コロンビアの治安はどう?ボゴダ旅行や観光の危険度や注意点も紹介
コロンビアの治安について紹介します。コロンビアと言えば治安が悪いというイメージが強く、旅行ができないと思う人も多いでしょう。しかし、最近のコロンビアの治安はどうなのでしょうか。コロンビアの治安とともに、注意点についても見ていきましょう!
目次
コロンビアの治安は危険レベルなの?
コロンビアは治安が良い国だと思いますか?それとも悪い国だと思いますか?日本人が日本以外を旅行するときは、どこに行くにもそれなりの注意が必要だとは言われています。
それだけに、海外旅行に行くときは、日本人なら治安に敏感になることも多いでしょう。コロンビアの治安は果たしていいのでしょうか。
外務省の危険レベルにコロンビアは設定されています。その危険レベルなどについても見ていきましょう。
コロンビアってどんな国?
コロンビアは、南アメリカにある国です。ベネズエラやブラジルが近くにあります。以前はスペインの領土だったため、スペイン語を話しています。
ラテンアメリカでは、比較的人口が多い国です。また、ラテンの血が入っていることから、とても陽気でノリがいい人が多い国でもあるでしょう。
暴力の時代と言われる時代があったり、内戦があったりと治安が悪い歴史も持っています。
コロンビアに対するイメージ
コロンビアに対するイメージは、やはり治安が悪いということではないでしょうか。コロンビアはどうしても血の気が多い国で、暴動が多いというイメージを持たれがちです。
また、麻薬なども平気で行われているというイメージを持つ人もいるでしょう。コロンビアを旅行するという人がいると、「大丈夫なの?」と心配してしまう日本人は多いでしょう。
ただ、これはイメージです。昔のコロンビアの状況からきたイメージでしかないので、今のコロンビアのことも知っていきましょう。
コロンビアと言えば?
コロンビアと言えば、コーヒーやバラが有名です。しかし、やはりコロンビアはサッカーではないでしょうか。サッカーの強豪国です。
有名な選手としては、やはりハメス・ロドリゲスです。とてもイケメンで世界的に人気がある選手です。ハメス・ロドリゲスが見たくてコロンビア戦を見る人も少なくありません。
日本とコロンビアも熱烈な戦いを繰り広げた過去があります。
コロンビアの治安は?
コロンビアの治安は、日本人の多くの人が悪いと思っているとおり、10数年前までは本当に治安が悪い国として知られていました。夜になったら外に出てはいけないといわれるほど怖い国だったのです。
このイメージが強いせいか、コロンビアは治安が悪いを通り越して、治安最悪の国だと今でも思っている人がいます。しかし、最近のコロンビアは生まれ変わっています。
コロンビアの治安について、詳しく見ていきましょう。
外務省による危険情報
コロンビアの外務省による危険情報を紹介します。レベル1~4までがあり、1が危険度が低くて4が高くなります。そのため、レベル4になると絶対に行ってはいけないほど危険だということです。コロンビアはどうなのでしょうか。
コロンビアは、レベル1~レベル3と場所によって危険度が全く違います。そのため、コロンビアに行くときは、レベル1のエリアを行くようにすると、治安が悪いと感じることが少ないのではないでしょうか。
首都ボゴタの治安
コロンビアの首都はボゴタです。首都がボゴタとなると、ボゴタには観光客も多く集まることでしょう。そんなボゴタの危険度ですが、レベル1です。ボゴタは治安が改善されているため、旅行で行きやすい場所なのです。
しかし、全くもって危険がないとは言えないので、「海外だから注意しないと!」という意識はしっかりと持っておいたほうがいいでしょう。
ボゴタから離れて、パジェ・デル・カウカなどに行くと危険レベルが3になるので近づかないようにしてください。
一昔前より治安が改善されている
コロンビアでは、2002年にウリベ大統領が就任したことにより治安が良くなっています。ウリベ大統領は、コロンビアの治安が悪いことを問題視し、コロンビアの治安を改善することを決めたのです。
その後も2006年に再選してコロンビアの治安を良くしていったのです。ただ、2010年には2000体にも及ぶ虐殺死体が発見されたことも知られています。
治安は良くなってはいるものの、完璧に治安が改善されたとは今の段階では言えないのも事実なのです。ただ、旅行がしやすくなってはいるので、その面ではグッと治安がよくなったといえるでしょう。
コロンビアで治安の悪い危険地帯
コロンビアで治安が悪いと言われている危険地帯について紹介します。外国で治安が悪い場所と言われると、日本人は途端に怖くなるものです。それほど日本が平和だということです。
コロンビアで治安が悪いと言われている危険な場所は、本当に危険なので気をつけなければなりません。間違えて行ってしまうというのを防ぐためにも、万が一行ったときに危険な目に遭わないためにも、どこが治安が悪い場所なのか知っておきましょう。
ボゴタの旧市街
ボゴタの旧市街は、低所得者が多くスリやひったくりなどが多発していると言われています。もちろん、コロンビアは治安の改善に力を入れているので、治安が悪いと言われている場所には警備も置いています。
しかし、ボゴタの旧市街地ではスリなどがなくなっていません。観光客が意外と多く訪れる場所でもあるので、スリをする人からしても、ターゲットが多くなるのでしょう。
危険とされている場所もあるので、十分に注意しなければなりません。用事がないのなら、行かないほうがいいでしょう。ドラッグをしている人やホームレスもいると言われています。
【危険度】★★★★
カリ
コロンビアの危険地帯とされているカリは、実はコロンビアの第3の都市と言われています。褐色系の人や黒人が多い都市でもあります。サルサがとても人気があるため、陽気な都市だと思う人も多いでしょう。
しかし、まだまだ治安が改善されていません。警察も少ないので、犯罪率が高くなっています。観光客が訪れると、スリなどに遭いやすいでしょう。また、コロンビアの中で最も殺人が多い都市であるともされています。
世界的に見ても殺人が頻繁に起きているので、危険度が高いのです。今では殺人も昔より少なくはなっていますが、それでもまだまだ危険とされています。
【危険度】★★★★★
ククタ
ククタは、ベネズエラとの国境にある都市です。中心街には、ショッピングする場所や公園などがあり、人で賑わっています。そのため、治安が悪いのかな?と訪れた人も思うといわれています。
ただ、ククタは中心街から離れると、途端に治安が悪くなります。人がとても少なくなり、犯罪も起きやすいのです。国境付近なので、より警戒していたほうがいいとも言われています。
【危険度】★★★★
チョコ県
コロンビアで治安が悪いと言われている場所には、チョコ県もあります。チョコ県は、危険レベル2とされている場所です。昔よりは治安の改善はされているのは確かです。
しかし、チョコ県は、麻薬組織がいるとされており、麻薬がらみの事件に巻き込まれる可能性があるのです。そのため、安心できる場所だとはいえません。注意がかなり必要です。
また、チョコ県ではテロや誘拐なども行われているとのことなので、不用意に近づくのを政府が止めています。
【危険度】★★★★★
コロンビアで治安の良い地帯
コロンビアで治安が良い場所を紹介します。コロンビアに旅行に行くのなら、治安が良い場所を観光したほうがいいでしょう。
危険度が下がるので、安心して観光をすることができます。コロンビアでおすすめされている治安が良い場所について見ておきましょう!
ボゴタの新市街
ボゴタというと、先ほど治安が悪い場所でも出ていたので注意している人が多いでしょう。しかし、ボゴタの新市街はコロンビアの中でも治安が良い場所として知られています。
ボゴタの新市街は高額所得者が住んでいます。そのため、争いなどが少ないのです。街並みもとっても美しく、ゴミが少ない、落書きが少ないと言われており、その治安の良さは一目瞭然でしょう。
また、世界各国の大使館もあるので、セキュリティー面に置いても強いとされています。ボゴタの新市街ならコロンビアでとても良い思いでを作ることができるでしょう。
メデジン
メデシンは、ボゴタに次ぐ2番目に大きな都市です。外務省による危険レベルは1なので治安が悪い場所ではありません。昔は、麻薬の街とも言われていたので、かなり治安が悪いと思う人も多いでしょう。
しかし、メデシンの治安は改善されています。大きなショッピングモールがあったり、地下鉄があったりと、とても楽しめる場所でもあるでしょう。
ただ、一部にスラム街が残っています。そこは注意すべき場所になるので行かないようにしてください。人が多い場所、綺麗な場所を選んで観光してください。
バランキージャ
バランキージャも外務省による危険レベルが1の場所です。バランキージャのカーニバルという有名なものがあることでも知られている場所です。
現地の人が多い場所ですが、観光客にも優しい街なので、1度行くとまた訪れたくなるとも言われています。繁華街もあるので、比較的治安はいいのです。
ただ、夜になるとゴミが散乱したり、警察が動いたりすることもあるので注意は必要になるでしょう。
コロンビア旅行する際の注意点
コロンビアを旅行するときの注意点を見ておきましょう。治安がよくなったとはいえ、まだまだ危険レベルに入っている国です。
旅行のときには、十分に注意することが必要だというのを忘れないでください。
スリやひったくりに警戒
まずは、スリやひったくりです。海外旅行では、当たり前のように気をつけなければならないのがスリやひったくりですが、コロンビアも例外ではありません。
比較的安全と言われている場所でも、混雑した瞬間にスリに遭うというのも考えられます。常に気をつけていたほうがいいでしょう。
自分の持ち物は徹底して管理してください。
信用できるタクシーを利用する
コロンビアでは、タクシーによる詐欺が行われています。そのため、日本みたいに、タクシーに乗りたいと思ったときに道を走っているタクシーを止めて乗るというのは危険行為だと思ってください。
例えば、空港が手配したタクシーとか、旅行会社が手配したタクシーなどのように、絶対に乗っても安心できるというタクシーにしか乗らないようにしましょう。
タクシーを使うのであれば、信用できるタクシーを予約しておくことが大事です。
夜間の外出は控える
コロンビアでは、夜の外出は控えたほうがいいでしょう。治安が改善されてきてはいるのですが、まだまだ夜の治安はそんなに良くないと言われています。
同じ場所でも昼と夜とでは全く違うのです。コロンビア旅行に行ったときは、夜はホテルでゆっくり休むようにしたほうがいいでしょう。
金銭目的の誘拐に注意
コロンビアでは、金銭目的の誘拐が行われているため、注意しなければなりません。自分のことを教えすぎないことも大事ですし、簡単に人についていかないことも大事です。
一緒に行った人とはぐれないように行動して、誘拐されないようにしましょう。
コロンビアのおすすめ観光スポット
コロンビアのおすすめの観光スポットについて紹介します。昔はとても治安が悪い国と言われていたコロンビアですが、最近のコロンビアの治安は安心できるところもあります。
そのため、旅行に行ったときは観光地を楽しむことも十分にできるのです。コロンビアに行ったら絶対に行きたいと思える観光スポットを紹介します。
コロンビアに旅行に行くと決めたときの参考にしてください。写真を見るだけでも、行きたくてたまらなくなるでしょう。
グアタペ
グアタペは、コロンビアの中にあるとっても小さい村です。カラフルな建物が可愛くて、インスタ映えする村でもあります。村を一周するのにも30分ほどでできるのですが、写真スポットが多いので、ついつい時間をかけてしまうでしょう。
治安を良くするために、カラフルにしているという説もありますが、建物1つ1つにこだわりがあるように感じて、かなり癒されるでしょう。確かに、こんなに可愛い村が治安が悪いとは考えられないと思ってしまうものです。
日本ではあまり見かけることのない、カラフルな村を是非コロンビアで楽しみましょう。
シパキラ
シパキラは、「塩の大聖堂」と呼ばれている場所です。ここでは、昔は岩塩の採掘が行われていました。しかし、その採掘がとても大変な労働だったことから、労働者のオアシスとして建てられたのが塩の大聖堂です。
とても歴史を感じる建物であり、細かい彫刻などを見ることもできます。このような建物を見ると、日本ではない場所に来たというのを実感できるのではないでしょうか。
シパキラは、14のエリアに分かれています。1つ1つを楽しんで、じっくりとコロンビアの歴史を味わいましょう。中にある十字架の光は感動ものです。
カルタヘナ
カルタヘナは、コロンビアの人の誇りでもあるでしょう。ここは、世界遺産として登録されている場所でもあるのです。スペインの植民地だったときに、貿易で栄えた港町でした。
多くの財宝が集まることから海賊によって襲撃されることも珍しくなかった街です。そのため、城壁ができあがり海賊の侵入を防いだとされているのです。当時の姿のまま今もカルタヘナは残っています。
港町の雰囲気もしっかりあるので、カルタヘナに行くとなぜか心が落ち着くという人もいるでしょう。
コロンビアの治安に気をつけて観光しよう!
コロンビアの治安は確かに改善されています。そのため、コロンビアの素敵な街並みを楽しく観光することができるようになりました。
しかし、まだまだ気をつけなければならない場所もたくさんあります。危険があるかもしれないと思って、気をつけて観光してください。