座右の銘にいい四字熟語130選!前向きなものからおすすめまで紹介

座右の銘をサラッと言えたらかっこいいですよね。名言や格言から座右の銘を選ぶ人もいますが、いい意味を持った四字熟語は座右の銘にピッタリです。前向きになれる四字熟語からかっこいい四字熟語まで、座右の銘におすすめのいい意味を持った四字熟語をご紹介します。

座右の銘にいい四字熟語130選!前向きなものからおすすめまで紹介のイメージ

目次

  1. 1座右の銘の意味とは!自分の人生の指針になる言葉
  2. 2座右の銘のおすすめ四字熟語!【前向きな気持ち】を表す15選
  3. 3座右の銘のおすすめ四字熟語!【努力する意思】を表す15選
  4. 4座右の銘のおすすめ四字熟語!【挑戦する気持ち】を表す15選
  5. 5座右の銘のおすすめ四字熟語!【感謝の気持ち】を表す15選
  6. 6座右の銘のおすすめ四字熟語!【人生の意味】を考える15選
  7. 7座右の銘のおすすめ四字熟語!【笑顔】に関する15選
  8. 8座右の銘のおすすめ四字熟語!【就活面接】向き15選
  9. 9座右の銘のおすすめ四字熟語!【スポーツ】に関する15選
  10. 10座右の銘のおすすめ四字熟語!【漢字がかっこいい】10選
  11. 11四字熟語は座右の銘に最適

座右の銘の意味とは!自分の人生の指針になる言葉

偉人の名言や古からの格言、馴染みの深い諺や四字熟語を座右の銘にしている人は多いです。「座右の銘」、よく耳にする言葉ですが、正しい意味を知っていますか?

「あなたの座右の銘は?」と人に聞かれたときに、自分に似合ったかっこいい座右の銘がスラッと言えると素敵です。かっこいい座右の銘を選ぶためにも、座右の銘の正しい意味を知っておきましょう。

座右の銘の語源

後漢時代の崔瑗(さいえん)が書いた「座右銘」が「座右の銘」の語源です。

崔瑗は、有能な政治家にして優れた文人でしたが、殺された兄の仇を討ったため罪に問われます。数年の逃亡の後、大赦を受けて罪を許されましたが、自分を戒めるために書いた文章に「座右銘」と名付け、常に自分のそばに置きました。

「座右銘」は、「無道人之短、無説己之長」という言葉で始まります。「他人の短所を責めるな、自分の長所を驕るな」という戒めの名言ともいうべき言葉です。「座右銘」は全文このような戒めの名言で綴られています。

座右の銘の漢字の意味

「座右の銘」以外に、日常生活ではほとんど使われることのない「座右」という言葉の意味を知っている人は少ないかも知れません。漢字から右側の席のことかと予想はつくでしょうか。

「座右」は、皇帝が自分の右側に補佐役など有能な人物を据えたことから、重要な場所、大切なものを意味するようになりました。信頼できる部下を「右腕」と称するのも「右」が重要なものを指すことからきています。

転じて「座右」は、身近なところ、すぐそば、手元という意味となりました。日本では古来より右より左のほうが位が高いので、「座左」という言葉もありますが、一般的ではありません。

「銘」は金属や物質に制作者の名前を刻むことや、石に物事の由来や人物の功績、名言などを刻み込むという意味があります。日本刀や包丁に作者の名が彫ってあるのを見たり、観光地や史跡で石碑に彫られた故事来歴を読んだことがある人は多いでしょう。

加えて「銘」には心に刻んだ言葉という意味もあります。「座右の銘」の「銘」は、深く心に刻んだ言葉という意味です。

総じて「座右の銘」は、「身近に置いて戒めとする言葉」、転じて「事あるごとに思い出し、自分を励まし、戒め、人生の指針とする言葉」を意味するようになりました。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【前向きな気持ち】を表す15選

目標を達成しようとしたり、夢をかなえようとするとき、いいことばかりではありません。むしろ困難が待ち受けていることのほうが多いくらいです。ここでご紹介するのは、挫けそうになったとき、心を励まし、やる気を起こさせてくれる四字熟語です。

1:気概に満ちた「気骨稜稜」

「気骨稜稜(きこつりょうりょう)」は、中村敦の小説『弟子』にも出てくる言葉です。

「気骨」は自分の信念を曲げない強い心を表します。「陵」は角のことで、尖っている、鋭いという意味になります。切れ味鋭いナイフのように道を切り開き信念を貫こうとする前向きな気持ちに溢れた、座右の銘にふさわしい四字熟語です。

2:命をも惜しまない「不惜身命」

命の危険をも顧みず物事に取り組むことや心構え、態度のことを意味する「不惜身命(ふしゃくしんみょう)」は、仏教の教えから広まった言葉です。

もともとは仏道を極めるためには命を惜しまず精進するという意味の言葉でしたが、四字熟語としては、全てをかけて物事に取り組むという意味に解釈されている、座右の銘にするとかっこいい四字熟語です。

3:未来を信じる「一陽来復」

冬至の別名でもある「一陽来復(いちようらいふく)」は、悪いことの後に良いことがあるという意味の四字熟語です。寒い冬が終わり、春が来るように、苦難の後には明るい未来が待っていると信じるための言葉です。

4:やる気が湧いてくる「雄心勃勃」

「雄心勃勃(ゆうしんぼつぼつ)」とは、勇ましい気持ちがふつふつと湧き上がってくるという意味です。ポジティブで勢いが止まらない様子を表すのにぴったりの四字熟語です。

5:凄まじい気迫「移山造海」 

山を移動させて穴を掘り、そこに海を造るという意味の「移山造海(いざんぞうかい)」。自然を造り変えてしまうほどの情熱が表されています。大きな目標に全力でぶつかる気迫に満ちた四字熟語です。

6:故郷へ錦を飾る「衣綿之栄」

「衣綿之栄(いきんのえい)」は、「衣錦栄郷(いきんえいきょう)」や「衣錦還郷(いきんかんきょう」ともいい、「故郷へ錦を飾る」という諺と同じ意味の四字熟語です。

「衣綿之栄」は錦の服を着ること、「衣錦還郷」は錦の服を着て故郷に帰ることで、何れも立身出世を表しています。これから社会で活躍しようとする人におすすめの四字熟語です。

7:いつか世に出る「猛虎伏草」

「猛虎伏草(もうこふくそう)」は、虎が草むらに身を潜めていることから、有能な人は時がくれば世に躍り出るということを表しています。今は不遇でも、己の能力を信じ、チャンスが訪れるのを前向きな気持ちで待つという意味です。

8:右往左往しない「一念不動」

「一念不動(いちねんふどう)」は、こうと決めたら信念を曲げず、貫き通すこと意味しています。細かいことに惑わされたり、狼狽えたりしない強い意志を持ちたい人が座右の銘にするのにぴったりの、かっこいい四字熟語です。

9:素早く行動する「疾風迅雷」

「疾風」は強く早く吹く風のことです。「迅雷」は激しい雷。「疾風迅雷(しっぷうじんらい)」は、素早く激しく行動することを表しています。こうと決めたら迷わず積極的に行動するという意味の、響きもかっこいい四字熟語です。

10:耐えるときは耐え決断するときは速やかに「堅忍果決」

「堅忍果決(けんにんかけつ)」は、苦しくても挫けずに耐え忍び、いざその時が来たら迷わずに決断するという意味です。

不遇のときでも腐らず、前向きな気持ちで時が来るのを待つという意味にもなります。今に見ていろという気骨のある人におすすめの四字熟語です。

11:失敗を巻き返す「捲土重来」

「捲土重来(けんどちょうらい)」は、一度戦に敗れた者が、再び挑んで勝利するという意味です。そこから、一度の失敗で諦めず、再度挑戦して目標を達成することを意味します。

不屈の闘志を持って巻き返す決意を座右の銘としたい人におすすめの四字熟語です。

12:信念に従って迷わず決断する「剛毅果断」

「剛毅果断(ごうきかだん)」は、自分が信じた道を疑わず、勇気を持って決断することを意味しています。周りが何を言っても、自分を信じて行動する、前向きな気持ちを表すのにぴったりな四字熟語です。

13:非常時でも慌てない「神色自若」

「神色」とは顔色や態度のことです。「自若」は常と変わらぬという意味です。「神色自若(しんしょくじじゃく)」は、何があっても平常心を失わないという意味で、前向きな気持ちを失わないように、覚えておきたい四字熟語です。

14:何度失敗しても挫けない「百折不撓」

「撓」という漢字には、すぐに曲がるという意味があります。「百折不撓(ひゃくせつふとう)」は、何度失敗しても決して信念を曲げないという前向きで強い気持ちを表す四字熟語です。座右の銘としてとても人気のある四字熟語です。

15:並外れた心意気「気宇壮大」

「気宇」には、心構え、人としての器といった意味があります。「気宇壮大(きうそうだい)」は、心が広く、前向きで大きな理想を持つ様子を表す四字熟語です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【努力する意思】を表す15選

勉強でも仕事でも努力なしに成果を得られることはありませんが、努力を続けることは簡単ではありません。ともすれば易きに流れそうな弱い心を戒め、奮い立たせる言葉は、名言、格言にもたくさん見られます。もちろん、四字熟語にも、座右の銘にもピッタリの言葉がたくさんあります。

1:一途に努力する「一意攻苦」

「一意」とは、一心にという意味です。「一意攻苦(いちいこうく)」は、困難や苦難に耐え、一心に努力、勉強するという意味です。苦しさに負けないという心構えを表し、座右の銘にするのにふさわしい四字熟語です。

2:自らの信念に基づき努力する「一心精進」

「一心」は、ただ一つのことをひたすらに思うという意味で、「一意」と同じです。「一心精進(いっしんしょうじん)」は、自分の信念に基づき、ひたすらに努力するという意味です。

3:とことん努力する「粉骨砕身」

骨が砕け、身体がバラバラになるほど努力するという意味の「粉骨砕身(ふんこつさいしん)」。仕事でも勉強でもスポーツでも、全力で努力する決意を表すのにこれ以上はない四字熟語で、座右の銘にしている人も多いです。

4:気力を奮い起こす「奮励努力」

「奮励努力(ふんれいどりょく)」は、気力を奮い立たせ、たゆまず努力することを意味しています。勇敢に困難に立ち向かい、心を込めて努力する「勇猛精進(ゆうもうしょうじん)」も近い意味があります。

5:目標に向かって己を励ます「鞭笞策進」

「鞭笞策進(べんちさくしん)」は、目的を達成するために、必死で努力することを意味しています。「鞭」と「笞」は、どちらも訓読みは「むち」です。己に鞭打ち戒めることから転じて、己を励ますという意味になりました。

6:苦しみながらも努力する「粒粒辛苦」

「粒粒辛苦(りゅうりゅうしんく)」は、想像をはるかに超えた苦労のことを言います。一粒の種には農家の努力が詰まっていることから生まれた言葉です。そこで、「粒粒辛苦」は、コツコツとした努力を積み重ねるという意味にもなっています。

7:目標は遥かに遠い「前途遼遠」

「遼遠」は時間的にも距離的にも遠いことを意味しています。「前途遼遠(ぜんとりょうえん)」は、目標に到達するまで途方もない時間や努力が必要なことを示しています。目標を達するためには、諦めずに前向きに努力することが必要だと心に刻む四字熟語です。

8:どんなときも心が挫けない「意気自若」

目の前に大きな壁が立ち塞がっても、自分の志を曲げず、意志を強く持つという意味の「意気自若(いきじじゃく)」。困難にあっても努力を止めない心意気を示す四字熟語です。

9:全力で努力する「力戦奮闘」

「力戦奮闘(りきせんふんとう)」は、気力を奮い立たせて全身全霊をかけて努力することを意味しています。どんなに難しい問題でも、前向きに立ち向かい、全力で努力する決意を示す四字熟語です。

10:もっと先へと努力する「百尺竿頭」

「百尺竿頭一歩を歩む」の略です。「ひゃくせきかんとう」と読みます。百尺もある長い竿の天辺まで登っても、さらに一歩を踏み出そうとするという意味です。

「百尺竿頭(ひゃくせきかんとう)」は、努力を重ねて目的を達したその先を目指してさらに努力するということを表す、座右の銘にぴったりの四字熟語です。

11:脇目もふらず働く「日昃之労」

「日昃」とは、午後二時ごろのことです。「日昃之労(にっしょくのろう)」とは、昼食の時間が過ぎても食事もとらずに働き続けるという意味で、一心不乱に働く、努力するということを表す四字熟語です。

12:一切手を抜かず頑張る「精励恪勤」

「精励恪勤(せいれいかっきん)」は、全力で努力することを示しています。「精励」は全力で、力を尽くしてという意味で、「恪勤」は真剣に物事に取り組むことを意味しています。

よく似た意味の四字熟語に「刻苦勉励(こっくべんれい)」があります。こちらもよく知られており、おすすめの四字熟語です。

13:辛くとも耐え忍ぶ「堅忍不抜」

明治維新の立役者大久保利通が座右の銘としたことでも有名な「堅忍不抜(けんにんふばつ)」。耐えがたきを耐え忍び、信念を貫くために努力を惜しまない、堅固な意志を示す四字熟語です。

14:大成は小さな努力の積み重ね「積羽沈舟」

ふわふわと軽い鳥の羽も、積み重なれば舟を静めるほど重くなることを表す「関宇沈舟(せきうちんせん)」は、コツコツと努力すれば大きな成果を上げることができるという意味になります。

15:努力し続ければ必ず報われる「愚公移山」

「愚行移山(ぐこういざん)」は、「愚公山を移す」と読みます。小さな努力も積み重なれば山を動かすほどの力になるという意味です。努力は必ず報われると信じるためにも覚えておきたい四字熟語です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【挑戦する気持ち】を表す15選

現状に満足し、新しいことに挑戦する気持ちを忘れては人間としての成長は望めません。艱難辛苦が待ち受けていようとも、果敢に挑む気持ちを表す四字熟語を座右の銘にすると、かっこいいですね。

1:勇ましく挑戦する「勇猛果敢」

「疾風迅雷」と似た意味のある「勇猛果敢(ゆうもうかかん)」は、猛々しいほど勇ましく、思い切りがいいことを表す四字熟語です。決断力と実行力をのある様を意味し、挑戦する気持ちを表すのに最も相応しい四字熟語の一つかも知れません。

「勇猛果断(ゆうもうかだん)」も同じく勇敢で、決断力のある様子を表す四字熟語です。

2:失敗をない「勇気凛凛」

「勇気凛凛(ゆうきりんりん)」は、やる気や気力が漲っている様子を示しています。恐れることなく前向きに物事に挑戦する、やる気と勇気に溢れた四字熟語です。

3:元気で勇ましい「勇壮活発」

「勇壮活発(ゆうそうかっぱつ)」は、勇ましくて元気いっぱいな様子を表しています。旺盛なチャレンジ精神を示す四字熟語です。

4:脇目もふらず「猪突猛進」

猪が突進するように、一直線に目標に向かって突き進むという意味の「猪突猛進(ちょとつもうしん)」。無鉄砲、向こう見ずともいえるほどの勢いで物事にあたる意志を示しています。

5:何ものにも縛られず行動する「独立不羈」

「不羈」は、何ものにもつなぎとめられないという意味です。「独立不羈(どくりつふき)」は、何ものにも縛られず、自分で判断して行動するということを意味しています。

「不羈独立(ふきどくりつ)」と書く場合もあります。「独立独歩(どくりつどっぽ)」は、同じような意味の四字熟語です。

6:どんなことでもやり遂げられる「心頭滅却」

「心頭を滅却すれば火もまた涼し」の略です。「心頭滅却(しんとうめっきゃく)」は、我慢するという意味ではありません。無念無想(むねんむそう)の境地に至れば、火さえも涼しく感じるという意味です。

つまり、心構え一つで状況はどうにでもなるということの例えで、どんなに困難なことでも、心の持ちようで乗り越えられるということを示しています。

7:火事場の馬鹿力「禽困覆車」

「禽困覆車(きんこんふくしゃ)」は、追い詰められた小鳥は車をひっくり返すほどの力を発揮するという意味です。同じような言葉に「窮鼠噛猫(きゅうそごうびょう)」があります。

弱いものでもいざという時には思いがけない力を発揮するということを表しています。

8:窮地を脱する「起死回生」

「起死回生(きしかいせい)」は、日常でもよく耳にする言葉です。死に瀕した者を生き返らせるという意味で、悪い状況をひっくり返すという意味でも使います。追い詰められても前向きに挑戦する気持ちを忘れないという四字熟語です。

9:弾みがついて止まらない「騎虎之勢」

「騎虎之勢」は、「きこのせい」、あるいは「きこのいきおい」と読みます。虎に乗って走り出すと途中で止まれないことから、中止できない、勢いよく最後まで突き進むということを表します。途中で投げ出さず、最後までやり遂げる意思を表す四字熟語です。

10:やる気満々「意気軒昂」

「意気軒昂(いきけんこう)」は、やる気に満ちた前向きな心意気を表しています。「軒」、「昂」共に高く上がることを示しています。「意気軒高」と書くのは誤りです。

11:恐れ知らずの「大胆不敵」

「勇猛果断」と似ていますが、「大胆不敵(だいたんふてき)」はもっと恐れ知らずで肝が据わった様子を表しています。普通の人なら尻込みするようなことでも、意に介さないで行うという意味です。

困難を困難とも思わず突き進む、力強さと頼もしさを示し、座右の銘にぴったり四字熟語です。

12:勇気を持って突き進む「勇往邁進」

「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」は、勇ましく物事に対処し、目的に向かって脇目もふらず突き進む様を表す四字熟語です。「邁」には、どこまでも行くという意味があります。雄々しく力強い四字熟語で、座右の銘としても人気があります。

13:何度でも挑戦する「七転八起」

「七転び八起き」と読むこともある「七転八起(しちてんばっき)」は、何度失敗しても挑戦することを諦めないという意味の四字熟語です。座右の銘としている人も多いです。

よく似ていますが、苦しみに転げまわるという意味の「七転八倒(しちてんばっとう)」と間違わないように気をつけてください。

14:窮地にあっても工夫を凝らす「死中求活」

「死中求活(しちゅうきゅうかつ)」は、絶体絶命のピンチでも、何とかして活路を見出そうと知恵を絞ることをいいます。「死中」は死にそうなほどの状態、窮地を指し、「求活」は生きるための方法を探ることを指します。

諦めない気持ちを示す四字熟語です。

15:恐れることなく挑戦する「明目張胆」

「明目張胆(めいもくちょうたん)」は、覚悟を決めて任務や物事に当たることを示しています。「名目」はしっかりと目を見開くという意味で、「張胆」は腹をくくるという意味です。恐れや怯えを克服し、勇気を持って行動することを表す四字熟語です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【感謝の気持ち】を表す15選

日常生活でも感謝の気持ちはつい忘れがちです。折に触れて感謝の気持ちを思い出すために、謙虚さや思いやりを意味する名言や格言を座右の銘にしている人も多いです。

四字熟語にも感謝の気持ちを表す言葉はたくさんあります。座右の銘にして感謝する心を忘れないようにしたいものです。

1:恩に報い感謝する「報恩謝徳」

「報恩謝徳(ほうおんしゃとく)」は、受けた恩を忘れず、感謝を捧げてお礼をするという意味の四字熟語です。感謝の気持ちを表す四字熟語としては最も有名かも知れません。

2:一言の恩を忘れない「一言芳恩」

「一言芳恩(いちごんほうおん)」は、たった一言でも、かけてもらった恩を忘れず、感謝してその人を師と仰ぐという意味の四字熟語です。「芳恩」は御恩という意味です。

3:賢者は礼節を知っている「知崇礼卑」

「知崇礼卑(ちすうれいひ)」は、本当の賢者は、知識を得て賢くなればなるほど、人に対してはへりくだって感謝の気持ちを忘れないという意味です。諺の「実るほど頭が下がる稲穂かな」と同じような意味の四字熟語です。

4:わずかな恩義も忘れてはいけない「一飯之恩」


「一飯之恩(いっぱんのおん)」は、わずかな恩でも忘れずに感謝し、報いることを意味しています。「一宿一飯(いっしゅくいっぱん)の恩」ともいいます。「一飯」、「一宿一飯」は共に、ほんの些細な事という意味です。

5:他人から受けた恩を忘れてはいけない「飲水思源」

水を飲むときには、井戸を掘った人やその水源のことを忘れてはいけないという戒めから生まれた四字熟語です。

「飲水思源(いんすいしげん)」は、「水を飲みて源を思う」とも読み、「飲水知源(いんすいちげん)」、「飲流懐源(いんりゅうかいげん)」ともいいます。

6:贈り物をするときの決まり文句「献芹之意」

よく人に贈り物をするときに、へりくだって「つまらないものですが」と言いますが、「献芹之意(けんきんのい)」も同じ意味です。受けた恩に対して相手を敬い、へりくだって感謝の意を伝える様を表しています。

7:最大級の感謝の表現「恐悦至極」

「恐悦」は謹んで喜ぶという意味で、「恭悦」と書くこともあります。「至極」はこの上なく、これ以上なく、最上級のという意味です。「恐悦至極(きょうえつしごく)」は、相手の好意や恩義に対して、自分の感謝の気持ちや喜びの気持ちをへりくだっていう言葉です。

8:全てに感謝し恩に報いようと決意する「報本反始」

「本に報い始めに返る」とも読む「報本反始(ほうほんはんし)」。「本」と「始」は、物事の根本、基本、最初を意味します。自分のルーツである祖先や両親、また、この世界そのものに感謝し、恩に報いるということを表す四字熟語です。

9:恐れ入って喜ぶ「恐懼感激」

「恐懼感激(きょうくかんげき)」は、主に目上の人から受けた恩や厚意に対して、恐れ入りかしこまって喜びや感謝を表すことを示しています。「恐懼」は恐れ入るという意味です。

10:強い謝意を表す「叩頭三拝」

「叩頭三拝(こうとうさんぱい)」は、受けた恩や厚意に対する非常に強い謝意を表す四字熟語です。「叩頭」は床に頭をつけるほど深くお辞儀をすること、「三拝」は何度も繰り返すことを意味しています。

11:父母の恩に報いる「慈烏反哺」

「慈烏反哺(じうはんぽ)」は、親から受けた恩に感謝し、報いるという意味の四字熟語です。「慈烏」はカラスのことです。「反哺」は食べ物を返し与えることです。カラスは成鳥になると親鳥に餌を与えることから生まれた言葉です。

同じ意味で「反哺之孝(はんぽのこう)」という言葉もあります。

12:おもてなしに感謝する「炊金饌玉」

「炊金饌玉(すいきんせんぎょく)」、「饌玉炊金(せんぎょくすいきん)」とも書きます。「金を炊(かし)ぎ玉を饌(そな)える」とも読みます。黄金を炊いて宝石を並べたような豪華な食事とそれに対する感謝の気持ちを意味する言葉です。

13:忠誠心を示す「狗馬之心」

「狗馬」とは犬や馬のことで、「狗馬之心(くばのこころ)」とは、犬や馬のように忠誠を尽くすという意味です。目上の人に対して、受けた恩に報いるため、少しづつでも働いて恩を返すことを表しています。

14:貧しくても親孝行「菽水之歓」

「菽水之歓(しゅくすいのかん)」は、どんなに貧しくとも親への感謝の気持ちを忘れず、孝行をして喜ばせることを意味する四字熟語です。「菽」は豆のことで、「菽水」とは粗末な食べ物のことを指します。

15:感謝の語源「感恩報謝」

「感恩報謝(かんおんほうしゃ)」は、感謝の語源になった言葉です。恩を受けた人に対して、礼を尽くして恩返しをするという意味です。感謝は、恩に報いて初めて成るということを示す言葉です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【人生の意味】を考える15選

人生に悩みや迷いはつきものです。そんなとき、自分に寄り添ってくれるような座右の銘があると、心の支えになります。

人生を俯瞰した名言、格言、四字熟語には格別の重みがある言葉が多いです。そんな名言、格言、四字熟語の中でも座右の銘におすすめなのは、簡潔で含蓄に富んだ四字熟語です。

1:善いことは隠れて行う「陰徳陽報」

「陰徳陽報(いんとくようほう)」は、「陰徳あれば必ず陽報あり」とも読みます。「陰徳」は隠れて行う善行、「陽報」ははっきりとわかる報いのことです。善いことはこれ見よがしにせず、こっそりと行えば必ず報われるという意味です。

2:人とのかかわりは不思議な因縁による「合縁奇縁」 

「合縁奇縁(あいえんきえん)」は、「愛縁機縁」とも書きます。男と女、親と子、友人などの縁は、仏教でいうところの因縁、不思議な縁で結ばれているという意味です。

3:出会いを大切に「一期一会」

「一期一会(いちごいちえ)」は、茶道千家流の始祖で、茶聖と称されれる千利休の弟子、山上宗二の言葉です。「一期」は仏教の言葉で一生を意味します。本来は、一生に一度の出会いと思い定め、真心を込めてもてなすという、茶道の心得を示した言葉です。

一生に一度の出会い、それを大切にする心を表す四字熟語です。

4:小さなことが大きな成果を生む「一粒万倍」

「一粒万倍(いちりゅうまんばい)」は、一粒の種がやがて何倍にも増えることから、小さな努力や行いが大きな成果を生むということを表しています。

5:人生は良いことも悪いこともある「一得一失」

「一得一矢(いっとくいっし)」は、「一長一短(いっちょういったん)」と似た意味を持った四字熟語です。一つ得ると一つ失うことから、人生は良いこともあれば悪いこともあるという意味になります。

6:因果は巡る「因果応報」

「因果」は、原因と結果のことです。「因果応報(いんがおうほう)」は、もともとは仏教用語で、前世の行いによって報いを受けるという意味です。善行を積めば善い報いが、悪行を行えば悪い報いがあるということを表しています。

善い報いは「善因善果(ぜんいんぜんか)」、悪い報いは「悪因悪果(あくいんあっか)」です。

7:繁栄と凋落は交互にやってくる「栄枯盛衰」

人の世は栄えることと衰えることが交互にやってくるという意味の「栄枯盛衰(えいこせいすい)」。繁栄は永遠ではないのだから驕ることなかれという戒めの意味もある四字熟語です。

『平家物語』にある「盛者必衰(じょうしゃひっすい)」も同じく、戒めの言葉です

8:人の世は移ろいやすく「諸行無常」

「諸行無常(しょぎょうむじょう)」は、「盛者必衰」と同じ『平家物語』の一文、「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり」で有名です。出典は仏教の経典である『涅槃経』で、仏教の基本思想の一つです。

人の世は移ろいやすく、不変なものは何もないという意味で、人生の儚さを表しています。

9:調子の良いときが最も危険「盈満之咎」

「盈満之咎(えいまんのとが)」とは、満ちれば欠けるという理屈から、満ち足りたときが一番危ないという警告を表しています。「えいまんのとがめ」とも読みます。目標を達成しても気を抜いてはいけないという戒めの意味も込められている四字熟語です。

10:人生は儚い「胡蝶之夢」

胡蝶之夢(こちょうのゆめ)」は、人生の儚さ、移ろいやすさを意味する四字熟語です。出典は『荘子』で、自分が蝶になった夢を見ているのか、蝶が自分になった夢を見ているのか、夢と現実、自分と蝶の境目が曖昧になった境地を記した寓話が元になっています。

眠っている間に人生の栄耀栄華を極めて一生を終えた夢を見たという「邯鄲之夢(かんたんのゆめ)」も、同じく、人生はあっけなく、儚いものだという意味です。

11:貧しくても楽しいことはある「曲肱之楽」

「曲肱之楽(きょくこうのらく)」は、貧しくてもその生活を楽しむという意味や、貧しさの中にも楽しみはあるという意味の四字熟語です。「曲肱」は曲げた肘のことで、枕も買えないほど貧しいので肱を曲げて枕にして寝るという意味です。

「きょくこうのたのしみ」とも読みます。貧乏に負けず、楽しいことを見つけ出そうという前向きな四字熟語です。

12:一日で萎んでしまう花のように儚いのが人生「槿花一朝」

「槿花」はむくげの花、朝顔のことです。一日で萎んでしまうため、「槿花一朝(きんかいっちょう)」は非常に儚いことを意味します。「槿花一日(きんかいちじつ)」ともいいます。「槿花一朝の栄」と言えば、束の間の繁栄を意味します。

13:会うは別れの始まり「会者定離」

これも『平家物語』にある言葉です。「生者必滅(しょうじゃひつめつ)、会者定離(えしゃじょうり)は世の習い」は有名です。出会ったものは必ず別れがやってくるという、この世の無常を説いた仏教の言葉です。

14:儚いからこそ大切に「夢幻泡影」

「夢幻泡影(むげんほうえい)」は、人生が夢や幻、泡と影のように儚く頼りないものだということを表している四字熟語です。しかし、儚いからこそ一瞬一瞬を大切に生きようという思いを込めて座右の銘とする人も多いです。

15:いちいち喜んだり悲しんだりしない「塞翁之馬」

「塞翁之馬(さいおうのうま)」は、中国の故事に因んだ四字熟語です。「人間(じんかん)万事塞翁が馬」の略で、「塞翁失馬(さいおうしつば)」ともいいます。人生における禍福吉凶は定まりがないので、いたずらに喜んだり悲しんだりする必要はないという意味です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【笑顔】に関する15選

「笑う門には福来る」という諺が示すように、「笑顔」は何ものにも勝る幸運の鍵です。辛いとき、悲しいときでも笑顔を忘れないように、笑顔の大切さを表す言葉を座右の銘とするのもおすすめです。

1:笑う門には福来る「笑門来福」

笑顔と言えば真っ先に多い浮かぶ四字熟語かも知れません。「笑門来福(しょうもんらいふく)」は、「笑う門には福来る」という諺を漢文にしたものです。笑顔でいると自然と幸運が訪れるという意味で、明るい人生を標榜する人にはぴったりの四字熟語です。

2:どんなときでも喜び楽しむ「怡然自楽」

「怡然」は喜び楽しむ様を表す言葉です。「怡然自楽(いぜんじらく)」は、どんなときでも和やかに笑みを浮かべ、喜び楽しんでいる様子を表す四字熟語です。

3:豪快に笑い飛ばす「呵呵大笑」

「呵呵」も「大笑」も、大きな声を上げて笑うことを意味しています。「呵呵大笑(かかたいしょう)」は思い切り声を上げて大笑いするという意味です。困難も笑い飛ばしてしまおうという前向きな人におすすめの四字熟語です。

同じ意味で「破顔大笑(はがんたいしょう)」もあります。

4:にっこりと笑う「破顔一笑」

「破顔」は、表情を緩めるという意味です。「一笑」は軽い笑みです。「破顔一笑(はがんいっしょう)」は、可愛らしくにっこりとほほ笑む様を表しています。

5:おかしくてたまらない「抱腹絶倒」

お腹を抱えて笑い転げるという意味の「抱腹絶倒(ほうふくぜっとう)」。「捧腹絶倒」と書く場合もあります。「絶倒」は、喜びのあまり気を失うこと、笑い転げることを意味します。

6:笑顔でぴょんぴょん跳びはねる「欣喜雀躍」

「欣」は喜ぶという意味を持つ漢字です。「欣喜雀躍(きんきじゃくやく)」は雀が跳びはねるように、小躍りして喜ぶという意味で、笑顔で狂喜乱舞(きょうきらんぶ)する様を表しています。

7:反面教師に「西施捧心」

「西施の顰(ひそみ)に倣う」の「西施捧心(せいしほうしん)」は、人の真似をして失笑を買うという意味の四字熟語です。実態が伴わないのに人のまねをしても笑われるだけという戒めを込めた四字熟語です。

8:ちょっとした変化「一顰一笑」

「一顰」はわずかに眉をしかめること、「一笑」は微かな笑顔。「一顰一笑(いっぴんいっしょう)」は表情のほんの少しの動きのことです。

表情をあまり変えない、心の動きをあからさまに顔に出さないという意味の四字熟語で、「一笑一顰(いっしょういっぴん」とも書きます。感情が顔に出やすい人におすすめの四字熟語です。

9:笑顔で伝心「拈華微笑」

「拈華微笑(ねんげみしょう)」は、以心伝心の間柄、感覚のことです。目を見て微笑み合うだけで気持ちが通じる関係を表しています。

元々は釈迦が蓮の花をひねって見せたところ、弟子の中でただ一人迦葉だけがその意味を理解してにっこりとほほ笑んだという逸話から生まれた言葉です。

10:満面の笑顔「喜色満面」

「喜色」は嬉しそうな表情を、「満面」は顔全体を表します。「喜色満面(きしょくまんめん)」は、喜びの表情が顔いっぱいに浮かんでいる様子を表しています。輝くような笑顔や、こぼれんばかりの笑みを浮かべた表情のことです。

11:満足感あふれる笑顔「得意満面」

「得意満面(とくいまんめん)」は、物事が思い通りになって有頂天になっている様子を表した四字熟語です。満足して誇らしげな笑顔を浮かべているという意味です。

12:美人の笑顔は高価値「千金一笑」

「千金一笑(せんきんいっしょう)」は、「一笑千金(いっしょうせんきん)」とも書きます。微笑みさえも千金に値する美人という意味です。美人に限らず笑顔は値千金、周囲の雰囲気を明るくし、周りの人も幸せな気分にします。

13:何があっても狼狽えない「言笑自若」

「言笑自若(げんしょうじじゃく)」は、何があっても狼狽えたり慌てたりせず、泰然としている様を表す四字熟語です。「言笑」は話したり笑ったりすること、「自若」は常と変わらないこと、平常心を保つということです。

14:観音様のような穏やかな笑顔「和容悦色」

観音菩薩のように、穏やかで慈愛に満ちた笑顔を浮かべた様子を「和容悦色(わようえっしょく)」、もしくは「和顔悦色(わがんえっしょく)」と言います。人の心を和ませる優しい笑顔です。

15:和やかに談笑する「和気藹藹」

「和気藹藹(わきあいあい)」は、気心が知れて、和やかな様子を表す四字熟語です。仲間と打ち解け合い、にぎやかに楽しむという意味です。楽しく談笑できる仲間や環境はとても大切です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【就活面接】向き15選

アルバイトや就職の面接では座右の銘を聞かれることがよくあります。面接官に好印象を与えるには、自分らしい座右の銘を持っているのが一番ですが、大勢の候補者の中から選ばれるためには、おやっと思わせる工夫も必要です。人より目立つおすすめの座右の銘をご紹介します。

1:柔軟に対応する「臨機応変」

「機に臨(のぞ)み、変に応ずる」とも読みます。「臨機応変(りんきおうへん)」は、物事や状況に応じて適切に対処することを意味する四字熟語です。何が起こっても柔軟に対処する適応力が職場では求められます。

2:誠実で真面目「謹厳実直」

仕事で一番求められるのは誠実さと真面目さです。「謹厳実直(きんげんじっちょく)」は、自分に厳しく言葉を慎み、真面目で正直であることを表す四字熟語です。就活面接にはうってつけの四字熟語です。
 

3:行動で示す「不言実行」

口先だけで結局何もやらない人は一緒に働くには最悪です。黙って行動に移すという意味の「不言実行(ふげんじっこう)」は、言い訳をしない、信頼がおける人物との印象を与えます。

4:口に出したことは必ず実行する「有言実行」

言ったからには何があってもやり遂げる「有言実行(ゆうげんじっこう)」も就活面接にはおすすめの四字熟語です。「不言実行」より、自分に厳しいイメージです。

5:大人気の四字熟語「風林火山」

戦国武将武田信玄の軍旗で有名な「風林火山(ふうりんかざん)」。

兵法書の『孫子』にある、「疾(はや)きこと風の如し、徐(しず)かなること林の如し、侵掠(しんりゃく)すること火の如し、動かざること山の如し」が元になっている、最高にかこいい四字熟語です。

6:途中で投げ出さない「初志貫徹」

これも人気のある四字熟語です。初心を貫くという意味の「初志貫徹(しょしかんてつ)」を座右の銘にすると、意志の強い、実直なかっこよさをアピールできます。

7:主義主張を明らかに「旗幟鮮明」

「旗幟鮮明(きしせんめい)」とは、自分の主義や主張をはっきりと表すという意味です。「旗幟」は旗や幟のことで、表明している主義や思想の例えです。正直で裏表がないことを表す四字熟語です。

8:嫌なことは早めに片付ける「先憂後楽」

元は、「天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに遅れて楽しむ」という、政治に携わる者の心得を説いた名言ですが、嫌なことは先に片付ければ後で楽ができるという意味に使われるようになりました。日本庭園の「後楽園」の語源にもなった言葉です。

9:考えてから行動する「熟慮断行」

「熟慮断行(じゅくりょだんこう)」とは、抜けや不足がないように、しっかりと考えて、強い意志を持って決断、実行するという意味です。慎重だけれど決断力、行動力のある様を表す四字熟語です。

10:たゆまず励む「磨穿鉄硯」

「磨穿鉄硯(ませんてっけん)」は、鉄の硯に穴が開くほど墨を摺って勉強することから転じて、強い意志を持って目標に向かって努力することを表しています。「磨」は、磨いてする減らすこと、「穿」は穴を開けることを意味しています。

「ませんてっけん」という響きもかっこいい四字熟語です。

11:鍛錬を怠らず意志が固い「百錬成鋼」

「百錬成鋼(ひゃくれんせいこう)」は、意志が強いことを意味する四字熟語です。「百錬百錬鋼を成す」と読みます。鋼は何度も何度も精錬して強くなることから生まれた言葉です。心身を鍛錬して初めて強い意志が生まれるという意味もあります。

12:飾り気がなく実直な人柄「質実剛健」

「質実剛健(しつじつごうけん)」も人気のある四字熟語の一つです。「剛健質実(こうけんしつじつ)」ともいいます。真面目で素直、心身ともに健康でたくましい様を表しています。座右の銘にすると、正直で頼もしく、かっこいい人物像をアピールできます。

13:志高く信念を曲げない「志操堅固」

自分の理想や信念を固く守って決して揺るがない、意志の強さを表すのが「志操堅固(しそうけんご)」という四字熟語です。

逆境にあっても信念を曲げない「歳寒松柏(さいかんしょうはく)」や、変わらぬ信念を表す「冬夏青青(とうかせいせい)」も就活面接向きの四字熟語です。

14:長く我慢する「面壁九年」

「面壁九年(めんぺきくねん)」は、禅僧の元祖と呼ばれる達磨大師が、少林寺で壁に向かって九年間座り続け、悟りを開いたという故事に由来します。

長い時間がかかっても、目標を達成するまで諦めない粘り強さと意志の強さを表す四字熟語です。

15:まず自分がやって見せる「率先垂範」

「率先垂範(そっせんすいはん)」とは、人にやらせる前に、まず自分が手本となってやって見せるという意味です。行動力と指導力、積極性を示すのに適した四字熟語です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【スポーツ】に関する15選

日々挑戦、努力が必要なスポーツ選手は座右の銘を持っていることが多いです。ここでご紹介するのは、数ある四字熟語の中でもとくにスポーツをする人におすすめの四字熟語です。

1:仲間がいるから強くなれる「切磋琢磨」

スポーツに関する四字熟語で最も人気があるのが「切磋琢磨(せっさたくま)」ではないでしょうか。骨や石を磨き上げて切れ味鋭いナイフを作るように、ライバルや仲間と競い、高めあうことで技や腕を磨くことはスポーツの神髄です。

2:気持ちを引き締める「緊褌一番」

「緊褌」は、ふんどしの紐をきつく締めることです。「緊褌一番(きんこんいちばん)」は、大事な大一番の前に、気持ちを引き締めるという意味があります。ここぞという時に緊張感を高め、実力を遺憾なく発揮するという意味もあります。

アスリートには大切な言葉と言えるでしょう。

3:悔しさを忘れない「切歯扼腕」

身をよじって悔しがる様子を表す「切歯扼腕(せっしやくわん)」。「切歯」はギリギリと歯ぎしりをしたり、歯を喰いしばること、「扼腕」は、片方の腕でもう一方の腕を掴むことを意味します。

スポーツにおいては負けた悔しさが成長、上達につながります。負けても平気になったら強くはなれません。似たような意味の「臥薪嘗胆)がしんしょうたん)」も、負けた悔しさを忘れずに歯を喰いしばって耐える決意を示す四字熟語です。

4:堅固で強い精神「鉄心石腸」

鉄のように強い心と石のように堅い意志を表す「鉄心石腸(てっしんせきちょう)」。「鉄石心腸(てっせきしんちょう)」ともいいます。「心」と「腸」は、精神、意志の例えです。

困難があっても挫けない強い心と、勝利や記録に向かって努力を重ねる堅固な意志が必要なアスリートにふさわしい四字熟語です。

5:渾身の力を込めた「乾坤一擲」

「乾坤一擲(けんこんいってき)」は、天地をかけたここ一番の大勝負に運を託すという意味です。「乾」は天を、「坤」は地を表しています。「一擲」とはサイコロを投げる一投のことです。

チャンスが訪れたとき、覚悟を決めて思い切って勝負に出る度胸を持つことでもあります。

6:一発触発の緊張感「剣抜弩張」

「剣抜弩張(けんばつどちょう)」とは、戦争が始まる直前のように緊張感が漲っている様子を表す四字熟語です。「剣抜」は刀を鞘から抜いて構えること、「弩張」は矢をつがえて弓を張ることを意味しています。

7:度胸一番の「剛胆無比」

「剛胆無比(ごうたんむひ)」とは、ほかに比べる者がいないほど大胆で思い切りがよく、度胸があることを表す四字熟語です。「豪胆無比」とも書きます。

8:向かうところ敵なし「鎧袖一触」

「鎧袖一触(がいしゅういっしょく)」とは、鎧の一部がかすっただけで敵を打ち倒すという意味で、敵をものともしないほど強いということを表す四字熟語です。

9:絶対に挫けない「不撓不屈」

「撓」は、強い力がかかると簡単に曲がってしまうという意味なので、「不撓」は、曲がらない、諦めないという意味になります。決して諦めない強い意志を表す「不撓不屈(ふとうふくつ)」は、アスリートに限らずとても人気のある四字熟語です。

10:ただ待っているだけではダメ「大器晩成」

大きな器は完成するのに時間がかかることから、大人物はゆっくりと頭角を現すという意味にとらえられる「大器晩成(たいきばんせい)」。本当は、大人物になるような才能や能力を持った人も時間をかけて己を磨かなくてはならないという意味です。

才能がある人も地道な努力を忘れてはならないという戒めの言葉でもあります。

11:逆境でこそ真価があらわれる「疾風勁草」

「疾風勁草(しっぷうけいそう)」とは、弱い草は強い風になぎ倒され、強い草が残ることから、逆境に立ったときに、その人の真価があらわれるということを意味しています。ピンチの時にこそ活躍するというかっこいい四字熟語です。

12:努力の積み重ねが結果を生む「点滴穿石」 

「水滴穿石(すいてきせんせき)」ともいいますが、「点滴穿石(てんてきせんせき)」とは、水滴が石に穴を開けることを表し、コツコツとした努力がやがて大きな成果を上げることを意味しています。「雨垂れ石を穿つ」という諺と同じ意味です。

13:最強を意味する「勇猛無比」

「勇猛無比(ゆうもうむひ)」は、ほかに比べる者がいないほど強く、勇敢で猛々しい様を表す四字熟語です。

14:絶対勝者の「百戦百勝」

全ての勝負で必ず勝つという意味の「百戦百勝(ひゃくせんひゃくしょう)」。目標に掲げるにはふさわしい四字熟語です。

よく似た言葉の「百戦錬磨(ひゃくせんれんま)」は、何度も勝負して、その度に鍛え上げられることを表しています。こちらもスポーツマンにはおすすめのかっこいい四字熟語です。

15:目標を見失わない「万里一空」

「万里一空(ばんりいっくう)」は、剣豪宮本武蔵が記した『五輪の書』にある一節が由来です。

どこまで行っても空は一つであることから、何があっても動揺することなく冷静でいる精神的境地の悟りを示しています。転じて、目標を見失わず、たゆまぬ努力をすることを意味するようになりました。多くのアスリートや著名人が座右の銘にしている四字熟語です。

座右の銘のおすすめ四字熟語!【漢字がかっこいい】10選

中身も大事だけど見た目も大事という人には、漢字がかっこいい四字熟語がおすすめです。難しい漢字をスラスラ書けたらそれだけでも株が上がります。達筆を額装して壁に飾るのもいいですね。

一般に龍や虎の漢字が入った四字熟語は、意味も見た目もかっこいいと感じる人が多いようです。字画が少なくても、風や空といった自然を表す言葉をかっこいいと感じる人も少なくありません。

漢字のかっこよさは主観にもよるので、好きな字が入った四字熟語を探してみるのもいいですよ。かっこいい座右の銘がきっと見つかります。

1:いつか大成する「伏龍鳳雛」

秘めた才能を持ち、機会をうかがっているという意味の「伏龍鳳雛(ふくりょうほうすう」は、将来出世する若者を指します。「臥龍鳳雛(がりょうほうすう)」ともいいます。まだチャンスに恵まれていないだけで、いずれ世に認められるという意味です。

2:この世でただ一人最高の「国士無双」

「国士」は国を背負って立つ人物、「無双」は比べるものがないことを意味します。「国士無双(こくしむそう)」は、世の中に誰も比べる者がいないほど偉大な人物という意味です。これ以上ないほどの高い目標を持つ人におすすめのかっこいい四字熟語です。

3:頂上決戦の「龍騰虎闘」

龍と虎のような、二大王者の対決を意味する「龍騰虎闘(りゅうとうことう)」は、実力が互角の者同士の緊迫した闘いを表します。「竜攘虎搏(りゅうじょうこはく)」や、「龍虎相搏(りゅうこあいうつ)」も同じ意味です。

共にナンバーワン目指す好敵手がいる人におすすめの四字熟語です。

4:無であって全てである「色即是空」

「色即是空(しきそくぜくう)、空即是色(くうそくぜしき)」と続く般若心経が出典です。この世の現象は全て無であり所詮空しいものだという仏教の教えです。

5:朝日が勢いよく昇る「旭日昇天」

「雲外蒼天」とセットで使われることも多い「旭日昇天(きょくじつしょうてん)」。「旭日」は朝日のことです。朝日が昇るように勢いよく高みへと昇ることを意味しています。

6:豪快で優れた「豪宕俊逸」

物事にこだわらない豪胆さとずば抜けた才能をあわせ持つことを意味する「豪宕俊逸(ごうとうしゅんいつ)」。心が広く、能力の高い人物を指します。

7:慎重に行動する「隠忍自重」

「隠忍自重(いんにんじちょう)」は、自分を律して軽々しい行いをしないという意味です。「隠忍」には耐えるという意味もあり、苦しみに耐えて自暴自棄にならないという戒めでもあります。

8:血気盛んな「獅子奮迅」

ライオンが暴れまわるように勇ましく、猛々しく行動することを意味する「獅子粉塵(ししふんじん)」。疲れを知らず、猛烈な勢いで活動する様を示しています。熱血タイプの人におすすめの四字熟語です。

9:完璧の語源「完璧帰趙」

「壁(へき)を完(まっとう)して趙に帰る」の「完璧帰趙(かんぺききちょう)」は、完全無欠を意味する完璧の語源になった言葉です。出典は『史記』です。

10:キリッとして清々しい「英姿颯爽」

「英姿颯爽(えいしさっそう)」は、「眉目秀麗(びもくしゅうれい)」と同義で、姿形の麗しい様を表します。「眉目秀麗」が目鼻立ちの美しさに重きを置くのに対し、「英姿颯爽」は立ち姿や立ち居振る舞いが堂々として立派なことを指しています。

四字熟語は座右の銘に最適

いつも意識の根底にあり、自分の人生の指針となる座右の銘。心掛けや心構え、自分ルール、モットーと言ってもいいでしょう。座右の銘には名言や格言、諺なども使われます。偉業をなした先人の、経験を踏まえた名言には、深く納得させられるものが少なくありません。

ただ、名言は他人の言葉なので、よほどよく知られた有名な名言以外は意味を履き違えたり、ほかの人に理解されにくかったりする場合があります。覚えきれないほど長い名言も、座右の銘にするのは難しいでしょう。

四字熟語には、さまざまな意味の言葉があります。一人ひとりに合った四字熟語がきっと見つかるはずです。簡潔で含蓄に富み、リズムがいいのもおすすめの理由の一つです。

名言、格言、諺から座右の銘を選ぶのもいいですが、四字熟語を紐解いてみると、いがいといい言葉が見つかるかも知れませんよ。

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