タロットカード「星」の正位置/逆位置の意味！恋愛・仕事・未来

大アルカナNo.17「星（THE STAR)」は、1つの大きな星とそれを囲む7つの星、2つの壺から地上と水面に液体を注ぐ女性、大地からのびのびと枝を伸ばす樹木が描かれたカードです。中心に描かれた八芒星は回転する大きな車輪を暗示しています。

また、中心の大きな星には、霊や直感を象徴する黄色と肉体や人間的な感情の象徴である赤色が使われていることから、中心の大きな星は霊的な直感と肉体の融合を表していると解釈できます。

周りの小さな星は個人の断片的なパーソナリティーを表しており、中心の車輪である大きな星の回転とともに利用できるようになることを暗示しています。

「星」のカードに描かれている裸体の女性は、仲介者としての役割を担っています。この女性が持っている壺の液体は、1つは水面に、もう1つは地面に流れていることから、この2つの役割は違うものであることが分かります。水面に流れた液体は水流となって川の水を満たし、大地に注がれた水は生命の源になります。

この女性は大地と水の仲介者としての役割があるため、カードの意味においても、相手の気持ちをよく聞くことの大切さを表しています。

大地に描かれた樹木は、天と地の結びつきを表しており、２つのものの結びつきを暗示しています。この結びつきは、鳥が木から木へと飛び移る描写によりさらに強くなります。

この章では、タロットカード「星」の正位置と逆位置それぞれからのメッセージを説明します。

タロットカード「星」の正位置からの意味は「希望・奇跡・良い兆し」など明るい未来を指す言葉。もしくは「ひらめき・インスピレーション」など、自分の内面に気づくことができることの暗示です。

「星」は大昔から、船乗りや旅人の方角を指し示す大切な道標です。空の星を見上げ、それを頼りに歩くことで迷わずに目的地までたどり着けるように、タロットカードの「星」もあなたの人生を導く何かを示すカードになるでしょう。

「星」のカードに描かれている小さな星々は、自己の断片的な内面の象徴。このカードの正位置では、今まで知らなかった自分の内面への気づきや、何らかのインスピレーションが湧くことを示唆しているでしょう。

また、直感やひらめきを頼りに進むことで開運するという意味もあります。星が示す明るい道は良い未来に続いているので、落ち着いて星の示すほうに進めば運気が上昇するでしょう。

今進んでいる道が間違っていないという星からのメッセージがあるので、そのまま目標に向かって努力をし続けることがキーポイントです。

タロットカード「星」の逆位置が示すのは、「不安・恐れ・絶望」など未来を見失う状況や、「自信喪失・自意識過剰・無気力」など自分自身を見失ってしまう状態です。

「星」の逆位置では、実際には良い兆候があっても、不安や自信の無さでそれを見逃していることを示唆しています。自分自身を把握できていないことで将来の見通しが甘くなったり、ひとりで考えすぎることによって不安や消極的な考えが浮かんでしまい、悪い状況に持っていってしまったりしてしまいます。

この場合の対策は、自分の現状に合った目標を立て直すことや、自分の夢や希望を再確認して状況を前向きに捉えなおすことが良いでしょう。

また、追い詰められるあまり道を閉ざしてしまっているというメッセージでもあるので、人生の小休止を挟むいい機会です。

一旦休みつつ、現状や自分の本心を確認する時間をとりましょう。そうすれば不安な要素が分かり、本来の良い状態を再確認することもできるでしょう。

ここでは、タロットカード「星」の意味について、正位置/逆位置が指し示す恋愛運や片思い中の相手の気持ち、両思いの相手との進展などを紹介します。

片思い中にその恋の行方をタロットカードで占い、星の正位置だった場合の解釈を紹介します。

片思いにおける星の正位置は、あなたの気持ちが一途であることやあなたの感情がまっすぐ相手に向いていることを示しています。あなた自身の状態は相手に向かっていますが、相手の気持ちはまだこちらに向いていないということでもあるので注意しましょう。

星の正位置では、まだ相手の気持ちがこちらに向いていない可能性があります。タロット占いで片思いを占い、星の正位置が出たときには、あなたからの積極的なアプローチが必要です。

真っ直ぐな気持ちをぶつけることで成就する確率が高まるということでもあるので、告白するのも良いでしょう。もしどうしても告白に踏み切れなければ、周囲に協力を求めましょう。星のカードには周囲との結びつきという意味もあるので、絆を意識すればより恋愛成就に近づくでしょう。

片思いを占ったタロットカードが星の逆位置だった場合の意味を紹介します。

片思い中の星の逆位置は、あなた自身の自己評価が低下していることや、自分自身が悲観的になったり不安になりすぎていることを示しています。不安なことを考えすぎるあまり、自信を失ってしまっていませんか？

あまりに悲観的な考えは、恋愛運を下げてしまうことにもつながります。星のカードは、現状よりも良い未来が訪れることを暗示しています。自信を取り戻し、少しでも前向きに現状を見つめなおした方が良いでしょう。

タロット占いで星の逆位置だった場合の対策を紹介します。

片思い中の場合、相手を高嶺の花として見てしまい自信を失っているか、相手に求める理想が高すぎて自分の手に届かなくなっていることが考えられます。その結果、相手の気持ちはこちらに向かなくなってしまいます。

対策として、自分に自信を持ち、相手と対等な人間であることを意識するのが良いでしょう。また、あまり悲観的にならずに、自分の長所をアピールしましょう。前向きな気持ちこそが、恋愛成就への希望を見出すカギとなるでしょう。

両想い中の2人の運勢を占って星の正位置だった場合、２人の絆がより強固なものになることを示しています。相手の気持ちもあなたに向いており、２人の仲はこれからより良くなっていくことでしょう。

相手の気持ちを考えながら広い心で関わっていくことで、今後も濃密な時間を過ごすことができます。これからもお互いの気持ちを保つためにも、大らかで優しい気持ちで相手に接しましょう。

両想いの時のタロットカード「星」の解釈としては、理想的な相手とのゴールインやよりロマンチックな関係になれるということです。また、相手の気持ちは「あなたといて癒される」「安らぎを得られる」というものなので、これからより絆を深くするのに絶好のチャンスと言えるでしょう。

相手の気持ちも自分の気持ちも真っ直ぐなので、その誠実さを忘れないようにするのが、２人の恋愛を成功に導くためのコツとなります。

両想いの恋愛を占って星の逆位置だった場合、恋愛に消極的になっているか、あなたの相手への気持ちが冷めていることを示しています。

相手への気持ちが冷めるというのは、相手の欠点が気になってしまったり相手のどこが好きだったのか分からなくなってしまうことが原因として考えられます。あまりに気持ちが離れると、別れてしまうということにもつながります。

しかしながら、別れた場合にはまた新しい出会いが訪れることを暗示しています。

両想いで星の逆位置だったときの対策は、まず第一に自分に自信を持つことです。自分を見つめなおして足りない部分があったら補うことで、相手との関係は良好になるでしょう。

また、新しい恋愛を手に入れる場合にも、自分を高める努力を怠らなければ理想の相手に近づくことができるでしょう。とにかく自信が持てる自分に近づけていくことが、恋愛における星の逆位置の対策です。

大切な企画や取引先との打ち合わせなど、仕事の成否が気になってタロットカードを使うこともあるのではないでしょうか。この章では、仕事関連のタロット占いの解釈や対策をご紹介します。

タロット占いで仕事運を占い、星の正位置だった場合、インスピレーションの発生や状況の好転を暗示しているでしょう。

タロットカードの星は、インスピレーションの象徴でもあります。あなたの独創性やクリエイティブな発想が評価され、仕事の状況を好転させるのに役立てられます。

また、星によって道が示されているため、新しいことに挑戦してみるのも良いかもしれません。長年成し遂げたかったことでも、最近チャレンジしてみたいと思ったことでも何でも構いません。この機会に、一歩前進してみましょう。

もしも転職を考えているのならば、クリエイティブな仕事やアート関連の仕事が吉でしょう。もしくは、福祉関係の仕事も良い状況に向かうはずです。

星はインスピレーションが沸くことを意味しているので、あなたの発想や想像力を生かせるこれらの職場が転職先として適しています。進みたい方向性を具体的に考えることで、よりあなたに合った転職先に進むことができるでしょう。

仕事運の解釈は、今後の見通しや目処が立ち、目標の実現に向けて進展があるということです。また、仕事上の相手の気持ちとして、あなたやあなたの将来性への期待が伺えます。

今後に期待されているので、新たな提案をしてみるのが良いでしょう。そうすれば、今後より良い状況に向かっていけるはずです。

また、星の正位置だったとき、あなたは自分の進みたい道をはっきりと自覚しているのではないでしょうか。迷ったときには、あなたの直感を信じて道を選びましょう。

仕事運のタロット占いで星の逆位置だったときの意味は、先行き不透明であることやうまくいかないことに落胆してしまうということです。目標にぜんぜん届かなかったり、思っていたのと違う展開に混乱してしまうことも。

また、転職を考えている場合、やりたいことに自信が持てず悲観的になってしまっていることを示しています。また、自分の理想との違いに戸惑い、働き方に迷いが生じているという意味でもあります。

今、将来の働き方を想像しなおすことで、より良い状況を切り開くことができるでしょう。

仕事運のタロットカードで星の逆位置だった場合の対策は、一旦仕事を小休止させ現状を見つめなおしてみることです。目標が高すぎることを意味しているので、一度現状把握のために立ち止まり、小さな課題からクリアできるよう目標設定しなおしてみましょう。

現実的な目標を立て直しながら行動すれば、仕事中の相手の気持ちもあなたへの評価を高めるようになっていくでしょう。

まずは落ち着いて、混乱や不安を1つ1つ解決していくことが大切です。

また、転職を考えている人にとって星の逆位置は先行きの不透明さやそれによる不安などを意味しています。しかし、決してうまくいかないという意味ではありません。

対策として、積極的に人生を振り返り、自分が本当にやりたいことを確認しなおすことが挙げられます。自己分析が大切なので、周りの人に相談してみるのも良いでしょう。現実的な目標を立てることで、納得のいく転職へとつなげることができるでしょう。

この章では、タロットカードで星だったときの総合的な未来の運勢を、正位置/逆位置それぞれの意味について紹介します。

タロットカードで未来を占い、星の正位置だったときの意味は、先の見通しがたち目標に到達しやすいということです。道標である星の力を受け、正しい道であなたの希望を叶えることができるでしょう。

また、大切な人との関係性も良好でしょう。星のカードには仲介としての意味もあるので、家族や友人などの相手の気持ちを考えて行動することで、周囲との関係がよりよい方向に変化するかもしれません。

タロットカードで仕事運を占い星の正位置だったとき、あなたの道は開けているということです。自分の直感や感性に従い、やりたかったことに向けて一直線に進んでいきましょう。

大切な相手の気持ちも、あなたへの羨望や憧れ、尊敬であふれていることでしょう。この先も自分に自信を持って、先を見据えて前に進んでいくことが、周囲との関係を保ちつつレベルアップすることのカギとなるでしょう。

星の逆位置の意味は、あなた自身が消極的になることで未来への道を閉ざしているということです。決して状況が悪化するということではなく、むしろ好調であるはずなのに、不安な気持ちで周囲が見えなくなってしまっています。

大切な相手の気持ちとしても、あなたには自信を持ってほしいと考えていますが、消極的になるあまりそんな大切な相手の気持ちすら見逃してしまっていませんか？

未来を見通すためには、まずは自分の内面や周囲を見つめなおす必要があります。一度落ち着いて、状況を確認したり、周囲のアドバイスに耳を傾けてみましょう。

星の逆位置だったときの対策は、とにかく落ち着いて周囲を見渡すことです。決して運勢が悪いわけではないので、あなたの未来への道を邪魔しているものはあなた自身の不安だけなのです。

自分自身の内面を知るために、周囲の人の意見を聞いてみるのも効果的です。内面に気づくことで、未来の見通しが立てられたり、前向きになったりできるでしょう。

この章では、金運を占ったタロットカードが星の正位置/逆位置だったときの解釈や対策について紹介します。

タロットカードで金運を占ったときに星の正位置だった場合、理想的な使い方や貯め方ができるということを暗示しています。星のカードの最大の意味の1つとして先の見通しが立つこと、明るい道が開けることが挙げられるので、お金に関しても明るい未来に向けた使い方ができるでしょう。

また、直感が冴え渡ることでも、よいお金の使い方ができるようになるでしょう。自分がここぞと思ったときに買い物をすると、一生大切にできる良い物が手に入るかもしれません。

金運を占ったカードが星の正位置だったときの解釈として、直感的な買い物が一生ものの結果となりやすいことや、良識を持って人のために使われたお金はめぐりめぐって自分に返ってくるだろうということが挙げられます。

また、見通しが明るい時期でもあるので、将来のために投資をするのも良いでしょう。投資といっても株などに限らず、例えば資格を取ったり仕事に使えるものを買ったりと自らのスキルアップのための投資をするのが吉です。

お金をためる場合にも、ただ漠然と貯めるよりは、将来やりたいことや欲しいものを強くイメージすることが成功のカギとなるでしょう。

金運を占ったカードが星の逆位置だったとき、道筋が見えていないことによって衝動買いしてしまい、浪費してしまうことを暗示しています。

正位置のときとは逆に直感力もさえないため、買い物をするときは事前の情報収集が必要となるでしょう。衝動買いはお金の浪費だけではなく、買ったものの満足度も高いものにはなりません。極力余計な買い物は避けましょう。

金運を占ったカードが星の逆位置だった場合の対策は、金銭管理をしっかりすることです。道標の象徴である星が見えていない状態では、衝動買いをしてもただただ浪費につながるだけです。

先のことまで考え、必要最低限のもの以外は購入せず、今あるもので楽しみましょう。とにかく我慢のときなので、衝動買いは厳禁です。家計簿やお小遣い帳をつけ、先の見通しを可視化すると良いでしょう。

また、見通しが立ちにくい時期であるため今は投資をするのも好ましくありません。今やっている習い事や資格の勉強も、本当に今必要なものかどうか確認してみましょう。

タロットカードをお守りにして持ち歩くことで、より運気を上昇させることができるでしょう。お守りにするタロットカードは、普段タロット占いに使っているものとは別で用意するのがお勧めです。

タロットカード「星」をお守りにすることの効果は、自分の願いを叶えてくれるというものです。古くから人々に願いをかけられてきた星は、タロットカードにおいても希望に向かっていけるように、願いを叶えられるように、前向きなパワーをくれるでしょう。

もしもタロットカードを用意するのが難しければ、カードの画像を携帯電話の待ち受けやスマートフォンのホーム画面に設定するだけでも効果があるそうです。

タロットカードをお守りとして使うことの注意点は、まず第一に大切に扱うことです。汚れたり折れたりしてしまっては効果は期待できないし、あまりに乱雑に扱っては逆効果になってしまうこともあります。

さらに、タロットカードのお守りに頼りすぎるのも好ましくありません。恋愛や仕事、未来など叶えたい願いへの手助けをしてはくれても、あまり欲張ると効果が薄れてしまいます。他人を陥れるような願いをかけるのもやめましょう。

大切なときに清らかな心で願い、タロットカードをお守りにすれば、きっとあなたの運気を上昇させてくれるでしょう。

タロット占い「星」の意味について、いかがでしたか？タロットカードは人生の正解を導くものではなく、あくまでヒントを与えるものです。星が示す明るい未来を信じて、前向きに歩んでいくことが大切です。

自分に自信を持っていろんなことにチャレンジしていきましょう！