ペットボトルのサイズ・大きさ・直径!500mlや2Lなど種類別の容量や高さも紹介

飲料に調味料にと、日常生活で目にしない日はないぺットボトル。サイズも容量もいろいろありますが、ペットボトルの種類がどれくらいあるか知っていますか?小さいサイズから特大サイズまで、知っていそうで意外と知らないペットボトルについて解説します。

ペットボトルのサイズ・大きさ・直径!500mlや2Lなど種類別の容量や高さも紹介のイメージ

目次

  1. 1ペットボトルのサイズや重さは全て同じなの?
  2. 2ペットボトルとは
  3. 3ペットボトルの用途別の種類
  4. 4ペットボトル容器のサイズ・寸法の種類
  5. 5ペットボトルを箱買いした時のサイズ
  6. 6ペットボトルのサイズに関するよくある質問
  7. 7不要になったペットボトルのおすすめ活用方法
  8. 8ペットボトルは面白い

ペットボトルのサイズや重さは全て同じなの?

飲料や調味料の容器として、当たり前のように使われているペットボトルですが、その歴史はそれほど古いものではありません。スーパーやコンビニエンスストアの商品棚にずらっと並んでいる、500mlサイズのペットボトルが売り出されたのは、1996年のことです。

今となっては、500ml以下のサイズが存在しなかった頃が想像できないくらい、ペットボトルはいろいろなサイズが登場しています。ペットボトルの形やデザインもさまざまで、実にバラエティに富んでいます。

ところで、日常生活のそこここで活躍しているペットボトルですが、サイズや重さなどに規定はあるのでしょうか?あらためて聞かれると首をかしげる人も多いでしょう。

そこで、身近な存在でありながら、実は知らないことも多いペットボトルについて、ご紹介します。ペットボトルの豆知識や再利用方法など、知っておくと役に立つかもしれません。

ペットボトルとは

ペットボトルは、 ポリエチレンテレフタラート (PET)というプラスティックの一種で作られた容器で、polyethylene terephthalate bottleの略です。

ポリエチレンテレフタラートは、細くのばせば糸に、薄くすればフィルムに、膨らませればボトルになる、大変便利な素材です。アメリカでは原材料による区別はなく、ペットボトルも含め、プラスティック素材の容器は全てプラスティックボトルと呼ばれます。

日本では、ペットボトルにはプラスティックマークに加えてペットボトルマークが表示されているのでペットボトルかどうかは一目でわかります。

ペットボトルの用途別の種類

ペットボトルは、用途別に大きく3つの種類の分けることができます。それぞれに特徴があるので、空のペットボトルの形や口を見るだけで、どのタイプのペットボトルかがわかります。

炭酸飲料用

炭酸飲料用のペットボトルは、円柱や丸を組み合わせた曲線フォルムが特徴で、底はペタロイドと呼ばれる花弁状になっています。これは、炭酸の内圧に耐えるためで、炭酸飲料用ペットボトルは「耐圧用ペットボトル」と呼ばれます。ボトルは厚手でしっかりとしています。

低温充填する炭酸飲料のペットボトルの口は、透明ですが、果汁入り炭酸飲料は、充填密閉後、熱湯シャワーで殺菌するため耐熱耐圧になっており、口は白です。

ホットドリンク用

ホットドリンク用ペットボトルは、500mlサイズより小さい、280ml~350mlサイズです。これは、冷める前に飲み切れる量という点を考慮してのことです。一般的なペットボトルは熱に弱く、75℃前後で変形してしまうため、そのままではホットドリンク用には使えません。

ホットドリンク用のペットボトルは、普通のペットボトルとの混同を避けるため、蓋がオレンジ色になっているのが特徴です。

無菌用

お茶やコーヒー、果汁などの非炭酸系の飲料は、無菌充填、もしくはホット充填します。無菌用ペットボトルは、ペットボトルとキャップ、中身を別々に殺菌して、無菌ルームで中身を常温充填します。ペットボトルの口は透明です。

ホット充填には耐熱用ペットボトルを用い、83℃~91℃に加熱した中身をペットボトルに詰め、蓋をして密封し冷却します。側面や底は、冷却後の負圧に耐えるように「減圧吸収パネル」という凹凸に加工されています。ペットボトルの口は白です。

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ペットボトル容器のサイズ・寸法の種類

いろいろあるペットボトルですが、サイズや重さなどについてまとめてみましょう。主な用途についてもご紹介します。

280ml~350mlの場合

500mlサイズでは多すぎる、食事の時の水分補給に、というときにぴったりなのが280ml~350mlのペットボトルです。寒い季節にありがたい、ホットドリンク用はこの280ml~350mlサイズです。

500mlサイズよりは割高ですが、飲み残しを持ち歩きたくないときには便利です。ホットで売られているオレンジのキャップのペットボトル以外にも、最近はキャップを外して電子レンジで加熱できるタイプもあります。

ホットドリンク用はボトルが厚めでしっかりしているので、若干重めです。
 

直径 約62mm
高さ 約150mm
重さ 約32g
容量 280ml~35

500mlの場合

一人用ペットボトルとして、もっともよく利用されるのが、500mlサイズのペットボトルです。内容量は470mlや490ml、500mlなどメーカーによってさまざまです。スタイルも、スリムなものからずんぐりした物までいろいろです。

炭酸飲料やお茶や紅茶、無果汁飲料、果汁飲料、スポーツドリンク、ミネラルウォーターなど、あらゆる種類の飲料に用いられています。最近は、550mlや600mlの大き目サイズも売られています。

無菌充填用のペットボトルは、ボトルを薄めに作ることができるので、平均より軽いタイプもあります。
 

直径 約67mm
高さ 約210mm
重さ 約30g
容量 500ml

1Lの場合

ペットボトルは、1977年、醤油メーカーの「キッコーマン」が醤油を入れて売り出したのが最初です。今でも醤油やみりんなど、調味料のボトルに1Lサイズのペットボトルが使われています。

飲料用では、冷蔵庫の扉のポケットにすっぽりと納まる四角いサイズのお茶や果汁飲料などがあります。アイスコーヒーや、野菜ジュース、果汁飲料などは、720ml~900mlサイズのペットボトルが主流です。
 

直径 約85mm
高さ 約265mm
重さ 約75g
容量 約1L

1.5Lの場合

お茶やミネラルウォーター以外の飲料は、1.5Lの大容量のペットボトルが利用されることが多いです。大人数で分けて飲むのにちょうどいい大きさで、350mlサイズや500mlサイズのものよりかなり割安です。

一般的に炭酸飲料には丸いペットボトルが、それ以外には角型のペットボトルが使われます。

開封後は雑菌が繁殖しやすくなっているので、残った場合はきちんと蓋をして冷蔵庫で保管します。腐敗の原因になるので、ボトルに直接口をつけて飲まないようにしましょう。
 

直径 約85mm
高さ 約310mm
重さ 約55g
容量 1.5L

2Lの場合

無菌用のペットボトルは、常温で充填し、炭酸によるガス圧も無いことから、薄くて軽く作ることができるます。そのため、2Lの無菌用ペットボトルは、お茶やミネラルウォーターによく用いられます。口が透明なのに簡単につぶせるほど柔らかいのが特徴です。

軟らかいボトルでありながら、持ち運んだり中身を注いだりするときにつぶれないように、ペットボトルの側面に複雑な溝や曲線が刻まれています。2Lサイズのペットボトルには、耐熱タイプもあり、そちらは口が白く、ボトルは厚くてしっかりとしています。

ペットボトルの高さは1.5Lのものと変わりません。日本では2Lサイズのペットボトル入り炭酸飲料はめったに見かけませんので、ほとんどの場合、2Lサイズのペットボトルは角型です。
 

直径 約105mm
高さ 約310mm
重さ 約50g
容量 2L

4L~5Lの場合

主に焼酎やウィスキーなどのアルコール類に用いられるのが、4L~5Lの特大のペットボトルです。業務用の調味料や洗剤などにも使われる場合があります。
 

直径 155mm
高さ 370mm
重さ  
容量 4L~5L

ペットボトルを箱買いした時のサイズ

災害時の備品やパーティの準備などで、ペットボトルを箱で購入する場合もありますが、どのくらいのスペースが必要かわかっていないと収納にあたふたすることになります。

箱買いする機会が多いのは、500mlサイズ、1.5Lサイズ、2Lサイズのペットボトルです。それぞれのサイズのペットボトルを購入した場合の箱のサイズはこちらです。ただし、ペットボトルの形状によって、外箱の大きさは若干違ってきます。

ここでは一般的な飲料の箱のサイズを記してあります。ペットボトルを箱買いする際の参考にしてください。

500mlで24本入りの場合

500mlサイズのペットボトルを箱買いする場合、24本入りです。500mlの「伊藤園おーいお茶」を24本箱買いした場合、縦詰めで、高さ228mm×幅(6本)408mm×奥行き(4本)270mmになります。

1.5Lで8本入りの場合

1.5Lのペットボトルを箱で購入すると、8本入りです。1.5Lサイズのペットボトル入り飲料は炭酸飲料が多いので、ペットボトルの形状は円柱などの角のないフォルムが基本です。

1.5Lの「サントリーC.Cレモン」を8本箱買いした場合、縦詰めで、高さ316mm×幅(2本)188mm×奥行き(4本)374mmになります。

2Lで6本入りの場合

2Lサイズのペットボトルを箱買いする場合、6本入りです。2Lサイズの「コカ・コーラ綾鷹」を6本箱買いした場合、縦詰めで、高さ320mm×幅(3本)332mm×奥行き(2本)187mmになります。

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ペットボトルのサイズに関するよくある質問

ペットボトルには、本当にたくさんのサイズや種類があります。そこで、ペットボトルのサイズについて、よくある疑問をまとめてみました。

これを読めば、ペットボトル博士になれるかもしれません。

サイズに決まりはあるの?

商品にはさまざまな決まりや規格があることが多いのですが、ペットボトルのサイズには決まりはありません。もともと加工がしやすいことが最大のメリットであるペットボトルなので、サイズやデザインは千差万別です。

一般的に目につきやすい飲料用のペットボトルは、下は280mlから上は2L(アルコールは除く)ですが、例えば飲むヨーグルトで112ml入り、130ml入りというサイズもあります。

飲料用ではありませんが、ドレッシングや焼き肉のたれでは、150ml入り、190ml入り、200ml入りというサイズもあります。

キャップや飲み口のサイズは?

ボトルサイズには規定がないペットボトルですが、キャップのサイズは280mlから2Lまでほぼ統一されています。1990年代の初めまでは、ペットボトルのキャップは35mmの広口でしたが、飲みにくいことと、経費削減のため、28mmに統一されることになりました。

現在では、経費をかけずに広口のキャップを作ることができるようになったため、一部の商品では28mmではないサイズのキャップが採用されています。

また、ペットボトルのキャップについては国際基準はないため、海外からの輸入品は、日本のペットボトルとは異なるサイズのキャップであることも多いです。

ラベルのサイズは

ペットボトルのラベルサイズは、デザインによって様々です。全体をカバーするフルデザインだと、500mlサイズのl角型ペットボトルの場合、234mm×160mm、ハーフサイズだと234mm×76mm、ミドルサイズは234mm×118mmになります。

ラベルには、商品の名称、原材料、栄養成分、リサイクルマーク、プラマークなど記載義務があるので、もしオリジナルラベルを作る場合は十分注意してください。

不要になったペットボトルのおすすめ活用方法

飲料を飲み終わった後のペットボトルにもいろいろと使い道があります。不要になったペットボトルのおすすめの活用方法をご紹介します。

お米の保存

お米は生鮮食料品です。温度管理はとても大事です。とくに湿度が高く、気温も高い夏場は、冷蔵庫での保存がおすすめです。そんなときに便利なのがペットボトルです。

きれいに洗って良く乾かしたペットボトルにお米を入れて、冷蔵庫に保存しておけば、お米を新鮮で美味しいまま保存できます。

そして、500mlのペットボトルにはぴったり3号のお米が保存できます。500mlのペットボトルにお米を入れておけば、軽量カップがなくても大丈夫。キャンプにもぴったりです。

ミニ家庭菜園に

使い終わったペットボトルで、ハーブやミニトマトなど、育てやすく使いやすい植物を育てるのもおすすめです。ペットボトルは軽いので、壁に掛けたり、吊るしたりしても使えます。

使用するペットボトルは、2Lサイズの厚手でしっかりしたタイプのものが最適です。水耕栽培で育つ植物やハーブは、ペットボトルの蜂でも順調に育つので、庭がなくてガーデニングや家庭菜園を諦めていた人にもおすすめです。

ペットボトルは面白い

身近にあるのに知らないことも多いペットボトル。リサイクルで再生利用も活発になってきています。サイズもデザインも豊富なペットボトルはアイディア次第でいくらでも有効に活用できます。

ペットボトルのキャップのサイズは7.5nl。大さじ1/2です。このように、何かと便利なペットボトル。すぐに捨ててしまうのはもったいないです。

いろいろなサイズのペットボトルの特徴を生かして、生活をもっと豊かにしてみませんか?

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