黒澤久雄(黒澤明の息子)の現在！元嫁の林寛子とは離婚？再婚や子供についても紹介

今回は多彩な才能を持っている黒澤久雄さんについて紹介します。黒澤久雄さんは、映画監督である黒澤明さんの息子です。黒澤明さんの息子である黒澤久雄さんは、今現在はどんな活動をしているのでしょうか。黒澤久雄さんの結婚についてもまとめていきます。

様々な活動をされている黒澤久雄さんとはどんな男性なのか、まずは黒澤久雄さんのプロフィールをみていきましょう。

黒澤久雄さんの父親は、多くの日本人が知っている「世界の黒澤」こと、映画監督で脚本家でもある黒澤明さんです。1910年3月23日生まれで、88歳で亡くなっています。

黒澤明さんの映画の魅力は、ダイナミックな映像表現です。ダイナミックな映像でありながら、描くのはヒューマニズムであるというところが、多くの人を魅了していました。

映画「羅生門」や「生きる」、「七人の侍」など30本の監督作品を生み出して、アカデミー賞での受賞や、ヴェネツィア、カンヌ、ベルリンの世界三大映画祭での賞を獲得しています。

黒澤久雄さんの母親で、黒澤明さんの嫁となったのが矢口陽子さんでした。矢口陽子さんは元女優です。戸籍上では黒澤喜代であったため、家では喜代子と名乗っていたそうです。

矢口陽子さんは香港生まれで、昭和高等女学校という現在の昭和女子大学附属昭和高等学校を中退されて、松竹少女歌劇団入団されています。1944年に黒澤明さんの作品「一番美しく」に主演しました。

黒澤明さんが矢口陽子さんを好きになったようで、矢口陽子さんを嫁にするために、何通もの手紙を送って口説いたと言われています。黒澤明さんの猛アプローチがきいたのか、1945年に矢口陽子さんは黒澤明の嫁となったのです。黒澤明さんとの結婚を機に、矢口陽子さんは女優を引退されました。

黒澤明さんと矢口陽子さんの息子は黒澤久雄さんですが、2人の間には娘もいます。黒澤久雄さんの妹になるのが、黒澤和子さんです。黒澤和子さんは、日本の映画衣裳デザイナーでありエッセイストとしても活躍しています。

日本の映画衣裳デザイナーというのは、珍しい職業です。父親である黒澤明さんの影響が大きいのかもしれません。俳優の加東大介さんと結婚していましたが、現在は離婚しています。

黒澤和子さんは2人の息子がいて、長男は俳優の加藤晴之さん、次男は画家として活躍する加藤秀之さんです。

黒澤久雄さんの家族は、アーティスト一家のようです。それでは、黒澤久雄さんとは、どんな経歴を持っているのでしょうか。黒澤久雄さんの現在までの経歴をみていきましょう。

黒澤久雄さんは1966年にフォークバンドを結成しています。1966年は黒澤久雄さんが成城大学在学中の時期です。フォークバンドは「ブロード・サイド・フォー」というグループで、「若者たち」という曲が大ヒットしています。

メンバーは黒澤久雄さんと、鶴原俊彦さん、横田実さんと山口敏孝さんでした。「若者たち」は、同名のドラマの主題歌として人気となりました。「若者たち」の他に「星に祈りを」もリリースしています。

歌手となっていくのかと思われましたが、黒澤久雄さんが留学する事になったため、フォークバンドは解散してしまいました。

フォークバンドは留学を機に解散してしまいましたが、黒澤明さんは音楽が好きだったようで、その後DJとしても活躍しています。

またどういうきっかけであるのかはわかりませんが、タレントとしてテレビ番組で活動するようにもなっていきました。黒澤明さんの息子という事で、映画撮影の現場で声をかけられた可能性もあります。

黒澤久雄さんはタレントとして活動しながら、映画プロデューサーとしても活動を始めました。映画プロデューサーとは、映画を企画して、立案し、作品にするという総合責任者の仕事になります。

映画プロデューサーとしては、映画「乱」以降、父親である黒澤明さんの作品にも関わるようになっていきました。

黒澤久雄さんは映画プロデューサーとして活動していますが、その活動の中で、ゲームソフト制作会社コーエーと一緒に黒澤明さんの遺稿を元にした映画「鬼」(仮題)の制作を計画していました。

黒澤久雄さんが監督を務める予定をしていましたが、未完となっています。もしかしたら、今後制作されるかもしれません。映画公開と同時に発売する予定だったゲームは、「仁王」という名前に変更されて2017年に発売されました。

黒澤久雄さんの若い頃の画像です。色々な番組にも出演されていた黒澤久雄さんですが、画像はあまりのこっていないようです。画像をみると、黒澤明さんと雰囲気が良く似ている男性である事がわかります。

黒澤久雄さんが子供の頃の写真もアップされていました。黒澤明さんが息子である黒澤久雄さんと、一緒に掲載された画像のようです。黒澤明さんと黒澤久雄さんの若い頃の画像の雰囲気が、そっくりだと言われています。

黒澤明さんの息子という事で注目された黒澤久雄さんですが、黒澤久雄さんには嫁や子供はいるのでしょうか。黒澤久雄さんの嫁や子供についてもまとめていきましょう。

黒澤久雄さんは1980年に女優の林寛子さんと結婚しています。黒澤久雄さんと嫁となる林寛子さんとは、黒澤久雄さんが司会を務めていた番組「おはよう!こどもショー」に、林寛子さんがゲスト出演された事で知り合いました。

林寛子さんを素敵だと思った黒澤久雄さんが「草野球チームを持ってるから応援に来て」と、林寛子さんを誘ったそうです。

父親の黒澤明さんも、猛アプローチで嫁を口説いていたと言われますが、黒澤久雄さんも同じようだったのかもしれません。その後、林寛子さんと交際に発展して、1980年に結婚されました。

林寛子さんは1959年10月16日生まれで、黒澤久雄さんとは14歳差でした。1967年にNHK連続テレビ小説「旅路」で子役としてデビューをしています。1973年に人気オーディション番組「君こそスターだ!」で、第1回グランドチャンピオンを獲得しています。

数々とドラマや映画に出演しますが、1980年に黒澤久雄さんの嫁となりました。結婚後は、主婦タレントとして、毒舌キャラとして売り出していきます。

政治の世界でも活躍していて、公認候補者として所属した自由連合で、埼玉県総支部代表を務めた事もありました。

1980年に結婚した黒澤久雄さんと林寛子さんでしたが、2003年に離婚されています。離婚を切り出したのは嫁の林寛子さんでした。

嫁である林寛子さんからの離婚の申し出に黒澤久雄さんは「あ、そう」と答え、15分ほどの話し合いで離婚が決まったと言われています。

2003年に離婚をしたた黒澤久雄さんと林寛子さんですが、離婚後もしばらく同居されていた事でも話題となっています。

黒澤久雄さんと林寛子さんの離婚理由について、黒澤久雄さんは林寛子さんが何を考えていたかはわからないとしながら、結局は価値観の違いみたいなものではないかと語っていました。

一方嫁だった林寛子さんは離婚理由について、「大人になっちゃったんでしょうね」と答えています。黒澤久雄さんは、父親である黒澤明さんと二人三脚で映画を作っている人だから、現実味がないと林寛子さんは感じていたそうです。

現実味がない事から、嫁として母親としての意見する事で、黒澤久雄さんと喧嘩になる事も多かったといいます。しかしある時から、喧嘩にもならなくなったのだとか。その時、もうみている風景が黒澤久雄さんとは違うと感じたのが、林寛子さんが離婚を切り出した理由だったと語っています。

黒澤久雄さんと林寛子さんは、23年ほどの結婚生活をされています。その間には子供が3人生まれました。息子が1人と娘が2人になります。

黒澤久雄さんと林寛子さんの子供たちは、黒澤久雄さん一家と同じくらい、アーティスト一家のようです。どんな子供たちなのでしょうか。

黒澤久雄さんと林寛子さんの息子であり、長男となるのが黒澤甲さんです。黒澤甲さんは、ミュージシャンをされています。Volgroomaというバンドをされているようです。

Volgroomaでの活動ブログもありますが、ブログの方は2016年でストップしています。Volgroomaのメンバー洞至さんが「またやりたいなぁ」とツイートしている事から、現在は活動を休止されているのかもしれません。

黒澤久雄さんと林寛子さんの長女が、元女優の黒澤優さんです。ファッション雑誌モデルとして活動をスタートさせて、映画「ISOLA 多重人格少女」で女優デビューをされています。

ドラマ「伝説の教師」や映画「死者の学園祭」などに出演されていました。2002年1月2日にSOPHIAのボーカリストである松岡充さんと結婚して、芸能界を引退しています。

黒澤萌さんは歌手として活動されています。詳しい活動はわかりませんが、2002年に「悲しみにさよなら」というシングルをリリースされていました。

黒澤久雄さんの息子も娘も、アーティストとして活動しているようです。それでは黒澤久雄さんは、今現在どんな活動をしているのでしょうか。

黒澤久雄さんは現在、黒澤プロダクション・黒澤フィルムスタジオの代表取締役社長を務めているようです。

撮影スタジオの管理や貸借、撮影機材のレンタルなども行っています。また実業家として、飲食店の経営もされているようです。

2003年に離婚をした黒澤久雄さんは、2007年には黒澤プロダクションに務めていた秘書と再婚をされています。

再婚相手の嫁は一般人という事で、詳細なプロフィールは公開されていません。黒澤久雄さんは再婚されていますが、再婚相手との子供は生まれていないようです。

黒澤久雄さんは黒澤明文化振興財団の理事長も務めていましたが、現在は黒澤明文化振興財団は解散しています。もともとは映画監督の黒澤明さんの記念館設立や、黒澤明さんの映像芸術を中心に、現代の文化に貢献するために作られた財団法人でした。

しかし財団法人への寄付金の使われ方に、問題があったと話題となります。実際に寄付金は、別の用途で使われていた事がわかり、不正利用した費用全額を黒澤久雄さんが支払いました。この件がきっかけとなり、2011年に黒澤明文化振興財団は解散しています。

多彩な活動をしている黒澤久雄さんですが、タレントとして活動していた時には、どんな番組に出演していたのでしょうか。黒澤久雄さんの主な出演番組をみていきましょう。

ドラマ「3丁目4番地」は1972年1月8日から放送されたドラマで、全14話の作品でした。本郷3丁目4番地にある下宿屋「木下館」で起こる出来事を描いていくというストーリーです。黒沢久雄さんは下宿屋「木下館」の下宿人という役どころでした。

ドラマ「あこがれ共同隊」は、1975年6月6日から放送されたドラマで、当時大人気のアイドル郷ひろみさんと西城秀樹さん、桜田淳子さんが共演した事でも話題となりました。東京原宿・表参道を舞台に、若者たちの青春を描いたストーリーです。

クイズ番組「象印クイズ ヒントでピント」は、1979年3月4日から放送された番組で、黒澤久雄さんは1979年3月から1983年12月までレギュラー出演されていました。

ちなみにクイズ番組「クイズダービー」にはゲスト解答者としても出演しています。クイズ番組「クイズダービー」では、24連勝という記録を残していました。

今回は、黒澤明さんの息子である黒澤久雄さんについて紹介しました。黒澤久雄さんは、タレントとしてだけではなく、飲食店の経営など幅広い分野で活躍されているようです。これからの活躍にも期待しましょう。