断れない人の心理や性格的特徴!断れないとストレスがすごい?
断れない人の心理や性格的特徴とは?人の性格というのは人によって様々であり、それぞれが違って特徴的な部分があります。その中でも今回は「断れない人」についてご紹介します。断れない人の心理や性格、断れない人になってしまう原因などを取り上げます。
目次
頼まれたら断れない人は損してる!
人は生きていく上で、誰かしらに頼ったり頼られたりして関係を持ちながら過ごしていくことになりますが、頼る頼らない、引き受ける引き受けないは個々が決めることとなるでしょう。
ですが、誰かに頼られたりお願いされたときに「断れない人」というのがいます。自分が不得意だったり、苦手だったり、忙しかったり、疲れていたりと本音では断りたいのに断れない人です。
自分の都合を優先できなかったり、労力を他人にばかり使ったりと損をしているところもある「断れない人」ですが、この心理や性格的な特徴をチェックしていきましょう。
断れない人の心理とは?
断れない人というのは、率先して他人のために動くというよりは「頼まれてしまうと断れない」という受け身的な部分のある様子を表しています。
この「受身的な親切」とも言える断れない人の心理とはどのようなものなのでしょうか。断れない人が断れないときに感じている心の内を探っていきましょう。
嫌われたくない
断れない人が断れないときに感じているものとしては「嫌われたくない」という心理があります。つまり「断ったら嫌われてしまう」と考えているということです。
確かに頼まれ事を嫌な顔せず引き受けてくれる人のほうが好かれるケースも多いとは言えますが、断ったからと言って嫌われるとは限りません。
それ自体は理解しているのですが、それは他人事であって、いざ自分にその場面がくると「断ったら嫌われる」「嫌われたくない」と考えてしまうのです。
断るのが悪いことだと思っている
断れない人の心理としては「断るのが悪いことがだと思っている」というものも挙げられます。「断る=悪」とまではいきませんが、それに近い心理を持っているということです。
「なんでそんな頼みも聞いてあげないんだ」とか「人から頼られて断るなんて小さい人間だ」など断ることが人として良くないことだと考えてしまうのです。
他人事だと思えない
断れない人というのは、他人の頼み事や困り事などを「他人事だと思えない」ところがあり、それを解決しようと動いてしまうところがあります。
自分が困っていることのように考えてしまうので、自分が困っていればそれをどうにかしようとするのは当然のことです。
つまり、自分のことであれば、そもそも「断るという選択肢がない」のです。それと同じくらいに考えて他人の頼み事を聞いてしまいます。
頼みごとを断れない人の性格的特徴
頼みごとを断れない人の心の内が分かる「心理」を確認しましたので、続いてはその心理の影響を受けている「性格」を探っていきましょう。
他人からの頼みごとを断れない人というのはどんな性格的な特徴が見られるのでしょうか。
とにかく優しい
人からの頼みごとを断れない人の性格は「とにかく優しい」という特徴があります。人が困っていたり、頼ってきたりしたら、その優しい性格から「断る」ということができないのです
「困ってるんじゃ可哀想だな」「他に頼る人もいないのかもしれない」など相手のことをとにかく心配して、困った状況、大変な状況を解消してあげようという優しい性格をしています。
他人の目を気にする
頼みごとを断れない人というのは「他人の目を気にする」性格をしていることが多いです。他人からどう見られているか、他人からどう思われているのかが気になって仕方がありません。
「ここで断ったら冷たい奴って思われるかな」「これをやってあげたら皆からいいヤツって思ってもらえるかも」など、他人からの目、評価ばかりを気にしてしまうので、断れなくなってしまうのです。
自己評価が低い
人からの頼みごとを断れない人というのは「自己評価が低い」という特徴も見られます。自分は大したことない人間だと思っているということです。
それによって「自分なんかが断ったら嫌われる」とか「自分なんかが頼りにされてるのに断るなんて罰があたる」というような発想になるため他人の頼みを断れないのです。
気が弱い
他人の頼みごとを断れないのは、性格的に「気が弱い」からということも言えるでしょう。本当は嫌だと思っていても気が弱くて断れないというのはよくあることです。
誰でもそういった場面はありますが、それは「上司の頼みは断れない」とか「恐い先輩の頼みは断れない」というのが多いですが、気が弱い人は「誰の頼みでも断れない」のです。
断れない人になってしまう原因
人からの頼みごとを断れない人というのは、その心理や性格から分かる部分もありますが、「なぜ」断れない人になってしまうのでしょうか。その原因となるものをいくつかチェックしてみましょう。
断ったことで嫌な思いをした経験
人の頼みを断れない人になってしまう原因には「断ったことで嫌な思いをした経験」というものが挙げられます。
断ったことで怒られた、断ったことで泣かれた、断ったことでいじめられるようになったなど、心のトラウマとも言える経験があり、それによって断ることよりも断った後のことに恐怖を感じるようになってしまっています。
ですから、多少嫌な頼みであっても、それを断ったあとで起こる出来事のほうが嫌なので、断ることができないというものです。
小さい頃に自己主張させてもらえなかった
断れない人になってしまう原因としては「小さい頃に自己主張させてもらえなかった」というものも挙げられることが多いです。
両親や周りの大人に自分の意見や感情を押し潰されて「お前は言うとおりにしておけばいいんだ」という環境で育ってきたことによります。
断れない人が上手に断るコツ
断れない人も実際には断れるようになりたい、なんでもかんでも頼まれごとを引き受けるのは嫌だと考えているケースも少なくありません。
そんな場合に、どうにかして上手に断れるようになる方法はないでしょうか。そのコツをいくつかご紹介しましょう。
小さなことから断るようにする
断れない人が上手に断るコツには「小さなことから断るようにする」というものがあります。「断る練習」とも言えるものになるでしょう。
断ってもそれほど大きな影響が出ないようなこと、明らかに自分がやるべきではないようなことなどを断れるようにして、少しずつ断ることに慣れていくのです。
一度返事を保留する
断れない人は「断れないがゆえに」頼まれたその場で「あ、はい。わかりました」と引き受けてしまうことが多いです。
そして「また断れなかったよ…」と自己嫌悪することも多いのですが、上手に断るコツとしては「一度返事を保留する」というのも良い方法です。返事を持ち帰るというものになります。
そのあとに断れなかったとしても「ちょっと検討させてください」「一度持ち帰ります」などを挟んでおくだけでも「なんでも断らずに引き受ける奴」とは少し違ってきますので、そこから徐々に断れるようにしましょう。
LINEやメールなど文章で断る
断ることができない人は、頼まれた相手の顔を見ながら「NO」というのに強い抵抗を感じているケースもあるので、「LINEやメールなど文章で断る」というのも断るコツと言えるでしょう。
そのためには先にご紹介した「返事を保留する」というものも組み合わせる必要がありますが、この方法を取るだけでも断るハードルが劇的に下がるのを感じることができます。
断れないことによるメリット
断れないということにはあまり良いイメージはありませんし、ネガティブな環境を作ることも多いですが、悪いことだけではありません。
実は断れないことによるメリットも存在していますので、断れないことの良い面も見ていきましょう。
自分の成長に繋がることがある
人は基本的に自分の好きなことや得意なことを選んで、それ以外は避けることが多いですが、「頼まれごと」となるとそうはいきません。
普通はそこで嫌いだから得意じゃないからと断りることも多いですが、断れない人は引き受けてしまいます。
そうすることで自分の嫌いなことや苦手なことにも挑戦することになり、結果として自分の成長に繋がることは少なくありません。
人からも助けてもらえる
断れない人というのは人の頼みを聞いたり、お願いごとを引き受けている存在なので、人から感謝されることも多いです。
そして、人から感謝され頼られている存在というのは、自分が困ったときにも周りの人が助けてくれるケースも多くなります。
ただただ「利用されているだけ」だった場合はそうはいきませんが、周りにいる人が良心ある人だったら自分も助けてもらえることでしょう。
適度に断れる人になろう
ここまで見てきたとおり、断れないというのはデメリット的な部分も多いですが、そればかりではありません。つまり断れないというのは決して悪いことではないのです。
ですが、「全て断れない」のでは悪意ある人に利用されたり、自分が損な役回りばかりにまってしまうことも多いので『適度に断れる人』になれるように努力しましょう。