分の邪魔をする存在を自分が作り上げてしまっている、自分は本当は真逆の潜在意識を持っていて、そういうもう一人の自分を作ってしまっていると、ネガティブに考える必要はないのです。
「食べたい」という潜在意識はむしろ生物が存続するために必要な意識で、持っていて当然のものであり、なにも自分自身の表面上の意識を否定するものではありません。
ここでは、ダイエットを例に挙げてご説明しましたが、他のものでも同様です。ですから、潜在意識によるもう一人の自分の存在をネガティブに捉えず、どう向き合えばいいのか考えながらゆっくりと付き合っていきましょう。
分離意識によるもう一人の自分
「もう一人の自分」の存在を表す大きな分類として「潜在意識によるもう一人の自分」をご紹介しましたが、これと同じくらいに大きな分類として挙げられるのが「分離意識によるもう一人の自分」です。
こちらの「分離意識によるもう一人の自分」についても非常に大きな枠組みとして存在しています。自分自身がこの分離意識によるもう一人の自分に出会ったことがなくとも、周りにはこのもう一人の自分を持っている人もいる可能性は高いです。
また、これまで分離意識によるもう一人の自分がいなかったとしても、誰でも今後その存在を表してしまう、作り上げてしまう可能性があるので、その詳細を以下にチェックしてみてください。
分離意識が生まれる原因
まず、分離意識が生まれてしまう原因ですが、これはいわゆる「精神疾患」によるものが大きいと言えます。うつ病、双極性障害、二重人格を含む多重人格症、分裂症、統合失調症などです。
こういった精神疾患に共通して言えることは、普段の自分、これまでの自分とは違った存在が内面的に分離した状態で生まれる、作られることです。
そして、この分離意識が生まれるとそれは1人の人間の中に「両極端」な性格、価値観、気分、癖を持ったもう一人の自分が生まれることに繋がります。近い存在ではなく「両極端」になる傾向が強いのです。
自分を認めることが解決の第一歩
分離意識によるもう一人の自分の存在が問題となるのであれば、まずは「自分を認める」ということが解決の第一歩になります。
これは、表層にある自分自身に不満があったり、その現状を認められないことによって、その自分とは違う自分を分離意識として作り出してしまうとも考えられるからです。
「こんなはずじゃなかった」、「なんで自分はこうなんだ」、「もっと良い環境に生まれたかった」など不安や不満を抱えていることが分離意識をより強く作り出してしまう原因となります。
ただし、「分離意識によるもう一人の自分」も自分であることには変わりありません。ですから、そちらを問題とするのではなく、その「自分」さえも認めることで上手に付き合っていくという方法もあります。
意識が分かれ、どちらの自分も気づかぬうちに行動、言動を繰り返してしまうのは問題行動とも言えますが、どちらの自分も認めることでそれらが融合し、本来の「一人の自分」になることも可能ではあるのです。
もともとすべて「自分」なのですから、そこに不可能はありません。自分を認め、自分の状況や環境を認めることで解決に繋がるという考え方もあるということです。
自分で作れるもう一人の自分
「もう一人の自分」には自分で作り出すことができる存在もあります。潜在意識はそもそもが「潜在」しているものなので、作り出すというよりは「もとからそこにある」という表現が正しいです。
そして「分離意識によるもう一人の自分」は、基本的には精神的に追い詰められるような「良くない」ことから始まることが多いので、自ら作り上げるべきものとは言えないでしょう。
それでは、「自分で作れるもう一人の自分」とはどのようなものなのか。それは「幸せを目指すもう一人の自分」という存在です。
潜在意識に抵抗し幸せを目指す自分
さきほど「潜在意識によるもう一人の自分」についてご紹介しましたが、表面上求めている自分がやりたいことは成し遂げたいことに対して、潜在意識はそのままそのとおりには働かない例をお伝えしました。
真逆の考えや、自分自身を邪魔する悪い存在というわけではありませんが、「痩せたい」という表面上の意識に対して、「食べたい」が働くように、まったく同じ方向を向いてくれるわけではありません。
そこで、「痩せたい」という表面上の意識に対して味方をしてくれるような、「もう一人の自分」という存在があればより自分がやりたいこと、成し遂げたいことに近づくことができ、その存在が「幸せを目指すもう一人の自分」ということになります。
幸せを目指すもう一人の自分の作り方
幸せを目指すもう一人の自分の作り方についてはそれほど難しいものではありません。たとえば鏡に向かって「幸せになる」とか「幸せになろう」、もしくは「幸せだ」と語りかけるだけでもそのような意識が芽生えます。
よく無理矢理にでも笑顔を作ってその顔を鏡で見ると悲しみが薄れていくということが言われていますが、それは心理学的にも言えることで、表情や言葉というのは意識に働きかける効果があるのです。
また、「自分が幸せになることを許す」というのも大切です。ときに人は、「自分だけ幸せになってもいいのか」というように、幸せにになることが悪いことだと誤認識してしまうことがあります。
そのようなブロックを心の中に作ってしまっていては幸せになることはできず、幸せを目指すもう一人の自分を作り上げることもできません。
幸せになることを許し、幸せになることを認めることで少しずつ幸せに向かって進むことができます。そして、幸せを目指すもう一人の自分も作り上げることができるのです。
実際に現われるもう一人の自分「ドッペルゲンガー」
ここまでで、大きく分けた「もう一人の自分」の3種類はご紹介しましたが、これらとは違った観点のもう一人の自分も存在するということを先にお伝えしていました。
その違った観点のもう一人の自分「ドッペルゲンガー」についてここからは取り上げていきます。
ドッペルゲンガーというのはどういったものなのか、その特徴や「見るとどうなるのか?」というドッペルゲンガーという存在について伝えられている内容をご紹介しますので、チェックしてみてください。
ドッペルゲンガーの特徴
もう一人の自分であるドッペルゲンガーの特徴については色々なものが言われていますが、特によく言われている特徴についてご紹介します。
まず、本人にそっくりということではなく「同一人物」であるということ。そして、ドッペルゲンガーとして現れたもう一人の自分は一切話をしないということ。さらに現れたその場から一切動かないということも特徴として挙げられます。
また、自分の意思とはまったく関係なく突如現れるのも特徴で、他にも「本人と何らかの関係がある場所に現れる」ということも特徴として挙げられます。
ドッペルゲンガーを見るとどうなる?
また、ドッペルゲンガーの特徴としてもっとも大きなもので言われているのは、本人がドッペルゲンガーを見てしまうと「死んでしまう」ということです。
見た瞬間にパタっと死んでしまうということも言われますが、ほとんどの場合は「自分自身がいる」というショックで死んでしまうということと、徐々に精神を病んでしまい、衰弱して自殺してしまうということです。
もう一人の自分に悪い部分を引き受けてもらっている
その存在を悪いもののように捉えがちな「もう一人の自分」ですが、実はこの存在は自分にとって悪い部分を引き受けてもらっているという可能性も非常に高いです。
たとえば心無い言葉を浴びせられたり、あからさまに酷い待遇によって傷つけられた心など、そういったものの「衝撃」を和らげて受け止めてくれている存在でもあるのです。
もう一人の自分の存在を感じよう
ドッペルゲンガーについては少し観点が違いますが、大きく分けた3種類のもう一人の自分については、いずれかは自分自身にも存在している可能性が非常に高いです。
ただ、その存在を意識していなかったり、意識できていないというだけになります。この存在は先にもお伝えしているように決して悪いものではなく、存在を意識することで「良いもの」とさえなる可能性のあるものなのです。
もう一人の自分を意識して、その存在を認め上手に付き合っていくことで、表層にある自分ともう一人の自分ともに幸せな生活を送れるようにしていきましょう。