金原宜保(河合奈保子の夫)の顔画像は？国籍は韓国人？

流行や美容に興味がない人にはなじみがない名前かもしれません。元アイドルの河合奈保子さんの夫ということで知っている人もいるでしょう。

しかし、金原宜保さんは、美容業界では知らない人がいない大物で、多くの芸能人が通うことでも有名なトータルビューティサロン「FACE-T」のオーナーでもあります。

卓越した技術と磨き抜かれたセンスで、ファッション広告から大企業のテレビCM、人気アーティストのアルバムジャケット、化粧品のプロデュースなど、幅広く活躍する一流アーティストの金原宜保さん。どのような人物なのでしょうか。

業界きっての実力者とは言え、芸能人ではないので、金原宜保さんご自身の個人情報はほとんど出回っていません。金原宜保さんについてわかっているのは、美容業界での実績のみと言っても過言ではありません。

金原宜保さんは韓国人ではないかという噂がありますが、金原宜保さんは、れっきとした日本人です。なぜ金原宜保さんが、韓国人なのではないかという噂が広まったかというと、ただ単に、在日韓国人に「金原」姓が多いという、それだけの理由です。

「宜保」というちょっと読みにくい漢字の名前も、噂に拍車をかけたのかもしれません。すぐに「たかやす」と読めなかった人が、「ギホ」と読んで、韓国人っぽいと思い込んだ可能性もあります。

日本人だろうと韓国人だろうと、金原宜保さんの実力と実績にはまったく関係はありませんが、思い込みや勘違いで韓国人だと決めつけるのは問題があります。

金原宜保さんの幼少期や学校、家族構成などはよくわかっていません。わかっているのは、河合奈保子さんと結婚当時は実家が大阪にあり、金原宜保さんも出身は関西圏だということぐらいです。

金原宜保さんは、1986年、27歳のときにアメリカのニューヨークに渡り、故須賀勇介氏に師事しています。金原宜保さんのこれ以前の経歴は、公にはされていません。

須賀勇介氏は、日本とアメリカで活躍したヘアスタイリストで、タレントの黒柳徹子さんの「玉ねぎヘア」の考案者としても有名です。

ハリウッドで数多くの有名女優のヘアメイクも担当していた須賀勇介氏の元で修業を積んだ金原宜保さんは、帰国後フリーランスになり、ファッションや広告、CDジャケット、PV、雑誌などで活躍します。

一流の腕と洗練されたセンスを持つ金原宜保さんは、アイドルや歌手など、数多くの芸能人のヘアメイクも手がけ、引っ張りだこの人気ヘアメイクスタイリストになっていきました。

美容業界では知らない人がいないほどの実力者となった金原宜保さんは、1999年、東京の青山に自身の美容室「FACE-T」をオープンします。

スタッフは全員高い技術を持ち、骨格を考え、1ｍｍの長さにもこだわったたカットは「必ず似合う」と定評があります。顧客にはモデルや女優も多く、ラグジュアリーでありながらフレンドリーな空間は、誰もがリラックスできると評判です。

金原宜保さんは、数多くの有名企業の広告や商品開発にも名を連ねています。2010年から2012年までは、高級基礎化粧品ながら、世界中で愛用されている「SK-Ⅱ」のビューティーアドバイザーを務めていました。

「金原宜保」という名前は知らなくても、彼が手掛けた作品は、誰もが一度は目にしたことがあるはずです。金原宜保さんが手掛けた中でもとくに有名な作品をご紹介します。

金原宜保さんは、宇多田ヒカルさんのセカンドシングル「 Movin' on without you」やファーストアルバム
「First Love」などのCDジャケットのヘアメイクを担当しました。

宇多田ヒカルさんとの縁は深く、このほかにも「 Can You Keep A Secret?」「 Distance」「 FINAL DISTANCE」のCDジャケットも手掛けています。

「VIERA（ビエラ）」は、「Vision（映像）」の「Vi」と「Era（時代）」をかけ合わせた造語で、パナソニックの映像関連商品のブランドです。

金原宜保さんが手掛けたのは、2004年の「一枚の大きさに包まれたい」や2005年の「黒猫編」など。ファッショナブルでクリアなCMは、視聴者の目をくぎ付けにしました。宇多田ヒカルさんの楽曲がCMソングに使われている作品もあります。

1989年、女優の鷲尾いさ子さんの出演するCMが話題となって大ヒットした「鉄骨飲料」は、サントリーの特定保健用食品です。CMに使われていたオリジナル曲はフルコーラスにアレンジされ、「鉄骨娘」として発売。こちらも大ヒットしました。

金原宜保さんが手掛けたのが、どの時代のCMかはわかりませんが、一連のCMはどれも評判が高く、2010年にはニューバージョンが作製され、約20年ぶりにテレビCMが放送されました。

著名なヘアメイクアップアーティストであり、有能な実業家でもある金原宜保さんですが、一部の人にとっては別の意味で有名です。

金原宜保さんの名前が大きく取り上げられたのは、元アイドルの河合奈保子さんとの婚約発表のときでした。

1980年代に活躍したアイドル歌手の河合奈保子さん。出産と同時に芸能活動を停止して、今年で22年になりますが、いまだその人気は衰えず、写真集やCDが売れ続けています。

永遠のアイドル松田聖子さんと同期デビューの河合奈保子さんは、愛くるしいルックスと抜群の歌唱力はもとより、スレンダーなアイドルが多い中、グラビアアイドルも顔負けのダイナマイトボディで人気を博しました。

「西城秀樹の妹」という触れ込みでデビューしたため、2018年に大先輩である西城秀樹さんが亡くなったときには、久しぶりに公式のコメントを発表しました。

1980年にアイドル歌手としてデビューした河合奈保子さんは、大きなけがや病気に見舞われる不幸もありましたが、人気は一向に衰えず、それどころか作詞、作曲、演奏もこなし、ますます活躍の場を広げていきました。

そんな河合奈保子さんが婚約を発表したのは1996年の2月1日。前日のスポーツ紙に婚約をスクープされ、翌日に記者会見が開かれました。その5日後の2月6日、河合奈保子さんは金原宜保さんとの婚姻届けを提出しました。

気鋭のヘアメイクアップアーティストと人気アイドルの出会いのきっかけは、誰もが想像する通り、河合奈保子さんがCMに出演する際、金原宜保さんがヘアメイクを担当したことです。

河合奈保子さんと金原宜保さんは、出会いから結婚まで100日のスピード婚と騒がれました。1995年に出会ったということですから、当時河合奈保子さんが出演していた「日立信販」のCMが、二人の出会いのきっかけだった可能性が高いです。

河合奈保子さんは、金原宜保さんと結婚した翌年、1997年に第一子となる男の子を出産。これを機に、芸能活動を停止しました。河合奈保子さんと金原宜保さんとの間には翌年、第二子となる女の子が誕生しました。

1998年11月に生まれた女の子は、15歳になったばかりのとき、「kaho」の名前で歌手としてデビューしました。

デビュー曲「every hero」が、堀北真希さん主演のドラマ「ミス・パイロット」の主題歌に選ばれる恵まれたデビューで、「第二の宇多田ヒカル」と話題を呼びましたが、「学業に専念してほしい」という両親の意向で、現在は引退状態です。

主婦業に専念するため、芸能活動を長期にわたって停止している河合奈保子さんですが、音楽への意欲は持ち続けています。

2006年4月には、iTunes Music Store限定ではありますが、自作ピアノ作品集「nahoko 音」を発表、2010年の雑誌の取材には、いずれ音楽活動を再開する時が来たらと、含みのある発言を残しています。

二人の子どもが成人した今、何らかの形で復帰する可能性もあるのかもしれません。

結婚以来、一度も不仲や離婚の噂がない金原宜保さんと河合奈保子さんご夫婦。現在はどうしているのでしょうか。

金原宜保さんと河合奈保子さんは、「子育てに理想的な場所」だからと、第二子の「kaho」さんが生まれた直後にオーストラリアに移住しました。

河合奈保子さんは、デビュー直後からインタビューなどオーストラリアの魅力を熱く語っていたので、オーストラリア移住は河合奈保子さんの希望だったのかもしれません。

金原宜保さんは、オーストラリアと日本を行ったり来たりしていますが、河合奈保子さんは主婦業に専念しており、オーストラリア在住の日本人によると、ゴールドコーストのスーパーマーケットなどでよく見かけるそうです。

金原宜保さんは現在60歳ですが、さすがは美容業界の実力者と言うべきか、とても還暦には見えない若々しさとダンディズムです。

人気ヘアメイクアップアーティストであり、実業家でもある金原宜保さんと主婦業に専念する河合奈保子さんは、大自然に囲まれたオーストラリアで理想的な家庭を築いています。

昔から大好きだったオーストラリアに移住した河合奈保子さんは、もう日本に帰ってくることはないのかもしれません。でも、雑誌のインタビューなどを見る限り、夫である金原宜保さんは、河合奈保子さんの復帰に否定的ではありません。

才能のある夫婦がお互いを認め、尊敬し合う、金原宜保さんと河合奈保子さんは、まさにそんな夫婦と言えるでしょう。