「なんか」が口癖の人の心理や性格的特徴!どういう気持ちなの?
「なんか」が口癖の人の心理や性格とは?口癖には色々な種類がありますが、その中でも「なんか」という言葉をすぐに口にする人がいます。この「なんか」という人の心理や性格をご紹介します。また、「なんか」が口癖な人に対する本音や口癖の直し方も取り上げます。
目次
「なんか」ばかり口にする人は何考えてるの?
ついつい特定の言葉ばかりを口にしてしまう「口癖」というものがあります。人によって様々な口癖がありますが、多くの人が口癖として使っているような「よくある口癖」というものも存在しています。
その中の1つに「なんか」という言葉があり、これが口癖になっている人を見かけることがありますが、そういった人は何を考えているのでしょうか。
「なんか」が口癖の人の心理や性格、さらにその口癖の直し方や「なんか」が口癖の人に対する周りの本音などもご紹介しますので、チェックしてみてください。
「なんか」が口癖の人の心理は?
それではさっそく「なんか」が口癖になっている人の心理をご紹介します。ついつい「なんか」と口にする時の心理や、「なんか」が口癖になるような人が抱えている心理状況を探っていきましょう。
納得していない
「なんか」が口癖の人の心理には、「納得していない」というものがあります。誰かの意見や自分の立ち位置など、その場の出来事に納得していないという心理から「なんか」と発言しています。
「なんかおかしくない?」「なんか変なんだけど」「なんか面白くない」など納得いかないことがあることで「なんか」という口癖が出ています。
このような心理で「なんか」が口癖になっているということは、人に従うことが嫌いだったり、自分に合わない環境にいるというケースも多くなっています。
ストレスを感じている
「なんか」が口癖の人の心理には、「ストレスを感じている」というものもあります。この場合の多くは
「なんか…」とか「なんかなぁ…」と特にそのあとに続く言葉がないケースも多いです。
つまり、言いたいことがあるけど言えないという場面や、なんとなく自分にとっては嫌だったり納得できないけど上手く言えないという状況が多いのです。
それによってストレスを感じていて、繰り返されれば大きくストレスを溜めることになり、それが原因で余計なところでまで「なんか…」とケチをつけるような言い方をしたりします。
しっかりとした意見がない
「なんか」が口癖の人の心理には、「しっかりとした意見がない」という場合もあります。何か発言したほうがいいかな、と考えたり、大した意見はないけれど、その場に混ざりたいと思った場合に意味もなく「なんか」と言います。
その場合の「なんか」にはしっかりとした意見がないので、「え?なに?」と聞き返されると「いやなんでもない…」と特に何も意見を言わなかったりすることも多いです。
自分の存在アピールのために「なんか」と言って気を引いているようなニュアンスもここにはあります。
不公平に感じている
「なんか」が口癖の人の心理には、「不公平に感じている」というものも挙げられます。これは先にお伝えした「納得していない」に非常に近い部分があるでしょう。
みんなで決めたことや、話し合ってやっと出た結論に対して「なんか…」とボソっと発言するようなパターンも多いです。
あまりその話し合いの最中には意見しなかったのにも関わらず、決まってから「なんか」と発言するので、「なんなんだ今さら」と思われることも多くなっています。
自分の意見に自信を持っていない
「なんか」が口癖の人の心理には、「自分の意見に自信を持っていない」というものもあります。
「なんか…こうじゃないですかね」、「なんか…こうだと思うんだけど」など、一応意見はするものの、その意見に自信がないので、つい最初に「なんか」と言ってしまうという心理状態です。
「こうです!」とか「こうだと思いますよ!」と強く言ってしまうと間違っていたときに分が悪くなるので、あまり責められないように弱めに意見を言っているというものです。
「なんか」が口癖の人の性格
まずは「なんか」が口癖になっている人の心理を見てきましたが、続いては「なんか」が口癖になっている人の性格を見ていきましょう。
これらの性格はさきほどの心理の部分からも導き出せるようなものとなっているので、しっかりと合わせてチェックしてみてください。
かまってちゃんな性格
「なんか」が口癖の人は「かまってちゃんな性格」をしている人が多くなっています。これはしっかりとした意見がないという心理でもお伝えしたように「自分の存在アピール」として使っているケースになります。
特に意見もなく、その話題について詳しくもないのに「なんか」と発言することで注目を浴びることを考えたり、自分が少しでも会話に入れるようにしたりというものです。
ただ、そこでは大した意見は言えないので、よく分からないまま「なんか面白いね」とか「なんか自分もそう思う」など無理矢理の会話になることが多いです。
ネガティブな性格
「なんか」が口癖の人は「ネガティブな性格」をしている人も多くなっています。逆説的にはなりますが、とてもポジティブな人が言葉の最初などに「なんか…」をつけるとは思えないでしょう。
「なんか~」と発言する人は、さきの心理でも見たように納得していない、不公平に感じているという状況でもしっかり発言できずストレスを感じていたりするようなタイプの人が多くなります。
自分が発言すると余計にこじれるかも、とか、自分が不満なんて言ったら嫌われるよな、というネガティブな考えから「なんか」のあとに言葉が続かないのです。
子どもっぽい性格
「なんか」が口癖の人には「子どもっぽい性格」の人も多くなっています。何かの発言をする前に「なんか~」と言葉をつけるのは社会人としてしっかりしている人では想像できないでしょう。
それが口癖になるほど頻繁に使っているということは、それだけ考え方が成熟していないという証拠なので、他の部分に関しても子どもっぽい部分が見られることが多くなります。
友達といるときだけ、恋人といるときだけに「なんか~」と出ているのなら良いですが、社会に出てその口癖を使っているのは「子どもっぽい」と言わざるを得ません。
人を見下しぎみな性格
「なんか」が口癖の人は「人を見下しぎみな性格」をしている人も少なくありません。これは「しっかりとした意見がない」という心理が関わっていることが多くなります。
自分には大した意見もないのに、人の意見に対して「なんかおかしい」「なんか違くない?」などを言うのは、「自分の感覚のほうが正しい」「こいつの意見は間違っている」という見方をしているからです。
「この人間が出した意見に黙って従うのは嫌だ」という人を見下したような性格をしているため「なんか」というのが口癖になるのです。
他力本願な性格
「なんか」が口癖の人は「他力本願な性格」をしている人も目立ちます。この他力本願な性格についても心理から考えると非常に分かりやすいものとなっています。
「なんかおかしい」「なんか違う」など特に大した意見もなく、具体的な代案もないのに発言していて、その後のことは人に任せているということになります。
納得いかないと感じて、おかしいと思ったのなら「これがおかしいからこうすべき」という意見を話すべきなのに「なんかおかしい」という無責任な発言をするのは他力本願な性格からでしょう。
「なんか」が口癖の人に対する本音は?
「なんか」とすぐに口にする人に対して周りの人たちはどのように感じているのでしょうか。良い心理や性格とは言えないところから来ている「なんか」が口癖の人に対する本音をご紹介します。
何度も言われるとイライラする
「なんか」が口癖の人に対する周りの本音として「何度も言われるとイライラする」というものが挙げられます。
やはり「なんか」という言葉はポジティブな印象を受けるものではないので、それを何度も言われると周りはイライラすることになります。
しかも、「なんか」のあとにはほとんどの場合、しっかりとした言葉や意見が続かないので「だったら黙ってて」と思われてしまいます。
もっとハッキリ言えばいいのにと思う
「なんか」が口癖の人に対する周りの本音としては、「もっとハッキリ言えばいいのに」というものも挙げられます。
「なんか」と口にする人の多くは、そのあとにしっかりとした意見が続かず「もごもご」と口ごもっているような状態になります。
しかもそれが口癖となっていると何度も重なることになるので「言いたいことがあるならハッキリ言えばいいのに」と周りは感じてしまいます。
ついつい「なんか」と言ってしまう口癖の直し方
「なんか」が口癖になっているという人は、それをあえて言っているのではなく「ついつい」口にしてしまうという人も少なくありません。
そういった場合には直したいと考えている人もいるので、ついつい「なんか」と言ってしまう口癖の直し方をご紹介します。
それが口癖だと自覚する
ついつい「なんか」と言ってしまう口癖を直すには「それが口癖だと自覚」することが、まずは大切です。
口癖というのはいまいち自分では口癖と自覚していないケースも多いので、もし指摘してもらえたなら「そんなに言ってないけど気をつけよう」程度ではなく「口癖になってる」と自覚すべきです。
口に出す前にひと呼吸
「なんか」とついつい口癖で言ってしまうのを直すには「口に出す前にひと呼吸」置いてから話し始めるように心がけましょう。
自分が何か発言しようと思ったタイミングで、そのまますぐに言葉に出すのではなく、ひと呼吸置いてから話し始めるのです。
そして、第一声をなんと発言するかを自分で考えてから発言します。勢いに任せて発言をはじめると「なんか」から始まることになるので、「ひと呼吸」を意識しましょう。
自分の中で罰ゲームを考える
本気で「なんか」とついつい言ってしまう口癖を直したいのであれば「自分の中で罰ゲーム」を考えるようにしましょう。
「夕飯抜き」とか「晩酌1週間禁止」など自分にとってそれなりにキツイと感じるものです。そしてこれは罰ゲームがあることも重要ですが、それよりも罰ゲームがあることで口癖を強く意識することのほうが重要です。
「なんか」って言ってしまったらあの罰ゲームがある、という意識が働くので、口癖を言わないようにする意識が強く働きます。それが口癖を直すことに大きく役立つのです。
「なんか」以外の嫌われてしまう口癖
ここまで「なんか」という口癖について色々な面から見てきましたが、基本的には「嫌われる口癖」だということが分かります。
このように「なんか」はあまり良い口癖とは言えませんが、同じように人から嫌がられる、嫌われてしまうような口癖で「よくあるもの」をご紹介しましょう。
どうせ
「なんか」以外の嫌われてしまう口癖には「どうせ」があります。「どうせ~だし」「どうせダメでしょ」「どうせ自分なんか…」など基本的にネガティブな言葉として使われます。
そもそもネガティブな言葉ばかりを口にする人は嫌われがちですが、「どうせ」というのはその単語だけでもネガティブな印象が強いので、これが口癖になっていれば嫌われて当然とも言えます。
また、「どうせ」は自らを卑下するような時に使われがちな言葉ですが、笑いにならない自虐は周りの空気を悪くし、立場によっては反応にも困りますので、嫌われる口癖になります。
でも
「なんか」以外の嫌われてしまう口癖には「でも」もあります。これも嫌われる口癖としては「王道」のよくある口癖と言えるでしょう。
「でも」というのは何かを否定するときに使われる言葉なので、それが口癖になっているということは、言葉を発するときに「否定から入る」ことが多い人ということになります。
また、否定以外では「言い訳」に使われることが多いです。否定や言い訳ばかりの人は当然のごとく嫌われてしまうでしょう。
良い印象をもたれる口癖
「口癖」というとあまり良いものとは思われないことも多いですが、良い印象をもたれる口癖も少なからずあります。その代表的と言えるものをご紹介しますので、チェックしてみてください。
ありがとう
良い印象をもたれる口癖には「ありがとう」があります。何かをしてもらったり、嬉しいことがあったりすれば、すぐに「ありがとう」と言える人です。
また、嬉しいことをしてもらった、助けてもらったなどではなく、叱ってもらった、注意してもらった、指摘してもらったなどでも、しっかりと「ありがとう」と言えるのは素晴らしいことでしょう。
何に対しても「ありがとう」と言っていると心がこもっていないようにも聞こえるので、言い過ぎはよくないですが、しっかりと「ありがとう」を言えるのは良い印象を持たれます。
すごい
良い印象をもたれる口癖には「すごい」があります。人のことをしっかりと認めて素直に「すごい」と褒められるのは良い印象をもたれやすいです。
変にプライドが高い人などは「まぁそれくらいできて当然だよね」などと人を褒めることはしないですが、そういう人は良い印象はもたれないでしょう。素直に「すごい」と褒められることこそ「すごい」です。
口癖を直してポジティブな環境を作ろう
「なんか」のようにネガティブと言えるような口癖を持っていると性格もネガティブになりますし、周りにもネガティブな印象を与えてしまいます。
そういったネガティブな口癖を直すことは、自分の性格や周りの環境からもネガティブを取り除くことに繋がりますので、「なんか」という口癖を直してポジティブな環境を作れるようにしましょう。