手を組む時の心理!手の組み方やポーズ別に心理を紹介
手を組むのはどのような心理があるのでしょうか。様々な手の組み方からその「組み方による」心理について解説していきます。また、よく手を組む人の性格的な特徴などもご紹介していますので、確認してみてください。手の組み方やポーズ別にその人の心理を解説していきます。
目次
手の組み方から心理を読み取ろう!
手を組むときの組み方やポーズなどには、その人の心理が表れていると言われています。どのような組み方をするのか、どんなポーズで手を組むのかを確認して相手の心理を読み取りましょう。
たとえば、「机の上で手を組む」や「胸の前で手を組む」など、これらの組み方にによっても心理状況が違ってきますし、どちらの指が上なのかという部分でも心理を読み取ることができます。
さらに、よく手を組む人というのは、性格的にどのような特徴があるのか、という部分も合わせてご紹介していきます。手の組み方などで相手のことを知ることができるようにチェックしてみてください。
そもそも「手を組む」の意味とは?
そもそも「手を組む」というのはどういった意味でしょうか。これは、両方の手を合わせて、指を交互に絡めている状態のことを指しています。
祈りを捧げている時の手の形ということも言えますし、考えごとをしているときのポーズとも言えますし、色々な場面でこの「両手を合わせて指を交互に絡めている状態」を見ることができます。
また、この祈りを捧げているポーズ以外にも、机の上に手を置いて、その状態で手を組む形をとっていたり、頭の後ろ、後頭部あたりで手を組むというのもよく見られるポーズと言えるでしょう。
「手を組む」の類語
「手を組む」の類語としては、どのようなものがあるでしょうか。これはたとえば、「手を握る」という言葉も手を組むのと同じ状態を表しているケースがあります。
ほかには、「両手を合わせて握る」や「指を絡めて握る」なども同じように「手を組む」形を取っているケースが多くなります。
また、別の意味になりますが、「チームを組む」とか「協力し合う」というような意味でも「手を組む」という言葉は使いますので、これらも類語として考えることができる言葉です。
手を組む時の心理《手の組み方・ポーズ別》
手を組む時の心理として、「手の組み方」や「ポーズ」別でどのようなものがあるのか確認していきましょう。どんな手の組み方をしているのか、どこで手を組んでいるのかという違いによって心理状況が変わってきます。
たとえ「癖」でよくやるという場合であっても、そういう心理状況にいることが多いということも考えられますので、頻繁に見られるからと言って、読み取れる心理が違うものとは限りません。
もし、「相手」ではなく、「自分」がよくその手の組み方をしているのであれば、思い当たる節はないか自分自身を振り返ってみるのも面白い見方となりますので、チェックしてみてください。
1.机の上で手を組む場合
机の上で手を組む場合の心理状況はどのようなものになっているでしょうか。これについては大きく分けると2通りの心理状態があります。
まず、机の上で「手を合わせる」程度に緩く手を組む場合ですが、この場合は「さて、どうしようか」という程度の考えごとをしている心理のときに見られる手の組み方となっています。
重要度については人それぞれですが、それほど「思い悩んでいる」というほどの悩み方ではなく、そのことについて、冷静に落ち着いて考えている心理状態を表します。
もう1つは、机の上で組んでいる手が非常に強く握られている状態の心理です。これは、強い緊張を感じていたり、不安や心配事があるときの心理状態を表しているものとなっています。
多くの場合は、前を見ているということはなく、首をもたげて猫背気味に下を向いている状態で手を組んでいることが多くなります。
対面に話し相手などがいる場合
机の上で手を組むのはさらに「対面に話し相手などがいる場合」のケースも心理状態が違ってくるので、そちらも合わせてお伝えします。
これは、「相手のことをもっと知りたい」という気持ちや、「話をもっと聞きたい」という気持ちが表れていて、対面の話し相手などにある程度の好意を持っている心理状態を表しています。
2.胸の前で手を組む場合
胸の前で手を組む場合の心理はどのようなものになっているでしょうか。これは、「心配事」や「不安」があることを表しているものとなります。
目の前に話し相手などがいる場合に、胸の前で手を組むポーズを取っている人は、その相手からの「良い返事」や「何かの解決策」なども待っている心理状態です。何かお願いしたいことがあるときにも見られるものとなります。
また、寝ているときに胸の前で手を組むポーズを取っている場合には、何かストレスを感じていて、無意識の中でそのストレスから見を守ろうとする心理がこの手を組むポーズとして表れているケースがあります。
3.腰のあたりで手を組む場合
腰のあたりで手を組むポーズを取っている人の心理としては、ある程度の警戒心を持って、相手に心を読まれないようにしている心理状態があります。
他には、「自分自身を律する」という心理が働いていてこのポーズを取ることもあります。たとえば、子どもに何かを教えているときや、見守っているときに、手を出さない、手を貸さないという心理があって、自然と腰のあたりに手を組みます。
また、腰の上のほうで手を組み、胸を大きく張って「権利や権威」を誇張する意思の表れとしてこのポーズを取る場合もあります。これは普通よりも手の位置が上ですし、胸の張り方も強いので、違いが良く分かるものです。
4.頭の上や後ろで手を組む場合
頭の上や後ろで手を組むポーズを取るのはどのような心理が働いているのでしょうか。これは、リラックスしている状態や「ひと息」ついた状態の心理を表しています。
誰か他の人と一緒にいる場合にこのポーズを取っている場合には、相手に心を許しているということを表します。リラックスして警戒心がないことの表れです。
頭の上や後ろで手を組んでいる状態の人であれば、心が落ち着いて緊張もせずリラックスしている状態なので、頼み事なども受け入れてもらいやすい状況と言えるでしょう。
指・腕の組み方でわかる心理
手を組むポーズによってその人がどのような心理状態にあるかをご紹介してきましたが、次は指と腕の組み方で分かる心理状態のことを解説します。
手を組むときには指も当然絡ませることになりますが、この指の左右どちらの指が上、下にきているのかというところに注目します。
さらに、「腕を組む」ときにも人は自然と「どちらかの腕」が無意識に上になったり下になったります。この指の上下と腕の上下の関係を合わせて見ることで心理状態が分かります。
1.指を組む時も腕を組む時も右が下
指を組む時も『右が下』で、腕を組む時も『右が下』というどちらにしても『右が下』の状態の人については、右脳を使う頻度が強いタイプの人と言えます。
情報のインプットについても右脳、アウトプットについても右脳を使うので、裏表がなくどんな人とでも仲良くなれるタイプの人が多いです。
また、裏表がないということは「感情が表に出やすい」タイプでもあるので、周りから見ても「何を考えているのか透けて見える」タイプの人が多くなっています。
2.指を組む時も腕を組む時も左が下
さきほどとは逆に、指を組む時も『左が下』で、腕を組む時も『左が下』という、どちらにしても『左が下』の状態の人は、ここも真逆で、「左脳」を使う頻度が高いタイプの人と言えます。
同じように情報のインプットもアウトプットも左脳で行なうことになります。このタイプの人は「真面目」や「誠実」が当てはまるタイプの人が多く、人からの信頼を得やすい人となります。
ただし、少々頑固だったり、意地を張りやすいタイプの人でもあるので、そういった部分のデメリットを自覚して、時には思い切った行動も考えると良いでしょう。
3.指は右が下で腕は左が下
指を組むときは『右が下』になり、腕を組む時は『左が下』になる人は、インプットをするときには主に右脳を使い、アウトプットをする際には左脳を使うというタイプの人です。
このタイプの人というのは、周囲からの影響を受けにくい「自分をしっかり持った」タイプの人が多いです。それは自分に自信があるということに裏付けされていて直感力にも優れていることが多いです。
ただ、周りに流されないという代わりに、「一度決めたらてこでも動かない」というような融通の効かないところがあり、人間関係で摩擦を起こす可能性もあります。
4.指は左が下で腕は右が下
指を組むときには『左が下』となり、腕を組むときには『右が下』になる人は、情報のインプットで主に左脳を使い、アウトプットに利用するのが右脳というタイプの人となります。
このタイプの人はとにかくコミュニケーション能力が高いです。人と人とを繋げる架け橋になったり、その場をまとめて仕切る役割になることが多くなります。
ただし、そういった役割に「図らずも」なってしまうことが多く、それでも嫌がらずにやってしまうので、「なにかと頑張りすぎる」ケースもあり、それが原因でパンクしてしまうこともあります。
手をよく組む人の性格
手を組む時の心理や、どんな手の組み方をするのかという部分での心理を見てきましたが、「よく手を組む人」というのは、どのような性格をしているのでしょうか。
自分や自分の周りを見渡してみると「よく手を組む人」というのが存在しているケースは少なくありません。意識してみると「それは自分」だったりするケースもありますが、よく手を組む人というのは以外にも身近にいるのです。
そういった「よく手を組む人」というのは、性格的にどのような特徴が見られるのか、という部分を解説していきますので、チェックしてみてください。
神経質な性格
よく手を組む人の性格としては、「神経質」というものが挙げられます。細かいことがすぐに気になったり、ルールに厳しかったりと神経質な面が見られる人はよく手を組みます。
もちろん、社会のルールや会社内のルール、自分が属するコミュニティ内のルールなどもそうですが、いわゆる「マイルール」というようなものがあり、それもしっかりと守らないと気になってしまうというような性格の人が多いです。
感情が表に出やすい性格
よく手を組む人の性格には、「感情が表に出やすい」というものもあります。手を組んで何かを我慢しているとも取れるので、感情を出さずに我慢できるタイプと思いがちですが、そうではありません。
感情が表に出てしまうからこそ、手を組んでそれを抑えていたり、リラックスしているときに頭の上や後ろで手を組んで、「明らかにリラックスしている」というようなポーズを無意識に取ってしまったりするのです。
警戒心が強い性格
よく手を組んでいる人の性格としては、「警戒心が強い」というものも挙げられます。話をよく聞こうとする姿勢として手を組むとしても、それは「この人は自分を騙そうとしていないか」ということを「しっかり聞こう」としているケースもあるのです。
ですので、話している相手のしぐさや目の動き、顔の表情などの細かなところも観察して、嘘をついていないかというような部分を探っているケースもあります。
人に頼りがちな性格
よく手を組む人というのは、実は「人に頼りがちな性格」をしているケースも見られます。自分の力は使わないということではないので、努力はしますが、「いざとなったら助けてもらえる」と考えてしまう性格を持っています。
また、それは「人」ではなく、「神様」や「占い」などにすがってしまうということもあり、いわゆる「怪しい宗教」や「インチキな占い師」に騙されるケースも見られます。
【番外編】手の組み方のマナー
ここでは【番外編】として「手の組み方のマナー」というものをご紹介します。心理を読み取るためのものだけではなく、マナーも関わっていますので、そこもチェックしてみてください。
後ろで手を組むのはマナー違反
もちろん場所や状況によりますが、「後ろで手を組む」というのはマナー違反になるケースがあります。もともとの由来は、領主の前で家来が武器を隠し持ってないということを示すために手を前に出したことから始まります。
これをビジネスシーンなどにも置き換えて考えているものがあり、敵意などがない証拠に後ろ手にしないということと、単に後ろで手を組むと胸を反るような形になって「威圧的」で「偉そう」になるので、控えるようにするというものです。
「お客様」に対する時は右手が上
こちらは「お客様」相手にお辞儀などをする際に、どちらの手を上にするのか、という部分になります。これは、右手を上にすると思いやりや気遣いの精神を表すことができるとされているので、右手を上にします。
家庭内や近所付き合いなどそういったコミュニティでは気にする必要がないケースのほうが多いですが、接客業など「お客様」を相手にする場合には意識すると良いでしょう。
親指がどちらにくるかで前世が分かる
こちらの内容はあくまでも「迷信」のようなものですが、まことしやかに言われていることが、「手を組むときにどちらの親指が上にくるかで、前世に男性だったか女性だったか分かる」というものです。
手を組む時に、「右手の親指」が上にくる人は『前世が男性』で、逆に「左手の親指」が下にくる人は『前世が女性』だったと言われています。
意識せずに手を組むと必ず同じほうの親指が上にくるはずです。無意識の部分で組みやすいほうを選んで手を組むのですから、それが「前世に関わっている」と考えるのは、1つの面白い発想と言えるでしょう。
手の組み方を見て相手の心理を見抜く
ここまで手を組むときの心理として、「手の組み方」や「ポーズ」別にどのような心理があるのかを見てきました。また、指や腕の組み方からも心理を読み取れる内容をご紹介しています。
これらの内容は『絶対』ということは言えませんが、多くの場合に「そういう心理状態」ということが言えることが心理学上分かっていることなので、ある程度の人の心の内が読み取れるものとなっています。
人と話をしているときや、話をしている人たちを見ているとき、周囲から人の様子などを見ているときも注意深く見ていると、無意識に手を組んでいる場面を見つけられますので、そこから相手の心理をある程度予想して自分の行動の参考にしてみてください。