チンチラはなつくの?ペットとしてなつかせる方法を紹介!
今回はネズミの種類になる、チンチラについて紹介します。ペットとはいえネズミの種類です。チンチラなつくのでしょうか。チンチラなつく方法などもまとめていきます。1週間経ってもペットのチンチラがなついてくれないという時の参考にしてみてください。
目次
ペットのチンチラがなかなかなつかない…
今回はペットのチンチラについて紹介していきます。実は猫やうさぎにもチンチラという種類がいるのですが、今回紹介するのはネズミの種類になるチンチラです。
かわいいチンチラの動画がSNSでもたくさん紹介されているので、いつかチンチラを飼ってみたいと思っている人もいるでしょう。チンチラがなつく方法を知りたい、今飼っている人だけではなく、これから飼う人も参考にしてください。
チンチラとは?
まずはそもそもペットのチンチラとは何なのでしょうか。先ほども紹介したように、チンチラとはネズミの仲間になります。齧歯類と言われるもので、ハムスターやモルモットと同じ種類ような動物という事ができるでしょう。
チンチラはネズミの仲間?
チンチラはネズミの仲間ではありますが、細かく言えばネズミの中でもチンチラ科という種類の草食動物です。野生での寿命は6年から8年ほどだと言われていますが、ペットとして購入するチンチラの平均寿命は15年ほどになります。
長生きの個体では20年以上生きる子もいます。購入する時には、長くお世話ができるかどうかを考えて購入する必要があるでしょう。
チンチラは夜行性です。ネズミと同じ齧歯類なので、歯は一生伸び続けます。歯がのびすぎないように、硬いものや木を置いておく必要があります。大きさはしっぽの長さもふくめて30cm程度、体重は500g程度です。
チンチラの特徴
ペットとして飼われる事が多くなったチンチラですが、チンチラにはどんなかわいい特徴があるのでしょうか。ペットとして飼われるチンチラの特徴をみていきましょう。
モフモフの毛
チンチラの最大の魅力が、モフモフの毛です。モフモフしたくて、チンチラを購入すると言われるほど、たまらないモフモフ感があります。
チンチラがモフモフしているのは、チンチラは1つの毛穴から50本から100本の毛が生えているからです。高い山に生息していたチンチラは、防寒対策がばっちりなのです。モフモフの毛のおかげで、寒さには強いチンチラ暑さには弱いという特徴もあります。
毛がたくさんある生物なので、ブラッシングをしてあげる事も大切です。ブラッシングにはコームを使う方法もありますが、手で優しく撫でながら抜け毛を取り除いてあげるという方法が安全でしょう。
癒し系の顔
ペットのチンチラの特徴には、つぶらな瞳の癒し系の顔であるというところがあります。ともかく、激かわいいというのが、チンチラの特徴です。
みているだけでも癒されますが、ペットとして飼い主と信頼関係ができると、色々な表情をみせてくれるようになるのも特徴だと言われています。撫でている時には、気持ちよさそうな顔になるところもキュートです。
ほとんど鳴く事もなく、ゲージをしっかりと掃除していれば、においもほとんど気になりません。時々鳴く事はあります。小さい声だと言われていますが、不安な人は鳴き声の動画などで確認をしておきましょう。
人懐っこい
SNSの動画でも紹介されているように、チンチラの特徴には人懐っこい性格であるというところもあります。飼い主の事がわかるのか、飼い主に会う事ができないと悲しんでくれたり、一緒に遊びたいとわがままを言う事もあります。
信頼関係ができていると、ゲージから出した時には、膝の上に乗ってくれる子や、肩に乗ってくれる子などもいるようです。チンチラの個性もありますが、基本的には人懐っこい性格をしているという特徴があります。
チンチラがなつかない時はどうする?
基本的には人懐っこいチンチラですが、1週間以上経ってもなつかないというペットのチンチラもいます。
チンチラがなつかない時には、どうしてなつかないのかも考えてみてください。家の中を歩く時、チンチラが驚くほど大きな音を立てながら歩いてはいないでしょうか。
思い当たらるところがないという人のために、ペットのチンチラがなつかない時に試してほしい事を紹介していきます。
優しく話しかける
ペットのチンチラには名前がついているはずです。餌をあげる時やおやつをあげる時には、名前を呼びながら優しく話しかけてみましょう。
「〇〇ちゃん、ごはんですよ」「今日もかわいいね、〇〇ちゃん」というようなイメージです。名前を言いながら、ペットのチンチラが嬉しいと思う事をしていくと、「名前を呼んでくれている時は安心していいんだ」とチンチラに思わせる事ができます。
大きな声で話しかけるのではなく、赤ちゃんに話しかけるように優しい口調でゆっくりと話しかけるのもポイントです。
匂いを覚えてもらう
チンチラは警戒心が強い動物だと言われています。ペットのチンチラに安心して早くなつくようにするためには、チンチラにあなたの匂いを覚えてもらう事も大切です。おやつをあげる時に、少しの時間抱っこをするというのもおすすめです。
抱っこする時に、いつも同じトップスを着ておくというのもおすすめの方法です。寒い時期なら、あなたの着ていた服を、ケージにかけておくのもいいでしょう。
警戒心がなくなったら抱っこ
警戒心がなくなったら、チンチラから抱っこをしてもらいにくるかもしれません。抱っこをする時には、チンチラが落下しないように、低い位置で抱っこをする事が大切です。
抱きかかえる時にチンチラが怖がって暴れる事があります。万が一、落下してしまうと怪我につながる事もありますし、トラウマになってさらになつかなくなることもあるでしょう。十分に注意して、ちょっと腕を噛まれるくらいは覚悟して、しっかりと、でも優しく抱っこしてください。
また抱っこをする時は、最初は1分程度にして、徐々に抱っこする時間を延ばしていくようにします。最初から何10分と抱っこをするのは、チンチラのストレスにもなります。
焦らず段階的に慣れさせる
チンチラがなつくまでには、少し時間がかかるかもしれません。警戒心が強い性格の子の場合は、より時間がかかる場合もあります。
しかし警戒心が強い子ほど、なついた時のかわいさは半端がありません。自分にしかなつく事がないという優越感を感じる事もできます。これから10年・20年と付き合っていくペットです。根気強く、ゆっくりと慣れさせていきましょう。
チンチラがなつく!チンチラが喜ぶこと
チンチラは警戒心が強いので、なかなかなつく事がない場合もあります。ペットのチンチラが1日でも早くなつくように、チンチラが喜ぶことを覚えておきましょう。
部屋んぽ
チンチラがなつくほど喜ぶ事に、部屋んぽがあります。これは、チンチラを部屋の中でお散歩させるというものです。本来はペットのチンチラと信頼関係を築く事ができてから行うものになります。
しかしなかなかチンチラがなつく気配がないという時には、部屋んぽをさせてあげるのもいいでしょう。部屋んぽは、信頼関係ができるまではだだっ広いところでやる事がおすすめです。
戸棚の裏やベッドの下に潜り込んで戻ってこないという事があります。また出入口はケージなどで出入りできないようにしておきます。コードなどを噛んでしまう事があるので、電気製品のコードなどは保護ケースに入れるなどの対策が必要です。
マッサージ
ペットのチンチラがなつくほど喜ぶ事には、マッサージがあります。SNSでもアップされていますが、指で優しく触ってあげるのが好きというチンチラがいます。
ペットのチンチラが、触られると嬉しいというポイントをみつける事で、早くなつくようになるでしょう。どこが気持ちいいと感じるのかはチンチラによって異なります。
多くの場合、あごのあたりになるようです。指でやさしく、モフモフしてみて、気持ちいいという顔になったら、時々マッサージをしてあげるようにします。
おやつ
チンチラも子供や女性と同じように、おやつは大好きです。おやつをあげながら、スキンシップをとるというのが、早くなつくポイントになりそうです。
おやつをあげる時には、黙ってあげうとかえって驚かせてしまいます。「〇〇ちゃん、おやつだよ」とか「〇〇ちゃんは、今日も毛並みがいいね」など、優しく話しかけながらおやつをあげてスキンシップをとりましょう。
話しかけておやつをあげるという事を繰り返すと、ペットのチンチラは、はなしかけられるとおやつを食べる事ができる、良い事が起こると認識するようになります。早くなつくことになるでしょう。
チンチラがなつけない…チンチラへのNG行動
ペットのチンチラがなつくようにと、ついついやってしまうNG行動もあります。チンチラを怖がらせる事になる、やってはいけない行動とはどんなものなのでしょうか。
叱ってしつける
「チンチラが電気のコードを噛みそうになったので、大声で名前を呼んで叱った」というのは、ペットを飼っている人のあるあるです。ペットの事が心配だったから、つい怒ってしまう事があります。
しかしこれはNGです。特に名前を呼んで叱るのは絶対にいけません。せっかく名前を呼んで信頼関係を築いてきたのに、一気に信頼関係を壊す事になります。
まずはチンチラを叱らなくてもいいように、遊ばせる時には安全な環境で遊ばせるようにしましょう。またチンチラは犬ではないので、基本的にトイレを覚えたりするのは苦手です。苦手な事もしっかりとりかいしておきましょう。
撫で過ぎ
信頼関係ができてくると、チンチラはマッサージをすると喜んでくれるようになります。気持ちよさそうな顔をもっとみていたいという気持ちから、ついつい撫で過ぎてしまう事があります。
マッサージが好きなチンチラですが、実は撫でられる事自体はあまり好きではありません。チンチラが「もういい」という態度をとった時には、無理に撫でないようにしましょう。
「もうちょっと撫でてほしかったのに」とチンチラに思ってもらえるくらいのほうが、スキンシップをとる時にはちょうどいいのかもしれません。チンチラの中には、マッサージは好きだけど抱っこが嫌いな子、抱っこは好きだけど撫でられるのは嫌な子など個性があります。個性も見極める必要があります。
撫でる時に名前を呼ばない
大きな声を出すと、チンチラが怖がってしまうかもしれないと思って、撫でる時に無言で撫でようとする人がいます。しかしこれは、かえってチンチラを怖がらせています。
あなたがもしも、あまり知らない人から突然肩を叩かれたら、何か用事があるのだろうとわかっていても、ちょっと身構えるのではないでしょうか。「すみません。これ、落としましたよ」と言われながら肩を叩かれたら、ちょっと感じ方は変わるのではないでしょうか。
チンチラも突然撫でられるよりも、「〇〇ちゃん、ちょっと撫でさせてね」と言われながら撫でられたほうが安心するのです。
相性の悪い子とケージを一緒にする
チンチラ1匹ではかわいそうだからと、2匹3匹と多頭飼いをする人もいるでしょう。チンチラは群れで生活をしている動物なので、多くの仲間がいたほうが安心するという場合もあります。
しかし人間と同じで、相性があります。同じチンチラだから、一緒にいればそのうち仲良くなるだろうということはありません。慣れる事はあっても、仲良くはなりません。
そんな相性が悪い子と同じケージに入れられて、24時間一緒にいる事になったら、ストレスがたまってしまうでしょう。相性が悪いと感じる個体は、ケージを分けて入れてあげるようにしてください。
番外編!チンチラにも回し車は必要?
チンチラをペットとして購入する時には、歯が伸びすぎないようにするために、硬いものをケージにいれてあげる事が大切です。またのちのち部屋んぽをさせてあげる予定であっても、回し車も購入しておきましょう。
ハムスターがくるくると回しているのと同じものです。チンチラのストレス発散になります。チンチラが大きくなってもいいように、少し大きめのサイズのものを購入するのがおすすめです。
金属製の回し車のほうがかっこいいイメージがありますが、チンチラの事を考えるならプラスチックタイプのものを選びます。金属製のものは、爪などをひっかけて傷つけてしまう事があるので注意しましょう。
番外編!猫にもチンチラがいる
今回はネズミの種類であるチンチラを紹介しましたが、最初に紹介したように猫にもチンチラという種類がいます。ペットショップによっては、猫のチンチラも扱っているところがあるので、購入する時には間違えないように注意をしましょう。
ちなみに猫のチンチラは、ペルシャ猫に似ている種類の猫です。性格的にはおっとりとしていて、物静かなのでペットとして飼うにはとてもおすすめです。
子猫のうちは遊びますが、もともとずんぐりむっくりとした体型をしていて、運動が得意な猫ではありません。適度に運動させてあげないと、肥満になる恐れはあります。ペルシャ猫と同じく長毛種になるので、毎日のブラッシングはかかせません。
チンチラの気持ちも理解しよう!
今回はネズミの種類のチンチラについて紹介させていただきました。ペットを飼う時には、なついてもなつかなくても、最後まで責任をもって育てていかなくてはいけません。
チンチラは20年近く一緒にいるパートナーとなるので、できるだけ早くなついてもらえるようにしましょう。