彼女の両親に挨拶する時の注意点と気をつけるべきマナー21選!

お付き合いをしている彼女の両親に挨拶に行くことは、彼氏にとって失敗の出来ない一大イベントです。マナーを守り、初めての挨拶で彼女の両親に好印象を持ってもらう事は、今後の彼女とのお付き合いにおいても重要なポイントになります。ここでは注意点やマナーを紹介します。

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目次

  1. 1初めて彼女の両親に挨拶する時に一番大切なこと!
  2. 2彼女の両親に挨拶する時の注意点と気をつけるべきマナー21選!
  3. 3彼女の両親への挨拶のタイミング
  4. 4彼女の両親への挨拶!食事場所と手土産選びは?
  5. 5彼女の両親へお付き合いや同棲の挨拶の場合
  6. 6彼女の両親への挨拶!言葉遣いと会話選び
  7. 7彼女の両親への挨拶で重要なのは誠意
  8. 8最も大事なのは心

初めて彼女の両親に挨拶する時に一番大切なこと!

初めて彼女の両親への挨拶に行くとなると不安がたくさんあると思います。「知らない事ばかりだけど、彼女に良いところを見せたい。」「彼女の前で恥をかきたくない。」「言葉遣いで、お父さんに怒られないかな」などと頭の中は心配事だらけです。

ですが、ルールやマナーやしきたり、言葉遣いなどの会話についてなど、大切なことを学んでおけば、自信がついて彼女への想いを両親に伝えられるようになります。

なかなか人からは教えてもらえない、初めて彼女の両親に挨拶する時に大切なことを紹介します。

彼女の両親が求めているのは安心感

彼女の両親にとって、大事な娘がどんな男性とお付き合いをしているのかとても心配なものです。お付き合いをしている相手は娘の事を真剣に想い、幸せにしてくれのだろうかと不安に思っています。

彼女の両親に挨拶をするときに彼氏に求められていることは、そんな両親の心配や不安を解いて、安心感を与えることです。初めての挨拶のときに緊張感や不安な想いを抱えているのは、彼女の両親も同じなのです。

収入や将来性と合わせて、人間性を通してその安心感を両親に与えることが出来ます。その人の人間性を会ったその日に全てを見抜くことは不可能です。そのため、両親は男性の見た目や言動、マナーなどを通して人間性を判断します。

今更、マナーやしきたりを知ったところで、それは本当の自分ではないと思う方もいますが、それは間違いです。安心感を求めている両親は、彼女とお付き合いをしている男性がマナーを知らなかったとしても、それを勉強し努力をしている姿に「誠意」を感じます。

その「誠意」や「姿勢」も含めて男性の人間性です。成功するか失敗するかよりも、それを学ぶ過程に人間性を見出します。最初から全てのマナーやしきたりを理解している人はいません。

お付き合いをしている彼女の両親に安心感を与える事が、初めての挨拶の時に一番大切なことです。彼女のためであり、2人のためにもしっかりとマナーを学びましょう。いつか、今回学んだマナーが誰かの人間性を判断する日もきっと来ます。

初めての両親への挨拶で好印象を与える

彼女の両親に好印象を与えることが出来ると、2人のお付き合いは「公認」となります。両親公認のお付き合いは2人にとって心強く、安心してお付き合いを続けられたり、進展させることが出来ます。

逆に悪い印象を与えてしまうと、頼れる存在だったはずの両親が2人にとって大きな壁になってしまいます。そんなの関係ないと言っていられるのは2人の関係がお付き合いである内だけです。彼女との関係を結婚などに進展させるには親の協力や許しが必要です。

法律的には彼女との同意だけでも結婚は出来ますが、両親に祝福される事を求めているはずです。初めての挨拶で好印象を与えることが出来るか、悪い印象を与えてしまうかで雲泥の差が出来ますので初めての挨拶のときには好印象を与えられるようにしましょう。

彼女の両親に挨拶する時の注意点と気をつけるべきマナー21選!

両親と子供の距離が昔よりも近くなり、正式なマナーというものは少しづつ薄れつつあります。ですが、正式なマナー通りに事を進めるのか、少しラフでも、お付き合いをしている2人のやりかたで良いのかを判断するのは基本的にはそれぞれの両親です。

正式なマナーは堅苦しく息が詰まってしまう辛いことばかりではなく、両親や彼女に対する誠意を表現する方法のひとつです。マナーは日常的にやっている道徳のような一般常識と、調べたり教えたりしてもらわないと知り得ないものがあります。

常識には人それぞれの物差しがあり、曖昧なことが多くありますが、正式なマナーには決まり事がありますので、そのポイントを抑えられるように心掛けましょう。

挨拶の順番を守る

彼女の両親に挨拶に行くことが決まったら、男性は自分の両親に報告をしましょう。いつものラフな雰囲気で報告をするのではなく、タイミングを見計らい、改まって報告をするのがマナーです。家が地方などで遠い場合は電話でも構いませんが、メールはNGです。

正式なマナーとしては、まずは男性が女性の家に挨拶に出向き、許しを得てから男性の家に挨拶に行きます。最初は「会いたくない」と断られたり、話題を逸らされることもありますが、彼女を通して「挨拶をさせていただきたい」と誠意を伝えましょう。

挨拶の順番も薄れてきている傾向にありますが正式なマナーにこだわる家庭も多くあります。まずは男性が女性の家へ。許しを得たら女性が男性の家に出向くのが正式なマナーですので、覚えておきましょう。

挨拶の日取りと時間

挨拶の日取りを決める際に、まずは彼女の両親の都合を優先して日取りを決めます。その都合に合わせていくつかの日取りの候補を挙げます。予定としては2週間後くらいが良いでしょう。近すぎる予定だと「え、そんないきなり?」と思われてしまいます。

時間は昼の食事の片付けも終わり、準備にも手間が掛からずにお菓子などを用意できる14時から15時くらいが良いでしょう。両親から「食事も一緒にどうぞ。」と提案してくれた場合は一度断り、それでも誘っていただいた場合は厚意を受けるようにしましょう。

基本的には日取りと時間は両親の都合を優先して、相談するようにしましょう。あくまで決定は両親がします。挨拶の場所は遠方でも家に出向くようにします。

清潔感も大事なマナー

清潔感のある服装や身だしなみをするようにしましょう。両親も人を判断する際に、服装や髪の毛などの見た目も大切な判断材料のひとつになります。挨拶の際は自宅に人を入れるわけですから、無意識に警戒心を持っています。

ヒゲは剃り、髪の毛は切って耳を出すようにしましょう。耳を出すことで相手に安心感を与える効果もあります。金髪などの明るい髪は黒く染めなおします。爪は綺麗に切り揃えて、垢などの無い状態にしましょう。

ピアスやネックレスなどのアクセサリーは外し、穴の空いた靴下や靴などの汚れや匂いにも気を配ります。清潔感のある服装や身だしなみに気を配ることは彼女の両親の家に出向く際にも大切なマナーです。

挨拶の時の服装はスーツ

彼女の両親から「スーツで来るのはやめてくれ。」と特別な断りがない限り、男性の服装は基本的にスーツです。スーツの種類やネクタイの色に決まりはありませんが、体系に合ったスーツにします。ネクタイは黒はNGです。ハンカチも必ず持つようにしましょう。

スーツとはいえ服装にはしっかりと気を遣いましょう。お洒落ではなく身だしなみを整えるということを心掛けましょう。白いシャツはシワや汚れの無いものを選びましょう。新品の場合は畳んだ跡がついているのでアイロンを掛けましょう。

シャツをクリーニングに出す場合は「畳み」ではなく「吊るし」で頼むようにします。袖口や襟元の汚れは目立ちますので注意して見るようにします。

スーツを断られた場合にもフォーマルな服装を意識するようにして、カジュアルな服装は避けましょう。白いシャツを着て、黒いパンツを履くなどしてモノトーンを意識した服装にします。暑い日でなければジャケットを羽織るのも良いでしょう。

賛否が分かれるような個性的な服装や色味の強い服装は避けて、いわゆる「無難」な服装にします。その際にも清潔感を大事にします。

彼女の両親に初めて挨拶に行く際の服装は基本的にスーツで行くことを覚えておきましょう。スーツを着る際に一番下のボタンは閉めずに開けておきましょう。またポケットのフラップ(ポケットの入り口についているビラビラ)はしまうのがマナーです。

タクシーは少し手前で降りる

タクシーで両親の家に行く場合は家の目の前にタクシーを停めないようにします。タクシーを家の前に停めることはマナー違反であり、悪い印象を持たれてしまいます。少し手前のタイミングで降りたり、曲がり角で降りて、そこから歩いて行くようにしましょう。

家の前に車を横付けされて、車のドアが開いたり閉まったりする音は、気持ちの良いものではありません。些細なことではありますが、小さな心遣いや、相手の心を察することがマナーの基本となりますので、気を付けましょう。

挨拶の時の10分前行動はマナー違反

ビジネスシーンにおいて最低でも10分前行動をするのは社会人として当たり前のルールですが、彼女の両親の家に挨拶に行く際には10分前行動を意識して、約束の時間よりも早く着くことは避けます。

両親は約束の時間に合わせて、部屋の掃除やお茶やお菓子、場合によっては食事の準備をしているので、早く到着されると慌てさせてしまったり、困らせてしまいます。約束の時間から2分から5分ほど過ぎてからインターフォンを押しましょう。

携帯は鳴らないように

当然のことではありますが、携帯電話は必ず音の出ない状態にしておきましょう。着信音の鳴らないバイブ状態にしておくこともNGですので、心配なら携帯電話は電源を切りましょう。

携帯電話の電源を切っていても、アラームの設定があるとウェイクアップ機能によって音が鳴ってしまう場合があるので、確認をしておきましょう。また腕時計に音の出る機能がある場合は注意しておきましょう。

彼女の両親に真剣な挨拶を言葉にしているタイミングで着信音を鳴らしてしまわないように、身に付けている音の出るものには気を付けて事前に対応をしておきましょう。

時間を割いてくれた両親にお礼を伝える

彼女の両親と初めて対面した際にはまずは女性が両親に彼の事を紹介します。そしてこのタイミングで「こんにちは、初めまして、私○○と申します。本日はお忙しい中、お時間をいただきましてありがとうございます。」と笑顔でハキハキと挨拶をします。

その次に彼氏に両親を紹介します。玄関での挨拶となりますので、ここでは言葉少なく、簡単に自己紹介をする程度にします。大切なのは時間を割いて、挨拶の場所を設けてくれた彼女の両親に言葉にしてお礼を伝える事です。

玄関先のマナーは大切に

ドアを開けて玄関に入ったら、両親にお尻を向けずにドアを閉めます。簡単な挨拶を終えて彼女の両親から「どうぞ、お上がりください。」と言われたら「失礼致します。」と頭を下げます。

その後、靴は両親のいる正面に向かって脱ぎます。上がったらお尻を向けずに斜めに屈んで靴を揃えて端に寄せましょう。靴を揃えるのは彼女がしても問題ありません。この際に靴を見られていますので、事前に靴の汚れを落として綺麗にしておきます。

キョロキョロしない見回さない

「失礼致します。」「お邪魔致します。」と家に上がったら、両親に案内されて部屋に向かいますが、この際に家の中をキョロキョロと見回したり、案内されていない部屋を覗き込んではいけません。目線はまっすぐ向けて、高すぎたり低すぎないようにします。

家に人を招きいれる際に、生活スペースを覗き込まれたり、足元のホコリを見ているような目線を嫌います。真っすぐと堂々とした目線を意識しましょう。

手土産は袋から出して渡す

手土産を渡す際には紙袋などから出して、相手に文字が読める方向で両手で渡しましょう。その際に「お好きだと伺ったので。」や「お口に合うと良いのですが。」と一言添えるようにします。

手土産を入れてきた袋などがある際には必ず持ち帰ります。また手土産をテーブル越しに渡すのはNGです。必ず正面に立てる場所で渡します。そのため部屋に通されて席に着く前が手土産を渡すタイミングです。

座る位置にも注意

部屋に通されたら、下座につきます。下座は入り口から一番近い場所になります。上座と下座の区別がつきにくい部屋もありますが、その際はトイレに行く時やお茶のお手伝いをする時に両親の前を横切らずに済む場所が下座となります。

彼女の両親から上座に座るように促された場合は「今日は挨拶に来た身ですから」と断ります。それでも「どうぞ。」と言われた場合は「失礼します。」とお礼を言ってからなら上座についてもマナー違反にはなりません。

改めて自己紹介

家族が揃い、席についたタイミングで改めて自己紹介と今日のお礼を伝えます。椅子の場合は立ち上がり、座布団の場合は一度座布団から降りて挨拶をします。

「改めまして、○○さんとお付き合いをさせていただいております、○○と申します。本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂戴いたしまして、ありがとうございます。」と頭を下げます。

その後、「まあまあ、どうぞ。」と彼女の両親に座るように促されてから、席に戻りましょう。歓談が始まってしまうと改めて挨拶をするタイミングが難しくなってしまいますので、みんなが揃ったタイミングで出来るようにします。

笑顔で雑談も大人のマナー

緊張感を持って両親に挨拶することもマナーですが、笑顔で雑談をして場を少し和らげさせるのも大人のマナーで大切なことです。緊張感で顔を強張らせてばかりいては彼女の両親も疲れてしまいます。

笑顔で歓談をする事はビジネスにおいても重要なマナーなので、両親はそういった社会的な人間関係を構築できる人間性を持っているのかも含めて判断をしようとしています。

初めての挨拶の際にも緊張してばかりいては、頼りない人間だと思われてしまいます。初めての挨拶だからこそ、歓談が出来るように努力をしましょう。

本題は彼氏が切り出す

しばらく会話をした後に本題は彼氏が切り出します。ドラマなどでは「娘さんを僕に下さい。」という展開がベターですが、「○○さんと結婚をしたいと思っております。賛成していただけますでしょうか。」とお伺いを立てるのがマナーです。

彼氏が本題を切り出すことを知らないと「まだ言わないのかな」と周りがソワソワしてしまいます。彼女に「そろそろ、あの事を。」と言われるまえに、彼氏がタイミングを見計らって切り出すようにしましょう。

結婚の挨拶でない場合も、初めての挨拶の場合は「お付き合いをさせていただいております、○○さんとの事ですが、真剣に将来の事を考えています。」と両親の許しを得られるようにハッキリと伝えましょう。

襟を正して本題に入る

初めての挨拶の場合、緊張感から和やかな会話の流れで本題を切り出してしまうのはいけません。両親に会うのが初めてでない場合や、既に同棲をしていて両親と仲がいい場合でも本題に入る際には襟を正して緊張感を持って話しましょう。

両親は真剣な挨拶を求めていることを理解してあげましょう。緊張感を持って挨拶をされることで、両親も真剣に応えてくれます。

長居はせずに2~3時間

家にいる時間は2~3時間程度にしましょう。会話が弾んで和やかな雰囲気に流されて長居をすることはマナー違反となってしまいます。

もし「食事もどうぞ。」と提案された場合は「いえ、あまり長居するのも失礼ですから」と遠慮しましょう。それでももう一度お誘いをいただいたら、「ありがとうございます。」とお礼を言って食事をいただくようにします。

帰りを切り出すタイミング

帰りを切り出すタイミングは彼女が作ります。「ずいぶんと、ゆっくりしちゃったし、そろそろ行こうか。」と彼氏に伝えましょう。

両親が時計を見たタイミングで「もうこんな時間、そろそろ行こうか。」や、出してくれているコーヒーやお茶のおかわりを勧められたタイミングで切り出すのも自然な流れとなります。「もう少し、どうぞ」と言われても一度は遠慮するのがマナーです。

コートは外で着る

帰り支度の際に、脱いでいたコートを家の中で着るのはマナー違反となります。また、癖で無意識にやってしまう人もいますが、コートやカバンを手に取った際や立ち上がった時に服などを、ホコリを手で払うような、なでる動作は失礼になりますので注意しましょう。

コートや帽子は手に持ったまま外に出て、外で着るようにしましょう。彼氏がコートを着る際に彼女がそのお手伝いをする姿は両親にとって好印象になります。

お見送りをしてくれたら一度振り返る

お礼を伝えた後に家の前まで見送ってくれたら、「外は寒いので、どうぞお家の中へ。」と気遣いの言葉を掛けましょう。両親がそれを断ったらお礼を伝えて歩き出します。

しばらく歩いてから両親の方を振り返り頭を少し下げます。間違っても大きな声で「今日はどうもありがとうございました。」と言わないように、頭を下げる動作だけにします。

帰宅後のお礼までが挨拶

初めての場合に限らず、両親への挨拶が終わり家に着いたら、帰宅したことの報告と今日のお礼をしましょう。メールでも構いませんが基本的には電話でします。

正式なマナーとしてはお礼の品を手紙を添えて送ることになっていますが、その際は3日以内に届くようにします。電話だけでお礼をすることはマナー違反にはならないので安心してください。

彼女の両親への挨拶のタイミング

彼女とのお付き合いが成熟して安定してきたら、2人の将来の事を意識しだします。ですが、挨拶のタイミングを逃すとズルズルと時間だけが過ぎてしまい、会いづらくなってしまいます。

2人のお付き合いの中で、何度か訪れる挨拶のタイミングを逃さず、しっかりと両親に挨拶が出来るようにしましょう。

人生の節目を迎える時が挨拶のタイミング

お付き合いから結婚へと関係を進展させるタイミングは、何度かやってくる人生の節目です。学生なら卒業をして就職をするタイミング。社会人なら昇進などがそのタイミングになります。他にも引っ越しや転勤などが挨拶のタイミングになります。

逆にリストラや先の見えない転職や独立、留年などはネガティブなイメージを与えてしまう可能性があるのでそういったタイミングは避けるようにします。

人生の中でも社会的に認められる時が初めての挨拶のタイミングとなります。ポイントは両親が2人のお付き合いや結婚を祝福できるタイミングであるということです。

彼女と二人で決める

良いタイミングが訪れたからといって、彼氏や彼女が1人で挨拶の事を決めてはいけません。2人の意思をしっかりと確認して、日取りや時間、場所や食事など、2人で相談して決めていきましょう。

もちろん意思の強い方がリードをするのは良いことですが、挨拶の直前になって、「やっぱり会いたくない。」「延期してほしい。」となってしまってはマナー以前の問題であって、両親に不信感を与えてしまいます。

勢いや流れだけに任せずに、時々立ち止まっては2人の意見を交換をするようにしましょう。

彼女の両親への挨拶!食事場所と手土産選びは?

食事場所や手土産は服装と違って、その人の個性や人間性が表れます。それだけに両親もそのチョイスに期待をしています。評価の対象であると思うと不安に感じてしまいますが、注目されているのを利用して好印象を与えましょう。

食事に適した場所と、両親への個性的なセンスの見せどころである手土産選びも、彼女の両親への挨拶を成功させるためには大切なポイントになります。

基本的には両親の住む家に出向く

彼女の両親に挨拶に行く際には家に出向くようにしましょう。「挨拶に行きたい」と家に行くことを前提に話を進めて構いません。お付き合いをしている二人にとって、両親に挨拶をさせていただく立場である事を心掛けましょう。

両親の住む場所が遠方で、泊りがけで行くことになる場合にはホテルをとっておきましょう。彼女は実家に泊まり、彼氏は1人でホテルに泊まるようにします。

両親から提案がない限り、基本的には遠方であっても両親の住む家に出向くことがマナーです。間違っても来てもらえるように提案をしないようにしましょう。

くだけた場所はNG

両親から家ではなく、外で食事をしましょうと提案された場合は家でなくても構いません。ですが食事はくだけた場所は避けましょう。基本的には料亭やレストランなどのかしこまった場所を選びます。

落ち着いて会話が出来て、食事内容も良く、しっかりと挨拶が出来る場所にします。費用の目安としては1人あたり8000円から1万円くらいの場所が良いでしょう。

食事の場所が決まったら食事をするお店の予約を確実に取ります。予約の際に「両親に挨拶をする」という事をお店側に伝えれば、個室などを提案してくれることもあります。

手土産は値段よりこだわりが大事

挨拶の際の手土産は基本的には後々残らない食べ物などの消え物を選びます。挨拶の直前に両親の住む家の近くで購入してはいけません。特産品や名産物なら値段を悟られる心配もなく好印象を持ってもらえるので手土産としては人気です。

事前に彼女を通して両親の好みなどをリサーチしておけば手土産を選ぶ際にスムーズになります。手土産を通して会話も生まれるので、その手土産の品の事も調べておきましょう。手土産を購入するのは挨拶の2~3日前に済ませて賞味期限や保存には注意しましょう。

前日に購入を予定していると目当てのものが売り切れの場合などに対処に困ります。手土産も大切なマナーです、高いものでなくても会話が生まれるようなこだわりの品物を手土産として選びましょう。

彼女の両親へお付き合いや同棲の挨拶の場合

結婚をする前にまずは同棲をするカップルは多くいます。ですがお付き合いの挨拶や同棲の許しを両親に挨拶をする場合は結婚の挨拶とは少し違ってきます。

両親に事前に報告をした際にも結婚と同棲の挨拶ではすこし心構えが違います。それは結婚の際に抱える不安と同棲の際に抱える不安が少し違うからです。

ですが、お付き合いをしている挨拶でも、同棲の挨拶でも両親に安心感を与えることが大切です。祝福されて応援をされるように好印象を与えましょう。

両親は味方にすると頼れる存在

同棲をする家を2人で借りる際に、両親が味方をしてくれると気持ちの面でも心強く、手続きの面でもスムーズに事が運べます。若い2人が同棲をすると楽しいことばかりでなく大変なこともあります、そんな時に両親の応援は頼れるものです。

お付き合いの時点で挨拶を済ませて、親公認のお付き合いをしているとお付き合いをしている2人にも自然と責任が生まれるようになります。タイミングがあれば挨拶に出向き、好印象を与えられるようにしましょう。

目標や夢を具体的に伝える

同棲をする際に両親が思う心配事に「なぜ結婚じゃなくて、同棲なの。」ということです。その「なぜ同棲なのか」ということをしっかりと具体的に伝えましょう。

同棲を通してお互いが結婚を意識して生活をするのには、具体的な将来のイメージが重要です。地方から東京の大学に進学するために一緒に来てほしいが、結婚は卒業をして養えるようになってから考えたいなど、両親が納得する答えが必要です。

結婚を待たずに同棲という選択をするのには「好きだから」という理由だけでは許しを得られない事もあり、見通しが甘いと言われ同棲どころかお付き合いも反対されてしまうこともあります。同棲の挨拶の前に2人で具体的なイメージや目標を話し合っておきましょう。

結婚を前提に

お付き合いの挨拶においても、同棲の挨拶においても、基本的には2人の意思が「結婚を前提にしている」ということが大切です。結婚を前提に考えているのなら安心感も多少なりともあります。

両親に紹介をするというハードルを理解して挨拶に来ているという事が両親に伝わると、お付き合いに対する許しや同棲の承諾は得られやすいです。

結婚のようなしきたりや堅い挨拶はありませんが、同棲の挨拶も真剣さと緊張感を持って挨拶をすることで想いは両親に伝わります。

彼女の両親への挨拶!言葉遣いと会話選び

言葉遣いは普段の生活が表れます。緊張感のある挨拶を終えて歓談中の言葉遣いや会話選びに注意しましょう。スムーズに挨拶を進行できるように、適切な言葉遣いをしなければなりません。

言葉遣いと会話選びの注意点と会話選び、反対されてしまった場合の対処法をいくつか紹介します。

挨拶の時に良い会話と悪い会話

挨拶に出向いた際の会話で困るのはやはり話題選びです。天気の話や食事の話など、当たり障りのない話題から、彼女の小さい頃の話や、2人の共通の趣味の話は会話が弾み場が和みます。

逆に政治や宗教、見え透いたお世辞やブラックジョークなどはしないようにしましょう。質問された際にもあまり深い会話は避けましょう。

家の中で目に付きやすい所においてある写真や置物を会話のキッカケとして使うのも良いですが、あまり話題にあげると不快に思われる場合もあるので、様子をみながら楽しい会話が出来るようにしましょう。

挨拶の時は「俺」ではなく「私」

会話の中で自分の事は「俺」「僕」「自分」ではなく「わたくし」や「わたし」を使いましょう。また彼女の事は「お前」や「○○ちゃん」呼びはしないようにしましょう。

無意識に呼んでしまいがちですが、もし口をついて出てしまった場合には「失礼しました。」と言ってから訂正をするようにしましょう。

また言葉は明瞭に発音し、言葉尻を伸ばさずにキチッと止める事で、真面目な印象を与えられます。最初は丁寧さよりも堅苦しさを感じられてしまいますが、慣れてくれば自然に身に付いていきますので、意識的に気を付けるようにしましょう。

両親にお付き合いを反対されたら

もし、挨拶をした際に彼女とのお付き合いや結婚を反対された場合にも「なんでダメなんですか」などと聞かずに、「理由をお聞かせください。」と言葉遣いにも注意を払い、冷静に対応しましょう。

時には追い出されてしまう事もあるかもしれませんが、親は子の幸せを願っているという事を理解しましょう。そして反対された理由を伺い、時間を掛けて「幸せにする」という事を言葉にして、しっかりと伝えます。

一度や二度の反対をされたからと言って諦めずに彼女の両親と向き合うことが大切です。

彼女の両親への挨拶で重要なのは誠意

挨拶に行くのは彼女との結婚やお付き合いに対する許しを得るという目的がありますが、彼女の両親はその目的に対する誠意を見せてほしい、その言葉を聞かせてほしいと思っています。その誠意を伝えることが実は挨拶で一番重要な事柄です。

誠意を表現をするのはなかなか難しく、伝えづらいものではありますが、その一番重要な誠意を今一度、考えてみましょう。

緊張感も誠意のあらわれ

服装を整えたり、マナーを勉強して実践したりと、慣れない事の連続で挨拶の際に緊張をしてしまうのは皆同じです。ですがその緊張感が両親には真剣さと誠実さとして見られます。

本当に彼女の事が好きで大切に思っていないと緊張はしません。会話の中で緊張していることを言葉にして伝えるのも彼女の両親は好意的に受け取ってくれます。

そして両親に対する一番の誠意と責任は彼女を幸せにすることであると理解しましょう。それを理解しているか、理解していないのか、努力をしているのか両親にはすぐに見抜かれてしまいます。真剣な想いがあるなら誠実に真剣に誠意を見せましょう。

嘘はつかずにカッコつける

彼女との結婚や関係を認めてもらいたいという欲や弱さから、自分を大きく見せたいと嘘をついてしまう人もいます。ですが、その場で許しを得られても嘘を隠し続けるか、嘘がばれて信用を無くしたりと悪いことばかりです。

彼女との関係を認めてもらうためには嘘をついてはいけません。その代わりに「絶対に幸せにします。」「認めてもらえるように今まで以上に仕事や勉強に励みます。」と両親にカッコつけて誓いましょう。その方がずっと誠意が伝わります。

最も大事なのは心

いくつかのマナーやしきたりやルールを紹介しましたが、その全ては相手に不快感や悪い印象をあたえないための「思いやり」から出来たものです。服装や言葉遣い、食事や手土産選びなど、マナーは自分のためではなく相手のためにするものです。

その「思いやり」を通して「人間性」や「心」を美しく表現するためのツールなのです。学ばなければいけないことはたくさんありますが、それは昔から「いいもの」として繋げられてきたものです。

「挨拶」という恋愛から結婚に進展させるために通らなければならないハードルをマナーというツールを使って、飛び越えていきましょう。

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