ウクライナの治安は悪い？旅行や観光の危険度や注意点も紹介

ウクライナというと、美人やイケメンが多いというイメージや、背が高くてスタイルがいいというイメージがありませんか？ヨーロッパを象徴するような建物もたくさんあることでしょう。

そんなウクライナですが、治安は悪いのでしょうか。それともいいのでしょうか。ウクライナに旅行に行く予定がある人は、ウクライナ観光をするためにも治安についてとても気になるはずです。

今回はウクライナの治安に注目して、危険なのか、何か注意することがあるのか見ておきましょう。

ウクライナは、東ヨーロッパにある国です。ロシアやポーランド、ルーマニア、ベラルーシなどが近くにあります。世界的に見ても美男美女が多いのではないでしょうか。ウクライナの人を見ると、ヨーロッパの人の雰囲気が強く出ています。

首都はキエフで、言語はウクライナ語です。ウクライナ人が多いですが、ロシア人も中にはいます。

ウクライナの日本人旅行者数ですが、そんなに多くはありません。そのため、ウクライナに行って日本人に会うというのはあまりないとも言えるでしょう。

日本人が少ない場所を旅行したいという人にとっては、ウクライナはいい場所になる可能性もあります。ただ、日本人が少ないということは不安要素も多くなるということは覚えていたほうがいいでしょう。

しかし、ウクライナまで行くのに時間もお金もかかることも、旅行者が少ない要因の1つにはなっています。

ウクライナの治安は、国全体を見ると決していいとは言えません。治安が悪いとされている場所もあります。外務省の注意レベルを見ると、ウクライナは危険レベル1の場所と危険レベル3の場所があります。

危険レベルがついていない場所はありません。危険レベル3はルハンスク州、ドネツク州。クリミア自治共和国セバストポリです。他の場所は全て危険レベル1です。ルーマニアやベラルーシよりは比較的安全ですがロシアよりは危険です。

治安が悪い場所は、ロシアとの関係が悪いため近づかないほうがいいでしょう。2014年にクリミア危機・ウクライナ東部紛争というものがありましたが、これは現在も続いていることです。

ウクライナで危険と言われている地域についてより詳しく見ておきましょう。危険と言われている地域は、外務省が渡航中止勧告を出しているため、観光のつもりでも今は行かないほうがいいと思ってください。

万が一、現在これらの地域にいるという人は、早期の避難を検討することまで外務省で言われています。そう考えると、かなり治安が悪いということができるでしょう。

注意するというよりも、危険すぎるのでまず近づかないほうがいいということです。

外務省が出している危険レベル3の地域です。ここは、ロシアが不法占拠をしている場所です。ウクライナ政府でも対応することができていないため、非常に危険とされています。

クリミア共和国はウクライナではないのでは？と思う人もいますが、セヴァストポリはウクライナの特別市です。ロシアに編入したところ、ウクライナやアメリカなどの国が認めなかったという過去があります。

ただ、親ロシアが強い場所です。ウクライナとはバチバチした関係なのでいつなにがあるのか分かりません。本当に気をつけなければならないでしょう。

【危険度】★★★★★
 

ドネツク州とルハンスク州も外務省が出している危険レベル3の場所です。ここは、ウクライナ政府部隊が武装勢力と頻繁に戦闘が行われている場所です。とても危険なので近づいてはいけません。

日本では起こっていないようなことが起きてます。ここでは、テロ組織も動いているという情報もあります。行くと何かに巻き込まれてしまう可能性もあるので、近づくのはやめましょう。

【危険度】★★★★★

ウクライナでの旅行者を狙った犯罪について紹介します。ウクライナは、かなり危険で治安が悪い場所もありますが、危険レベル1の場所なら注意することで観光も可能になります。

ただ、観光客を狙っている犯罪も多発しているので、完全に安心できるところはありません。そのため、自分なりにかなり注意した上で観光を楽しむ必要があるのです。

旅行者への犯罪にどんなものがあるのかについて見ておきましょう。

スリや置き引きは、ウクライナでも行われています。手荒い方法でスリや置き引きをするのが特徴なので、バレバレの犯行も多いと言われています。

それでも、力ずくで盗られてしまうので抵抗できずに持っていかれるなんてことも考えられるでしょう。観光客の財布を狙うことがほとんどなので注意が必要です。

ウクライナの犯罪でとても流行っているものの1つです。落ちている財布を拾うと持ち主が現れて、「中が減っているかもしれない。」と言われます。そして、「あなたの財布を見せて。」と言われ中身を確認されます。

そのときに、現金やクレジットカードなどの金目のものを奪うという犯行です。かなり酷い手段ですが、実際にウクライナで行われていることなので注意してください。

特に、個人で動いている旅行客を狙うことが多いため、ウクライナはツアー旅行のほうがおすすめです。

ウクライナでは、タクシーのぼったくりも頻繁にあると言われています。タクシーのぼったくりは、料金のメーターをつけずに走るという特徴があります。

タクシーを利用するときはホテルや空港で手配するなどして、街中にあるタクシーには乗らないほうがいいでしょう。万が一利用するときは乗る前にいくらかかるのかを聞いてから乗るようにしてください。

記念撮影詐欺は、独特の格好をしています。そして、「一緒に写真を撮ろう！」と近づいてき、写真を撮ると「料金を払え！」とお金を迫ってくるのです。

この記念撮影詐欺は、集団で行っています。着ぐるみを着るなどのように独特のファッションをしてるので、見たらすぐに分かるとも言われています。

観光スポットにいることが多いので、注意がより必要です。行きたいと思っている場所にはこの集団がいる可能性が高いということです。

クレジットカードのスキミングも行われています。クレジットカードを使うときに、違う機会で情報を読み取られてしまうのです。気づいたときには多額の使いこみが発覚するというものです。

クレジットカードは、信用できないような場所では絶対に使わないようにしましょう。むしろ、信用できる場所でしか買い物をしないことが大事です。

ウクライナで観光をするときの注意点について紹介します。ウクライナの治安は悪い場所もありますし、全体的に安心できるような治安ではないと思っていてください。

そのため、注意しなければならないことが多くなってくるんです。治安が不安視されている場所以外でも注意することをおすすめします。

旅行に行くと、可愛いファッションや綺麗なファッションをしたいと思うでしょう。しかし、ウクライナでは派手な格好をすることはおすすめできません。派手な格好をしていると、スリの対象になりやすいのです。

目立ちますし、高価なものを身につけているとお金を持っていると判断されます。そのため、できるだけシンプルなファッションにして、その場に馴染むようにしたほうがいいでしょう。

シンプルなファッションのほうが、旅行はしやすいものです。逆にそうしたほうがいいのはラッキーなことと思ってください。

ウクライナの治安は悪いところもあるので、夜間は出歩かないのをおすすめします。治安が悪い場所ではなくても、一人で夜歩くのはおすすめできません。いつ何があるのか分からないと思ってください。

ウクライナは、デモがあったりテロ集団などがいたりもするので、夜は特に危険度が増すと考えることができます。また、夜のほうがスリなどにあうこともあるので気をつけてください。

ウクライナでの夜は、ホテルの中で楽しく過ごすプランを考えたほうがいいでしょう。

ウクライナで観光をするときは、自分の荷物から目を離さないようにしてください。目を離したら置き引きにあってしまいます。

相手は慣れているので、盗ったらその後の行動はかなり早いでしょう。日本人は特に荷物から簡単に目を離すので、目を付けられやすいのです。

ウクライナでは、貴重品や多くの現金を持ち歩かないようにしてください。貴重品や現金は最低限だけにしましょう。カードも何枚も持ってくるのではなく、1枚だけにして他のものは日本に置いてくるなどのように徹底しておきましょう。

現金もその日使う分だけを持ち歩けば十分だと思いましょう。できるだけ手ぶらに近い格好のほうがいいのですが、だからといってポケットを利用するのは危険です。すぐにスリにあうでしょう。

体にフィットしやすい小さめのバッグを抱えるようにして持つとか、首から下げて洋服の中に入れるなどして貴重品の管理をしてください。

ウクライナでは、デモが行われることもあります。デモがあるときは、血の気が多い人がたくさんいるので注意していたほうがいいでしょう。途中で喧嘩などが始まってしまうこともあるかもしれないと思ってください。

また、デモがあるということはそれだけ人が集まるということでもあります。混雑した場所は、スリが行われやすいので気をつけていたほうがいいでしょう。スリは軽犯罪に思うでしょうが、実際に遭遇すると非常に怖いものです。

その後の旅行が楽しめなくなるので、自分で注意しておきましょう。

ウクライナの観光スポットを紹介します。治安が比較的いい場所ではありますが、保証はないので治安がいいからといって安心しないことです。

どんな観光スポットでも、治安がいいとか悪いに左右されずに気をつけておきましょう。ウクライナで行きたいという人が多い観光スポットや、素敵な観光スポットを紹介するので、是非、プランに入れてみてください。

日本では見れない景色や建物に、素敵な思い出ができることでしょう。

マイダンは、独立広場のことです。ここは、反政府勢力と体制側との衝突があった場所です。そのため、かなり治安が悪いのでは？と思う人もいるでしょう。しかし、暴力があった衝突ではなく反暴力的なものだったと言われています。

ウクライナの歴史が分かったり、人々の悲しみなども理解できる場所ではないでしょうか。犠牲者が出た革命の舞台にもなった場所ですが、追悼もしっかりと行われています。

2014年頃には訪れるのが危険だった場所も、今では観光できるようになっています。追悼のときには色とりどりの花が飾られているのも特徴です。

ペチュールスカ大修道院は、まずその建物の素晴らしさに圧巻されるでしょう。ウクライナの教育や宗教などに大いに関係してきた場所であり、政権とも争ってきています。1990年には世界遺産のリストに登録されました。

ウクライナの首都キエフにあるのですが、キエフの中でもとても目立つ建物だと言われています。白い建物にゴールドの装飾がされているような外観は、日本では見られないような西洋の雰囲気がたっぷりと漂っています。

地下墓地巡礼や、ウクライナ歴史文化財博物館もあるので、是非訪れてみてください。

ソフィア聖堂は、キリスト教の大聖堂です。見た目が素晴らしく、まるでお城のような建物です。ウクライナでは最大の聖堂とも言われています。また、世界遺産リストに登録もされている場所です。

周りの緑も非常に美しいので、心が洗われるような気持ちにもなれるでしょう。ソフィア聖堂は、ウクライナの観光地の中でもかなり有名なのではないでしょうか。

治安も悪くはないので、ウクライナの治安に不安がある人も訪れることができるでしょう。ただ、自分の身を守るという注意は必要です。

ウクライナは、残念なことに今は治安がとても悪い地域があります。治安が悪い場所があるために、比較的治安がいい場所にも注意レベル1が出ているのではないでしょうか。ただ、治安が悪いからといって、ウクライナに行くのが不可能ではないのです。

また、観光を楽しむことができないというのも違います。確かに、治安には不安がありますが、治安に注意した観光をすることで、ウクライナ旅行は楽しい思い出として残すことができるでしょう。

ウクライナに旅行が決まったら、まずは今の治安を外務省のホームページで調べてください。行きたいと思っている場所の治安がどうなのか調べたり、注意事項を調べてから行くことをおすすめします！