おせっせの意味や元ネタとは？女子が使う言葉の使い方を紹介

最近よくSNSを覗いていると、「おせっせ」という文字を見かけることはありませんか？特に女性のSNS投稿で流行っているそうなのですが、あれはどういう意味でしょうか。

今回はSNSで流行っている「おせっせ」とは？を紹介していきます。どんな意味なのか、どうやって使うのか、例文も交えて紹介していきましょう。

また、「おせっせ」を使うのはどういう女子かも説明していきます。気になっている方は参考にしてください。

時代の移り変わりに応じて人が使う言葉も変わっていきます。次々に現れる新語に首をかしげる人も多いのですが、今回は特に女性が使うらしい言葉、「おせっせ」です。

実世界ではなく、インターネットの中であちこちにみかける「おせっせ」とは、なんでしょうか。どのような人が、どのような場面で使っているのでしょうか。その意味をみていきます。

おせっせの元ネタは、BLが好きな女性、つまり一般的に言われるところの「腐女子」が使う言葉で、性行為、セックスを表しています。

「せっせとセックス」ということを馬鹿にして「お」をつけ、セックスという性行為を見下し、侮辱している言葉が元なのです。

男性同士が恋愛関係におちいって性行為をするのがBLですが、そこでいわゆる性行為をセックスと呼びたくないがために、作り出された言葉なのです。

セックスという言葉は「セッ」が男性、「クス」が女性としてわけられると彼らは考え、男性同士であれば「セッセ」になる、という理屈です。

一般的な性行為とは違う次元のものだ、と認知しているのがわかります。また、BL好きな女子の多くは異性恋愛について身を引いているところがありますので、区別をはっきりさせたいのかもしれません。

「おせっせ」はつまり「セックス」のことです。名詞なので、そのまま動詞にひっつけて使用します。

元は腐女子がセックスを馬鹿にして使いだした言葉ですが、今ではセックスとは恥ずかしくて言えない、という恥ずかしがり屋の女性たちも隠語として使っています。

色んな人がインターネット上で便利な隠語として使っている状態です。では、次に例文を使って詳しく説明していきましょう。

おせっせを使った例文を2つ紹介します。これをチェックすれば、大体どういう風に使うのかが分かるでしょう。

SNSでは多様な使い方をされているのですが、基本となる使い方はこうなります。

カジュアルに性行為を表すことが出来ますので、生々しさを省きたいけれど適当な言葉がない、と思っている方は参考にしてください。

「おせっせしたい」というのはつまり、「セックスしたい」という欲求です。性行為をしたい、では固すぎる上に微妙な雰囲気になりますし、セックスしたいは直球すぎます。

そのような時に、カジュアルかつ冗談めいた言い方にして空気を軽くし、ごまかしているのです。

SNSではよく「最近してないから、今日はおせっせしたいな～」といった投稿が目につきます。「セックスしたいな～」ではまるで痴女のようですが、ちょっと可愛らしさが加わったのが分かると思います。

名詞として使いますので、事件の前にもこのようにつけることが出来ます。

ちなみにこの新幹線のトイレでおせっせ事件は、実際にありました。新幹線の中で性行為をしてしまった若いカップルが、トイレ待ちをしていた年配の女性に通報された事件です。

性行為が絡んだ事件なので「おせっせ事件」と言われています。他にも警察駐在所でのおせっせ事件も、同じようにインターネット上で話題になりました。

性行為のことを指しているこの「おせっせ」ですが、一体どんな人がこの言葉をよく使っているでしょうか。特定の人達しか使っていないのであれば、簡単に「私も」とはなりません。

どんな人たちがどんな感じで使っているのかを、説明します。早速順番に紹介していきましょう。

BLとは「ボーイズラブ」のことで、男性同士の恋愛を意味します。男性同士が恋愛を育む様子が好きな女子を腐女子と呼ぶこともありますが、彼らが好んで使っています。

妄想や漫画の中で好きな男性同士が性行為を行っている、その様子を表す言葉として「おせっせ」と言っているケースが多いです。

その場合には隠語というより、通常異性間で行われる性行為とは別次元のものだ、と線引きしていることが大きいでしょう。

または、「セックス」と直球の言葉を使うのがあまりにも恥ずかしい女性も「おせっせ」と隠語で言っているようです。

例えば多くの女性は毎月1回くる生理のことも、そのままずばり「生理が始まった」とは言わないようにしつけられています。「エリザベスが来た」とか「女の子の日なの」などとごまかすのです。

男性に比べると女性の方が、やはり恥じらいは大きいので、性行為に対しても直接的な言葉を使うよりも隠語で話すほうがストレスが少ないのでしょう。

インターネットや漫画など、特定の世界にどっぷりとはまりこんで価値観を固定してしまう人達、いわゆるオタクも、おせっせを使っています。

この場合は恥ずかしいから、というよりは、インターネット上では「セックス」という言葉を使うとアカウントを停止させられる恐れもある、という現実的な理由でした。

紹介してきたように、おせっせは腐女子も恥じらい女子もオタク女子も、同じように使っています。かなり現在では浸透している言葉のようです。

隠語には様々なものがありますが、セックスもその例外ではありません。おせっせという言葉はよく女性が使うようですが、他の隠語はどんなものがあるでしょうか。

ついでに紹介していきましょう。

インターネットの掲示板である2チャンネルでよく使われている言葉としては、「セクロス」があります。これは1986年に日本物産が出したシューティングゲームが由来のようです。

セクターゾーンの海外名がセクロスで、セックスと似ている音ということから2チャンネルで使用が始まりました。これは音が似ているだけあって、すぐに理解する人が多いでしょう。

セックスをのばしてセクースにするなど、同じように直接表現を避けたい人が使っています。

男性が女性に挿入している時、体同士がぶつかって音をたてる、それを「パコパコ」と表現する人がいることから、それを略して「パコる」という言葉も隠語として使われています。

これは主に男性がインターネット上で使っているようです。聞いたことがある、見たことがある方もたくさんいるでしょう。

どちらかといえば卑猥な言葉として認識され、下ネタのような扱いの言葉と言えます。

セクロスやパコる、は普通に聞いてもわかる方も多いと思いますが、次はちょっと珍しい、性行為を表す隠語を紹介していきます。

先に紹介した隠語を使うのも恥ずかしい、という女性は、次に紹介するものを検討してみてください。

これなら大丈夫、というものがあるかもしれません。女友達同士の会話でも使えます。

「愛する」はロマンティックな言葉です。好き同士の人間が愛や絆を確かめあう、というそのままの意味ですので、特に女性がよく使っているようです。また、小説などでも使われています。

例えば「夕べは彼女と愛し合った」と書いてあれば、誰もが「ああ、セックスをしたのだな」と理解します。

誰もが納得する言葉でしょう。「愛する」という言い方は上品でもありますし、女性らしい言葉です。

「にゃんにゃん」だけを聞いて、すぐに性行為のことだと思う人は少ないと思いますが、前後の文章によっては「いちゃいちゃする」ことだとは想像がつきます。

ずばりセックスを表現したくない、という時には便利です。かわいらしさも出せますので、女性には良いかもしれません。

愛おしい年下の女性のことを子猫ちゃんという男性は今でも一定数存在しているようですが、そことつながりがあるようにも考えられます。

おせっせとは、性行為を表す言葉です。セックスなどと直接的な表現が恥ずかしくてできない人などが、好んで使っているようです。

隠語ではあっても前後の文脈からピーンとくることは多いので、よく話を聞いたり読んだりしてみてください。

露骨な表現は私も嫌だった、と思う方は、是非使ってみましょう。あなたが思っているよりも浸透している言葉です。