フランスの治安は悪い?旅行の危険度や注意点も紹介

フランスの治安は悪いのか?旅行の危険度や注意点を紹介します。フランスは女性が憧れる国です。最先端のファッション情報発信基地パリや、美味しいお料理、美しい町並みや郊外の自然豊かな地域など、行ってみたい所は満載でしょう。でもフランスの治安って良いのでしょうか。

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目次

  1. 1フランス旅行は危険?治安はどうなの?
  2. 2フランスとはどんなところ?
  3. 3フランス旅行ベストシーズンや旅費
  4. 4フランスの治安は良い?悪い?
  5. 5フランスの地域別の治安状況
  6. 6フランスで旅行者を狙った犯罪
  7. 7フランス旅行で注意したい場所
  8. 8フランスのおすすめ観光スポット3選
  9. 9フランスの治安は場所によっては悪いので注意

フランス旅行は危険?治安はどうなの?

フランスはおしゃれな女性が憧れる国です。最先端のファッション情報発信基地「パリ」や、美味しいお料理、パリの美しい町並みや郊外の自然豊かな地域など、行ってみたい所は満載でしょう。でもフランスの治安って良いのでしょうか。

この記事ではパリコレで有名な花の都「パリ」や、パリ周辺の治安について紹介します。女性同士や女性一人旅でも行けるほどフランスが安全な国だったらいいですが、そうではない場合はどんな場所で何に注意すればいいのか、も詳しくお伝えします。

フランスとはどんなところ?

フランスは、ヨーロッパの西よりにあります。スペイン、ベルギー、ドイツ、スイス、イタリアと隣接しており、TGVというフランスの鉄道で行き来できるところもあります。

フランスの正式名称はフランス共和国で首都はパリです。言語は「フランス語」通貨は「ユーロ」です。ニューカレドニアなどの海外領土も持っています。

フランス旅行で人気の地域は、「パリ」「モンサンミシェル」「ニース」などです。フランスの国土は広く、パリだけでも、観光スポットが目白押しなので短期間では全てを周り切れないでしょう。

フランス旅行ベストシーズンや旅費

フランスは面積が広いので地域によって若干差がありますが、ベストシーズンは5月から9月です。東京より平均気温が低く(5度前後)寒いので羽織れる物を持って行った方がいいです。

また、気になるフランスの旅費ですが、平均的なツアーは1週間で組まれており、料金は15万円~25万円ほどです。4~5日で周るツアーも中にはありますが、忙しくなってしまうのでおすすめできません。

フランスの物価はヨーロッパの中では高い方で、平均的なランチの値段は2000円前後します。でも、ビストロなどお手頃なレストランに行けば、美味しいフランスの食事を味わえるでしょう。

フランスの治安は良い?悪い?

フランスの治安は良いのでしょうか。それとも悪いのでしょうか。フランスといっても広いので、田舎の地域ではさほど心配はなさそうですが、パリに関して言えば治安は「悪い」と言わざる終えません。

特に、置き引きなどのスリなどの軽犯罪が多いのが特徴で、日本人旅行者は狙われやすいです。特にパリの中心部や地下鉄には要注意です。このあたりについては、後程説明をいたします。

フランスの地域別の治安状況

ここからは、フランスの地域別の治安状況について説明をしていきましょう。日本人観光客に人気のある「パリ」「ニース」「マルセイユ」「リヨン」「ストラスブール」について、治安や注意する場所をお伝えします。

パリ

パリは、フランス共和国の首都で、世界各国から観光客が集まるところです。一番認知度の高い、ルーブル美術館、エッフェル塔、凱旋門、ノートルダム寺院はパリに行ったら必ず訪れるでしょう。

パリは比較的安全な地域と危険な地域が混在しています。危険地区は「8区(シャンゼリーゼ通り)、10区、17区、18区、20区」です。特にアンケート調査やお菓子を持って近づいてくる人には要注意。スリ被害の危険があります。

安全な場所は、観光中心地である1区(ルーヴル美術館やノートルダム大聖堂のあるところ)、7区、13区などです。モンマルトルの丘や、セーヌ川周辺左岸あたりは比較的治安は良く女性一人でも大丈夫のようです。

【危険度】★★★★

マルセイユ

マルセイユは、フランスの南部にある港町です。新鮮な海の幸が味わえる魚市場も開催されていて、ブイヤベースとワインが楽しめる町です。

海の美しいマルセイユの町とは対照的にマルセイユの治安はパリよりも悪い、のは定説です。

ジュリアン広場にはドラックの中毒者が、若年層のホームレスも多いため、高価なバックを持ち歩く女性は狙われてしまう危険があります。ただ、人通りの多い市場や日中ならば、それほど心配はいらないようです。

【危険度】★★★★

ニース

ニースは、フランス南部の地中海に面した地域です。リゾート地としても有名で世界各国から観光客が訪れます。パリからはだいぶ離れた場所にありフランスの鉄道TGVで5時間ほどかかります。

ニースの治安は、それほど悪くはありません。ただし日本のような感覚でいると痛い目に合います。置き引きやスリには注意が必要です。

また、駅前のベルジック通りにはイスラム系や黒人男性がいてちょっと怖い感じです。2016年にはテロ事件もあったニースですが、現在は日常生活を取り戻したものの、傷跡は深く警備員の姿も見られます。

【危険度】★★★

リヨン

リヨンは、フランス第二の都市と言われる場所です。パリから電車で二時間ほどの所にあり、ローヌ川とソーヌ川という有名な二つの川が流れています。リヨンの治安はそれほど悪くはありません。

町の人たちも優しく、観光客には親切にしてくれるので安心して観光できるでしょう。しかし、ペラーシュ駅周辺は、治安が悪く売春婦がいたり、募金詐欺がいたりするので、注意が必要です。

また、海外全般に言えることですが、日本より安全な国はないので、置き引き、スリ、ひったくりに合わないよう、万全の注意を払うことは必要でしょう。

【危険度】★★★★

ストラスブール

ストラスブールは、フランスの北東部にある地域です。ドイツとの国境に面しており、ライン川左岸にあります。

ストラスブールの治安はパリに比べるとかなり良い方です。週末の繁華街では酔っ払いがいることもあり、若干不安はあるものの、女性が夜一人で歩いても大丈夫とされています。

ただ、街の中心地は売春婦やアラブ人などがいて、夜の治安は良いとは言えないので、基本は夜道の一人歩きは避けた方が良さそうです。

【危険度】★★

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フランスで旅行者を狙った犯罪

フランスでは、旅行者を狙った犯罪が多発しています。特に日本人は高級な物を身に着けお金持ちのイメージがあるため、狙われます。高級バックを持った女性も狙われやすいです。

フランスに行ったら、旅行者ではなく「留学生」「貧乏学生」の格好をするのが無難です。おしゃれをしたい気持ちは分かりますが、犯罪被害にあうよりはマシかもしれません。

スリ・置き引き

フランスでは、スリ・置き引きは何処でも起きる危険があります。パリの地下鉄や、ベンチ、物売り、お尋ねなどで近寄ってくる人には、「スリかもしれない」と警戒して対応しましょう。

また、日本は平和なので子供と手をつながずに歩く親がほとんどです。中にはスマホに夢中で子供を見ていない親もいます。でも海外でそれをやったらアウトです。子連れの方は必ず手を放さずにいてください。

ひったくり

ひったくりも、日常茶飯事に起きる犯罪です。パリはアメリカのような凶悪犯罪は比較的少ないものの、ひったくり、強盗、スリなどの窃盗や路上犯罪が多い地域です。

基本的に、用心しすぎるほど慎重に行動している人は、ひったくりには合いません。気が緩んでいる人は、見ただけで分かってしまうのです町を歩けばひったくりに合う」つもりの気持ちでいる事が大切です。

睡眠薬を使った犯罪

パリ市内では、睡眠薬を使った犯罪もあるそうです。日本人観光客、特に女性が狙われやすいです。はじめに、欧米人らしき男から、市内を案内してあげるよ、などど誘われます。

一緒に行動してしばらくしてから、眠剤入りのドリンクやアイスなどを「どうぞ」と手渡されそれを食べたり飲んだりした際に、強盗や性犯罪の被害にあってしまうのです。

イケメンに流暢な英語やフランス語で話しかけられると「旅先で友達が出来た」と嬉しくなってしまう事もあるでしょう。しかし、基本的には信用しない方が良さそうです。自分が買ったものだけ口にするか、飲食物をテーブルに置いて離れないようにしましょう。

偽警官による詐欺

偽警官による詐欺もあります。旅行者にパスポートや財布の提示をさせ、金品を奪う手口です。シャンゼリゼ通りや、観光名所など、至るところで多発しています。私服警察を名乗って偽の証明書を提示して信用させるのが一般的です。

旅行客はパリの警察官の制服などは見たことはありません。制服らしきものを着用してパスポートの提示を求められれば、信じてしまうでしょう。身分証明書を本物かどうか見抜くのも難しいです。

フランスで、麻薬取締りとして実際にパスポートなどの提示を求める事はあるそうなので、紛らわしいですが、このような質問をされたら、最初に疑ってかかり身分証明を近くの交番に持っていってもらい確認するぐらいの慎重さがあるといいでしょう。

フランス旅行で注意したい場所

フランスの治安が悪い場所は、パリに集中していますがそれ以外でも犯罪が多発する場所はあります。フランス旅行で注意したいところについて紹介していきましょう。

空港

空港で起きる被害は「置き引き」です。カートに乗せた荷物が持っていかれやすく、エレベーターや両替所前などで、バックを盗まれてしまいます。

お金だけならまだしも、パスポートを盗られてしまったら、出国や入国が出来ません。荷物からは一瞬でも目を離さないようにしましょう。

メトロ

パリ市内の公共交通機関の至るところで「スリ」が発生しています。一番多いのが「メトロ」です。パリでは子供の犯罪者集団もいますので、子供だからと安心していると痛い目に合います。

基本的に集団で強盗をするケースがほとんどで、旅行者を取り囲んで脅して荷物を持ち去ります。また、地下鉄のドア付近に立っていると、話しかけて気を逸らしたすきに、カバンを取ってそのまま電車外へ逃げる手口もあります。

観光地

ルーヴル美術館や、ノートルダム寺院など観光の主要な区では、治安は比較的良いのですが、人混みの多い市場などでは、リュックやバックがひったくられる犯罪もあります。

モンマルトルや、周辺のサクレクール寺院などの近くには、歓楽街がありますがそこに近寄ると、催涙ガスを使った強盗に合ってしまう危険もあり、実際に報告されています。

また、歓楽街では日本の歌舞伎町と同じく「ボッタクリ」のバーが多数存在していますので、行かないようにしましょう。ピガール・サンドニ通りなどの歓楽街に関しては、地元の住民も近寄らないほどの治安の悪いところなのだそうです。

ホテル

パリでは、有名ホテルであっても、チェックイン・チェックアウトの際の置き引きが発生します。カウンターや足元に置いた鞄などが狙われるので、肌身離さず持っているようにしましょう。

また、部屋にスーツケースを置いて出かけたすきに侵入されスーツケースを壊される事件もあります。日本では信じがたい事ですが、フランス、特にパリでは有名ホテルでも安心はできないようです。

ホテルの部屋には貴重品は置かないこと、部屋の金庫も持っていかれてしまう危険があるのでホテルのフロントのセーフティーボックスに預けるようにしましょう。

人気のない場所

人気のない場所や暗い夜道の一人歩きは、フランスのどの地方であってもやめておきましょう。人が周りにいなければ、助けも求められません。特に女性は性被害や殺人などの被害にも合ってしまう場合があります。

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フランスのおすすめ観光スポット3選

フランスの治安の悪さや注意事項を中心にお話してきましたが、フランスは観光名所が目白押しの素敵な国です。次はフランスのおすすめ観光スポットを3つご紹介します。

1.モン・サン・ミシェル

モン・サン・ミシェルは、フランスの北西部のブルターニュ半島にある修道院です。パリからも日帰りで行ける観光名所なので、訪れる人は多いです。

ここは、ユネスコの世界文化遺産にもなっていて「史上もっとも美しい聖地」と言われます。

修道院へ向かう参道「グランド・リュ」には、レストランや土産物屋が並び、モン・サン・ミシェル名物のオムレツも食べられます。パリから車で5時間かかりますが、ぜひツアーに組み入れましょう。

2.ディズニーランド・パリ

ディズニーランド・パリは、「マルヌ・ラ・ヴァレ」にあり、シャルル・ドゴール国際空港からはTGVで約10分の近さです。

ファストパスの取りかたや、ショーの見方などは基本的に日本のディズニーランドと変わりありません。唯一違うのは治安が日本より悪い事。スリや置き引きはパリ市内と同じように発生します。

ただ、リゾート内は夜道でも安心して歩けますので、その辺の心配は無用です。ホテルに宿泊の際には、先ほどのホテルでの犯罪を頭に入れながら細心の注意を払いましょう。

3.シャンボール城

シャンボール城は、パリから車で2時間ほどの場所にあります。フランソワ1世が狩猟用に建てたお城で、フランス王族もここで主に生活をしていました。

当時のお城から大幅に手を加えられておらず、昔のままの様子が分かるお城として世界遺産登録もされているところです。

王族の生活の場だっただけあって、部屋数は440個もあり、かなり規模の大きなお城です。ロワール地方の渓谷にあるため、美しい自然も堪能できるでしょう。

フランスの治安は場所によっては悪いので注意

フランスの治安は悪いのか?旅行の危険度や注意点を紹介しました。フランスやフランスの首都パリは、日本に比べると治安は悪いでしょう。特にパリ市内の治安は悪いので、注意が必要です。

治安の悪い「8区、10区、17区、18区、20区」周辺のホテルへの宿泊はやめておきましょう。また、荷物は肌身離さず持ち歩き、高価な金品は身に着けない方が無難でしょう。

また、治安の悪いパリで、子供や男性が近寄ってきたら警戒しましょう。自分の安全は自分で守ると言う意識を持てば、治安の悪いフランスや治安の悪いパリの地区でも、楽しい旅行ができるでしょう。

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