世界一治安の悪い国ランキング!最も危険な都市はどこ?

近年では治安の悪い国も増え、海外旅行も楽しいだけの旅というわけにはいきません。今回は旅行には向いていない治安の悪い国をランキングで発表。旅行するには危険な都市や治安の良い国もあわせてご紹介します。海外旅行の参考にしてください。

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目次

  1. 1最も危険で治安が悪い国はどこ?ランキングで紹介
  2. 2治安が悪い国の判断基準とは?
  3. 3世界一治安の悪い国ランキング【第15位~第11位】
  4. 4世界一治安の悪い国ランキング【第10位~第6位】
  5. 5世界一治安の悪い国ランキング【第5位~第1位】
  6. 6旅行は注意!世界の危険な都市5選
  7. 7危険な地域で気をつけるべきことって?
  8. 8世界一治安の良い安全な国ランキングTOP5
  9. 9どんな旅行先でも自衛の精神が大事!

最も危険で治安が悪い国はどこ?ランキングで紹介

新しい価値観や異文化に触れることは人間として成長できる素晴らしい機会。海外旅行にはそんな大きな魅力がありますが、気をつけなければならないのが旅行先の治安です。

日本で暮らしているとにわかには信じられないような危険と隣り合わせの国も世界にはたくさん存在します。今回はそんな危ない国をランキング形式でご紹介。世界一危険な国はどこなのでしょうか。

また、治安の良い国についてもご紹介します。初めての海外旅行や海外旅行に慣れていない人は、まずは治安が良いとされる国を目的地にしてみてはいかがでしょうか。

治安が悪い国の判断基準とは?

世界でも有数の平和な国とされる日本に住んでいると治安が悪いという状況は今ひとつピンとこないかもしれません。一般的に治安が良いか悪いかを判断する基準は2つあります。

一つ目は、イギリスのエコノミスト誌が「対外戦、内戦の数」や「政治的不安定さ」、「殺人事件の数」などの計23個の項目について調査した世界平和度指数。二つ目が外務省の海外安全ホームページでチェックすることができる国・地域別の海外安全情報です。

世界平和度指数ってなに?

世界平和度指数とは「対内外の紛争」「安全面」「軍事化」という3つのカテゴリーごとに23個の項目に分けて約160カ国において分析したものです。23項目の中には「暴力の発生状況」や「武器の輸入」「犯罪の発生件数」などが挙げられています。

ただし、世界平和度指数は主に軍事的な危険性について示すもので、世界平和度指数だけで治安の良し悪しを判断することはできません。たとえば、世界平和度指数のランキング上位に入っている国でも日本よりも犯罪率が高い国も存在します。

そのため、実際に渡航にあたっては次にご紹介する外務省海外安全ホームページで確認できる危険情報も同時に参考にする必要があります。

外務省海外安全ホームページってなに?

外務省海外安全ホームページとは、日本の外務省が国や地域の安全情報を公開しているページです。国や地域ごとの治安情勢から以下のレベル1~レベル4までの危険情報が記載されています。

・危険度レベル1:十分注意してください。
・危険度レベル2:不要不急の渡航は止めてください。
・危険度レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
・危険度レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)

気をつけなければならないのが、外務省が発信する情報であっても法的な強制力はないということ。つまり、危険情報が出ていたとしても自動的に旅行会社のツアーなどがなくなることはありません。

海外旅行の際、特に危険な地域に行く場合は、必ず自分で危険情報が出ていないか確認するようにしましょう

世界一治安の悪い国ランキング【第15位~第11位】

それでは、ここからは実際に世界一治安の悪い国ランキングを発表していきます。まずは第15位~第11位をご紹介します。

第15位.ナイジェリア

世界平和度指数では148位、外務省の危険情報では一部地域が危険レベル4、首都アブジャは危険レベル2というナイジェリアは西アフリカに位置するアフリカ最大の人口を誇る国です。

ひったくりや強盗、空き巣のほか、詐欺、人さらいのような犯罪まで発生率が高く治安の悪い国となっていますが、しっかりと自衛の意識を持って注意を怠らないようにすれば巻き込まれる可能性を抑えることができます。

とは言え、武装集団におけるリゾートホテル襲撃でツアー客が被害に遭うなど富裕層や観光客などは狙われやすくなっていますので、十分に注意が必要です。

第14位.朝鮮民主主義人民共和国

朝鮮民主主義人民共和国、通称「北朝鮮」は世界平和度指数では149位、外務省の情報では「目的を問わず渡航は自粛」となっています。北朝鮮と言えば核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返す国家。そんな国への渡航自粛は日本独自の対北朝鮮措置にあたるようです。

以前、北朝鮮では観光業に注力している時期があり、その頃は日本から北朝鮮へと向かうツアーなども比較的多く組まれていました。しかし、北朝鮮国内に日本大使館がないこともあり、当時でも安全だと言える状況ではなかったと予測されます。

北朝鮮国内の治安については不明な部分もあるものの、罪を犯した際の処罰が非常に厳しいことからひったくりやスリなどの発生率は低いようです。

第13位.ロシア連邦

世界一広大な土地を持つロシア連邦は世界平和度指数では154位、外務省の危険レベルでは一部にレベル3の渡航中止勧告が出ているものの、大部分の地域ではレベル1です。

経済的な貧富の差が激しいロシアで多いのはひったくりやスリ、置き引きなどの金銭が狙われる犯罪です。特に、土地勘のない観光客は狙われやすいため、カメラをぶら下げて歩く、地図を広げて見るなどの行為は厳禁です。

また、2010年には首都であるモスクワで、2017年にはサンクトペテルブルクで、地下鉄爆破テロ事件が発生していることもあり、スリやひったくり以外にも十分な注意が必要な治安の悪い国だと言えるでしょう。

第12位.コンゴ民主共和国

コンゴ民主共和国は中部アフリカにある共和制の国家です。世界平和度指数では155位、外務省の危険情報では、民兵組織と治安当局との衝突が起きている中部、反政府武装勢力が拡大している東部において危険レベル4とみなされています。

「シェゲ」というストリートチルドレンによるひったくりやスリ、「クルナ」という不良暴力集団による恐喝、強盗、誘拐、強盗殺人なども発生しており、徒歩での移動は避けるよう注意が促されています。

また、このような治安の悪い中では、公共のバスや流しのタクシーなども犯罪に巻き込まれる可能性が高いため、移動の際は公共交通機関は避け、ホテルや旅行会社を通してレンタカーやタクシーを利用するようにしましょう。

第11位.パキスタン

南アジアの国家、パキスタンは正式な国家名はパキスタン・イスラム共和国。アフガニスタン、イランと国境を接しており、世界平和度指数では153位、外務省の危険レベルでは全土がレベル2以上という危険と隣り合わせの国です。

中でもアフガニスタンと接する北側の地域は危険レベル4。退避を勧告され、渡航も中止を呼びかけられています。しかし、アフガニスタン国境付近だけでなく、パキスタン全土で外国人を狙ったテロや誘拐事件、参加者が暴徒化するデモなどの危険性が認められます。

パキスタンはラホール市街の街並みやモヘンジョダロなど魅力的な観光地もたくさんある国。かつては多くの観光客が訪れた国も今では非常に治安の悪い危険な国となっています。

世界一治安の悪い国ランキング【第10位~第6位】

世界一治安の悪い国ランキング第15位~第11位では、一部地域は危険度が非常に高いものの、中には危険レベル1という地域もある国をご紹介しました。続いて第10位~第6位を発表していきます。

第10位.リビア

北アフリカに位置する共和制国家のリビアは世界平和度指数では156位、外務省の危険レベルでは全土においてレベル4の退避勧告が出されています。

2011年のカダフィ政権の崩壊後、リビア国内は非常に不安定な状況が続いています。3つの政治勢力がぶつかり、政治的に統制が取れていない中で、2011年に乱立した民兵組織が未だに各々で独自の活動を活発に行っています。

テロ行為はもちろん、リビア国内全域で殺人、誘拐などの凶悪な犯罪が多発しているほか、ISILから逃亡した国家戦闘員の残党が多数潜伏している可能性があり、非常に危険度は高いと考えられます。

第9位.スーダン

スーダンは北東アフリカに位置する国で、正式な国家名はスーダン共和国。世界平和度指数では151位、外務省の危険レベルでは全土でレベル3となっています。

2019年4月の軍部によるクーデターで暫定軍事政権がスーダンを統治するようになりましたが、民政移管を求める「自由と変化宣言」署名派というグループが台頭し、二つの勢力がぶつかり合い国内情勢が非常に不安定になっています。

デモなどの抗議行動はスーダン全土に広がっており、暫定軍事政権と「自由と変化宣言」署名派との衝突では大勢の死傷者数が出るなど被害と混乱が拡大しています。また、2011年の南スーダンとの分離以後、治安の悪化や難民の流入などがさらに激しくなっていることも危険度を底上げしている要因だと考えられます。

第8位.ウクライナ

ヨーロッパの穀倉地帯として知られていたウクライナは東ヨーロッパにある国です。世界平和度指数では150位、外務省の危険レベルではロシアとの国境付近クリミアなどではレベル3、その他の地域はレベル1となっています。

2014年ロシアによってクリミア自治共和国の違法な併合が行われ、それ以降この地ではロシアによる不法占拠が続いている状態です。クリミアではウクライナ政府の統治が及ばず、有事に在ウクライナ日本国大使館の助けを得ることは極めて困難だとされています。

第7位.中央アフリカ共和国

中央アフリカ共和国は、通称「中央アフリカ」。スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国などの治安の悪い国家をはじめとした国々に囲まれた内陸国であり、その名前が示す通りアフリカの中央部にある国家です。

中央アフリカの世界平和度指数では157位、外務省の危険レベルでは全土において危険レベル4となっています。中央アフリカでは、1960年のフランスからの独立以降、クーデターの多発、経済低迷が問題になっており、現在にいたるまで混乱した状況が続いています。

国内全域において、イスラム系反政府勢力の一部とそれに反発する一部のキリスト教徒などの衝突・襲撃事件が慢性化している状況のため、非常に治安の悪い国だと言えるでしょう。

第6位.イエメン

イエメン共和国は中東のアラビア半島の南端にある国で、世界平和度指数では160位。外務省の危険レベルでは全域がレベル4に設定されています。

イエメンでは政府と反政府勢力との国内紛争が各地で繰り広げられており、多くの地域で空爆や戦闘が行われ、民間人にも多数の被害が起きています。また、それら紛争による混乱に乗じて、イスラム過激派組織などのテロ活動も活発化。

さらに、イエメンでは昔から部族組織による国籍を問わない誘拐事件も発生しており、テロ組織による誘拐と合わせて非常に外国人誘拐事件の発生リスクが高くなっていると考えられます。

世界一治安の悪い国ランキング【第5位~第1位】

世界一治安の悪い国ランキング第10位~第6位では、国内全土が危険レベル4に設定されている地域が多くランクインしました。それでは、ここからは世界一治安の悪い国ランキング第5位~第1位を発表していきます。

第5位.ソマリア

ソマリアは正式国家名をソマリア連邦共和国といい、東アフリカに位置する国です。ソマリアが保有する領土は突出したような国土の形から「アフリカの角」と呼ばれることも。世界平和度指数では158位、外務省の危険レベルでは全土においてレベル4です。

ソマリアでは、1991年のバレ政権崩壊後、なんと20年以上にわたって無政府状態が続いていました。2012年に統一政府が誕生するも、国内情勢は依然として不安定なままイスラム過激派組織による大規模なテロ行為や誘拐事件などが多発しています。

また、ソマリア沖では海賊による略奪行為などの事案も発生しており、本土の危険と合わせて非常に不安定で危険な情勢だということができるでしょう。

第4位.アフガニスタン

アフガニスタンの正式な国家名はアフガニスタン・イスラム共和国。南アジアまたは中央アジアにある共和制の国家です。世界平和度指数ではワースト1位となる163位、外務省における危険レベルでは、当然全土においてレベル4です。

1989年に誕生したタリバン政権が長年支配してきた国ですが、全世界に衝撃を与えた2001年のアメリカ同時多発テロ事件の首謀者アルカイダを保護したことでアメリカからの報復攻撃を受けて政権が崩壊。

しかし、政権崩壊後もタリバンは反政府武装勢力としてテロ行為や襲撃を繰り返しています。厳重な警備が敷かれている首都カブールにおいてでさえも、即席爆発装置の爆発や自爆攻撃などのテロ攻撃などが多発。民間人や外国人にも多く死傷者が出ています。

第3位.イラク

イラク共和国は中東にある連邦共和制国家です。世界平和度指数では159位、外務省の危険レベルではシリアとの国境付近をはじめ、国内の多くの地域がレベル4、その他の地域をレベル3、レベル2が占めています。

2011年には米軍撤退、2017年にはISILからの全土解放宣言がなされており、治安の悪化は一旦鎮静化したように見えますが、現在もISIL分子によるテロ行為や犯罪、貧困問題からくる市民のデモなど明らかに予断を許さない状況です。

第2位.南スーダン

南スーダン共和国は、北にスーダン、南西にコンゴ民主共和国、西に中央アフリカという治安の悪い国をはじめとした国々と国境を接する内陸の国です。世界平和度指数では161位、外務省の危険レベルでは首都ジュバ市を除いた全ての地域でレベル4となっています。

1950年代から約半世紀にわたってスーダンからの独立を巡って内戦が続いていた南スーダンでは、独立後にも大統領と当時の大統領の警護隊の間で衝突が2度に渡って発生。それにより、ジュバ市内の各地で激しい銃撃戦が行われ多数の死傷者が出る事態に。

現在では首都ジュバ市からは反主流派勢力は退避しているため、比較的平穏だとされていますが、外国人を標的とした強盗などの事件は引き続き発生しています。また、ジュバ市以外では今も衝突が繰り広げられており、一般市民にも被害が及んでいる状況です。

第1位.シリア

世界一治安の悪い国ランキング、ワースト1位は正式国家名シリア・アラブ共和国、通称シリアです。世界平和度指数では、アフガニスタンについでワースト2位の162位、外務省による危険レベルでは全土においてもっとも危険なレベル4です。

シリアにおいては、ISILなどのイスラム主義過激派や反政府武装勢力、クルド勢力およびシリア軍と治安当局などの勢力が衝突し合い、多くの死傷者が発生。非常に危険な地域となっています。

さらに、シリア内では日本人が巻き込まれる事件も多発。ISILは2015年に公開した映像の中で今後、日本人がISILの攻撃の標的となる可能性についても言及しています。シリア全土において日本人渡航者に危険が及ぶ可能性が非常に高いと考えられます。

旅行は注意!世界の危険な都市5選

ここまでは、世界一治安の悪い国をランキング形式で15カ国ご紹介しました。想像を絶するような治安の悪さを抱える国がたくさん存在することがお分かりいただけたのではないでしょうか。

続いては、旅行先として注意したい危険な都市を5つご紹介します。極悪都市とも呼ばれる悪名名高い5つの都市、興味本位で訪れるのは絶対に控えてください。

1.サンティアゴ・デ・カリ

最初にご紹介するのはコロンビアで3番目に大きな都市とされるサンティアゴ・デ・カリ、通称カリ。外務省の出す危険情報ではカリのあるカウカ県の危険レベルは3。反政府武装勢力や武装犯罪組織による重大犯罪が多く発生しています。

対人地雷や爆薬などが押収されたり、麻薬栽培、麻薬取引を巡る抗争なども頻発。コロンビアでは、治安当局の努力により治安の改善が見られる地域もありますが、カリについては非常に危険度の高い治安の悪い地域だと言えるでしょう。

2.アカプルコ

アカプルコはメキシコの太平洋岸にあるゲレロ州のリゾート都市です。リゾート都市ということで、海岸沿いには大きなリゾートホテルや別荘が立ち並び、観光地として栄えていますが、外務省の危険レベルではレベル3となっています。

同州のチルパンシンゴ市において市警察の汚職事件が発生したことで、現在、市警察が正常に機能しておらず、自警団と名乗る武装集団や犯罪組織の間で抗争が絶えません。誘拐、殺人事件などが頻発しており、アカプルコにも影響は飛び火しています。

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3.サンペドロスーラ

サンペドロスーラは、中央アメリカ中部に位置するホンジュラスという国の都市の一つ。ホンジュラスは殺人事件の発生率が世界でもっとも高い国とされています。ホンジュラスのある研究所によると、一日あたり平均で11人が殺害されているとのこと。

特に、危険レベル2の地域にあたるサンペドロスーラ市においては殺人事件が集中的に発生。万が一、治安の悪いサンペドロスーラ市に滞在することがある場合は市中心部から離れないように注意し、また移動も徒歩は避ける方が無難でしょう。

4.カラカス

南米有数の世界都市として名を馳せるカラカスはベネズエラ・ボリバル共和国の首都です。ベネズエラ自体が世界の中でも治安の悪い国とされており、世界平和度指数では144位。殺人、強盗などの発生件数が非常に高い水準になっています。

そんなベネズエラの凶悪犯罪の約2割がカラカスで発生していると言われています。昼夜問わず事件が起きるため、外務省はカラカスを危険レベル3に設定しています。

5.バグダ―ド

世界一治安の悪い国ランキングの3位にランクインしたイラクの首都、バグダード。すでにお伝えしたように、アメリカ軍撤退後も治安の回復には程遠く、テロ行為や凶悪犯罪が横行している状態です。

外務省におけるバグダードの危険レベルは最大レベルの4。大規模な爆弾テロや自爆テロのほか、反汚職や公共サービス改善などを叫ぶデモ隊と治安部隊の衝突なども起きています。

危険な地域で気をつけるべきことって?

ここまでご紹介してきた地域はよっぽどのことがない限り、訪れる可能性は限りなく低いでしょう。しかし、仕事の都合などでどうしても治安の悪い国に渡航しなければならないことも時にはあるかもしれません。

ここでは、危険な地域に訪れた時に気をつけるべきポイントをいくつかご紹介します。ご紹介した地域以外を旅行する時にも参考になるポイントです。海外旅行の際にはぜひ注意してみてください。

バッグは歩道側に持つ

日本でもひったくり対策としてよく言われることですが、徒歩での移動の際にはバッグや荷物は歩道側の手で抱えるように持ちましょう。

観光客はお金を持っていることが多いため、ひったくりに狙われる確率が非常に高くなっています。車道を走るバイクや自転車に襲われないためにも、バッグは歩道側の手で持つように気をつけましょう。

派手な格好は控える

旅行となると心も弾んで少しハメを外した格好をしたくなるものですが、治安のよくない地域では派手な格好は控えましょう。

人は見た目でお金を持っているか、そうでないかを判断します。出歩く時はできるだけ「お金を持ってなさそうな」格好をしておきましょう。

荷物は肌身離さず持っておく

置き引きも非常に多い犯罪の一つです。日本のようにどこかに置き忘れた荷物を交番に届けてもらえるなんていうことはありえません。

危険な地域をはじめ、海外では目を離したら最後。大事な荷物は二度と手元には帰ってきません。チェーンを装着しておいたり、見えないところにしまっておいたり、あらゆる工夫を行うことが大事です。

最悪の場合は抵抗しないこと

恐喝や強盗など犯罪者と直接向かい合う場面が訪れた時、あなたならどうしますか?大事なことは抵抗しないこと。相手は拳銃や刃物を所持している可能性が非常に高いと考えられます。命を一番に考えて絶対に抵抗しないようにしてください。

世界一治安の良い安全な国ランキングTOP5

ここまでは、世界一治安の悪い国や危険な都市ばかりをご紹介してきました。ここからは、反対に世界一治安の良い安全な国をランキングでご紹介していきます。果たして私たちの国日本はランクインしているのでしょうか。

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5位.デンマーク

常に幸福度ランキングで上位に入る「世界一幸せな国」デンマーク。国民の幸福度が高いことで知られるこの国は高福祉高負担の政策を取り入れています。世界平和度指数では第5位にランクイン。非常に治安が良いと考えられます。

ハイレベルな教育や男女平等な雇用状況など社会的支援や福祉に力を入れている国家として高い評価と指示を得ている国だと言えるでしょう。

4位.ポルトガル

ポルトガルは世界平和度指数では第3位。日本で生活しているとあまり馴染みのない国かもしれませんが、ポルトガルはヨーロッパの端に位置する人口約1,000万の小さな国です。ヨーロッパの人々からするとポルトガルが安全な国だというのは共通認識のよう。

首都リスボンでは少し物騒な事件も起きたりしますが、在住者の中には窓を開けて外出したりする人も。日本人にも友好的な人が多く、治安の良い国第4位にランクインです。

3位.オーストリア

第3位にはポルトガルに引き続きヨーロッパの国、オーストリアがランクイン。世界平和度指数では第4位となっています。オーストリアは暗がりや人気のない場所でなければ、女性が一人で歩いても問題ないぐらい治安の良い国とされています。

首都ウィーンなどでは、どうしても観光客が被害に遭うスリや置き引きなどの犯罪も発生してしまいますが、トータルで見れば欧米諸国の中でも治安の良い安全な国だと言えます。

2位.ニュージーランド

ニュージーランドはオーストラリアの南東に位置する島国です。世界平和度指数では第2位となっており、非常に安全性の高い国だと評価されています。

凶悪犯罪と呼ばれるような犯罪は非常に少なく、治安の良い国だと認識されていますが、それでも日本人観光客はスリや置き引きの被害には遭いやすくなっています。

1位.アイスランド

世界一治安の良い安全な国ランキングのトップに輝いたのは北ヨーロッパの大西洋上に浮かぶ共和制の国家・アイスランド。なんとアイスランドは世界平和度指数で11年連続1位を記録。財政の面、政治の面、国内犯罪発生率など様々な項目で高い評価を得ています。

とは言え、殺人などの大きな犯罪は非常に少ないながら、観光客を狙った犯罪はアイスランドでも比較的多く発生しています。旅行の際は十分に貴重品の管理などには気をつけましょう

どんな旅行先でも自衛の精神が大事!

いかがでしたか?世界一治安の悪い国ランキングをはじめ、危険すぎる都市や治安の良い国をご紹介しました。

もっとも治安の良いとされるアイスランドでも、外務省によるとお金やパスポートの盗難、置き引き事件などは過去にいくつも発生しています。

治安の悪い国を旅する時はもちろん、治安の良い地域を旅する時もしっかりと防犯対策を行って自衛するように気をつけましょう。

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