カンボジアの治安は安全?アンコールワット旅行の危険度や注意点も紹介

今回は、カンボジアの治安について紹介しています。世界遺産であるアンコールワットへの旅行の危険度や注意点、さらには都市別治安の良さ・悪さを紹介しています。また、カンボジア旅行に欠かせないおすすめスポットやグルメも紹介していますので、参考にしてみてください!

カンボジアの治安は安全?アンコールワット旅行の危険度や注意点も紹介のイメージ

目次

  1. 1カンボジアの治安は?女性の一人旅は危険か?
  2. 2カンボジアってどんな国?
  3. 3カンボジアの治安状況は悪い?
  4. 4カンボジアの都市別の治安は?
  5. 5カンボジア旅行する際の注意点
  6. 6カンボジア旅行に行く前の注意点
  7. 7カンボジアでおすすめの観光スポット
  8. 8カンボジアでおすすめのグルメ
  9. 9注意点や危険度を理解してカンボジア旅行を楽しもう!

カンボジアの治安は?女性の一人旅は危険か?

カンボジアといったら、まずはじめに思い浮かぶのは「アンコールワット」ではないでしょうか。しかし、それ以外にはこれといって思いつくようなことはあまりないのではないでしょうか。。

また、カンボジアでは虐殺や地雷問題などの悪いイメージが強いでしょう。しかし実際には、現在(2019年)のカンボジアの治安は、安定しているのです。

安定しているとは言え、初めてのカンボジア旅行でひとり旅は少々危険なのではないでしょうか。詳しいカンボジアの治安や、ひとり旅でも危険ではないのか紹介していきましょう。

カンボジアってどんな国?

カンボジアは、東南アジアのタイ王国とベトナムにちょうど挟まれた位置にある国です。正式名称は、「カンボジア王国」で、なんと1993年に設立された、とても新しい国なのです。しかし実際には、とても長い歴史があり、始まりは1世紀まで遡るようです。

その後、たくさんの政権交代や内戦などを経て、現在のカンボジア王国が生まれたのです。カンボジア王国は、まだまだ発展途上国で、市内の道路には信号はありますが、交通ルールはあってないようなものです。

また、市場やナイトマーケットなどに行くと、衛生面に少々問題があり、ゴミなどが散乱している場合もあるようです。また、売られているお肉には血がついていて異臭を放っているなどの問題もあるようです。

カンボジアの物価

カンボジアの通過は「カンボジアリエル」と言い、2019年現在で100カンボジアリエル=2.7円ほどです。公共の交通機関や食品などは、日本の3分の1程度なので、かなり物価は低いと考えられます。

しかし、観光地である都市部では、観光客向けにかなり高めに設定してあるようです。レストランやカフェなどでは対観光客と対ローカルではっきりと価格設定されており、日本とそれほど変わらないお店も中にはあります。

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カンボジアの治安状況は悪い?

さて、カンボジアに旅行にいきたい方は治安状況が安全なのか、危険なのか気になるでしょう。それでは気になるカンボジアの治安状況は悪いのか、詳しく紹介していきましょう。

外務省による危険情報

外務省で発表されているカンボジアの危険レベルは、4段階あるうちの「レベル1(十分注意してください)」です。東南アジアの多くがこのレベル1で表されています。治安はそこまで悪いようではないので、女性一人旅でも場所によっては可能です。

カンボジアだけではなく、海外旅行、または国内にいても凶悪な事件や殺人事件に巻き込まれる可能性は十分にありえます。しかしそういったことではなく、スリや置き引きなどの軽犯罪には特に注意が必要なのです。

また、外務省のHPをのぞいてみると、2019年6月現在では、「デング熱に注意が必要」とリアルタイムで警告していますので、カンボジアに旅行に行く際には、治安状況を確認するようにしましょう。

テロの可能性は?

カンボジアでは、2007年・2009年に実際にテロが起こっています。また2013年にも未遂ではありましたが、何者かによって爆弾の設置が認められ、警察によって発見・処理されています。

2019年現在では、組織によるテロ活動は確認されていませんので、比較的安全と言えます。しかし、いつどこでテロが起こるかはわかりません。日本人が海外旅行先でテロに巻き込まれる可能性は十分にあると考え、行動しましょう。

カンボジアの都市別の治安は?

カンボジア全体の治安に関する情報を紹介しましたが、次は、都市別の治安を紹介していきましょう。

プノンペンの治安

プノンペンとは、カンボジアの首都であり、政治の中心になっている街です。カンボジアの中でも、発展のある街なので、旅行者や観光客がたくさん訪れる街でもあります。

全体的には、治安がいい場所なのですが、気をつけなければならないこともあります。例えば、旅行のコストを下げたいからといって、あまりに安いホテルを取ってしまうと危険です。治安が悪いといった安全面から、衛生面やサービスもいいものではありません。

また、プノンペンの北側の地区「トゥールコーク」は、お金持ちの街として知られていて、治安は悪くはありませんが、泥棒もたくさんいるのです。用がなければ行かないことをおすすめします。

シェムリアップの治安

シェムリアップは、アンコールワットがあることで知られています。アンコールワットは700もの遺跡が点在している遺跡群ですので、できるだけ多くの遺跡を回りたく。長期滞在する方もいるでしょう。

とても多くの旅行者や観光客が訪れるので、治安自体は悪いものではありませんが、スリやひったくりなどの軽犯罪などが多発しています。日本はカンボジアに比べ裕福な国なので、日本人はガードが甘く、スリなどの餌食になりやすいので、注意しましょう。

また、ホテルを予約する際にも、旅行に行く前に、しっかりと日本人の口コミを見てから予約しましょう。中には日本人オーナーが経営しているホテルもありますので下調べは欠かせません。さらにシェムリアップでは、治安はいいのですが、近年ドラッグが蔓延していることもありますので、笑顔で話しかけてくるローカルには、少々警戒が必要です。

カンボジア旅行する際の注意点

カンボジアの治安を把握したところで、次はカンボジア旅行の際に注意しなければならない点を、紹介していきましょう。

スリやひったくりに警戒する

カンボジアだけではなく、海外旅行の際には注意しなければならないことなのですが、特にカンボジアなどの東南アジアでは、スリやひったくりが多発しています。特に日本人観光客は、自国が平和であることから、そういった危機管理が乏しくなっているところがあります。

「気にしすぎるとせっかくの観光が楽しくなくなってしまう…」と思ってしまうでしょうが、しっかりと危険を察知し、注意しなければなりません。

特に観光客が集まるような場所へ行った際には、注意しましょう。

ぼったくりや詐欺に注意

カンボジアでは、優しい地元民を演じた詐欺や、観光客をターゲットとしたぼったくりが非常に多いです。特に移動の際に使う、「トゥクトゥク」という乗り物を利用する際には注意が必要です。

アンコールワット付近には、たくさんのトゥクトゥクが待機しており、客引きを行なっています。それぞれの運転手が言い値で観光客を乗せてくれるのですが、運転手によって値段はバラバラです。時には勇気を持って交渉すると安く乗せてくれるでしょう。

また、優しい地元民を演じた詐欺の正体は、いかさま賭博です。仲良くなり、「ついてこいよ」といい、ついた先は賭博場です。初めは勝たせてくれますが、最後には賭け金以上に負けてしまいますので、仲良くなってもついていかないようにしましょう。

交通マナーが悪い

カンボジアは、発展途上国ではありますが、観光客が増えていることから、都市部では信号が整備されているところもあるのです。しかし、信号がついているのにも関わらず、交通マナーが悪いことで有名です。

バイクや車が信号無視をして交差点にどんどん侵入してくるので、事故も多発していて危険なのです。道路を渡る時にはかなりの注意が必要です。

また、トゥクトゥクやタクシーを利用する際にも危険がある可能性があるので、都市部ではなるべくタクシーを利用しないようにしましょう。

感染症への対策をする

東南アジアでは、感染症が非常に多いのです。特にHIV感染者が多く、毎年1万人ほど死亡者がでているのです。HVIの感染は、主に性交渉がきっかけになりますので、注意が必要です。

また、蚊やハエが媒介する感染症も流行していますので、虫除けスプレーでの対策や、水たまりには近づかないようにしましょう。

深夜は出歩かない

昼間などの明るいうちには、カンボジアの治安はいい方ですが、夜のカンボジアにはまだまだ危険がいっぱいです。昼間の明るい時には、観光客がたくさんいるところでのスリやひったくりが多発しますが、夜は観光客が少ないところでも、スリやひったくりが起こります。

また、その犯人が拳銃を持っていることもありますので注意が必要です。夜のカンボジアは一気に治安が悪いイメージですので、薄暗い道や人気のないところ、用が無い限り外出しないことをおすすめします。

カンボジア旅行に行く前の注意点

カンボジアに旅行に行く際には十分な注意と治安対策が必要です。カンボジアに旅行に行く際の注意点を見ていきましょう。

慎重にホテルを選ぶ

カンボジアでは、1泊1000円で泊まれるような格安ホテルがたくさんありますが、初めて行く際には注意が必要です。

旅行のコストを下げようと安さに惹かれて決めてしまっては、問題が起こる可能性があります。衛生面に問題があったり、危険が潜んでいたり、スタッフの態度が悪い場合があるのです。日本でホテルに泊まると、安くてもスタッフの態度が悪いことはあまり無いでしょう。

しかし、カンボジアではホテルのスタッフやお店の店員さんの態度が悪いことはザラなのです。また、一見綺麗に見える部屋でも、シャワーが水しか出なかったり、鉄臭くてシャワーを浴びれないこともあります。

さらに、安全面もしっかりしておらず、鍵がすぐに突破されてしまうようなものもあるのです。なので、注意しなければならないのは、安さだけを見るのではなく、日本人の口コミをしっかりとチェックしましょう。

万が一の時のために保険に入る

カンボジアでは、感染症や水道水によって体調を崩してしまう可能性や、交通マナーが悪いことから事故にあってしまう可能性が十分にあります。そのため、海外旅行保険に入っておくといいでしょう。海外旅行保険に入っていれば、日本語で対応してくれて、しっかりとした治療をうけることができます。

また、自分でお金を建て替える必要が無いので、旅行費を削る必要もありません。カンボジアでは、日本に比べ医療環境は悪いのです。そこで、海外旅行保険にも入っていない・お金も足りないという状況ですが、最悪の場合しっかりとした治療を行ってもらえず、死に至る可能性もあるのです。

これはあくまで「最悪の場合」ですが、対策するに越したことはありませんので、海外旅行保険には加入してから、カンボジア旅行を楽しみましょう。

予防接種をしておく

カンボジア旅行に当たって、感染症に対する予防接種は強制ではありません。さらに、カンボジア旅行での予防接種に対する考え方は賛否両論あるのです。

しかし、外務省では、A型肝炎・B型肝炎・狂犬病・マラリア・デング熱に対する予防接種を推奨していますので、特にデング熱は現在(2019年6月)とても流行していますので、予防接種を受けることをおすすめします。

また、シェムリアップには、どこにでも犬がいます。飼い犬でも繋がれていない場合が多いので、いつ噛まれてしまうかわからない状況にあります。全ての予防接種を受けると5万くらいかかってしまいますが、命より大切なものはありません。

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カンボジアでおすすめの観光スポット

さて、カンボジア旅行へ行く際の、注意点はこれで完璧ですね。続きまして、カンボジアへ旅行に行った際の、おすすめ観光スポットを紹介していきましょう。楽しいカンボジア旅行へ行って、いい思い出を残しましょう。

1.クメール建築の最高傑作!アンコールワット遺跡群

アンコールワットは、カンボジアの北西部「シェムリアップ」にある、世界遺産です。アンコールワットは、一言で言われてしまい、一つの建造物だと思われますが、大小の遺跡が約700ほど存在する、まさに遺跡群なのです。

アンコールワットは、12世紀前半にヒンドゥー教の寺院として、30年もの年月をかけて建てられました。1992年に世界遺産登録されてから、多くの観光客が訪れるようになり、周辺の地雷などの撤去も進んでいますので、比較的安全に楽しむことができるでしょう。

しかし、人が集まるところには、悪いことを考えている人もいますので、最新の注意は必要です。

2.カンボジアの心臓と呼ばれるトンレサップ湖

トンレサップ湖は、東南アジア最大の湖です。日本で一番大きな湖である、琵琶湖の3倍の大きさもあるのです。また雨季の時期には10倍になります。

100万人の水上生活者がおり、世界最多と言われています。彼らは漁業を営み、豊かな暮らしを送っています。その暮らしを見ることができる観光ツアーも行われているほど人気の観光地です。

トンレサップ湖へは、シェムリアップからトゥクトゥクで40分ほどでいけますので、カンボジアの心臓・トンレサップ湖へ行っていてはいかがでしょうか。

カンボジアでおすすめのグルメ

カンボジアには、伝統料理「クメール料理」というものがあります。タイなどの近隣の国と同じく、パクチーが使われた料理が多いのですが、スパイスを使った料理が少ないのが特徴です。

また、フランスの統治下だった時代があるので、パンやコーヒーなども多い傾向があります。それでは、最後にカンボジアに旅行へ行った際の、おすすめグルメを紹介していきましょう。

1.日本人に人気の「アモック」

「クメール料理」と調べれば一番最初に出てくるほど、知名度も高く、日本での人気も高いのがこの「アモック」と呼ばれる料理です。特に日本人の女子に人気があります。

野菜やチキンなどと一緒に、たっぷりのココナッツミルク・卵を煮込んだ、カレー煮込みのようなものです。ココナッツミルクと卵のおかげでとてもまろやかなのが人気の秘密でしょう。

とてもカンボジアらしい伝統料理で、どこのレストランでも食べることができます。

2.カンボジア版のフォー「クイティウ」

豚骨スープがベースになっており、米粉で作られた麺がちょうど良い塩味にベストマッチです。ベトナムのフォーは、結構濃厚なイメージですが、カンボジア版のフォーはとてもあっさりしています。

塩ラーメンのような味わいですので、日本人の口にもとっても合います。お好みで、醤油をかけたり、チリソースをかけたり、ライムを絞るとさらに美味しくなるでしょう。

3.手軽で美味しいクメール料理「チャ・サイコー」

こちらは、ご飯によく会うよう味付けされており、日本人でも親しみやすい味です。牛肉を魚醤で炒めてあり、野菜の上にトッピングしてあります。

「チャ・サイコー」という名前の料理なのですが、「ビーフロックラック」とも呼ばれており、日本で言うところのサイコロステーキです。レストランや屋台でも気軽に食べることができるでしょう。

脂身はカットされており、赤身ばかりの牛肉を使用し、魚醤の味がカンボジアらしさを思わせてくれます。

注意点や危険度を理解してカンボジア旅行を楽しもう!

カンボジアは、場所によっては治安はとてもよく、女性のひとり旅にも向いている国であることがわかりました。しかし、昼間は治安が良くても、夜になると辺りは暗くなり、犯罪が起きる可能性も高くなります。

女性のひとり旅ではなくても、スリやぼったくりなどに合わないよう、緊張感を持って楽しいカンボジア旅行にしましょう。

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