ポーランドの治安は安全?旅行や一人旅での危険性や注意点も紹介
今回はポーランドの治安について紹介します。ポーランドには治安が良いというイメージがありますが、実際ポーランド治安は良いのでしょうか、悪いのでしょうか。ポーランド治安の悪い地域もまとめます。ポーランドを旅行する時に、おすすめの観光地もチェックしておきましょう。
目次
ポーランドの治安をチェックしよう!
今回はポーランドの治安についてまとめていきます。どちらかといえば、ポーランドは治安が良いというイメージがある安全な国です。
ではそんなポーランドには注意するべき、危険な地域はあるのでしょうか。ポーランドを旅行する時に、気をつけたい事をチェックしてみましょう。
ポーランドってどういう国なの?
まずはそもそもポーランドとはどんな国なのかをみていきます。日本の空港からポーランドまでは、直行便で13時間程度。日本から近い国とは言えませんが、日本の旅行客にも人気の観光地です。
首都ワルシャワの特徴
ポーランドの首都はワルシャワになります。ポーランドは、首都から観光におすすめの旅行先です。ワルシャワは、1980年に「ワルシャワ歴史地区」という事で世界遺産に登録されています。
他の多くの国の歴史と同じように、ポーランドも植民地とされていたり、別の国に支配されていた時期がありました。ポーランドの国自体がなくなりかけた事さえあります。
第二次世界大戦後に独立をしたポーランドは、荒れ果てた街を復興させて、今の都市ワルシャワを築き上げたのです。世界遺産であるワルシャワには、ポーランドの人たちの自国愛が詰まっています。
ポーランド人の特徴
ポーランド人にはどんな特徴があるのでしょうか。基本的には、フレンドリーな性格をしているというのがポーランド人の特徴です。知らない人であっても、すれ違う時には気軽に挨拶をするような人間関係を築いています。
フレンドリーな性格が特徴で、多くの人との交流も進んで行いますが、倹約家な人が多いという特徴もあります。ポーランドの国は貧しい国というわけではありませんが、節約家が多いと言われています。
物を大切にする事が美徳とされていて、節約や倹約に関してのブログも多いのだそうです。物を大切にするというのは、日本人の考え方と少し似ているところがあるのかもしれません。
ポーランドの物価
節約家や倹約家が多いと言われる、ポーランドの物価はどうなのでしょうか。日本の物価と比べてみると、ポーランドだからとても高いというわけでもないようです。
ポーランドと日本の物価を比較した時、物価があまり変わらないのがカフェでのコーヒー1杯の値段です。およそ300円で楽しむ事ができます。しかし文房具などは値段が高いと感じる事もあるかもしれません。
比較的ポーランドの物価は、日本の物価と近いようです。安い価格でショッピングを楽しみたいと思っている人にとっては、ポーランドを旅行先に選ぶのは不向きなのかもしれません。
ポーランドの治安は安全?
ポーランド旅行を考えた時、心配なのが治安です。安全なのか危険なのか、旅行に行く前にチェックしておきたいところになります。ポーランドの治安についてまとめていきましょう。
外務省による危険情報
外務省のホームページには、旅行をしても安全なのかどうかを調べる事ができる「海外安全ホームページ」というものがあります。ここで危険情報をチェックしてみると、2019年6月現在のところ治安は安全であるようです。
「旅券の携行が義務づけられている」というような、注意事項が書かれている事があります。治安が良いか悪いかを確認するだけではなく、旅行をする時の注意事項も確認しておけるといいでしょう。
旅行を予約した時と、出掛ける前とでは状況が変わる事もあります。こまめにチェックしておく事がおすすめです。
治安のいい国ランキングは上位
ポーランドは治安の良い安全な国だというイメージをもっている人が多いでしょう。ポーランドが安全な国だと思われているのは、世界の治安ランキングで治安がいい国のランキングの上位に入っている事が多いからです。
ポーランドに実際住んでいる人の意見をまとめてみると、西ヨーロッパよりは治安は良いけれど、日本よりは危険な国だと感じると言われます。治安が良い安全な地域もありますが、治安が悪い危険な地域もあるのです。
殺人事件が頻繁に起こるような治安の悪さではありませんが、スリや置き引き、物乞いなども多いので、日本よりは治安が悪いと感じる人もいると言われています。
ポーランドの治安が悪いエリア
治安が良い安全な国だと言われているポーランドですが、どこを旅行しても安全だと思っていると、危険な目にあってしまう事もあります。ポーランドの中でも治安が悪く、注意しなければいけない地域とはどんな場所なのでしょうか。
プラーガ地区
ポーランドの中でも危険だと言われている、治安が悪い地域にはプラーガ築があります。プラーガ地区は首都ワルシャワの中にある地区です。
ワルシャワは観光地としてとてもおすすめですが、プラーガ地域は、一人歩きをするのがとても危険です。できれば近づかないようにしたほうがいいでしょう。どうしても通り抜けなければいけない場合には、遠回りをしたり、タクシーなどを利用すると安全です。
女子旅をしている人や、小さい子供と旅行をする時には、犯罪に巻き込まれないように注意をしましょう。
クラクフ
ポーランドの中でも、歴史的な建造物や町並みを楽しむ事ができるのがクラクフです。観光地として有名ですが、人が多く集まるために犯罪も多く発生しています。
スリや置き引き、ぼったくりや詐欺など、日本人の旅行客は犯罪に巻き込まれやすいようです。手荷物には十分な注意が必要になります。フレンドリーに近づいてくる人も、親切そうな事を言って騙そうとしている可能性もあります。
レストランやカフェで椅子に荷物を置いたり掛けたりするのは、置き引きしてくださいと言っているようなもの。十分に注意するようにしましょう。
ポーランド旅行する際の注意点
ポーランド旅行をする時には、危険だと言われている治安の悪い地域に近づかないというだけではなく、他にも注意するべき事があります。ポーランド旅行をする時の注意点とはどんな事でしょうか。
スリや置き引きに注意
先ほども書いたように、ポーランドは日本と比べるとスリや置き引きが多いという危険があります。「こんなところでスリにあうはずがない」と思うような場所でも、犯罪に巻き込まれてしまう事があります。
日本であれば、万が一スリにあってもなんとかなりますが、海外で一文無しになったら大変です。パスポートまで置き引きにあってしまうと大問題になります。
貴重品は必ず目の届くところに置くか、体にぴったりとくっつけておくようにしましょう。ホテルだから、空港だから大丈夫だという事はありません。
夜間の一人行動は控える
ポーランドは治安が良い安全な国です。明るい時間帯に外を歩いていると治安が良いために、夜も日本と同じように歩く事ができると思ってしまいます。しかし昼と夜では治安が変わるのです。
明るい時間帯にはいなかったホームレスがいたり、お酒を飲んだ人がウロウロしている場合もあります。観光客というだけで絡まれる事もあるようです。夜間は女性も男性も、一人行動は極力控えましょう。子供が一人で出歩くのはもってのほかです。
どうしても用事があって、夜間に外に行かなければ行けない場合は、移動はタクシーを利用して、二人以上で行動する事がおすすめです。
多額の現金を持ち歩かない
他の国の人に比べると、日本人は現金を持ち歩く事が多いと言われています。現金でしか支払いができないところもありますが、できるだけクレジットカードや電子マネーを使って支払いをして、必要最低限の現金だけを持ち歩くようにしましょう。
クレジットカードや電子マネーであれば、万が一置き引きにあってもすぐにカードを止めれば、被害を防ぐ事ができます。現金全てを取られてしまったら、被害額が大きくなります。海外での置き引きなので、お金が戻ってくる可能性はほとんどありません。
犯罪を犯そうとしている人は、少し前からあなたの行動をチェックしている場合があります。人前で多額の現金を持っている事をアピールしないというのも防犯の1つの方法です。
ぼったくりタクシーに注意
海外ではぼったくりタクシーという危険もあります。言葉が通じないために、相手が勘違いをするという事もありますが、多くの場合はわざと遠回りをしてメーターを稼いだり、本当の金額よりも多く請求してくるというものです。
ぼったくりタクシーにあわないためには、目的地までのタクシー代の相場をチェックしておく事が大切です。ホテルからどこかに行く場合には、ホテルのスタッフにタクシーを呼んでもらうというのも1つの方法になります。
ぼったくりタクシーにあわないように、ホテルのスタッフにおすすめのタクシー会社を聞いてみるのもいいでしょう。
ポーランド旅行するなら知っておきたい事
ポーランドは治安が良い、安全な国です。治安が悪い地域に行かなければ、楽しい旅行をする事ができるでしょう。しかし危険ではないものの、ポーランドには注意をしなければいけない事があります。
公共の場での飲酒は禁止
以前はポーランドのヴィスワ川沿いでお酒を楽しんでいる人をみかけたそうですが、2018年から、公共の場で飲酒する事を禁じる法律が可決されています。
ピクニックでお酒を飲む、お酒を飲みながら観光をするという事が、法律で禁止されています。法律で禁止されているので、公共の場でお酒を飲むと警察に捕まってしまうという事です。
ツアーでポーランドに旅行に行く時には、ツアー会社のスタッフから注意されると思いますが、一人旅をする時などは注意しましょう。
天候が変わりやすい
ポーランドは天候が変わりやすいという点でも注意が必要です。基本的に、ポーランドは日本よりも気温が低めです。1枚上着を持っていくと安心です。
お昼はぽかぽか陽気なのに、夕方に10度以上下がるという事もあります。天候や気温の変化で、体調を崩してしまう旅行客もいるようです。防寒対策はしっかりとしていきましょう。
日曜日はお店がほぼ閉店
観光地でもあるポーランドは、観光客が来る日曜日はきっと人が多いだろう。そう思っていた人が驚くと言われいます。ポーランドでは、2018年から「日曜営業禁止法」が制定されたので、基本的に日曜日にはお店を営業できないことになっています。
日曜日も営業してもいいと言われているのは、パン屋、ガソリンスタンド、お菓子屋、花屋、飲食店、映画館、劇場、イベント時の屋台です。
観光に必要なお店はだいたいオープンしていますが、コンビニやスーパー、服屋などは日曜日は閉店しているので注意しましょう。
通貨はユーロではない
ドイツやフランスがユーロなので、ポーランドも通過はユーロだと思っている人もいますが、ポーランドの通貨はズロチ(zloty)と言われるものです。ユーロとトレンドは似ていると言われています。
物価は日本とほとんど変わらないと書きましたが、スーパーマーケットでは食品がかなり安く買えるようです。
ポーランドのおすすめ観光スポット
ポーランドは治安が良いので、観光旅行をするのにはおすすめです。ではポーランドに旅行にきた時には、どこを観光するといいのでしょうか。
グダニスク
ポーランドの観光地としておすすめのスポットが、ポーランド最大の湾岸都市であるグダニスクです。ポーランドでは最も美しい街だと言われています。散歩するだけでも楽しむ事ができるでしょう。
マルボルク城
マルボルク城も、ポーランドを訪れた時にはぜひ訪れて欲しい観光スポットです。もともとはドイツ騎士団が13世紀に建造した要塞になります。
第二次世界大戦時に半分以上が破壊されましたが、ポーランド人によって復元されてユネスコの世界遺産に登録されているのです。
旧市街市場広場
旧市街市場広場は、首都ワルシャワの町並みになります。博物館などが集中している観光スポットです。カフェやレストランのテラス席と、石畳の景色が美しい、記念撮影にも絶好の場所になっています。
治安が良いポーランドは女性一人旅もできる?
治安が良いと言われるポーランドは、治安が悪い地域に近づかなければ、女性の一人旅もする事ができるのでしょうか。夜間に出歩く事がなければ、女性一人旅もできる国のようです。
アジア人の観光客は少ない
実際にポーランドに一人旅で行ったという女性もいるようです。しかし女性一人旅をしていると、もしかしたらアジアン人に対してはあまり友好的ではないのかもしれないというシチュエーションもあったと言われています。
ポーランドには、アジア人の観光客がそれほどは多くないようです。日本から13時間ほどかかるので韓国や台湾に比べるとアジア人が旅行に行くのは少ないのかもしれません。
時々、意味もなく怒鳴られる事もあって驚く事もあるようですが、観光人が少ないという点ではのびのびと観光ができて良かったという意見を持ったようです。
ポーランドの治安は良い!
今回はポーランドの治安について紹介しました。ポーランドは女性一人旅ができるほど、治安は良い国になります。しかし世界的には治安が良い国ですが、日本と比べると危険に感じる事もあるようです。
日本でも海外でも、絶対に安全というところはありません。自分でできる、最低限の防犯対策はしてから旅行に行くようにしましょう。