100均の充電池を比較！ダイソーやセリアの単4やニッケル水素電池なども紹介

テレビやエアコンのリモコン、時計、懐中電灯、子どものおもちゃなど、乾電池で動くものは身の回りにたくさんあります。乾電池自体はそれこそ100均でも売っているので、そんなに不経済とも思わないかもしれませんが、たくさん使えばランニングコストは馬鹿になりません。

そこで役に立つのが、充電式の電池です。使い切り、使い捨ての乾電池に比べて初期費用はかかりますが、充電して繰り返し使えるので、長い期間使うことを考えれば最終的にはお得です。

乾電池を捨てるときは、自治体によっては細かい規定がありますが、充電池なら乾電池ほど頻繁にゴミになることはないので、エコな上に分別、ゴミ出しの手間もかかりません。

いいことずくめのような充電池ですが、有名ブランドだとやはりそれなりに高価で、充電池2～4本と充電器で2500円～3000円くらいはします。100均で乾電池が5本108円で売られていることを考えると、つい乾電池を選びたくなる気持ちもわかります。

目先の安値か、長期的な経済効果か、悩ましいところですが、そんな迷いに終止符を打ってくれそうなのが、ダイソーやセリアなど100均の充電池。しかも充電器も100均で手に入るとなれば、こんな嬉しいことはありません。

そこで気になるのはやはり100均充電池の性能です。いくら100均で安くても、満足に機能しないのでは「安物買いの銭失い」に他なりません。ダイソーやセリアの100均充電池は果たして使えるのか、調べてみました。

ゴミも少なく経済的な充電池。メーカー品にも100均商品も、充電池にはそれぞれ特徴があります。ダイソーやセリアの100均充電池の特徴を見てみましょう。

普通は100均商品のほうが、ブランド品よりどこかしら劣ると考えがちなので、100均充電池の電池の持ちがいいというのは、ちょっと想像しにくいです。

ところが、100均の充電池は、フル充電してから充電が切れるまでの時間が、某ブランドの人気の充電池より長いのです。これは、100均の充電池にしてみれば、驚くべき特徴です。

100均の充電池の最大の特徴は、何と言ってもコスパの良さです。ダイソーやセリアでは、充電池は1本108円で、充電器も108円です。充電池2本と充電器を揃えても324円しかかかりません。

ブランド品が4本で700円～1000円くらい、充電器とセットでも3000円くらいかかるので、ダイソーやセリアの充電池と充電器がどれほどコストパフォーマンスに優れているかがよくわかります。

充電池を使ってみたいけれど、値段が気になるという人には、100均の充電池はおすすめです。

100均の充電池の特徴がわかったところで、今度は100均の充電池の長所と短所を比べてみましょう。長所と短所がわかっていれば、100均やそれ以外で充電池を選ぶ際の参考になります。

100均充電池の長所は、100均充電池の特徴で述べたことと重なります。100均充電池は、同じ容量の有名メーカーの充電池より電池が長持ちするので、1回の充電で長時間使えます。一度の充電で使える時間が長いというのは、充電の手間や時間のロスが少なくてすむのでとても便利です。

100均充電池のもう一つの長所は、コスパが抜群に良いことです。充電池はもちろんですが、充電器も108円というのは驚きです。

初期投資を抑えながら、ゴミを出さず、経済的に電気を使う。100均充電池の長所は、充電池の本来の目的にきちんと合致していますから、100均充電池の基本的な満足度が高いのも当然です。

100均の充電池には長所もありますが、短所もあります。短所も理解しておかなければ、「やっぱり100均は」とがっかりする羽目になりかねません。

100均の充電池の短所の一つ目は、ブランド品に比べると充電可能回数が少ないことです。何度も繰り返し充電できる充電池ですが、永久に使い続けられるわけではありません。充電池は、充電を繰り返すうちにフル充電ができなくなり、最終的には充電不能になります。

同じ容量の充電池でも、100均充電池はブランド品に比べると充電可能回数が少なく、寿命が尽きるのも早いです。

もう一つ、100均の充電池の短所は、充電に時間がかかることです。これは、充電池の短所と言うより充電器の短所です。この短所は、ダイソーやセリア以外の急速充電器を使うことで解消できます。

値段はさすがに100均と同じというわけにはいきませんが、充電にかかる時間が長すぎると、せっかくの充電池も使い勝手が悪くなってしまうので、充電時間を節約したい人は、充電器だけは急速充電できる物を選んだほうがいいかもしれません。

さらに100均充電池の短所をあげると、自己放電が大きいという点です。フル充電したまま放置すると、電池残量が自然と減って、いざ使おうとしたらまた充電からやり直しということもあり得ます。

100均の充電池は、多少の欠点に目をつぶれば、コスパも機能も十分満足できるものです。そこで、ダイソーでおすすめの充電池と充電器をご紹介します。

ダイソーでおすすめの充電池は、「ReVOLTES」です。単3形と単4形がありますが、容量はどちらも1300mAhです。使用頻度の高い単3形と単4形が揃っているのが嬉しいです。

「ReVOLTES」の電池の持続時間は、100mA仕様の機器に使った場合、平均で13時間です。消費電力が多くないコードレスマウスやテレビのリモコンなどに使うなら、何の問題もありません。

充電可能回数は、おおよそ500回ですが、これは諸条件を完璧にクリアした場合に限ります。実際には200回程度でフル充電ができなくなり、240回程度で充電不可能になります。
 

100均ダイソーでおすすめの充電器は、「Ni-MH専用充電器」で、これは、ダイソーの充電池「ReVOLTES」専用です。この「Ni-MH専用充電器」も、税込み108円で購入することができ、これ一つで単３形電池と単４形電池に対応しています。

空っぽの充電池をフル充電するためには12時間くらいかかるので、某メーカーの充電器に比べると充電時間は2倍です。しかし、100均充電池の充電自体には問題ありません。一度に2本しか充電できませんから、たくさん充電したい人は2つ3つ揃えるといいでしょう。

おすすめの充電池と充電器があるのはダイソーばかりではありません。セリアでおすすめの充電池と充電器はこちらです。

セリアの100均充電池は、「充電式ニッケル水素電池」です。こちらもダイソーの充電池と同じく単3形電池と単4形電池があります。いずれも1本税込み108円です。容量は1300mAhなので、ダイソーの充電池と同じですが、若干電池の持ち時間が短いようです。

それでも10時間以上は持つので、消費電力の少ないワイヤレスマウスやリモコンなどに使うにはまったく問題ありません。充電池は、充電が完全に切れてから充電するより、70%ほど使ったら充電するようにすると長持ちします。

ですから、充電池は複数購入しておいて、入れ替えながら使うのがおすすめです。充電池は乾電池より高価ですが、100均の充電池ならまとめ買いしてもそれほど負担になりません。
 

100均セリアの充電池器は、「ニッケル水素電池専用充電器」です。ニッケル水素電池専用の充電器なので、当然アルカリ電池やマンガン電池などは充電できません。それはダイソーの「Ni-MH専用充電器」も同じです。

単3形電池、単4形電池の両方に対応できるのもダイソーの充電器と同じです。セリアの「ニッケル水素電池充電器でフル充電するには、11.5時間ほどの時間がかかります。ダイソーの充電器に比べると若干短い程度です。

しかし、コンセントプラグがたためるので、持ち運びや収納には便利です。

100均という格安で手に入る充電池や充電器には、不安や疑問がつきものです。「本当に大丈夫？」そんな不安に答えるために、ダイソーやセリアの100均充電池や充電器に関するよくある質問をまとめてみました。

充電池を使うときに気になるのは、電池の持ち以上に、充電にかかる時間かもしれません。充電が切れたとき、電池が必要になったとき、どれくらいで充電できるのか、気になるのは当然です。スマホの充電にかかる時間が気になるのと同じです。

100均ダイソーの充電器は、充電に約12時間かかります。これは、某メーカの充電池の倍の時間です。充電に半日かかるのを可とするか不可とするかは、充電池の使い方次第です。

充電池が発火する原因は、過充電です。ダイソーやセリアの100均充電器は、充電終了サインなく、満充電になると自動停止する機能もついていないので、うっかりするとすぐに過充電になってしまいます。

その点は、発火の危険性がないとは言えませんが、過充電にさえ気をつければ、それほど心配はしなくても大丈夫です。ただし、ダイソーの100均充電器には、ダイソーの充電池を、セリアの100均充電器にはセリアの充電池を使ってください。

メーカー品の充電池は容量が100均の充電池とは違う場合もあるので、100均の充電器を使うとどちらにも負荷がかかり、劣化の原因になります。

充電池は、原則として専用の充電器を使うのがルールです。とくにメーカー品は、純正の充電器を使うことが、充電池を長持ちさせるコツでもあります。

ダイソーやセリアの100均の充電池も、基本的には専用の充電器を使うことをおすすめします。ただし、100均の充電器は充電に長い時間がかかります。充電池の劣化と、充電時間の短縮を秤にかけて、別メーカーの急速充電器を使うことも検討の余地はあります。

いくらスペックを比べても、実際に使ってみないと使い勝手はよくわからないものです。そこで、ダイソーやセリアの100均充電池を実際に使っている人の口コミや評判をご紹介します。

ダイソーの充電池は、「乾電池と比べるとコスパが悪く思えるが、何回も充電して使えることを考えると驚きのコスパ」「自己責任で他の充電器も使えるのでお得」など、コストパフォーマンスの良さが絶賛されています。

「ダイソーの充電器だと充電に半日かかるから他社の急速充電器を使っている」という声も多く聞かれます。充電にかかる時間がネックになってダイソーやセリアの充電池に二の足を踏んでいる人は、こういった声を参考にしてみるといいかもしれません。

「高いメーカー品とどこが違うのかわからない」「ブランド品のほうが充電可能回数が多いけど、コスパを考えたら100均で十分」と言う口コミもよく聞かれます。

口コミを見る限り、100均の充電池はなかなかの人気ぶりです。

充電池には、「ニッケル水素電池」と「リチウムイオン電池」の2つの種類がありますが、家庭で充電池を使うのなら「ニッケル水素電池」を選びましょう。

「ニッケル水素電池」は充電池の主流で、「リチウムイオン電池」よりも低コストなので家庭用にぴったりです。もちろん100均の充電池も「ニッケル水素電池」です。汎用性が高いのも「ニッケル水素電池」の特徴の一つです。

一方「リチウムイオン電池」は、「ニッケル水素電池」より高性能ですが、価格は2～3倍にもなってしまうためコスパがいいとは言えません。特定の機器でないと互換性もないので、家庭で使うなら「ニッケル水素電池」がおすすめです。

電気製品に100均の充電池なんて使って大丈夫？と不安に思っている人もいるかもしれませんが、ダイソーやセリアの100均充電池は、電池の持ち時間が長く、しかも低価格でコスパは最高です。

充電可能回数の半分しか充電できなかったとしても、13時間×250で3250時間の稼働が可能です。同じサイズの乾電池は、およそ30時間で使い切りですから、約108本分です。100均とは思えないこの高パフォーマンス。予想以上ではないでしょうか。

充電器と合わせても216円で手に入る100均の充電池、さっそく使ってみませんか？