神木隆之介が声優をしたジブリやアニメキャラ！ハウルの動く城など

神木隆之介さんは俳優として映画やドラマに出演するだけではなく、声優としても高い評価を得ています。そんな神木隆之介さんは、声優としてどのような作品に出演しているのでしょうか。

神木隆之介さんのプロフィールや、これまでに神木隆之介さんが声優として出演してきたアニメ作品について、ご紹介していきます。

神木隆之介さんはアミューズ所属の俳優・声優です。芸能界デビューは1995年のCM出演で、その後ドラマ「グッドニュース(1997年放送)」に子役として出演しています。

2001年からはスタジオジブリ製作のアニメ映画に度々声優として出演しながら、子役としても「妖怪大戦争(2005年公開)」で主演を務め、「日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞しています。

俳優・声優として数多くの作品に出演している神木隆之介さんですが、それらの作品が神木隆之介さんにも影響を与えているようです。例えば、元々水泳が苦手であったものの映画「妖怪大戦争(2005年公開)」で沼のシーンを演じるうちにそれを克服しています。

また、ドラマ「風のガーデン(2008年放送)」では、ピアノ曲「乙女の祈り」を数週間かけて練習し、マスターしており、映画「3月のライオン(2017年公開)」では役作りのためにプロ棋士から指導を受け、「アマ初段免状」を授与されています。

声優として多くのスタジオジブリ製作のアニメ映画に出演してきた神木隆之介さんですが、一体どのような作品に出演しているのでしょうか。

神木隆之介さんが声優として出演しているスタジオジブリ製作のアニメ映画について、そのあらすじと神木隆之介さんの役どころをご紹介していきます。

映画「千と千尋の神隠し(2001年公開)」は、宮崎駿さんが監督したスタジオジブリ製作のアニメ映画です。日本歴代興行収入第1位となる大ヒット作となりました。

10歳の少女である主人公「千尋」が引っ越し先に向かう途中で迷い込んでしまった神々の世界での出来事を描いており、神木隆之介さんは千尋が働き始める湯屋「油屋」の経営者の老魔女「湯婆婆」の息子である、巨大な赤ちゃん「坊」を演じています。

映画「千と千尋の神隠し(2004年公開)」は、宮崎駿さんが監督したスタジオジブリ製作のアニメ映画です。メインキャラクターの1人である「ハウル」を当時SMAPとして活動していた木村拓哉さんが演じたことで話題となりました。

「荒地の魔女」に90歳の姿に変えられてしまったソフィーという若い女性が、その呪いを解くためにハウルという若い紳士的な魔法使いに会いに行き、ともに困難を乗り越える様子を描いており、神木隆之介さんはハウルの弟子の少年「マルクル」を演じています。

映画「借りぐらしのアリエッティ(2010年公開)」は、米林宏昌さんが監督したスタジオジブリ製作のアニメ映画です。「アリエッティ」という小人の少女が、郊外にある屋敷の床下で暮らす様子や、そこに住む人間に見つかったことで起きる変化を描いています。

神木隆之介さんは、アリエッティに遭遇したことで小人たちと交流することになった屋敷に住む少年「翔」を演じています。神木隆之介さんの起用はキャラクターデザインの段階で決まっており、神木隆之介さんが翔のモデルとなっているようです。

神木隆之介さんは、スタジオジブリ製作のアニメ映画以外にも、多くのアニメで声優を務めています。こちらでは、神木隆之介さんが声優として出演した、「スタジオジブリ製作以外」の作品についてご紹介していきます。

映画「ドラえもん のび太の恐竜2006(2006年公開)」は、「ドラえもん のび太の恐竜(1980年公開)」のリメイク作品です。声優陣が一新されたアニメシリーズ2期に入って初の映画化であり、かつてのヒット作のリメイクであることから大きな話題となりました。

主人公「のび太」が見つけた首長竜の卵の化石を、「ドラえもん」の秘密道具タイムふろしきを使って孵化させ、誕生したフタバスズキリュウ「ピー助」との友情を描いており、神木隆之介さんはその「ピー助」を演じています。

映画「サマーウォーズ(2009年公開)」は、細田守監督の初の長編オリジナル作品で、長野県上田市を舞台としています。国内外で多くの賞を受賞しており、テレビ放映がある度に大きな話題となる作品でもあります。

仮想世界OZ(オズ)に放たれた人工知能「ラブマシーン」の攻撃から人々の生活を守るべく、主人公の高校生「小磯健二」が憧れの先輩「篠原夏希」やその親族を巻き込んで得意とする数学を使い戦う様子を描いており、神木隆之介さんは小磯健二を演じています。

映画「メアリと魔女の花(2017年公開)」は、スタジオジブリ出身のプロデューサー西村義明さんの設立したスタジオポノックが製作した作品です。このスタジオノポックには多くのスタジオジブリ出身者が在籍しており、この作品にも多く携わっています。

かつて魔女の国から盗み出された「夜間飛行」という花を手にした主人公「メアリ」は、その力をもって魔法大学「エンドア」への入学を許可されますが、これが大事件へと発展します。神木隆之介さんは事件に巻き込まれていく「ピーター」を演じています。

映画「君の名は(2016年公開)」は、新海誠監督の作品です。大ヒット作となったこの作品は劇中音楽をすべて人気バンド「RADWIMPS」が製作したことも話題となりました。

東京に住む少年「立花瀧」と、飛騨の山奥に住む少女「宮水三葉」に起きた「入れ替わり」と地球に接近する彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事が描かれており、神木隆之介さんは主人公の1人である立花瀧を演じています。

映画「天気の子(2019年公開)」は、新海誠監督の作品です。大ヒット作となった「君の名は。」に続く新海誠監督の作品であることからも、公開前から大きな話題となった作品です。

地元を飛び出し雨の降り続く東京へやってきた主人公の少年「森嶋帆高」が、天気を操る少女「天野陽菜」と出会ったことで巻き起こる事件を描いており、神木隆之介さんは「君の名は。」と同じ「立花瀧」を別人格として演じています。

映画「とある飛空士への追憶(2011年公開)」は、宍戸淳監督の作品です。犬村小六さんのライトノベルをアニメ映画化しています。映画化にあたり、大幅な加筆・改訂が行われました。

抗争状態の「神聖レヴァーム皇国」と「帝政天ツ上」を舞台に、次期皇妃「ファナ・デル・モラル」を婚約者の元に送るよう命じられた主人公のレヴァーム皇国の飛空士「狩乃シャルル」のその道中を描いており、神木隆之介さんはそのシャルルを演じています。

映画「ピアノの森(2007年公開)」は、小島正幸監督の作品です。一色まことさんの漫画をアニメ映画化しています。ピアノをテーマとした作品であり、作中では実際のクラシック曲が多用されているのも特徴です。

町外れの「ピアノの森」で育った楽譜すら読めない少年「一之瀬海」が、ピアニストとしての才能を開花させていく様子を描いており、神木隆之介さんはその一之瀬海を演じています。

神木隆之介さんは俳優としても活動しており、声優をメインとしているわけではありません。それなのになぜ、多くの作品で声優として起用されるのでしょうか。神木隆之介さんが声優として人気の理由について、調べてみました。

神木隆之介さんは子役として早くから芸能活動をしており、声優としても5～6歳ごろから活動しています。そのため、声優としてのキャリアも20年以上と長く、声優として培われたノウハウやテクニックが他の同年代の俳優や声優よりも長けているといえます。

神木隆之介さんは漫画やアニメ、ライトノベルなどが大好きなことでも知られています。本人も公言しているようで、好きな漫画やアニメがあると、自分の出演がなくとも役作りをしてみることもあるそうです。

そんな作品に対する愛の強さや、「もし自分がこの作品に出演したら…」と考えてしまうオタク気質も、声優としての高い演技力に多少なりとも影響していることでしょう。

神木隆之介さんは漫画やアニメ、ライトノベルなどが大好きなことでも知られています。本人も公言しているようで、好きな漫画やアニメがあると、自分の出演がなくとも役作りをしてみることがあるそうです。

そんな作品に対する愛の強さや、「もし自分がこの作品に出演したら…」と考えてしまうオタク気質も、声優としての高い演技力に多少なりとも影響していることでしょう。

神木隆之介さんが声優として出演する映画はいずれもヒットしており、高い興行収入を得ています。映画はこの興行収入が大切なため、そのような作品に多く出演している神木隆之介さんに強い期待が寄せられているともいえます。

神木隆之介さんはデビューして以来、これまで俳優としても声優としても絶えず活躍し続けてきました。それは、元々の才能や積み上げてきたキャリアはもちろん、神木隆之介さんがどの仕事にも実直に向き合い、作品に愛をもってきたからこそではないでしょうか。