世界一治安の良い国ランキング！海外旅行で安全な国はどこ？

海外旅行が好きな人は、世界の治安については細かくチェックしている人もいるでしょう。しかし海外旅行をあまりした事がない人にとって、海外は怖い場所だというイメージがあるかもしれません。

今回は初めての海外旅行にぴったりの、治安のいい国をランキング形式で紹介していきます。初めての海外旅行を計画している人は参考にしてみてください。

海外の治安をチェックする時に、参考になるものに「世界平和度指数」というものがあります。これはイギリスのエコノミスト紙が144ヶ国を対象に行っているもので、各国の地域がどれくらい平和なのかを数値化しています。

どれくらい平和かという数値であって、犯罪が少ない地域がわかるというものではない事に注意してください。例えば、世界平和度指数では日本よりもシンガポールのほうがランキングは上ですが、犯罪発生率は日本の方が下です。

犯罪は多いけれど病気になる人が少なければ平和度指数が上がる事があります。経済的な豊かさが要因になる事もあります。その国に住んでいる人が平和だと感じている指数が、世界平和度指数だというように覚えておいた方がいいでしょう。

それでは世界一治安のいい国はどこになるのか、世界でも治安がいいと言われている国をランキング形式でチェックしてみましょう。

世界の治安のいい国ランキング、第10位が日本です。なかなか世界一になる事ができませんが、治安が悪いわけでもないという位置になります。世界の治安が良い国の中でも、10位や11位あたりをウロウロしているのが日本です。

財布を落としても戻ってくる国だと言われています。しかし犯罪がゼロというわけではありません。窃盗や殺人が起こっているのは事実です。

犯罪がゼロではないものの、女性が夜1人で安全に外を出歩く事ができる治安の良さは世界一だと評価されています。

平和な国の常連国でもあるスイスも、世界一とまではいかないまでも、治安が良い安全な国だと言われています。永世中立国である事でも有名です。

スイスは永住してみたい国のランキングにも上位に入っている国です。教育レベルが高く、保険サービスが充実しているという特徴があります。富裕層が多く、全体的にのんびりとしているイメージの国です。

スイスにはたくさんの人種の人が共に生活している、多文化主義の国家です。多くの人種がいるのに、治安がいい、安全な国だというのはとても素晴らしい事ではないでしょうか。

カナダも自然に溢れているイメージがある国です。カナダはアイスホッケーが有名な国でもあります。夏は乾燥して涼しい気候ですが、冬には雪がたくさん降る地域でもあります。

カナダは多くの移民を受け入れている国です。人種的にはヨーロッパ系白人が多いですが、東アジア系の人や、先住民も多く生活しています。多くの移民を受け入れている事で、治安が悪くなったのではなと言われていましたが、安全な国を維持しているようです。

人種に対しても、言語に対しても差別がほとんどなく、旅行するのにも安全な治安のいい国だと言われています。

日本の人にはあまり馴染みがない国の1つ、スロベニアも世界一とはいかないまでも、旅行をするには安全な国だと言われています。

スロベニアとは、日本の四国地方くらいの大きさしかない小さい国です。観光スポットとしては、三本橋や教会などがあります。様々な建築様式を取り入れた建物をみていくのが楽しいと言われているようです。

スロベニアの治安がいいのは、自動販売機がある事でも証明されています。自動販売機がある国は、自動販売機を壊すような犯罪が起こらない安全な国という事です。スロベニアには、牛乳の自動販売機があるのだそうです。

古い町並みが美しい国チェコも、世界一とは言えませんが、治安がいい安全な国の1つです。もともとはチェコスロバキアという国でしたが、チェコとスロバキアに分れました。

チェコの観光スポットには、プラハ城や聖ヤコブ教会、フラデークの塔などの歴史的建造物がたくさんあります。1日では周りきれないほど、観光スポットが満載の国のようです。

治安がいい国ではありますが、観光客が多いためか、スリなどは多いようです。警察もパトロールをしてくれていますが、自分でできる防犯対策は必要になります。

 

数々の宮殿が建ち並び、おとぎ話の国としても有名なデンマークも治安がいい国です。デンマークには日本からの旅行客も多いという特徴があります。

軍事的な争いがないという点でも治安がいい国ですが、社会的支援がしっかりとされている事で、人々の気持ちに余裕がある事でも、治安がいい国だと評価をされているようです。

コペンハーゲンやチボリ公園、アンデルセン博物館などの観光地をまわるのもおすすめになります。スケーエンやグリーンランドなどで自然を満喫するのもいいでしょう。

オーストリアも日本人に人気の観光地です。それだけ治安がよく、旅行をするのも安全な国です。第二次世界大戦以降は、大きな戦争もなく平和な国です。

オーストリアといえば、ウィーンを思い浮かべる人もいるでしょう。音楽の都、ウィークも観光スポットとしてとても人気が高い観光地です。

治安がよく安全で、オーストリアの人々も旅行する人を温かく迎え入れてくれますが、観光客が多いのでスリは多い方だと言われています。レストランやカフェでも、椅子に貴重品を入れたバッグを掛けておくと取られてしまう事があるようです。

世界で美しい図書館が3つもあると言われているのがポルトガルです。ポルトガルは、昔から日本とも関係が深い国の1つです。カステラや金平糖で、ポルトガルの事を知っている人も多いでしょう。

世界一とも言われる美しい図書館は、ジョアン5世図書館とレロ書店、リスボン科学アカデミー図書館です。ポルトガル語を読む事はできなくても、建物を見学に訪れるのはおすすめになります。

ポルトガルは世界一とは言わないまでも、治安がいい国ではありますが、車上狙いやスリは多いようです。ポルトガルでも、旅行中の貴重品管理には気をつけましょう。

広大な自然が魅力の.ニュージーランドも、治安がいい国だと言われています。海外では多いと言われている、銃器での犯罪が少ない国です。旅行をする時でも安全に楽しむ事ができるでしょう。

ニュージーランドの人はお酒を飲む事が好きな人も多いので、夜に掛けては気をつけなくてはいけない事もあるようです。人通りが少ないところへはいかないようにしたほうがいいでしょう。

気をつけなければいけない事はあるものの、ウェストランド公園やウォーターフロント公園、フィヨルドランド国立公園など、ニュージーランドの自然を満喫できるスポットがたくさんあるのが魅力の国です。

世界一治安がよくて安全だと言われている国が、アイスランドです。世界でもっとも平和な国であり、治安がいい国だと言われています。国独自の軍事力を持っていないという点が、治安の良さとも関係しているのではないかと言われているようです。

治安は世界一いいと言われますが、寒い地方なので、路面の凍結などによる事故は多いようです。乗り物に乗る時には注意をしたほうがいいかもしれません。

また、アイスランドは世界一治安がいいと言われるようになった事で、気を抜いている外国人観光客を狙ったスリは増えているようです。注意しましょう。

治安のいい国もあれば、治安が悪い国もあります。世界一治安が悪い国とはどこになるのでしょうか。治安が悪いと言われている国も、ランキング形式でみていきましょう。

世界一の面積を持っている国がロシアです。ロシアには、ロシア人だけではなく多くの民族が生活をしている多民族国家であり、共和国の集まった国でもあります。

色々な民族がいる事から、一部では自爆テロや武装勢力による攻撃がある場合もあるようです。ロシアの主要都市のモスクワやサンクトペテルブルクは、観光旅行には向いていない地域です。実際にモスクワでは自爆テロが起こっています。

他の主要都市でも、アジア人を狙った犯罪が多発している事から、旅行をしてはいけないとまでは制限されていませんが、注意するべき国だと言われています。

コンゴ民主共和国というと、日本人にはあまり馴染みがない国かもしれません。実は、コンゴ民主共和国は危険レベルが高い国のため、旅行が禁止されている治安が悪い国なのです。

世界一治安が悪いわけではありませんが、治安が悪い国としては常にランキングの上位に登場する国の1つです。発端は、2016年に起こった民兵組織の暴徒化です。

ずっと争いが続いているわけではありませんが、鎮静化するかと思ったらまた暴徒が起こるという上京で、現状では治安回復の見込みがありません。

中央アフリカは、自然が多くてのどかなイメージがありますが、残念ながら治安がいい国とはいえません。現在中央アフリカでは、政府軍と反政府軍の衝突が続いていて、治安が悪い国にランキングされています。

基本的には旅行で行く事はできません。1960年には、植民地から独立国になる事ができましたが、クーデターが勃発したり、衝突があったりと、不安定が情勢が続いているようです。

リビアも危険だと判断されている、治安が悪い国です。詳細はわかっていませんが、日本でカダフィー大佐と呼ばれていた人が、反体制派によって処刑された事から内紛が始まりました。

現在では国内各地で、テロや紛争が起こっていると言われています。さらに武器なども密輸されていると言われていて、治安が悪くとても危険な国になっているようです。

外国人であるというだけで、命を狙われてしまう治安の悪い国がソマリアです。現在は、日本から渡航する事はできなくなっています。

アフリカにある国で、ケニアやエチオピアなど日本人にも馴染みがある国の近くに位置しています。現在どうなっているかはわかりませんが、安全だった頃はモガディシュ大聖堂やシャンハイ・オールドシティ、リド・ビーチなどが人気の観光スポットでした。

イラクと言えば、なんとなく治安が悪いというイメージがあるでしょう。世界一とは言いませんが、治安が悪い国でランキングの上位に入る事が多い国です。

砂漠の国とも言われるイラクは、原油産出国としても有名です。日本と仲が良かった時期もありますが、最近では関係に波があるようです。

イラク全土がとても治安が悪く危険な地域ですが、特に首都バグダード周辺は危険です。旅行で訪れる事はできなくなっています。

過激派が多い事から治安が悪いと言われているのがイエメンです。イエメンも現在は日本から旅行で訪れる事はできなくなっています。

政府軍と反政府軍の衝突が起きていて、テロもたくさん発生しています。サウジ南部アブハの国際空港を攻撃したのは、イエメン反政府組織ではないかというニュース記事を目にした事がある人もいるでしょう。サウジアラビアが、暫定政権を支援している事から攻撃したのではないかと言われているものです。

イエメンの国内だけではなく、国境付近でも十分な警戒が必要だと言われている治安が悪い国になります。

南スーダンも不安定な治安で、世界一とはいかないまでも治安が悪い国の1つです。もともとはスーダンという国でしたが、一部地域が独立して南スーダン共和国が設立されました。

しかし大統領と副大統領が衝突した事で、南スーダンが真っ二つにわかれて内紛が始まってしまいます。副大統領が国外に逃げた事で、衝突は鎮静化しましたが、現在でもまだ治安回復まではできていないようです。

現在でも日本から旅行で南スーダンに行くことはできません。南スーダン内では、大きな衝突はないものの小さな衝突が各地で起こっていると言われています。

シリアも治安が悪い国のランキング上位に入る事が多い国です。テレビでもシリアの様子が伝えられる事が時々あります。元々は世界遺産パルミラや、クラック・ドゥ・シュヴァリエ、古都アレッポなど、観光スポットが多い、人気の国でした。

2011年にシリアで内戦が始まった事で、一気に治安が悪くなり、日本からの旅行もできなくなった上、日本の大使館も閉鎖されてしまっている状態です。

世界一治安が悪い国は、アフガニスタンになります。シルクロードがある、美しい国でしたが、現在では治安が悪い国として有名です。

治安が悪いと言われる大きなきっかけとなったのが、2001年のアメリカ同時多発テロでしょう。首謀者をタリバン(アフガニスタンに興ったイスラム原理主義組織)が保護した事から、アメリカなどから攻撃を受けました。

現在アフガニスタンは、タリバンと反政府組織による内戦が続いていて、治まるどころかヒートアップしている状態です。

海外旅行に行く時、旅行会社を通じて旅行を申し込めば、治安のいい国かどうかを確認する事は簡単です。ランキングをみて判断するという方法もありますが、その時治安のいい国かどうかを確認するには、どういう方法があるのでしょうか。

治安のいい国かどうかを確認する方法には、外務省の海外安全ホームページでチェックするという方法があります。とてもわかりやすく表示されているので、治安のいい国かどうかがわかりやすいというメリットがあります。

地図が黄色ければ「十分注意してください」、オレンジであれば「不要不急の渡航は止めてください」、濃いオレンジは「渡航は止めてください」、赤色は「退避してください」になります。基本的に、色が付いていたら、旅行はするべきではない地域になります。

外務省の海外安全ホームページは、情報が入り次第すぐに更新されるページです。安全に海外旅行をしたいという時には、無理に危険な地域に行かないという事も大切です。

日本ツアーオペレーター協会で書くにをするという方法もあります。日本ツアーオペレーター協会とは、海外旅行の現地手配サービスをしてくれるところです。このホームページで、現在の海外旅行の現地情報を確認できます。

各国の治安状況から、旅行でのトラブル事例などをみる事ができるようにもなっています。どんな犯罪が多いのかも調べる事ができるでしょう。

外務省のたびレジとは、短期渡航者を対象にした登録システムになります。ここにとうろくしておくと、滞在先の緊急の情報や、安全情報をメールで受け取る事ができるというサービスです。

旅行に行く前に、安全かどうかを確認する事もできます。登録をしなければいけないので、やや面倒に感じる事もありますが、しっかりと治安がいいか確認してから旅行に行きたいという人におすすめです。

万が一、海外旅行をしている時にトラブルに巻き込まれた時のためにも、外務省のオンライン在留届を利用しておく事がおすすめです。

基本的に、3ヶ月以上海外に滞在する日本時は、「在留届」を提出する必要があります。それをオンラインで提出できるサービスです。現地の事件や、事故の情報などを受け取る事もできます。

治安のいい国を調べて行ったけれど、海外で犯罪に巻き込まれてしまう事もあります。もしも海外で犯罪に巻き込まれてしまったらどうしたらいいのでしょうか。

海外で犯罪に巻き込まれてしまってどうしようもないという時には、大使館や総領事館などの在外公館に相談に行くという方法があります。

海外にある、日本大使館などです。大使館や総領事館には、日本語で説明できるスタッフがいるので、あなたが何を困っているのかを細かく説明する事がでいるでしょう。

注意しなければいけないのは、在外公館にできる事は限られているという点です。あなたの相談に対してアドバイスはしてくれますが、行動をするのはあなたになります。在外公館の人が何かをしてくれるわけではありません。

パスポートを盗まれてしまったという時には、在外公館に相談する事がおすすめですが、交通事故にあったとか、お金を取られてしまって一文無しになってしまったという時には、民間の相談窓口を利用する事になります。

例えば旅行代理店や、保険会社です。場合によってはクレジット会社でも対応してくれる事があります。海外旅行に行く時には、万が一のために、海外旅行保険に加入しておくと、いざという時には安心です。

民間の相談窓口のほうが、在外公館よりも親身になってくれる場合もあります。在外公館とは違い、24時間対応してもらえるのも嬉しいポイントです。

海外で犯罪に巻き込まれてしまった時、忘れてしまいがちなのが警察に届けるという事です。財布を盗まれてしまった事に驚いて、民間の相談窓口に駆け込む人もいます。

もちろんそれでもかまいませんが、まずは現地警察に被害届を出して、盗難証明書をもらう必要がある場合もあります。パスポートを盗まれた場合も、盗難証明書がなければ再発行の手続きができません。

外国語が苦手な人は、在外公館や民間の相談窓口でアドバイスをもらうか、観光地の警察に行くと、カタコトでも理解してくれる警察官と会える場合があります。

今回は世界一治安のいい国はどこになるのか、ランキング形式で紹介してきました。治安のいい国は、日本だけではありません。世界の多くの国で、治安が良いと言われています。

しかし治安がいいと言われている日本でも犯罪はあるように、海外の治安のいい国でも犯罪が全くないわけではありません。海外旅行をする時には、海外にいる事を忘れずに、特に注意をして行動するようにしましょう。