朝鮮耳とは？特徴は？耳たぶがない朝鮮人と日本人の耳との違いも紹介

「朝鮮耳」というものをご存知でしょうか。これは簡単に表現すると「耳たぶがない」形状の耳のことを指している言葉です。

この「朝鮮耳」はその名前のとおり「朝鮮人」の耳のことを指していることが多く、朝鮮人だけがこの耳の形をしており、日本人や他の国の人には朝鮮耳の人はいないとも言われています。

その話は事実なのでしょうか。朝鮮耳の特徴や朝鮮耳を持つ人の特徴、さらに朝鮮耳の芸能人などもご紹介しつつ、その真実に迫っていきましょう。

朝鮮耳とは、先にもお伝えしているとおり「耳たぶがない」耳の形状のことを指していて、特に朝鮮人の耳のことを指しているとも言えます。

そして、そのことからも「朝鮮耳」という言葉には「あいつは朝鮮人だ」というような含みをもたせた「差別用語」としても使用される場面があります。

特に朝鮮人であることが差別にはなりませんが、「朝鮮人＝悪」というレッテルを貼っている人たちからの悪意ある言葉として使われるため「差別用語」にもなり得ます。

朝鮮耳とは先にお伝えしたとおりなのですが、この朝鮮耳を持った人というのは一定の特徴があるものと考えられています。

これは「朝鮮耳＝朝鮮人」ということから考えられていますので、朝鮮耳の人の特徴というよりは、「朝鮮人の特徴」という意味合いが強い部分もあります。

さて、この朝鮮耳を持つ人の特徴とはどのようなものがあるでしょうか。以下からご紹介しますのでチェックしてみてください。

朝鮮耳を持つ人の特徴には、「一重まぶた」というものがあります。朝鮮耳を持つ人は腫れぼったいまぶたをしている、切れ長の目をしているという特徴があると考えられていて、それは一重まぶたの人に多いです。

「昔ながらの世界からこれと思われている日本人顔」というものがあるように、先入観や思い込みで「朝鮮人＝一重」という認識があるため、このような特徴が挙げられています。

日本人が思い浮かべる「朝鮮人っぽい顔」は一重まぶたで切れ長の目をしているという特徴があるためです。

朝鮮耳を持つ人の特徴には、「エラが張っている」というものもあります。「エラ」とは顎の両端の触ってみると角ばっている部分ですが、ここの骨が張り出している状態をエラが張っていると表現します。

朝鮮耳を持っている人とは「＝朝鮮人」という発想からくるもので、さらに特徴的な朝鮮人顔というのもエラを張っているという認識が強いためにこのような特徴が挙げられます。

こちらも「一重」のときと同じように日本人が思い浮かべる朝鮮人っぽい顔というのがエラが張っていて、頬がこけているような顔になっていることからこのように言われるのです。

朝鮮耳を持っている人の特徴には、「体毛が薄い」というものも挙げられます。これは朝鮮半島が北の大陸続きになっているため、その気候によるものだと言われています。

特に男性はヒゲが生えてこない、もしくは薄いという人が多く、これは寒い地域ではヒゲが伸びているとヒゲに氷柱が出来てしまうため、生えてこなくなったという説があります。

日本人でも北海道や東北に生まれ住んでいる人は他の地域の日本人よりも体毛が薄かったり、肌のキメが細かったりという特徴が見られます。

朝鮮耳というのは「朝鮮人の耳」という意味もあり、朝鮮人のみがこの耳の形をしていると考えている人もいます。そういった噂も広がっています。

ですが、実際に日本人には朝鮮耳の人は本当にいないのでしょうか。朝鮮耳のというのは朝鮮人だけのものなのでしょうか。このことについて以下に確認していきましょう。

朝鮮耳というのは耳たぶがない耳の形状のことを言いますが、これは特に朝鮮人のみに見られる特徴というわけではありません。

特に日本人が在日朝鮮人に対して使っていた差別用語みたいなもので、たまたま朝鮮人にそのような耳たぶが多かったというだけのことになります。

戦国時代の武将・小野鎮幸の子孫であるオノ・ヨーコさんや、同じく戦国時代の武将、赤井直正の子孫である赤井英和さんもこの朝鮮耳を持っています。

また、朝鮮耳を持った人は日本人にもいるというだけではなく、海外のしかも西洋系の外国人にも存在しています。

たとえば、日本人にもおなじみの有名人でいうと「セインカミュ」さんはフランス系アメリカ人の父とイギリス人の母の間に生まれた人ですが、耳たぶがない朝鮮耳の形状をしています。

ここまでの内容でも分かるように「朝鮮耳は在日朝鮮人という噂の信憑性は」ほとんど信憑性など無いと言えます。

差別をするような種類の人たちが、差別的な発言をしたいがために発していた根も葉もない言葉だったことが分かります。

朝鮮耳というのは「耳たぶがない」という表現がされますが、特徴的に「ポテ」っと垂れ下がったような耳たぶがないというだけで、その部分がえぐれているというわけではありません。

表現的に耳たぶがないという言い回しになりますが、形状をしっかりと表現するのであれば「輪郭に沿った形の耳たぶ」ということになり、耳たぶはあります。

ですので、朝鮮耳の人であってもピアスを付けたいのであれば問題なくつけることができます。

朝鮮耳の人がピアスをつけたいと思うのであれば、どのあたりの位置にピアスの穴をあけるべきでしょうか。

先程もお伝えしたように耳たぶがないというわけではないので、好きな位置につければよいのですが、似合う位置としては輪郭よりも少し離した位置に穴をあけると良いでしょう。

耳が始まったすぐあたりにつけてしまうと輪郭に沿ってしまうため、意識して少し離し気味にすると良いです。

朝鮮耳の人に似合うピアスというのは、なるべくシンプルなものが似合うと言われています。輪郭から近い位置になりがちなので、派手なものは「ごちゃごちゃした印象」になってしまうためです。

また、たとえば「石が1つ」などのワンポイントのピアスなどは耳たぶが大きい人よりも似合う場合もありますので、シンプルなもので色々と合わせてみると良いでしょう。

朝鮮耳を持った人は、もちろん一般人だけではなく有名人、芸能人にもたくさんいます。その中からまずは男性芸能人をピックアップしてみましたので、以下から確認してください。

お笑い芸人アンジャッシュの渡部建さんは「朝鮮耳」の男性芸能人です。少し耳たぶらしき膨らみがある程度の形で、ほとんど耳たぶがありません。

俳優でタレントの「荒川良々」さんも朝鮮耳をした男性芸能人といえます。耳の上側が少しとがりぎみで大きいため、「耳全体として大きい」印象がありますが、実はほとんど耳たぶがありません。

耳たぶがない朝鮮耳の持ち主には、もちろん男性芸能人だけではなく女性芸能人もいます。意識して見ないと気づきませんが、有名な女優さんなどにも多くいますのでその中からピックアップしてご紹介します。

キャスターやアナウンサー、タレントとして活動していた小林麻央さんも朝鮮耳の持ち主です。

ぷくっと膨らんでいるので耳たぶらしき位置は分かるものの、輪郭に沿った耳の形をしていて、垂れ下がったような耳たぶはほとんどありません。

とても人気が高く、テレビドラマや映画などにも引っ張りだこで多くの人が知っているであろう女優の石原さとみさんも朝鮮耳の持ち主です。

輪郭に沿って細長く上に伸びているような形状の耳をしていて、垂れ下がった耳たぶのようなものはほとんどありません。

「朝鮮耳」という言葉には耳の形状を表しているというだけではなく、在日朝鮮人を差別する言葉として「差別用語」の意味合いもあるとお伝えしました。

この差別用語としての「朝鮮耳」と同じように使われている言葉にはどのようなものがあるか触れていきましょう。

個人差でまったく変わるので朝鮮耳と同じようなものなのですが、朝鮮唇は「上下の唇の厚さがほとんど同じ」場合にいいます。

これに対して日本人は下唇に対して上唇のほうが薄いというものですが、ここで国籍の判断ができるほど強い特徴ではないので、単なる差別用語です。

もともとは国会中継中にたまたま一部の中韓を贔屓している議員が水を飲む際、「顔を横に向けて左手で口元を隠して飲む」という方法をしたのがきっかけです。

これは酒の席での朝鮮式の作法と酷似した飲み方だということで、これを「朝鮮飲み」という人がいたということです。

朝鮮耳＝朝鮮系というのは信憑性がほとんどないものだということが、ここまでの内容で分かったことと思いますが、「朝鮮耳＝朝鮮系」ということは多くのネット記事などでまことしやかに書かれています。

たとえば芸能人の写真を取り上げて「このひとは朝鮮耳だから朝鮮系」などと書きつつ「日本人だと思っていたので驚きました」というような感想まで付け加え真実であるかのように書いているケースもあります。

差別のつもりがなく「耳の形状」を表しているつもりで朝鮮耳という言葉を使ったとしても、言葉の成り立ちが差別用語となっています。

ですから、もし周りに耳の形状が輪郭に沿っていて、耳たぶがない人がいたとしても「朝鮮耳」という表現はあまり使わないほうが良いでしょう。

「耳たぶがない」と言うか「スマートな耳の形でキレイだね」などのように相手のことを考えた発言をするようにしましょう。