渡部泰介容疑者の経歴！リアルナンパアカデミーの塾長の今に迫る

渡部泰介という名前に聞き覚えはありませんか？世間を騒がせた凶悪事件も、次から次へと起こる事件に紛れてつい忘れ去られがちですが、渡部泰介が主導した卑劣な性犯罪は、決して忘れてはなりません。

ナンパした女性を強姦したとして、塾生たちが次々と逮捕される中で、ふてぶてしい態度であくまで冤罪を主張し、さらにナンパを繰り返していた渡部泰介。

最終的には逮捕されることになった渡部泰介ですが、今はどうしているのでしょうか。

渡部泰介については幼少期や出身校などはわかっていません。出身地は大阪府だとの情報もありますが、定かではありません。ここでは、ナンパ師渡部泰介の経歴を辿ってみましょう。

かなりの女好きを自認している渡部泰介。2004年9月5日から、『女好きナンパ日記～ストリートナンパ編』というブログを開設し、ナンパ指南をしています。

渡部泰介の生年月日は公になっていませんが、2018年9月の逮捕時に42歳と報道されているので、2004年には28歳前後です。

ブログを使って自分が得意な分野を公表するのはよくあることで、内容はともかくそれ自体は犯罪ではありません。それにしても、このころからお酒を使って女性をどうこうするナンパ方法を得意としていたことがよくわかります。

ブログの評判が良かったのか、2011年ごろ、渡部泰介は本格的にナンパ塾の運営に乗り出し、「リアルナンパアカデミー」を設立します。

受講料は通常コースで54800円、超初心者コースで74800円、スペシャルコースになると298000円、マンツーマンのカウンセリングは1時間9800円とかなり強気の値段設定です。講習のほかに、ナンパ指南の教材やDVDの販売もしており、それらもかなり高額です。

それでも塾生が100人もいたというのですから驚きです。ホームページのうたい文句は「最強のナンパ塾」で、塾生によるナンパの成功体験をのせるなどして実績を誇っています。

倫理観や道徳性、人間性には問題がありそうですが、塾生にとって渡部泰介は憧れの的だったようです。逮捕された塾生の供述によると、渡部泰介は女性を口説くのが上手く、ナンパ師としてはかなり優秀だったとのこと。

塾生たちは、「リアルナンパアカデミー」の売りでもある実践でのナンパ指南で、巧みに女性を口説く渡部泰介の姿を目の当たりにし、羨望と尊敬を募らせていったようです。

渡部泰介は、人気ブロガーのはあちゅうさんとVoicyで対談したことがあり、そのことをTwitterにあげていました。

仲が良かったわけではなく、自己顕示欲の強い渡部泰介が、有名人であるはあちゅうさんと対談したことを自慢げに吹聴しているだけですが、はあちゅうさんにとってはとんだとばっちりと言うほかありません。

卑劣としか言いようのない方法で何人もの女性を毒牙にかけた渡部泰介。「リアルナンパアカデミー」の塾生も多数逮捕されました。渡部泰介をはじめ、「リアルナンパアカデミー」の塾生たちが起こした事件とは、どのようなものだったのでしょうか。

ナンパ塾「リアルナンパアカデミー」の塾長、渡部泰介。ナンパ塾の経営自体は違法ではありません。女性との付き合いが苦手な男性のために、真面目にナンパ方法の指南をしている健全なナンパ塾も、ひょっとしたらあるのかもしれません。

しかし、渡部泰介が教えていたのは女性とのコミュニケーションの取り方ではなく、ナンパした女性を酩酊状態にし、強姦する方法でした。「リアルナンパアカデミー」の目的は、ナンパではなくレイプです。

渡部泰介は、塾生に強姦方法を指南する傍ら、自らも何人もの女性を同じ手口でレイプしていました2019年4月の時点で、渡部泰介の逮捕は4回に上ります。

2018年5月に、初めての逮捕者を出した「リアルナンパアカデミー」。塾長である渡部泰介は、自身のTwitterなどで、司法に暴言を吐き、冤罪を主張していました。加えてあろうことか、被害に合った女性たちに対してもセカンドレイプを繰り返していました。

しかし、警察の懸命な捜査の末、2018年9月10日、レイプ集団「リアルナンパアカデミー」のリーダー渡部泰介は、準強制性交等罪で逮捕されました。連行される渡部泰介は、顔を隠しながらカメラに向かって中指を立てて見せ、反省の様子はみじんも感じられませんでした。

この後、渡部泰介は、同様の容疑で計4回逮捕されることになります。

渡部泰介の逮捕は、「リアルナンパアカデミー」の塾生2人の逮捕がきっかけでした。渡部泰介が構築したナンパマニュアルは、塾生たちによって実践され、何人もの女性が被害に合っていました。

捜査が進むにつれて、被害は拡大の一途を見せ、最終的に「リアルナンパアカデミー」からは11人の逮捕者が出ました。中には会社経営者や公務員、大手企業の会社員、歯科医師や有名大学の学生もいました。

「リアルナンパアカデミー」では、ナンパからレイプにいたるまでの一連の流れが完璧にマニュアル化されていました。

それは、ナンパは2人で行い、ナンパした女性に酒を飲ませたうえで、「ハウス」と呼ばれる塾名義の部屋か近場のホテルに連れ込み、負けたら酒を一気飲みするというゲームをして、女性を酩酊させことに及ぶというものです。

しかも、訴えられないように「和姦の証拠」として、録音や録画を残すことも支持されていました。

結果的に、渡部泰介が「和姦の証拠」と言い張っていたものが逆に「強姦の証拠」となって、事件が明るみに出ることになるのですが、渡部泰介が最強のナンパ術と自慢していた方法とは、どこまでも卑劣極まりないものでした。

渡部泰介は、常々「酒はツール」と言っていましたが、酒の力を借りなくては何もできない矮小さが露呈しています。

「リアルナンパアカデミー」が関わった事件では、判決が言い渡され、結審したものもあります。裁判が進むにつれ、渡部泰介の悪質な行為がさらに明らかになってきました。

「リアルナンパアカデミー」の塾生や、渡部泰介の公判が始まっています。そんな中で、「リアルナンパアカデミー」が新宿と大阪に「ハウス」を所有し、マニュアル化された悪辣な手口で何人もの女性を毒牙にかけていたことがわかりました。

さらに、「ナンパ」の最終目的を性交とし、「ゲット」と呼んで、「1ゲット」「2ゲット」と、塾生にポイントを競わせていた塾の実態も明らかになりました。

渡部泰介は、女性を襲う際、「和姦の証拠」となるように、動画を撮るように塾生に指示していました。その動画は、最盛期には60人はいたという、RNAのグループLINEで共有されていました。

知らないうちに暴行の様子を撮影され、さらに多くの男性の目にさらされていたと知った被害女性の心の傷の深さは、想像を絶します。しかし、この「証拠の動画」が逆に、渡部泰介らの犯罪の動かぬ証拠になりました。

性犯罪は比較的軽い判決が出ることも多いのですが、「リアルナンパアカデミー」の裁判では、求刑に近い判決が下されています。

2件の準強制性交等罪で逮捕、起訴された元塾生は、裁判で情状酌量を求めましたが、「経緯や動機などどの点をとっても悪質かつ卑劣な犯行」と断罪され、「法定刑を下回ったり執行猶予すべき事案とはいえない」と、求刑8年に対し、懲役7年の実刑が下されました。

また、別の塾生にも、6年の求刑に対し、懲役5年6か月の実刑判決が下り、控訴せず結審しています。

「女好き」を自認しながら女性を見下し、蔑むような発言を繰り返す渡部泰介。女性を「数」でしか考えられない渡部泰介が結婚しているとは思えません。子どもがいるとの情報もありませんので、おそらくは独身なのではないでしょうか。

準強制性交等罪など4件の事件で逮捕された渡部泰介は、現在東京地裁での公判の真っ最中です。相変わらず不遜な態度で犯行を否認し続けているので、公判は長引くかもしれません。

世の中には、ついて行く女性にも非があると言う人もいますが、ナンパは昔からある男女の出会いのきっかけで、それ自体が罪でも、恥でもありません。非は100%渡部泰介や、その教えに心酔した塾生にあります。

抵抗できないほど酒を飲ませて性交し、それを動画で撮ることがマニュアルになっている時点で、「リアルナンパアカデミー」はただの性犯罪者集団です。

『リアルナンパアカデミー」に関しては、そのメンバーの多さからも、立件されていない事件も多数あるに違いありません。すべてを白日の下にさらすことは難しいでしょうが、正しい裁判が行われ、適正な判決が下ることを望まずにはおれません。