ニューヨークの治安は悪い?ブルックリン・ハーレムの危険性や注意点も紹介

ニューヨークといえば「治安が悪い」とかそこまでいかなくても「治安が良くなさそう」というイメージがあるでしょう。この治安に関してのイメージや噂は本当なのでしょうか。今回はニューヨークの治安、観光旅行に行く際の注意点や危険なエリアなどをご紹介します。

ニューヨークの治安は悪い?ブルックリン・ハーレムの危険性や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1ニューヨークって治安悪そうだけど実際どうなの?
  2. 2ニューヨークってどんな街なの?
  3. 3ニューヨークの治安状況は?
  4. 4ニューヨークの治安の良い安全なエリア
  5. 5ニューヨークの治安の悪い危険なエリア
  6. 6ニューヨークに旅行する際の注意点
  7. 7ニューヨークのおすすめ観光スポット
  8. 8海外旅行保険に入っておくと安心
  9. 9安心と油断は禁物

ニューヨークって治安悪そうだけど実際どうなの?

日本人が抱くニューヨークのイメージには「治安が悪い」とか「銃を持っている人がいて恐い」、「観光客が狙われる」などマイナスがイメージのものが多くなっています。

ただ、こういったイメージというのは一昔前のものがそのまま根強く残っていることも多く、近年では「言うほど悪くはない」ということも多いです。特に「悪いイメージ」というのはそういった傾向があります。

そこで今回はニューヨークの治安状況や安全なエリア、危険なエリア、旅行の際の注意点、さらにおすすめ観光スポットなどもご紹介しますので、チェックしてみてください。

ニューヨークってどんな街なの?

ニューヨークという名前を聞いたことが無いという人はほとんどいないものと思われますが、実際にどんな街なのかは映画の中で見たり、イメージのものしかないという人も多いです。

ニューヨークというと、アメリカ合衆国のニューヨークという「州」とニューヨーク州の中にニューヨーク市もあります。単に「ニューヨーク」と言った場合にはニューヨーク市のほうを指していることが多くなります。

ニューヨークはアメリカ合衆国最大の都市で、ブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテンアイランドという5つの行政区に分けられています。

ロンドンと並ぶ世界トップクラスの世界都市で国連本部があったりと、世界の政治や経済に多大な影響を及ぼしている都市と言えます。

また、政治や経済だけではなく、文化やファッション、エンターテインメントなど広く人々の生活全般に影響を与えている都市と言えるでしょう。

ニューヨークの治安状況は?

ニューヨークというのは世界の政治や経済、文化やファッションなど幅広いところで影響を与えている都市となりますが、その世界トップクラスの都市の「治安状況」はどのようになっているのでしょうか。

日本国内にいる日本人の「イメージ」ではやはり「治安が悪い」というイメージが根強いものとなります。日本は世界各地の国々と比べても「治安の良い国の上位」にあるので、日本人は治安へのハードルが高いのも理由です。

そういった先行したイメージとは違う「ニューヨークの治安の実情」をこちらではご紹介しますので、以下をチェックして判断してみてください。

一昔前より治安は改善されている

ニューヨークの治安状況に関しては、「一昔前より改善されている」と言えます。確かに日本の「安全な地域」と比べたらまだまだ危険が多いのは確かですが、日本人が持っている「イメージより良い」のが治安の実情です。

実際に治安が悪いと言われるブルックリンに住んでいる日本人の「実生活」からの意見としても、8年間ニューヨークに住んでいて「危ない経験」すら1度もないという意見もあり、同じような意見も多く見られます。

24時間運営されている地下鉄に真夜中に1人で乗るような機会もあるが、それでも危ない目にあったことは1度もないという実際の意見もたくさんあります。

こういったことからも、一昔前よりもニューヨークの治安が改善されているのは間違いないのですが、かといって「安全安心」と油断できるという意味ではありません。

「備えていれば」問題なく普通に旅行も観光もできるし暮らせるということになります。危険な地区をある程度把握して近づかないようにしたり、ホームレスや薬物関連の人物などと目を合わせないようにするなどのことは必要です。

また、暗い夜道を1人で歩いていれば危険ですが、これはニューヨークに限らずとも日本でもその他の国でも言えることですので、そういった「最低限の注意」はしておく必要があります。

治安マップ「NYC Crime Map」とは

ニューヨークには、「NYC Crime Map」というニューヨークの各地域の犯罪状況や危険度などを表している治安マップと言えるものがあります。

ニューヨークは治安も改善していて、一般の観光旅行者が訪れるような地域では表立った凶悪犯罪はほとんど起こりませんが、一部地域はまだまだ危険なところもあると言わざるを得ません。

そういった「一部の危険な地域」を判別して知ることができるのが、「NYC Crime Map」です。自分が向かおうとするエリアの治安状況を確認したり、治安状況を確認して行き先を決めたりすることができる便利なものとなっています。

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ニューヨークの治安の良い安全なエリア

ニューヨークの中でも「治安が良い」とされる安全なエリアはどこになるでしょうか。先ほどからお伝えしているようにニューヨークの治安が悪いというのは一昔前の情報で、現在は「一般的なエリア」であれば治安は改善しています。

ただ、その中でも特に治安が良いとされ安全に旅行、観光できるエリアがあります。それが「マンハッタン」と「クイーンズ」です。このあたりの情報について少し詳細にご紹介します。

マンハッタン

マンハッタンは美術館や高級住宅街などプライベートがあり、ニューヨーク市民、アメリカ人に人気の高い地域で、治安がよく観光や旅行、そして住むのにも良い地域と言えます。

アメリカ人に人気の高いエリアもあれば、日本人に人気の居住エリアやドイツ人や東欧系の人に人気のエリアなど各国や人種に大雑把に分かれた人気のエリアがあります。

またマンハッタンのミッドタウンイーストは国連本部が近くにあることも影響して、非常に犯罪発生率が低くなっていたりと、治安の良い安全なエリアが非常に多くなっています。

クイーンズ

ニューヨークで治安の良いエリアといえば「クイーンズ」も挙げられるでしょう。娯楽や金融の多いマンハッタンに比べると少し「地味」といえる場所となります。

住宅街が多いのであまり観光客がいないのも理由となるでしょう。なぜなら、観光客を狙った犯罪や犯罪者が自然と少なくなるからです。

ただし、マンハッタンにも言えることですが、日本の「通常安全と言える地域」と比べたら治安が良いとは言えない部分もあります。銃痕のある車や壁があったり、スリやひったくりなど油断した人を狙った犯罪はまだまだ見られます。

ニューヨークの治安の悪い危険なエリア

ニューヨークの治安が良い安全なエリアをご紹介しましたが、それに対して治安の悪い危険なエリアもあります。他のエリアよりも注意が必要となるエリアですので、確認していきましょう。

サウスブロンクス

ニューヨークのサウスブロンクスは「ニューヨーカーでも近寄らない」と言われていた危険な地域です。

特に1970年代~1980年代においては「戦争後の焼け野原」のような印象を与えるような地域となっていて、当時視察したレーガン大統領でさえも、その光景に絶句したとされています。

現在は当時よりは危険度も低くなってきたとされていますが、やはり近寄らないに越したことはない治安の悪い危険なエリアとなります。

イーストハーレム

イーストハーレムなどのハーレムも治安が悪いエリアとして知られているので注意が必要です。

少しずつ物価も上がってきていることと合わせて治安も良くなってきてはいますが、大通り以外の道を1人で歩くのはなるべく避けておいたほうが良いと言われています。

周辺には「プロジェクト」と呼ばれる低所得層の人向けの団地が立ち並んでいて、このあたりも治安の悪いエリアとされているので、なるべく近寄らないように注意しましょう。

ミッドタウン

ニューヨークで治安の悪いエリアとされているのは、「ミッドタウン」もあります。数字などのデータだけで見るとハーレム地区などよりも危険と見ることもできる地域になっています。

日中普通に訪れる分には「危険」というほど治安が悪いわけではないのですが、いまやニューヨークは繁華街や観光地のほうが「その人達」を狙った犯罪がある分、治安の悪い地域となるほうが多いです。

ブッシュウィック

ニューヨークでは、「ブッシュウィック」も治安の悪い危険なエリアとされています。一昔前は「けっこう治安が悪い」地域でしたが、今ではオシャレなカフェやバーなどがたくさんできるなど、新しい街になってきています。

この地域にも多くの日本人が住んでいますし、噂やイメージどおりの治安の悪さではありません。ですが、その「油断」が招く危険もあるので、やはり実を守る意識は持つべき地域でもあります。

特に夜道で音楽を聞きながら歩いたり、電話をしながら歩いたりすると怪しい人物が近づいても気づかないので、それを狙って強盗やひったくりなどが近づいてくることがあります。そういった被害が少なくないエリアでもあります。

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ニューヨークに旅行する際の注意点

ニューヨークは一昔前に比べて治安も改善していますし、危険と言われていた地域ですら日中普通に観光するには問題ないレベルになっているところも多いです。

ですが、安心しきってしまえるほどに治安が良いというわけでもありません。やはり注意すべきところは注意すべきです。そこで、「ニューヨークに旅行する際の注意点」をご紹介しますのでチェックしてみてください。

ぼったくりタクシーに注意

ニューヨークに限らず海外では「おなじみ」と言えるくらいの「ぼったくりタクシー」ですが、ニューヨークでも注意が必要です。

いわゆる「白タク」と言われるタクシーで、空港などに降り立ってすぐ「気さくに優しそうに話しかけてくる」のはほとんどがぼったくりタクシーと思って良いでしょう。

タクシーを使う場合にはニューヨーク公式のイエローキャブ、もしくはUberなど便利なアプリを利用して、危険のない素性の知れたタクシーを利用するようにしましょう。

スリや置き引きに警戒する

ニューヨークの治安が改善しているとはいえ、「油断している者が狙われる」のはまだまだ続いており、荷物から目も手も離してしまったら置き引きに遭いますし、気軽に財布やスマホを持っていたらスリに遭います。

これは荷物から手を離さず、目も離さないようにしたり、カバンを肩掛けする場合には斜めがけにしてひったくられないようにしたり、財布などの貴重品を簡単に手の入るポケットに入れないよう注意することで防ぐことができます。

屋外での飲酒は禁止

ニューヨークに限らずアメリカの全土ほとんどで禁止されているのが屋外での飲酒です。私有地以外の公共の場ではお酒を飲んではいけません。

お酒を飲んではいけないどころか封を切ったお酒を持っていることも禁止ですので、日本のように公園などでビールを開けて飲むようなことはできませんので、注意してください。

夜間の一人行動は控える

どれだけ治安がよくなってきたとは言ってもやはりニューヨークで夜間の1人行動は避けるようにしましょう。路地裏や街灯のない道ではなくとも夜間のほうが犯罪被害に遭う確率は高くなりますし、1人行動ならなおさらです。

日本だとしてもたとえば東京の少し治安が悪いような地域で夜間1人歩きをしていたら「恐い人たち」に絡まれる可能性はありますし、「当然注意すべき」部分と言えます。

ニューヨークのおすすめ観光スポット

ニューヨークに旅行に行くならここ!と言えるようなおすすめの観光スポットをご紹介します。治安を気にして身の安全を守るのも大事ですが、せっかくの旅行なら楽しむことも考えないと「もったいない」でしょう。

自由の女神

「ニューヨークといえば自由の女神」を思い浮かべる人も多いでしょう。それくらいに自由の女神はニューヨークのシンボルとなっています。

意外に知らない人も多いのですが、自由の女神は「世界遺産」となっています。1886年10月28日に除幕式がなされましたので、このときからニューヨークには自由の女神が立っているということです。

自由の女神はリバティ島にありますので、マンハッタン南端のバッテリーパークからフェリーに乗って近くまで行くこともできます。

タイムズスクエア

テレビ中継などでもおなじみになっている「タイムズスクエア」もニューヨーク旅行のおすすめ観光スポットです。数多くのショップやレストラン、ブロードウェイミュージカル劇場も近くにあります。

このエリアは観光案内所など旅行者に優しい施設もありますし、お土産屋さんもたくさんあります。また多くの地下鉄が乗り入れているので、旅行者だけでなく多くの人で溢れかえっている活気あるエリアと言えます。

メトロポリタン美術館

ニューヨーク旅行のおすすめ観光スポットには、「メトロポリタン美術館」も挙げられるでしょう。この美術館は「世界三大美術館」の1つとして有名で、300万点以上のコレクションを保有しています。

「教科書に載っていた」、「なんか見たことある」と思うような美術品の数々がズラリと並んでいる旅行の思い出としてインパクトを残せる観光スポットとなります。

海外旅行保険に入っておくと安心

治安がよくなってきているとはいえ、「万が一」ということがありますので、海外旅行保険に入っておくと安心です。

ニューヨークは日本よりも医療費が高額になるケースが多いので、事件、事故に巻き込まれた場合だけではなく、急な病気などに備えておく意味でも海外旅行保険に加入しておきましょう。

最近ではクレジットカードの付帯サービスとして付いている場合も多いので、確認してみると良いでしょう。

安心と油断は禁物

ニューヨークは確かに一昔前に比べれば圧倒的に治安が改善しています。ですので、旅行・観光をする際にもあまり事件に怯えすぎて楽しめないほどに緊張する必要はありません。

ですが、それが「安心しすぎ」からの「油断」にならないようにしましょう。油断している「旅行者」は狙っている人から見たら「カモ」にしか見えません。その点は忘れないように観光を楽しみましょう。

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